ロレックスでは国内の正規販売店において、購入制限のルールを設けています。転売が横行するなか、本当に欲しい人たちへ届けるために導入された制度です。これからロレックスを購入する予定がある人は、よく理解しておきましょう。
そこで本記事では、ロレックスの購入制限ルールや導入された理由の推察、2024年更新時点での制限対象モデルを紹介します。
また、購入制限と中古市場の関係についても解説しているため、ロレックスを投資目的として保有している方もぜひ参考にしてみてください。
※購入制限は時期や地域、モデルによって異なる場合があります。正確な最新情報はメーカーや正規販売店へお問い合わせすることが推奨されます。また、本記事で記載しているロレックスの定価は、2024年更新時点におけるロレックス公式サイトの情報を参考に作成しております。画像はすべてブラリバの買取実績より使用しております。価格出典:ロレックス®公式 画像:ブラリバ買取実績
目次
- 1 ロレックスの一部モデルには購入制限がある
- 2 【2024年】ロレックスの購入制限モデル一覧
- 2.1 コスモグラフ デイトナ Ref.126500LN
- 2.2 GMTマスターII Ref.126710BLNR、126710BLRO、126720VTNR
- 2.3 サブマリーナー Ref.124060
- 2.4 サブマリーナー デイト Ref.126610LN、126610LV
- 2.5 シードゥエラー Ref.126600
- 2.6 ディープシー Ref.136660
- 2.7 ディープシーチャレンジ Ref.126067
- 2.8 エクスプローラーI Ref.124270、224270
- 2.9 エクスプローラーII Ref.226570
- 2.10 エアキング Ref.126900
- 2.11 ヨットマスター42 Ref.226627
- 2.12 購入制限の対象外モデル
- 3 今後の購入制限モデルを予想!
- 4 購入制限中でも買える裏ワザがある?
- 5 ロレックスの購入制限についてのFAQ
- 6 購入制限は、少しでも入手しやすくするために導入されたルール
ロレックスの一部モデルには購入制限がある
ロレックスは「一部のモデルにおいて、2本目は一定期間空けなければ購入できない」という購入制限のルールを2019年に導入しました。
「ロレックスを2本以上買いたい」もしくは「買う予定である」という方は、この購入制限についてよく理解しておく必要があります。導入の背景や目的を知ることで、その意図やルールをより深く理解できるようになるでしょう。
それでは、購入制限のルールと、当メディアの編集部による導入された理由の推察をそれぞれみていきます。
購入制限のルールを解説
ロレックスの購入制限は、正規販売店が定めている一部モデルのみに適用されます。
基本的には、以下のようなルールが決められています。
・制限対象モデルは1人1点まで購入可能
・制限対象モデルを購入した場合…
→ 同じリファレンス番号のモデルが「5年間」購入できない
→ 別のリファレンス番号の制限対象モデルが「1年間」購入できない
・制限対象モデルの購入時には…
→ 顔写真入り身分証明書を提示する
→ 購入制限の内容に関する同意書に署名する
※制限対象モデルは予告なく変更されることもあり、制限対象モデルから除外された場合は通常通り購入できる
※制限対象モデルがモデルチェンジを行った場合、従来モデルと現行モデルは「同じモデル」として5年間の制限が適用される
※店舗や地域、モデルによっては4ヶ月〜半年の購入制限である場合もある
つまり、制限対象モデルをいくつか購入したいという場合は、1年間および5年間は待たなければならないというルールです。そのため、もし2本以上購入する予定なのであれば、1本目は本当に希望するモデルを選ぶのがおすすめです。
また、制限対象モデルを購入するときは「顔写真入りの身分証明書を提示すること」そして「購入制限の内容における同意書に署名すること」が必要です。
顔写真付き身分証明書は、公的機関が発行したものに限られます。以下の例を参考にしましょう。
・運転免許証
・マイナンバーカード
・在留カード など
・パスポート(現住所を確認できる証明書が追加で必要 例:健康保険証など)
身分証明書を提示するルールは、購入制限中の顧客かどうかを見極めるためにあります。過去購入したことを隠していてもバレるため、正々堂々と待つことが求められます。
独自のルールを設けている正規販売店もある
正規販売店によっては、別のルールを追加で設けているところもあります。たとえば、ロレックスブティックの「LEXIA(レキシア)」では、2024年10月14日より現金のみで購入することを禁止しています。
Xの投稿によると、本人名義のクレジットカード(現金併用可)でなければ購入できないそうです。これは、信頼できる個人信用情報があるかどうかを見極めるためだと推察されています。
