7月の誕生石ルビーとは?特徴や見分け方から石言葉や価値について解説

7月の誕生石ルビーとは?

7月の誕生石といえば、美しい真紅の輝きが魅力のルビーです。ルビーは宝石の女王ともいわれ、古来より非常に価値のある宝石として愛されてきました。

当記事では、7月の誕生石であるルビーについて詳しく解説します。ルビーの特徴や見分け方だけでなく、石言葉や色の種類についても紹介します。

これからルビーを購入したい方はもちろん、お手持ちのルビーの価値を知りたい方はぜひ参考にしてください。

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1 7月の誕生石ルビーってどんな宝石?

7月の誕生石ルビーってどんな宝石?

ルビーは数ある宝石の中でも知名度が高く、人気の宝石のひとつです。ここでは、ルビーの特徴や産地など、ルビーについての基礎知識を解説します。

1-1 ルビーの特徴

ルビーの特徴

ルビーといえば、真っ赤に燃える炎のような赤色が特徴です。ルビーはコランダムと呼ばれる鉱石の一種で、宝石の硬さを表すモース硬度は9と、ダイヤモンドに次ぐ硬さを持っています。

そのため、ダイヤモンドが「宝石の王」と呼ばれるのに合わせてルビーは「宝石の女王」とも呼ばれています。

ルビーはコランダムと呼ばれる酸化アルミニウムの鉱物の一種です。コランダムはもともと無色透明な鉱物ですが、地中の酸化クロムがコランダムと結びつくことで赤色に変化し、ルビーになります。コランダムに酸化クロムが入ってルビーになることは非常に珍しいため、ルビーも希少価値が高い鉱石となります。

また、ルビーの中にルチルと呼ばれる針状のインクルージョン規則的に入っていた場合、光を当てたとき6本の筋が見えるスタールビーになります。

スタールビーは含有するルチルの量や配列によって奇跡的にできるもので、非常に貴重です。

1-2 ルビーの歴史

ルビーの歴史

ルビーの歴史は非常に古く、聖書の中にも登場します。ルビーの名前はラテン語で「赤」という意味の「ruber」が由来です。また、古代サンスクリット語でルビーは「宝石の王」を意味する「ratnaraj」と呼ばれており、古くから高貴な石として大切にされてきました。

紀元前600年からルビーを採掘しているミャンマーでは、ルビーは戦士たちの戦いのお守りとされていたほか、インドでも「ルビーの持ち主は永遠に平和に暮らせる」と信じられていました。

ヨーロッパの王室や貴族の間でもルビーの人気は非常に高く、ルビーを身につけることで、富や健康、幸せが訪れるとされていました。また、ルビーの情熱的な赤色が恋愛をイメージさせるため、貴族の間のロマンチックな贈り物としてもルビーが人気だったそうです。

1-3 ルビーの産地

ルビーの産地

ルビーの産地は世界各国にあります。ルビーの主な産地は以下の国です。

  • ミャンマー(ビルマ)
  • タイ
  • モザンビーク
  • カンボジア
  • スリランカ
  • マダガスカル
  • タンザニア
  • ベトナム

ルビーの産地で特に有名なのが、ミャンマー・タイ・モザンビークの3つです。ルビーは産地によって石の特徴が変わります。ここでは、代表的なルビーの産地の特徴を解説します。

ミャンマー産のルビー(モゴック産・モンスー産)

ミャンマー産のルビー

ミャンマーのモゴック地方で産出されるルビーは高品質なものが多く、他国と比べて圧倒的に高品質なルビーが採れることで人気です。モゴック産のルビーは濃すぎず薄すぎない、透明度の高い赤色が特徴です。ルビーの最高品質とされる「ピジョン・ブラッド」もモゴック地方で産出されます。

モンスー産のルビーは、淡い褐色をしており、もともとそれほど評価されていませんでした。しかし、加熱処理の技術が向上したため、タイなどの高品質なルビーに負けないクオリティの宝石が産出できるようになりました。

しかし、モンスー産のルビーは内包物が多いため、モゴック産のルビーほど価値は高くありません。

タイ産のルビー

タイ産のルビー

タイ産のルビーは鉄分を含んでいるため色が濃く、「ビーフブラッド」と呼ばれる黒っぽい赤をしているのが特徴です。タイ産のルビーは、1960年頃から1980年代半ば頃まで産出されていたものです。

モンスー産のルビーのシェアが高まったこともあり、現在はタイ産のルビーはほとんど産出されていません。

モザンビーク産のルビー

モザンビーク産のルビー

モザンビーク産のルビーはオレンジがかった赤色や、「チェリーピンク」と呼ばれるピンク色をしており、加熱しなくても美しい品質の石が多いのが特徴です。

モザンビークは、ルビーの産地の中ではもっとも新しく、2009年にルビーの鉱脈が発見されました。鉱脈の広さでは世界最大級とされており、今後はミャンマーのルビーに代わるシェアを獲得するのではないかと期待されています。

1-4 ルビーとサファイアは同じ石?

ルビーとサファイアは同じ石?

