価値が高い七大宝石|種類別の特徴や高く売るポイントも徹底解説

宝石といえば買う時は高いけど、売るときは安くなってしまうという話を聞いたことはないでしょうか。 たしかに一昔前までは多くの宝石が採掘出来たこともあり、そこまで質の良くない宝石は二束三文で買い取られていました。 またインターネットが普及する前までは、宝石の情報を一般の方が知ることがほぼ出来なかったこともあり、相場を知らない方は買取店で提示されていた金額で売却していました。 

しかし、現在では気軽に宝石に関しての情報を得られることや買取店が増えてこともあってか、自然と価格競争になることから高値で売れる時代になりました。 

本記事では、4大宝石今注目の3つの宝石高値で売るためのお店選びの方法とコツについてご紹介していきます。 また、お手持ちの宝石の価値について気になる方は、こちらの宝石買取実績のページもぜひご覧ください。  

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宝石の買取金額が上昇中!需要が高まっている2つの要素とは

ここ数十年で、宝石の買取価格が上昇していることをご存じでしょうか?冒頭にもある様に、宝石が高値で売れる時代となってきました。それではなぜ価格が高騰してきているのでしょうか。

ここでは、宝石の需要が高まった理由について解説していきます。

宝石が枯渇してきているので需要が高まっている

宝石は長い年月をかけて地球の内部で作られるものです。例えばダイヤモンドであれば1.5億年以上もの年月を経てこの世に誕生します。ジュエリーを身に着ける文化は、今から3000年ほど前から存在しているといわれており、綺麗なものは高値で売れることもあってか、世界中の鉱山から多くの宝石が採掘されました。

その結果、現在は世界規模で希少価値の高い宝石が枯渇してきています。そのため現在販売されている宝石の多くは、30~50年前に使われていたリングやネックレスなどの宝石を再利用して販売されるほどです。

あなたが持っている宝石も、実は何百年も昔に採掘されてものかもしれませんね。 

投資として所持する人が増え始めている

前述でもご紹介した通り、世界規模で良質な宝石は取れなくなっています。それに目を付けた投資家たちは今より価値が上がってしまう前に投資目的として購入します。なぜ金や時計ではなく宝石なのかというと、宝石はメンテナンスが不要。さらに、高値になる種類や産地、品質などを抑えて購入すれば“手堅い投資”となるからです。

例えば、最高品質のコロンビア産のエメラルド2カラットの場合、10年前の小売りは500万円程度で購入できたのですが、現在は1,000万円程と、価格が2倍に上がりました。エメラルドはダイヤモンドに比べると流通量は1/20程度しかなく、高品質な石は採掘しきってしまったこともあり、価値が上がることはあっても下がることはありません。

また、宝石は丁寧に扱えばバッグや洋服のように品質が損なわれることが少ないので、新品と中古の価格差がほとんどありません。そのことから、日常的にジュエリーとして楽しみつつも投資目的として所持できるため、現物投資のひとつとして注目を集めています。


【宝石別】高値で売れる宝石と特徴 

宝石の数は200種類以上あり、主に流通されている数は30種類程度です。その30種類の宝石すべてに価値があるわけではなく、中には価値がゼロというものもあります。

ダイヤモンドを除いた宝石は、産地によって査定額は大きく変わりますので、もし鑑定書・鑑別書をお持ちであれば確認してみてください。ちなみに、鑑定書・鑑別書に産地が記載されているのは海外で発行されたもので、国内のものは記載がありません。

もしも鑑定書・鑑別書がなくても、プロの査定士は宝石の色合いによって大体の産地を判別することができます。なので、もし宝石の産地や価値がわからず売るのをためらっている方は、店頭に持ち込んでみて聞いてみるのもいいでしょう。それでは、ここからは4大宝石と希少価値の高い3つの宝石について紹介していきます。

