ロレックスの基礎知識!ドレスモデルの種類とは

ロレックスの時計には、スポーツモデルとドレスモデルの2種類があります。スポーツモデルはどれも入手困難で人気が高いですが、ドレスモデルにも、スポーツウォッチにはない魅力がたくさんあります。

当記事では、ロレックスのドレスモデルの基礎知識や魅力などを紹介します。スポーツモデルとの違いを知りたい方や、ドレスモデルに興味がある方はぜひ参考にしてください。

※ロレックスのスポーツモデルは以下の記事をご覧ください。

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ロレックスのドレスモデルとは?

ロレックスの時計は、大きく分けるとスポーツモデルとドレスモデルの2つにわけられます。

ドレスモデルは別名クラシックモデルとも呼ばれる、ドレッシーな印象のモデルです。デイトジャスト、デイデイトなどがクラシックモデルにあたります。

クラシックモデルには、スーツスタイルやパーティーシーンに合わせるのにぴったりのエレガントなモデルが揃っています。落ち着いた印象やラグジュアリー感のある時計が好きな人にはたまらないラインナップです。


ロレックスのドレスモデルとスポーツモデルの違い

ロレックスのドレスモデルとスポーツモデルには、いくつかの違いがあります。それぞれのモデルの違いを以下にまとめました。

ドレスモデルスポーツモデル
販売価格安い高い
入手難度低い高い
デザイン多い少ない
機能少ない多い

スポーツモデルは、サブマリーナーやデイトナなど、機能性が高くスポーティーなデザインのモデルです。クロノグラフや高度な防水など、ドレスモデルにはない充実した機能が付いていることから、全体的にドレスモデルより価格が高いです。

また、入手難易度もスポーツモデルのほうが高く、特にステンレス製のスポーツモデルは購入制限の対象となっています。

ドレスモデルは、機能が少ない分、デザインのバリエーションが多い点が特徴です。素材、文字盤、ベルトなどの組み合わせが非常に多く、デザインを選ぶ楽しみがあります。


ドレスモデルのメリットとデメリット

これからロレックスのドレスモデルを購入する予定の方や、興味がある方に向け、ドレスモデルのメリットとデメリットを解説します。

ドレスモデルのメリット

ロレックスは、近年非常に入手困難なブランドとして知られています。しかし、入手困難と言われているのはステンレス製のスポーツモデルなど一部のモデルで、ドレスモデルは比較的手に入りやすい点がメリットです。

機能がシンプルな分、価格が安くデザインのバリエーションも豊富なため、自分好みの時計が見つかりやすいという点も人気の理由です。

ドレスモデルのデメリット

ドレスモデルには、基本的にスポーツモデルのような高度な機能は付いていません。

例外としてコンプリケーションウォッチ(複雑時計)にあたるスカイドゥエラーや、ムーンフェイズを搭載したチェリーニなどがありますが、基本的にドレスモデルはカレンダー機能のみのモデルがほとんどです。

また、ドレスモデルは文字盤カラーやベルト、素材のバリエーションが豊富なものの、基本的なデザインが似ています。デイトナ、GMTマスターなど、スポーツモデルのような個性に乏しい点は、ある意味デメリットといえるでしょう。

ドレスモデルがおすすめの人

ロレックスのドレスモデルは、次のような人におすすめです。

    • シンプルで使いやすい時計がほしい
    • パーティーやビジネスシーンに合うエレガントな時計がほしい
    • モデルにこだわらず、まずはロレックスの時計がほしい
    • 安く買えるロレックスがほしい

    上記のうち一つでも当てはまる方は、ドレスモデルの中から選んだほうが満足度が高いでしょう。

    反対に、クロノグラフなど特別な機能やスポーティーなデザインが好みという方は、スポーツモデルのほうが向いています。


    ロレックスのドレスモデルのラインナップ

    ロレックスのドレスモデルで、現行で販売されているのは7種類です。ここでは、ロレックスのドレスモデルの現行ラインナップを紹介します。

    デイトジャスト

    デイトジャスト

    出典:ロレックス

    デイトジャストは、ロレックスの時計の中でも王道といえるモデルです。ロレックスは、時計業界で3つの大きな発明を生み出しました。それが「オイスターケース」「パーペチュアル(自動巻き)」「デイトジャスト」です。