レキシア14日火曜日〜通常モデル購入時も、身分証必須。本人名義のカードのみ(現金併用可)現金のみ不可になるんだね。(Xより引用)
ほかにも、店舗によっては抽選制度を設けているところがあります。これは、事前募集される抽選で、応募して当たった人のみが購入できるというルールです。限定モデルや新作モデルのときに、期間限定で行われることが多いです。
参加方法は「来店時にエントリーシートを記入する方法」と「オンラインで事前エントリーする方法」があります。情報を早めにキャッチするためには、こまめに正規店へ伺うことや公式サイトで確認することが必要です。
このように正規販売店によって独自の対応をしていることもあるため、正規販売店での購入を検討されている場合は、ぜひお近くの店舗で聞いてみましょう。
購入制限が導入された理由を推察
ロレックスの購入制限はなぜ導入されたのでしょうか。
公式によって詳しくは明示されていませんが、当メディアの編集部は、以下の理由によって導入されたのではないかと推察しています。
・転売防止のため
・本当に欲しい方へ、ロレックスを届けるため
ロレックス人気は世界的に続いており、買いたい人が数多く存在しています。その需要に供給が追いついておらず、購入できる機会も限られているのが現状です。在庫を求めてロレックスの店舗に毎日通う「ロレックスマラソン」という言葉もあるほどです。
そんななか、定価で購入したロレックスを高値で売るような「転売ヤー」が増えています。しかし、転売目的で購入される方が増えてしまうと、本当にロレックスが欲しい方へ届けられなくなってしまいます。そこで、「転売防止」や「ロレックスを定価で購入できるチャンスを増やす」ために購入制限が導入されたのではないでしょうか。
ロレックスの購入制限は、ファンからしても苦しいルールのように思えますが、ロレックスを守るために導入された可能性があるということを覚えておきましょう。
【2024年】ロレックスの購入制限モデル一覧
制限対象モデルは、「スポーツモデル」「ステンレス素材・チタン素材」などの共通点があります。では、具体的にどのモデルが購入制限の対象なのでしょうか。
以下は、2024年更新時点におけるロレックスの購入制限モデルです。
コスモグラフ デイトナ
・Ref.126500LN
GMTマスター
・Ref.126710BLNR
・Ref.126710BLRO
・Ref.126720VTNR
サブマリーナー
・Ref.124060
サブマリーナー デイト
・Ref.126610LN、Ref.126610LV
シードゥエラー
・Ref.126600
ディープシー
・Ref.136660
ディープシーチャレンジ
・Ref.126067
エクスプローラー I
・Ref.124270
・Ref.224270
エクスプローラーⅡ
・Ref.226570
それぞれどのようなモデルなのか、特徴やスペックをみていきましょう。
コスモグラフ デイトナ Ref.126500LN
- 素材:ステンレススチール
- 駆動方式:自動巻き
- ケースサイズ:40mm
- ムーブメント:Cal.4131
- パワーリザーブ:約72時間
- 防水性:100m
- 定価:2,176,900円
126500LNは116500LNのフルモデルチェンジ版であり、デザイン面で細かい改良が加えられています。とくにセラクロムベゼルの目盛りは、プラチナの薄い層をコーティングする「PVD加工」によって、視認性を向上させています。また、新しいオイスタースチールのエッジも追加され、1965年モデルを彷彿とさせるデザインです。
さらに、ダイヤルのバランスが改善され、クロマライトディスプレイによる夜光機能も向上しました。また、Cal.4131という新しいムーブメントが搭載され、クロナジーエスケープメントやパラフレックスショックアブソーバなどの革新的な技術が採用されています。
GMTマスターII Ref.126710BLNR、126710BLRO、126720VTNR
- 素材:オイスタースチール
- 駆動方式:自動巻き
- ケースサイズ:41mm
- ムーブメント:Cal.3285
- パワーリザーブ:約70時間
- 防水性:100m
- 定価:1,569,700円(左:126710BLNR)
- 定価:1,569,700円(中:126710BLRO)
- 定価:1,644,500円(右:126720VTNR)
※画像、定価はすべてオイスターブレスレット
GMTマスターIIは、最大3カ国の時間を表示することができるパイロットウォッチです。ロレックスのスポーツモデルのなかでも根強い人気を誇るモデルで、黒青ベゼル(通称バットマン)と赤青ベゼル(通称ペプシ)、そして左利き仕様の黒緑ベゼルがあります。
ムーブメントには、次世代ムーブメントと呼ばれる「Cal.3285」を搭載しており、パワーリザーブが約70時間に向上しています。ほかにも、これまでロレックスのスポーツモデルはオイスターブレスレットが主流でしたが、このモデルではラグジュアリー感のあるジュビリーブレスレットも選ぶことができます。