【4大宝石】

  • ダイヤモンド
  • エメラルド
  • ルビー
  • サファイア

【希少価値の高い宝石】

  • アレキサンドライト
  • パライバトルマリン
  • タンザナイト

以下では、さらに詳細な特徴と買取金額の事例を交えて解説しています。お手元の宝石とぜひ見比べてみてください。

(無色)ダイヤモンド 

宝石の代表でもあるダイヤモンドは地球上で最も硬い鉱物。そのため、採掘や加工に多額の費用がかかることから、他の宝石に比べると高値で取引されています。
全てのダイヤモンドが高いわけではなく、石の色や質によって同じサイズのダイヤでも5万円~100万円以上の価格差があります。
ここからは価値のあるダイヤモンドの違いについてご紹介していきます。

4Cの基準が高く、ラウンドブリリアンカットが高い

ダイヤモンドのクラリティグレード

ダイヤモンドのカラーグレード

ダイヤモンドのカットグレード

ダイヤモンドは4Cと呼ばれる評価基準で価値が決まってきます。 

4Cとは

  • Carat ~カラット~(重さ) 
  • Clarity ~クラリティ~(透明度) 
  • Color ~カラー~(色)
  • Cut ~カット~(形や仕上げ) 

上記、それぞれの頭文字のCから取った名前で、評価が高いものほど高値になります。 またダイヤモンドのカットは30種類ほどあり、主に流通しているのは下記の10種類です。 

ダイヤモンドの主な種類

出典:laurenbjewelry.com

この中で一番高値になるのは、左上にある定番のラウンドブリリアンカットです。 ダイヤモンドが最も綺麗に輝く形状ということと、リングやネックレスへの再加工がしやすい形ということもあり、高値で売却することができます。 

ダイヤモンドは基本的に無色透明であればあるほど価値があるといわれ、黄色みがかっているものは安くなります。 

ただし黄色味がかなり強いものはイエローダイヤモンドという、別名「ファンシーカラーダイヤモンドといわれます。 黄色以外にもピンクになっているものをピンクダイヤモンド、他にはブルーやグリーンといったカラーダイヤモンドもあります。 

ファンシーカラーダイヤモンドは、流通しているダイヤモンドの0.01%未満ほどしか出回っていないので、もしお持ちであれば高価買取にかなり期待できます! 

また滅多に採れないこともあって、投資目的として所持される方も増えてきています。 例えば同じサイズのラウンドブリリアンカットでも、4Cの評価によって買取金額は100万近く変わることもあります。 

買取事例

事例①
Carat ~カラット~1.0ct
Clarity ~クラリティ~IF
Color ~カラー~D
Cut ~カット~Excellent
査定金額110万円
事例②
Carat ~カラット~1.0ct
Clarity ~クラリティ~VS1
Color ~カラー~H
Cut ~カット~Verrygood
査定金額50万円
事例③
Carat ~カラット~1.0ct
Clarity ~クラリティ~I1
Color ~カラー~J
Cut ~カット~Fair
査定金額5万円

4Cの評価でダイヤモンドの価格がすべて決まるわけではありません。その他のさまざまな要素(産出国や品質を保証している機関など)が考慮されて査定額として出てきます。 

ダイヤモンドの買取を検討されている方やおよその買取相場を知りたい方は、下記ページをご覧ください。

>>ダイヤモンドの最新買取相場はこちらをチェック!

(緑色)エメラルド

ダイヤモンドに次ぐ高い人気を誇るエメラルドは、鮮やかな緑色が特徴の宝石。
内包物(インクルージョン)が多い宝石で、光に透かすと草や木々が生えている庭のようにみ見えることから「天国の庭が見える石」と呼ばれています。

コロンビア産が高い

エメラルドは主にコロンビアやブラジル、ザンビアなどの鉱山で採掘され、その中でもコロンビアで採れるエメラルドの質は高く、世界の60%以上の産出量を占めています。コロンビア産の特徴は、他の産地で採れたエメラルドに比べると内包物(インクルージョン)が少なく、色が濃くて透き通っています。 

さらに他の産地では見られない、「三相インクルージョン」と呼ばれる個体が存在します。 通常宝石の内包物は液体(水分)気体(気泡)の2つです。 しかしコロンビアで採れたものは液体と気体に加え、個体(塩)の3つの内包物が見えるのが最大の特徴です。

なぜ他の産地にない個体(塩)が内包されているのかというと、30億年前のコロンビアは海の中にあり、その時に塩の結晶が内包されたことで、珍しいインクルージョンのエメラルドが誕生しました。