    デイトジャストは正式名称を「オイスター・パーペチュアル・デイトジャスト」といいます。つまり、ロレックスの3大発明がすべて搭載されている、ロレックスのブランドの歴史が詰まったモデルなのです。

    デイトジャストの基本デザインは、フルーテッドベゼルにジュビリーブレスの組み合わせです。高級時計に詳しくない方でも、デイトジャストのデザインはどこか見覚えがあるのではないでしょうか。

    デイトジャストにはそれ以外にも、ベゼルやブレス、文字盤にさまざまなバリエーションがあります。すべてのデザインを網羅するのは困難なほどで、自分好みの一本を探すためにヴィンテージのデイトジャストから選ぶのも楽しいかもしれません。

    現行で販売されているデイトジャストは、31 mm、36 mm、41 mmのサイズ展開です。女性でも使いやすいサイズも揃っているため、ペアウォッチにも向いています。

    レディデイトジャスト

    レディデイトジャスト

    出典:ロレックス

    レディデイトジャストは、デイトジャストの女性向けモデルです。28mmとケースサイズが小さく、日本人女性の手首にピッタリのサイズです。

    また、ダイヤモンドベゼルやシェル文字盤など、華やかなデザインのモデルが多いのも特徴です。

    デイデイト

    デイデイト

    出典:ロレックス

    デイデイトはデイトジャストの上位モデルです。基本的な機能はデイトジャストと同じですが、文字盤に曜日表示が入っています。デイデイトはロレックスの中でもラグジュアリーなモデルに位置づけられ、使用されている素材が貴金属のみという点がポイントです。

    また、デイデイトにはプレジデントブレスが搭載されています。プレジデントブレスはジュビリーブレストオイスターブレスをくみあわせたデザインが特徴です。プレジデントブレスが搭載されているのはデイデイトと一部のレディーデイトジャストのみです。

    オイスターパーペチュアル

    オイスターパーペチュアル

    オイスターパーペチュアルは、ロレックスの入門編ともいえるモデルです。オイスターケースにパーペチュアル機能を搭載したこのモデルは、まさにロレックスの原点と言えるでしょう。

    価格もロレックスの中ではもっともお手頃で、まずロレックスが1本ほしいという方にはおすすめです。シンプルなデザインで男女問わず使いやすく、飽きの来ない時計です。

    オイスターパーペチュアルはサイズ展開が豊富な点も魅力です。 現行サイズは、28mm 、31 mm、34mm、36mm、41mmです。レディースサイズ、ボーイズサイズ、メンズサイズと揃っているため、ペアウォッチにもおすすめです。

    スカイドゥエラー

    スカイドゥエラー

    スカイドゥエラーは、ロレックスの中でも希少なコンプリケーションウォッチのひとつです。

    コンプリケーションウォッチとは複雑機構を持った時計のことです。ロレックスは実用性を重視したモデルを多数生み出してきたブランドのため、コンプリケーションウォッチであるスカイドゥエラーの登場時には賛否両論ありました。

    スカイドゥエラーに搭載されている複雑機構は、GMT機能とアニュアルカレンダー機能を組み合わせたサロスシステムというものです。

    スカイドゥエラーのすごいところは、本来デリケートな存在であるコンプリケーションウォッチを、実用性の高い時計に仕上げたことです。慎重な取り扱いを要する事が多いコンプリケーションウォッチは、操作性や視認性も複雑なことが多く、実用性よりも機能の凄さが重視されています。

    しかし、スカイドゥエラーは視認性や操作性、防水性など、使いやすさは従来のロレックスそのままで、42mmのケースに複雑機能の搭載を実現しました。時計作りの最先端を走ってきたロレックスだからこそできる、ロレックスらしいコンプリケーションウォッチといえるでしょう。