サブマリーナー Ref.124060
- 素材:オイスタースチール
- 駆動方式:自動巻き
- ケースサイズ:41mm
- ムーブメント:Cal.3230
- パワーリザーブ:約70時間
- 防水性:300m
- 定価:1,318,900円
サブマリーナーは、ロレックスの定番モデルとして人気を集めています。現行モデルであるRef.124060は、ダイバーズウォッチの原点ともいえるシンプルな外観はそのままに、耐衝撃性と耐磁性を備えた新世代ムーブメント「Cal.3230」を搭載しています。
ノンデイト仕様のサブマリーナーは、約40年間もケースサイズに40mmを採用してきましたが、この124060には41mmを採用しています。厚みは旧型とほぼ変わりませんが、ケースサイズがアップしたことで、より存在感を増したデザインとなりました。
サブマリーナー デイト Ref.126610LN、126610LV
- 素材:オイスタースチール
- 駆動方式:自動巻き
- ケースサイズ:41mm
- ムーブメント:Cal.3235
- パワーリザーブ:約70時間
- 防水性:300m
- 定価:1,481,700円(左:Ref.126610LN)
- 定価:1,555,400円(右:Ref.126610LV)
サブマリーナー デイトは、サブマリーナーに日付機能が搭載されたモデルであり、ファンから長年愛される定番シリーズのひとつです。ベゼルと文字盤がブラックの126610LN、そしてベゼルがグリーンの126610LVが購入制限モデルです。
ノンデイト仕様のサブマリーナー Ref.124060と同様に、こちらのモデルも新世代ムーブメントの「Cal.3230」が搭載されており、ケースサイズが41mmにアップしました。ムーブメントの変更に伴ってパワーリザーブが70時間になったため、大幅に利便性が向上しています。
シードゥエラー Ref.126600
- 素材:オイスタースチール
- 駆動方式:自動巻き
- ケースサイズ:43mm
- ムーブメント:Cal.3235
- パワーリザーブ:約70時間
- 防水性:1,220m
- 定価:1,911,800円
シードゥエラー Ref.126600は、シードゥエラー50周年の節目である2017年に発表されたモデルです。初代モデルで採用されたデザインが復刻したことで、発表時はロレックスファンのなかで大きな話題となりました。また、このモデルは文字盤の赤文字がポイントであり「赤シード」とも呼ばれています。
Ref.126600は、シードゥエラーではじめて日付部分にサイクロップレンズが採用されました。ムーブメントは「Cal.3235」を搭載し、約70時間のパワーリザーブが備わっています。初代モデルの魅力を引き継ぎながら、最新の仕様にアップデートされた魅力的なモデルです。
ディープシー Ref.136660
- 素材:オイスタースチール
- 駆動方式:自動巻き
- ケースサイズ:44mm
- ムーブメント:Cal.3235
- パワーリザーブ:約70時間
- 防水性:3,900m
- 定価:2,043,800円(左:ブラック)
- 定価:2,087,800円(右:Dブルー)
シードゥエラー ディープシーは、ロレックス ダイバーズウォッチの最上級モデルです。Ref.136660は2018年に発表されたモデルであり、3,900mという圧倒的な防水性能と、70時間に大幅アップしたパワーリザーブがポイントです。厚さ18mm、ケースサイズ44mmは重厚感たっぷりで、デカ厚の時計が好きな方にはたまらないデザインでしょう。
水中でも正確に読み取れるように、インデックスは三角形、円形、長方形などシンプルな形をしています。このモデルは、ブラックの文字盤とDブルー(黒青のグラデーション)の文字盤があり、Dブルーが若干人気の高い傾向にあります。
ディープシーチャレンジ Ref.126067
- 素材:RLXチタン
- 駆動方式:自動巻き
- ケースサイズ:50mm
- ムーブメント:Cal.3230
- パワーリザーブ:約70時間
- 防水性:11,000m
- 定価:3,674,000円
ディープシーチャレンジ Ref.126067は、2022年11月に新作として発表されたモデルです。ロレックスで初めてのフルチタンモデルであることや、YouTuberのヒカキンさんが購入したこともあり、度々話題となったモデルでもあります。
126067は、ケースとブレスレットにRLXチタンを用いることで、大幅な軽量化が実現しています。11,000mという高い防水性や、視認性が高いクロマライトディスプレイなど、ダイバーズウォッチとしての各機能も特徴的です。購入制限モデルではありますが、そもそも入手困難と言われているモデルです。
エクスプローラーI Ref.124270、224270