もしお手元に鑑別書があれば、コロンビア産の三相インクルージョンなのか確認してみてください。国内で発行された鑑別書には産地の記載がありませんが、三相包有物と書かれていれば価値あるコロンビア産のエメラルドなのでぜひ確認してみてください。

そしてさらにその中でもムゾー鉱山で採れたエメラルドは、通常のものに比べると深みのある緑色で、柔らかな風合いがあることから希少価値が高く、査定額は高くなります。 

買取事例

エメラルドは内包物が少なく色濃いものが高値になり、色があまりにも薄いものや、インクルージョンがあまりのも多すぎるものは安くなります。 例えばコロンビア産以外で、色が薄くインクルージョンがたくさんあるものだと、10カラットほどある大きなエメラルドでも買取は30万円程にしかなりません。 

逆にコロンビア産で色が濃く内包物が少ない5カラットのものだと、200万円以上の値がつきます。 またエメラルドは他の宝石に比べると硬度が低く、少しの衝撃や急激な温度変化によって割れや欠けが起きやすい宝石です。 

表面に傷や欠けがあると査定額が30万円以上落ちてしまうこともあるので、取り扱いには十分に注意してください。 

エメラルドの参考買取価格

上記の買取価格はあくまで目安であり、状態によって価格は上下します。エメラルドの詳しい買取情報についてもっと知りたい方は、下記ページを参考にしてみてください。

>>エメラルドの詳しい買取情報が気になる方はこちら!

(赤色)ルビー

赤色が特徴のルビーは女性から支持されるされることが多い宝石のひとつ。4大宝石の一つとして古来より重宝されてきたこともあり、時にはダイヤモンドよりも貴重とされていました。 主な産地はミャンマー(ビルマ)やタイ、スリランカのアジア諸国で採掘され、産地によって特徴が異なります。

実はルビーとサファイアは同じコランダムと呼ばれる同一の鉱物で、含まれる不純物の違いによって発色が赤になるのか青になるのか変わってきます。

基本的にルビーの原石で発色の良いものや透明感のあるものは少なく、それぞれの良さを引き出すために大半が加熱処理を行っています。加熱処理が行われているから「天然のルビーではない」と言われることも多いですが、それは誤った情報です。

加熱処理を施さなくても鮮やで透明感のあるもの採れますが、流通しているルビー全体の5%以下なので、その希少性から価値は非常に高くなっています。

鮮血のように濃い色のピジョンブラッドは高い

価値あるルビーの特徴として、ピジョンブラッドと呼ばれる鳩の鮮血のように真っ赤で透明感のあるものは、流通量が少ないことから非常に高値で取引されています。ピジョンブラッドはミャンマー(ビルマ)で多く採掘されていましたが、現在は枯渇しており質の良いルビーはほとんど出回ることがなくなりました。

買取事例 

ルビーも他の宝石同様、深みのある色と透明感の強いものに価値があります。ただ写真の一番右のルビーのように、あまりにも深い赤色の場合は黒味も混ざっていることもあり、価値は高くありません。

高いのは一番左のような透明感と深い色のバランスが取れたルビーです。もし10カラット以上のサイズであれば、300~450万円ほどの値段になります。

ルビーの参考買取価格

希少性の高いルビーは買取市場でも大人気で、高値で取引されやすい宝石のひとつです。ルビーの買取を検討されている方や最新の買取相場が気になる方は、以下ページをご参考に検討するといいでしょう。

>>ルビーの最新買取相場はこちらをチェック!

(青色)サファイア

4大宝石で最後に紹介するのは、神秘的な青色が特徴のサファイアです。ルビーと同じ鉱物で、赤色がルビーでそれ以外をサファイアと呼びます。

なのでサファイアはブルーだけではなく、ピンクや緑、オレンジなども存在し、それらはファンシーカラーサファイアと分類されます。その中でもスリランカで採れるパパラチアサファイアという、オレンジとピンクの中間色の宝石が滅多にとれないことから、ファンシーカラーサファイアの中では非常に価値が高いです。 

ビルマ産やカシミール産が高い

サファイアが最も採掘されるのはオーストラリアですが、価値ある宝石と認定されているのは、ミャンマー(ビルマ)で採れたものです。ビルマで採れたサファイアは熱処理を行わなくてもいいほど発色がよく、透明感のある美しさが特徴なので、市場では高値で取引されています。 