真紅のルビーと深い青色のサファイアは、色は全く違いますが、実は同じコランダムからできた鉱石です。無色透明のコランダムに酸化クロムが混ざると赤いルビーになり、鉄とチタンが混ざると青いサファイアになります。

混入する元素の種類や割合によってコランダムの色は変わりますが、ルビーと認められるのは1%程度の酸化クロムが混ざった赤色のものだけです。それ以外のものは全てサファイアに分類され、青以外の色のコランダムはファンシーサファイアと呼ばれます。

ルビーとサファイアはどちらも人気の宝石ですが、酸化クロムのほうが希少性が高い物質であるため、ルビーのほうが圧倒的に価値が高いです。年間の生産量でも、ダイヤモンドが1500万カラット、サファイヤが2000万カラットなのに対し、ルビーはわずか4万カラット程度しか産出されません。

1-5 ルビーは女性のお守りとして人気

ルビーは女性のお守りとして人気

ルビーは古くから貴重な宝石として大切にされてきましたが、特に女性のお守りとして人気がありました。「宝石の女王」と呼ばれるほどの美しさを持ち、女性らしさを引き立てる真っ赤な色合いから、女性がルビーを身につけると良縁を引き寄せるという言い伝えがあったそうです。

また、ルビーの石言葉には「情熱」「愛の象徴」「自由」「勇気」など、前向きでポジティブな要素が与えられており、強く美しい女性をイメージさせる宝石として人気があります。

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2 ルビーの価値は何で決まる?ルビーの価値基準

ルビーの価値は何で決まる?ルビーの価値基準

ルビーはカラーストーンの中で最高の価値を持つ宝石ですが、ルビーの価値はほんのわずかな違いで大きく変わります。

ここでは、ルビーの価値を決める基準について解説します。

2-1 赤色の美しさ 

赤色の美しさ

ルビーの価値を決める上でもっとも重要なのが色の美しさです。ルビーは純粋で鮮やかな赤ほど価値が高いとされています。そのため、オレンジや紫がかっていない真紅のルビーは、最高品質として高く取引されています。

また、色の明るさも重要なポイントになります。色が明るすぎるルビーはピンクサファイアと判断されてしまう場合があり、大きく価値が下がります。また、色の濃いルビーは比較的人気が高いですが、色が暗すぎると、やはり価値が下がってしまう原因となります。

2-2 ルビーの透明度

ルビーの透明度

ルビーは、透明度が高いほど価値が高くなります。ただし、天然ルビーにはもともと若干の内包物があるため、完全に透明なルビーは存在しません。

しかし、肉眼ではっきりわかる内包物や傷があるルビーは大きく価値が下がります。また、スタールビーの場合は、スター効果が強ければ強いほど透明度が下がるため、通常のルビーとは価値の付け方が異なり、それほど透明度は影響しません。

2-3 ルビーのカラット(重さ)

ルビーのカラット(重さ)

ルビーはカラット数が大きいほど価値も上がります。一般的に、最高品質のルビーは2ct未満に集中していると言われますが、1カラットを超えるルビーは非常に希少です。

そのため、色や透明度の評価が高く、カラット数も大きいルビーとなると、大幅に価値が上がります。

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3 自分が持っているルビーは本物?偽物?ルビーの見分け方

自分が持っているルビーは本物?偽物?ルビーの見分け方

ルビーは人気が高く貴重な宝石のため、人工ルビーやガラスなどの偽物も多く出回っています。また、ルビーとピンクサファイアは非常に似ているため、自分の宝石がどちらかわからないという方も多いのではないでしょうか。ここでは、ルビーの見分け方を解説します。

3-1 人工ルビー(合成ルビー)との見分け方

人工ルビー(合成ルビー)との見分け方

天然のルビーと人工ルビーは、自宅でも簡単に見分けることができます。手軽にできるルビーの見分け方を3つ紹介します。

ブラックライトを当てる

天然のルビーと、人工ルビー(合成ルビー)を見分けるもっとも簡単な方法は、ブラックライトを当ててみることです。ブラックライトを当てたとき、人工ルビーは蛍光反応を強く示し、真っ赤に光ります。

カットが左右対称かどうか

天然のルビーは色や美しさを重視して最適なカットを施すため、カットが左右非対称なことがほとんどです。しかし、人工ルビーは左右対称なカットになっていることが多く、あまりにカットがきれいすぎるものは偽物の可能性があります。

内包物の有無

天然のルビーは、必ず内包物がありますが、人工ルビーには内包物がありません。透明度が高く、内包物がまったくないルビーは偽物の可能性が高いでしょう。

3-2 ルビーとピンクサファイアの見分け方

ルビーとピンクサファイアの見分け方

チェリーピンクなど、色の薄いルビーとピンクサファイアを見分けるのは非常に難しいです。ルビーとサファイアはもともと同じコランダムという鉱物から生まれていることもあり、確実に判別するためには専門機関で鑑定するしかありません。

そのため、ルビーとピンクサファイアを見分けるための簡易的な方法として、基準となる色見本が用意されています。また、パパラチアサファイアなど、ルビーによく似たピンク色の石なども、基準石と比較して判定されます。

3-3 表面に傷がつくかチェック

表面に傷がつくかチェック

ルビーは、ダイヤモンドに次いで硬度の高い石です。ルビーに傷をつけることができるのはダイヤモンドだけといってもいいでしょう。

そのため、表面に傷がついているルビーはガラスなどの偽物の可能性があります。爪やコインで表面をひっかいてみて、傷がつかないか試してみるのも見分けるひとつの方法です。

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4 ルビーは宝石の中でも人気で価値も高い

7月の誕生石であるルビーは、宝石の中でも人気、知名度ともに非常に高い石です。そのため、人工ルビーなどの偽物も多く出回っています。

ブラリバでは、ルビーに詳しい査定士が、お手持ちのルビーを専門的な知識でしっかり鑑定いたします。お手持ちのルビーの価値を知りたい方は、お気軽にご相談ください。

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