- 素材:オイスタースチール
- 駆動方式:自動巻き
- ケースサイズ:36mm(左:124270)
- ケースサイズ:40mm(右:224270)
- ムーブメント:Cal.3230
- パワーリザーブ:約70時間
- 防水性:100m
- 定価:1,036,200円(左:124270)
- 定価:1,095,600円(右:224270)
エクスプローラーI は、1953年の登場から現在まで、幅広い世代から支持を集めているモデルです。シンプルな外観は、どんなスタイルにも合わせやすく、価格面でも手頃という魅力があります。
124270は初代エクスプローラーのベースデザインを引き継ぎながらも、70時間パワーリザーブのCal.3230を搭載し、使い勝手が大幅に向上しています。ロレックス入門編にふさわしく、コスパのよいモデルと言えるでしょう。
また、224270は214270の後継モデルであり、ケースサイズが40mmとエクスプローラー史上最大のサイズを誇るのが特徴です。従来のモデル同様、オイスタースチールのミドルケースや二重防水システムのツインロックリューズなどを備えています。
エクスプローラーII Ref.226570
- 素材:オイスタースチール
- 駆動方式:自動巻き
- ケースサイズ:42mm
- ムーブメント:Cal.3285
- パワーリザーブ:約70時間
- 防水性:100m
- 定価:1,392,600円(左:ホワイト 右:ブラック)
エクスプローラーIの後継機種であるエクスプローラーIIは、ロレックスのスポーツウォッチの中でも個性的なデザインが人気のモデルです。2021年に発表されたRef.226570は、デザイン面での大幅な変更はありませんが、ケースが42mmにサイズアップしています。また、初代モデルを彷彿とさせるようなオレンジの針もポイントです。
226570は、当時発表された他モデルと同様に、70時間パワーリザーブを実現したCal.3285を搭載しています。往年のエクスプローラーIIの良さはそのままに、豊富な技術を搭載したモデルです。サブマリーナーやデイトナなどの人気モデルと比べると定番とは言えませんが、年々人気が高まっている注目モデルのひとつです。
エアキング Ref.126900
- 素材:オイスタースチール
- 駆動方式:自動巻き
- ケースサイズ:40mm
- ムーブメント:Cal.3230
- パワーリザーブ:約70時間
- 防水性:100m
- 定価:1,065,900円
Watches and Wonders Geneve 2022にて、新作として発表されたエアキングRef.126900は、エアキングシリーズで初の購入制限モデル入りとなりました。1950年代当時のモデルと同じ書体で、文字盤に「Air-King」と書かれているのが特徴的です。
また、旧モデルにはなかったリューズガードが採用されたことによって、より直線的なラインが見えるようになりシャープな印象となりました。また、新世代ムーブメントの「Cal.3230」が採用されており、高いエネルギー効率と耐磁性を誇ります。
ヨットマスター42 Ref.226627
- 素材:RLXチタン
- 駆動方式:自動巻き
- ケースサイズ:42mm
- ムーブメント:Cal.3235
- パワーリザーブ:約70時間
- 防水性:100m
- 定価:2,029,500円
Ref.226627はヨットマスターで初めて「RLXチタン」を使用したモデルとして注目を集めました。ロレックスがRLXチタンを採用するのは、2022年に登場したディープシーチャレンジ以来であるため、ロレックスの中でもかなり希少価値の高いモデルです。
RLXチタンはとても軽量な素材であり、優れた機械的強度と耐蝕性があります。この素材をケースとブレスレットに採用することで、ほかのスチール製モデルと比べて約3分の1の軽さを実現しています。ケースサイズは42mmと大きいですが、軽量化によって快適な装着感を体験することができます。
購入制限の対象外モデル
ロレックスの購入制限は、正規販売店が決めたモデルのみに適用されます。そのため、もちろん購入制限が適用されないモデルもあります。
2024年更新時点では、以下のようなモデルが購入制限の対象外となっています。
・コスモグラフ デイトナ Ref.126503
・GMTマスターII Ref.126715CHNR
・サブマリーナーデイト Ref.126613LN
・エクスプローラー36 Ref.124273
・オイスターパーペチュアル各種 など
そして、対象外モデルについては、身分証明書も必要なく、在庫があれば複数回購入できます。ただし、新作発表のタイミングなどで、予告なく「購入制限の対象入り」となってしまうこともあるため注意が必要です。
傾向の考察などで、2024年の新作について振り返りしておきたい方は「2024年新作モデルの記事」をあわせてご覧ください!