他にはカシミール産のサファイアも非常に価値が高いです。カシミール産のサファイアは全体の1/500ほどしか流通しておらず、1800年代後半に発見された以降、多く採掘してしまったことから、現在はほとんど採ることができなくなってしまいました。

そのことから現在流通しているカシミール産のサファイアは、当時採れたものをリユースしたものが一般的です。 

買取事例  

サファイアも他の宝石同様、色が濃くて透明感のある石が高値で売ることができます。
上記が画像であれば、一番左のロイヤルブルーと呼ばれる色合いのサファイアが最も高く、値段もしっかりとつきます。

サファイアはダイヤモンドの次に硬度が高いのですが、傷や欠けが入ってしまうと大幅に査定額が下がってしますので、取り扱いに注意してください。

サファイアの参考買取価格

サファイアの買取相場や弊社の買取実績を知りたい方は、こちらのサファイアの買取詳細ページをご参考にしてください。

(緑←→赤)アレキサンドライト

ここからは、希少価値の高い宝石を紹介していきます。アレキサンドライトは、1830年に発見された宝石の中では比較的に歴史が浅く、日中と夜に見える色が違うことから二面性の魅力があるといわれています。 

太陽の下では青みがかった緑色で、夜のロウソクの火で灯すと赤紫色に見える特殊な宝石です。 色が変わることを変色効果といい、変色が強ければ強いほど希少価値が高くなっています。 

1カラット以上のブラジル産が高い 

アレキサンドライトの主な産地はスリランカやブラジル、ロシアです。 スリランカは大きな石が採れるのですが、変色効果があまりないことから高値にはなりません。 ロシア産も色味が良いことから高値になるのですが、最も高値になるのはブラジルで採れたものです。 

ブラジルでは上質なアレキサンドライトが枯渇してきていることもあり、1カラット以上のサイズのものは非常に高値で取引されます。  

買取事例  

アレキサンドライトは0.3カラット以下のものは比較的流通量が多いことから、あまり高く買取することができません。 変色性が強く、内包物が少ないものが高値になります。 

他の宝石は色濃いものが高値になる傾向ですが、アレキサンドライトは色の濃淡よりも明暗の方が重要です。 上記写真であれば、一番左のような暗すぎず、明るすぎない中間の明度のものが高値になります。 

とはいえぱっと見では分かりにくいものが多いので、アレキサンドライトの買取でお悩みのことがあれば下記ページをご参考にしてください。

>>アレキサンドライトの詳しい買取情報はこちらをチェック!

アレキサンドライトの参考買取価格

(ネオンブルー)パライバトルマリン

今回紹介する宝石の中で最も歴史が浅いパライバトルマリンは、1987年に発見されたまだ30年ほどしか歴史がありません。1990〜1991年の間に良質なものが大量に採掘されてしまったこともあり、現在はほとんど採れなくなってしまいました。

産地が少なく、希少性と他の宝石にはない色味が相まって、カラットあたりの相場はダイヤモンドよりも高く、近年の宝石業界の中で最も熱い宝石の1つです。また、TBS放送の『マツコの知らない世界』でも、世界三大稀少石として紹介されたこともあり、今最も熱い宝石といっても過言ではありません。

ブラジル産のネオンブルーは高い

パライバトルマリンは青や緑に発色するのが特徴で、人気があるのが青色です。鮮やかなネオンブルーは、他の宝石にはない輝きを放つことから、非常に高値で取引されています。

パライバトルマリンは採掘される鉱山が少なく、ブラジルとアフリカの一部だけです。最も良質なものが採れるのがブラジルで採れたもので、アフリカで採れるパライバトルマリンに比べると発色が比べ物にならないほど鮮やかで綺麗です。 このパライバトルマリンは、世界的に枯渇しているので高値で売ることができます。

買取事例 

パライバトルマリンは他の宝石同様インクルージョンが多い宝石ではありますが、流通量が少ないことから査定額は大きく影響を受けません。重要なのはです。緑味が少なく色が濃過ぎず薄すぎない、一番左のような蛍光性の強いネオンブルーは非常に高いです。

宝石業界でもホットなパライバトルマリンの買取なら、宝石の買取に精通している「ブラリバ」がおすすめです。ブラリバでのパライバトルマリンの買取実績や詳しい買取情報などが気になる方は、下記ページをチェックしてください!