    パールマスター

    パールマスター

    パールマスターは、デイトジャストやオイスターパーペチュアルをベースに、ロレックスの時計製作技術を宝飾技術に応用した、実用性と装飾性の両方にこだわった時計です。

    貴金属と宝石をふんだんに使ったゴージャスなモデルが揃っており、ロレックス随一のハイエンドラインと言えるでしょう。

    パールマスターは1992年に登場した比較的新しいコレクションです。パールマスターのみに搭載される5連のパールマスターブレスレットが特徴で、宝石がセッティングされているデザインが基本です。

    貴金属と宝石を贅沢に使用している分、価格は非常に高いですが、生産本数が少ないため希少性は高く、高級時計としての特別感を感じられるでしょう。

    チェリーニ

    チェリーニ

    出典:ロレックス

    チェリーニは、ロレックスの中でもっともクラシックなデザインのモデルです。一見するとロレックスとわからないエレガントなデザインが特徴で、ロレックスの代名詞であるオイスターケースを使用していない珍しいモデルです。

    また、チェリーニは革製ベルトを使用しており、ケースもゴールドやプラチナ製です。高級感と落ち着きのあるデザインで、非常にドレッシーな印象に仕上がっています。


    生産終了のレアなドレスモデル

    ロレックスの長い歴史の中には、現行モデルにはないさまざまなモデルが存在します。

    ここでは、生産終了となった、ロレックスのレアなドレスモデルを紹介します。

    サンダーバード

    サンダーバード

    サンダーバードというモデル名は通称で、正式にはデイトジャストの派生モデルの一つです。サンダーバードは、ドレスモデルとスポーツモデルの中間とも言える不思議なモデルで、生産終了から時間がたった今でも、根強いファンがいます。

    サンダーバード最大の特徴は、デイトジャストをベースにしたドレスモデルながら、スポーツモデルにしかない回転式ベゼルを搭載している点です。そのため、ドレスウォッチながらスポーティーな雰囲気があり、ほかのどのモデルにもない独特の雰囲気を放っています。

    ターノグラフ

    ターノグラフ

    ターノグラフも、サンダーバードと同様にドレスモデルとスポーツモデルの中間地点のようなモデルです。

    ターノグラフもデイトジャストをベースにした回転式ベゼルのモデルですが、サンダーバードのデザインがどちらかといえばエレガント寄りなのに対して、ターノグラフはよりスポーツ感が強いという点が特徴です。

    ターノグラフのベゼルは、デイトジャストのフルーテッドベゼルに、サブマリーナーのような数字メモリが刻まれています。ラグジュアリー感のあるフルーテッドベゼルと、スポーティーな数字メモリの組み合わせが絶妙なバランスを放っており、高級感のあるスポーツウォッチといった印象です。

    カメレオン

    カメレオン

    カメレオンは、1950年代から60年代にかけてロレックスでかつて製造されていたレディース向けのドレスモデルです。

    ベルトを交換してさまざまなスタイルを楽しめる様子がまさにカメレオンのようなことから、その名前がつけられました。小ぶりなケースとバリエーションの豊富さがカメレオンの魅力です。

    カメレオンは現在廃盤になっているため、ヴィンテージモデルを探すしかありませんが、ドラマや映画などで使われることも多く、根強い人気があります。 

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    ロレックスのドレスモデルは入手しやすくデザインも豊富

    ロレックスのドレスモデルは、シンプルなだけに非常に奥が深い存在です。

    スポーツモデルは高機能ですがその分価格も高く、購入制限もあり、非常に入手しづらい状況が続いています。ドレスモデルは機能が限定されている分価格も安く、比較的手に入りやすいモデルも多いです。

    サイズや文字盤のバリエーションも豊富なため、デザイン違いのドレスモデルを使い分けてみるのもおしゃれです。

    スポーツモデルの注目度が高まる中、あえてロレックスのドレスモデルの良さを見直してみてはいかがでしょうか。

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