今後の購入制限モデルを予想!
現時点で購入制限がついていないモデルでも、いつ制限対象モデルとなるか分かりません。ここでは今後、購入制限の対象になりそうなモデルを予想していきます。※あくまで予想です。予めご了承ください。
現在指定されているモデルの後継機種
ロレックスの購入制限の条件に「制限対象モデルがモデルチェンジとなった場合は、後継モデルにも適用されます」という項目があります。これは、現在対象となっているモデルの後継機種が発売されたとき、その後継機種も購入制限の対象になるということです。
たとえばサブマリーナー ノンデイトの場合、最初に購入制限がついたモデルはRef.114060ですが、後継機種のRef.124060も購入制限モデルに追加されています。このことから、今後出るようなステンレススチール素材の新作は、購入制限モデルとなる可能性が高いでしょう。
1908 Ref.52508
1908は2023年3月に発表されたロレックスのニューコレクションであり、同年に廃盤となったチェリーニを彷彿とさせるようなクラシックなデザインが特徴です。1908という名前は、「Rolex」の商標がスイスで正式に登録された1908年に由来しています。
このモデルは、1931年に誕生した初代オイスターパーペチュアルのスタイルを踏襲しつつも、現代的なアレンジを加えているのが特徴です。クラシックの象徴ともいえる「ノンデイト&スモールセコンド」をモダンサイズの39mmケースに搭載することで、これまでのクラシックモデルとも異なる新しいヴィンテージ感を漂わせています。
多くの人気を集めたチェリーニの後継コレクションということもあり、購入制限がかかる可能性は十分に考えられるでしょう。
GMTマスターII Ref.126718GRNR
2023年に発表されたRef.126718GRNRは、煌びやかなイエローゴールドが特徴のGMTマスターⅡです。イエローゴールド製のGMTマスターⅡは、モデル更新があった2018年から姿を消していましたが、5年ぶりの再登場となり大きな話題を集めました。
GMTマスターⅡは、すでに赤青、黒青、黒緑ベゼルなどが購入制限モデルに入っていますが、かつての人気仕様ということもあり126718GRNRの購入制限モデル入りも十分に考えられるでしょう。
購入制限中でも買える裏ワザがある?