>>パライバトルマリンの最新買取実績はこちら!

パライバトルマリンの参考買取価格   

(青紫色)タンザナイト

タンザナイトは1967年に発見されたゾイサイトの変種で、青紫色が特徴の宝石です。産地はタンザニアの鉱山のみで、名前の通り地名からタンザナイトと名付けられました。

タンザナイトの名前の由来は、世界的にも有名はハイジュエリーブランドのティファニーが名付けたことは有名な話です。当時サファイアのような綺麗なゾイサイトをティファニーが販売展開を考え、タンザニアの夜をコンセプトにタンザナイトと名づけ、世に広まりました。 

色が濃く変色性が強いものは高い

タンザナイトは角度によって無色や濃い青、紫に見える、多色性の一面をもつ宝石です。 発見当初は変色性の少ない石が高値で取引されていましたが、現在は色が濃くて変色性の強いものが高くなっています。

他には彩度が高く、明度は中間くらいのものが評価は高くなります。

買取事例

市場に出回るタンザナイトの中には希に加熱処理が行われていないものがありますが、現在の宝石鑑定機関では熱処理の有無を鑑定できないため金額差はありません。上記写真の一番左のように、色が濃く彩度も高いものが高値になります。

 タンザナイトは他の宝石に比べると硬度が低く、欠けやヒビが入りやすくなっていることから、取り扱いは十分に注意してくだい。そのほかタンザナイトの買取についてご不明点がある方は、下記ページをご参考にしてみてください。

>>タンザナイトの詳しい買取情報についてはこちら!

タンザナイトの参考買取価格   


正しい価値で買い取ってくれるお店の特徴3選

価値のある宝石がどういったものかは分かっていただけたと思いますが、お店選びを間違ってしまうと安い金額で売ってしまうことにも繋がります。良いお店選びは事前の下調べで簡単に確認することができます。

それでは宝石を正しい価値で買取してくれるお店の特徴についてご紹介していきます。 

有資格者が在籍している

ダイヤモンドではなく色のついている宝石は、貴金属やダイヤのようにレートや相場が決まっていないので、宝石の価値が分かる査定士でないと適切な値段が提示できません。価値が分からないお店の場合、宝石の値段は0円で、リングやネックレスなどの貴金属部分のみの査定額ということもありえます。

そうならないためにも、宝石鑑定の資格を取得している査定士が在籍する買取店にお願いしましょう。有名な資格はGIAやFGAといった宝石学会が認定したものです。

これらは取得するまでに26週間の受講と、200万円の費用が必要なので、実際に有資格者が在籍しているお店は多くありません。なので、査定に出す前に買取店のホームページを確認しておくと良いでしょう。

貴金属の買取価格を公表している

宝石を高く買ってくれるお店選びは非常に重要ですが、それを支える金やプラチナの値段もしっかりとつけてくれるお店を選ぶのがベストです。貴金属はどこのお店に持って行っても、公表されている買取価格で買い取ってくれるわけではありません。

町の小さな買取店やフランチャイズ展開を行っているお店は、必ずといっていいほど手数料を取ったり、グラムをごまかしたりと、あなたの足元を見た査定額になりがちです。宝石の土台部分も高く買い取ってもらうためには、本日の貴金属の買取価格を公表しているお店を選んでください。

宝石や貴金属を高値で買い取ってくれるお店のホームページには必ず掲載されているので、査定をお願いする前に確認しておきましょう。

目の前で査定してくれてひとつづつ値段提示してくれる

宝石の価値をわかっている査定士の場合、目の前でジュエリーの重さを測り、石の評価を見極め、価格を提示してくれます。しかし知識が乏しい査定士の場合、自分の判断で宝石に値段をつけることができないので、宝石を一旦裏に下げてから値段の提示となります。