制限対象モデルを追加で買うためには、購入制限のルールに基づいて「1〜5年間」待たなければなりません。しかし、実は購入制限中であっても制限対象モデルを買える裏ワザがあります。
2本目が欲しい方やプレゼントとして買いたい方は、ここで紹介する以下3つの方法を検討してみましょう。
・正規販売店以外で購入する
・海外で購入する
・家族や知人に同伴してもらう
それぞれ詳しくみていきます。
正規販売店以外で購入する
ロレックスの購入制限は、日本国内の正規販売店のみで設けられているルールです。そのため、並行輸入品の販売店やネットオークションなど、正規販売店以外であれば複数購入できます。
しかし、上記のような場合、正規販売店よりも高値であることが多いです。また、信頼できる店舗を選ばないと偽物を購入してしまう可能性も考えられるので注意が必要です。もし正規販売店以外で購入するのであれば、これらを考慮したうえで判断しましょう。
海外の正規販売店で購入する
ロレックスの購入制限は、日本の正規販売店が独自で設けているため、海外の正規販売店であれば複数本買える可能性が高いです。しかし、日本で購入制限があるようなスポーツモデルは、海外で見かけることが難しいなどの意見もあります。
また、海外で購入する場合、日本への持ち帰るときの関税・消費税の手続きがあります。デメリットもいくつかありましたが、海外旅行にいくタイミングであれば検討してみるのも良いでしょう。
家族や知人に購入してもらう
ロレックスの購入制限は、購入した本人にかかるものです。そのため、家族や知人など同伴者に購入してもらうことは問題ありません。もちろん、同伴者自身の写真付き身分証明書が必要になります。
たとえば「夫がロレックスを購入した後、奥さんが別モデルを購入する」といったケースが該当します。ですが、ルール的には問題なくても、店舗によっては購入不可の判断をされる可能性があります。そのため、まずは店員さんに可能かどうか伺ってみると良いでしょう。
中古品販売店で購入する
新品でなくても良いのであれば、中古品販売店で購入するのもひとつの方法です。中古品販売店では、購入制限が適用されていないので在庫があれば複数購入することも可能です。
信頼できる中古品販売店をよく選ぶ必要はありますが、正規販売店で見かけないようなモデルが見つかる可能性もあるでしょう。また、中古品でも綺麗な状態のロレックスはたくさんあるため、気になる方は探してみるのもおすすめです。
ロレックスの購入制限についてのFAQ
ここでは、ロレックスの購入制限に関する疑問をまとめました。※FAQは検索されている関連語やYahoo!知恵袋を参考に作成しています。
別の店舗なら購入制限は関係ない?
ロレックスの購入制限は、免税店を除くすべての国内正規販売店で適用されます。購入者の情報は店舗間で共有されるため、一度制限対象モデルを購入すれば、全国どこの正規販売店でも購入制限がかかります。
制限対象モデル以外の場合、身分証明書を提示する必要はない?
身分証明書の提示が必要なのは、購入制限がかけられているモデルを買う場合のみです。
そのため、オイスターパーペチュアルやデイトジャストなど、対象外モデルの購入であれば身分証明書を提示しなくても購入できます。
今後、ロレックスの購入制限はどうなる?
ロレックスの人気は年々加熱しており、プレミア価格も上昇しています。ロレックスを資産として所有する方も増えているため、この先ロレックスの人気がさらに高まることがあっても、衰退するという可能性はあまり考えられません。
そのため、ロレックスの購入制限が解除されることも考えにくく、今後は制限対象モデルが増えると予想されます。入手困難モデルとなってしまうケースもあるため、お目当てのモデルがあれば早めに購入を検討することをおすすめします。
購入制限によって、中古市場の価格が上がっている?
購入制限によって転売ヤーが減ることで、並行輸入店や中古市場におけるロレックスの流通数も減っています。そのため、より希少性が高まり、中古市場の価格も高騰しています。とくに制限対象モデルは、大きな値上がりを見せるモデルもあります。
しかし、新作発表のタイミングなどで購入制限モデルから外れてしまうと、高騰がストップする可能性も考えられます。もし、ロレックスを投資目的として保有しているのであれば、これから購入制限の対象になりそうなモデル、対象外となりそうなモデルは予想しておきたいところです。
また、「今後を期待するモデルの保有にシフトするため、手持ちのロレックスを売りたい」と検討しているのであれば、ロレックス買取に力を入れている「ブラリバ」にぜひお問い合わせください。
購入制限は、少しでも入手しやすくするために導入されたルール
ロレックスは高級時計ブランドのなかでも世界的に人気があることから、需要と供給のバランスが一致していないのが現状です。購入制限はそんな状況で、少しでも人気モデルが手に入りやすくなるように導入されたルールですが、品薄を解消するのは難しいでしょう。
そのため、現在は買いやすい対象外のモデルも注目されるようになり、ロレックス全体のプレミア相場が上がっています。また、現在は購入制限がかかっていないモデルでも、いつ制限対象モデルとなるかは分かりません。ロレックスを投資目的で保有している方であれば、「購入制限の観点」からも売買のタイミングを考える必要があるでしょう。
もし、お手持ちのロレックスを売りたい!という方がいましたら、ぜひブラリバへご相談ください。最新モデルからヴィンテージモデルまで、ロレックスの知識が豊富なスタッフが、納得の買取価格で査定させていただきます。