裏に下げても宝石を鑑定できる査定士がほかにいればいいですが、大体は本社に写真や映像を送って判断してもらっています。何十倍も拡大して遠隔でも確認することはできますが、宝石特有の艶や照りは画面越しでは判断できません。 そうなると安パイな査定額となります。

接客ブースに置けないようなX線検査機器や、特殊な機材を使用しないといけない場合は仕方ありませんが、目の前で査定してくれないお店の価格はあまり期待できません。なので、売却は行わず提示された査定額は参考程度にしておきましょう。 


高値で売る為にしておく4つのこと

最後は宝石を高値で売るためにしておく4つことについてご紹介いたします。これを実践するのとしないとでは、査定額が大きく変わってくるので、ぜひご参考になさってください。 

鑑定書・鑑別書があれば必ず持っていく

鑑定書はダイヤモンドのグレードが記載されており、鑑別書はダイヤを含む宝石の種類や産地、加工処理の方法が明記されています。鑑定書・鑑別所があることで、その宝石の証明が安易にできるため持っているのであれば必ず持っていくことをおすすめいたします。

証明書はなくても買取は可能ですが、お持ちであれば必ず持っていきましょう。

できる限り洗浄しておく

宝石は皮脂やホコリが吸着しやすい性質を持っているため、短い時間の着用でくすんでしまったり、輝きを失ってしまいます。宝石と地金が接している部分は特に汚れが付着しやすく、そのまま鑑定に出してしてしまうと色や内包物の有無などが明確に判断できず、査定額が下がってしまいます。なので、高価買取をお願いするのであれば、必ず洗浄しましょう。

ですが、宝石はデリケートなものです。熱湯をかけたり硬いブラシで洗浄すると割れや傷の原因に繋ががってしまいます。洗浄の際は、かならず食器洗剤をぬるま湯とやわらかいブラシにつけておこないましょう。 

傷がつかないよう梱包しておく

ダイヤモンドは現存する鉱物の中で最も硬いといわれてはいますが、一定方向からの衝撃にはとても弱く簡単に割れてしまいます。 また、ダイヤモンドよりも硬度の低い宝石は、より傷つきやすいので細心の注意が必要です。

欠けはもちろん傷が入ってしまうと査定額が大きく下がってしまいますので、持ち運ぶ際は専用ケースや緩衝材などでしっかりと梱包するようにしましょう。

複数の業者と比較する

宝石はバッグや時計のように相場がないため、査定士の判断や販路の多さによって査定額は大きく変わります。査定士によっては宝石の名前がわからなかったり、グレードの判断出来ないようなひどいお店もあるので、かならず3社以上に買取査定に出してみましょう。その際は、かならず見積書の作成をお願いしてください。 

無料ですぐに作成してくれるならそこは良心的なお店です。逆に、見積書の発行を嫌がったり、伝えられた買取査定額があいまいなお店はやめた方が無難です。そのようなお店は、交渉時に難癖をつけて買取金額を下げてくる可能性が高いので、高価買取はあまり望めません。  

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希少価値の高い宝石や4大宝石は価値が高い!

ここまで、4大宝石と希少価値の高い宝石3つと、高値で売るためのお店選びの方法とコツについて解説してきました。最後に簡単にまとめると、以下のようになります。

【4大宝石】 

  • ダイヤモンド:4Cの基準が高く、ラウンドブリリアンカットが高い
  • エメラルド:コロンビア産が高い
  • ルビー:鮮血のように濃い色のピジョンブラッドは高い
  • サファイア:ビルマ産やカシミール産が高い

【希少価値の高い宝石】

  • アレキサンドライト:1カラット以上のブラジル産が高い
  • パライバトルマリン:ブラジル産のネオンブルーは高い
  • タンザナイト:色が濃く変色性が強いものは高い  

最近では、投資目的として所持される人が増えていますので、高値で売却することが期待できます。 ですが、ダイヤモンド以外の宝石を鑑定できる鑑定士は数が少なく、高値で売るにはお店選びは非常に重要です。 

当社が運営するブラリバ」では、お客様からお預かりした宝石を有資格者がひとつひとつ丁寧に査定して相場と差異のない査定を提示しています。さらに、国内外の販路を拡充することで、高額な買取査定金額を実現しています。もし、宝石の買取を検討しているのであれば、お気軽にご相談ください。

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