鮮やかな色彩を放つガーネットは、非常に人気の高い宝石です。宝石にはそれぞれ石言葉がありますが、ガーネットの石言葉にも深い意味が込められています。この記事では、ガーネットの石言葉や色の違い、石の持つ効果などを紹介します。
目次
ガーネットの石言葉とは
ガーネットの石言葉には、以下のようなものがあります。
- 真実の愛
- 情熱
- 永遠の友愛
- 繁栄
- 実り
ガーネットは古くから愛する人への贈り物として用いられ、その情熱的な色合いは人の心を動かす力があるとされてきました。そのため、石言葉も愛に関連するものが多いです。また、ガーネットは果物のザクロに似ている見た目をしていることから、繁栄や実りなど、生命力を感じさせる石言葉もあります。
ガーネットという名前の意味や誕生石の由来は?
ガーネットの名前はラテン語の「granatus」(種子という意味)に由来し、その見た目がザクロの種に似ていることから名付けられました。日本では「柘榴石(ざくろいし)」とも呼ばれ、豊かな実りや生命力の象徴とされています。
また、ガーネットが1月の誕生石に選ばれたのも意味があります。ガーネットは宝石を構成する結晶が非常に整っており「何もしなくても最初から美しい」ということから、始まりの月である1月の誕生日に選ばれたとされています。
1月の誕生石 ガーネットについて詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。
ガーネットの持つ効果とは
ガーネットは、その美しさや力強い色合いから、古来よりお守りとして用いられてきた宝石です。時代や文化によって、ガーネットのお守りとしての意味は異なります。この章では、ガーネットに込められた意味を紹介します。
ポジティブなパワーを与えてくれる
ガーネットは、その力強くはっきりとした色合いから、持ち主に活力と勇気を与えるお守りとして愛されてきました。とくに、困難や挑戦に立ち向かう際、ガーネットは心を強くし、ポジティブな思考を促進するという言い伝えがあります。また、自信を高め、ネガティブな感情を払拭する助けとして、大事な場面ではガーネットを身につけるという習慣もあったそうです。
人生を実りあるものにしてくれる
ガーネットは、古くから豊かな実りと繁栄の象徴とされてきました。古代エジプトや古代ローマでは、ガーネットは神によって与えられた石とされ、貴重な存在だったという言い伝えもあります。ガーネットの強い輝きは、持ち主の人生に豊かさと満足感をもたらすと信じられており、さまざまな文化において神聖な意味を持つ石と信じられてきました。
愛を育む
ガーネットは、その深みのある美しい色合いから、深い愛情や情熱の意味を持つ宝石としても知られています。欧米では、ガーネットは「変わらぬ愛」を誓う宝石として人気があり、結婚18年目にガーネットを贈る習慣があります。
日本でもそれにちなんで結婚18年目を「ガーネット婚式」と呼び、18周年を記念してガーネットを贈るという方も増えています。
生命力を高める
ガーネットは生命力を高めるお守りとしても古くから重宝されてきました。ガーネットの赤色が血液を連想させるとして、戦地に向かう兵士たちが無事に生還できるように身につけたという言い伝えもあります。
中世ヨーロッパの十字軍の間でも、ガーネットはお守りとして大切にされており、ガーネットの持つ神秘的な力が広く信じられていたことがわかります。
ガーネットの色の違いと意味
ガーネットには赤以外にもさまざまな色が存在し、それぞれに独特の意味があります。ここでは、ガーネットの中から代表的な色と、その意味を解説します。
レッドガーネット
レッドガーネットは、ガーネットの中でもっとも有名であり、象徴的な色です。数ある宝石の中でも、レッドガーネットはとくにお守りとして大切にされてきた歴史が長い宝石です。繁栄や実り、情熱的な愛、生命力など、レッドガーネットの燃えるような赤色から連想される意味が多く伝えられており、今も世界中の人々に愛されています。
グリーンガーネット
グリーンガーネットはグロッシュラーガーネットやツァボライトなどの別名がある、緑色のガーネットです。見る者の心を癒すような神秘的な色合いから、心の安定と精神的な成長を促進する力があると信じられてきました。また、自然とのつながりを象徴し、ストレスや不安を和らげ、忍耐力や心の平和をもたらす効果があるともされています。
オレンジガーネット
オレンジガーネット(ヘソナイト)は、明るいオレンジ色が特徴のガーネットです。レッドガーネットと同じ暖色系のカラーということもあり、情熱や愛情、生命力などの意味を持ちます。
また、インドでは古代から伝わる「ヴェーダ占星術」でオレンジガーネットを使用するため、「ガーネット=オレンジ」という風潮があるようです。ヴェーダ占星術ではオレンジガーネットをお守りとして身につけると、長寿や幸福につながると考えられてきました。
ベキリーブルーガーネット
ベキリーブルーガーネットは、マダガスカル南部のベキリー鉱山で採掘される貴重な青色のガーネットです。この宝石は青色から赤色に変わる珍しい性質を持っており、その珍しさから高値で取引されています。
癒しの青と情熱の赤の両方の色合いを持つベキリーブルーガーネットは、精神的なバランスを保ち、内面の平和を見つけるのに役立つとされています。冷静な判断力とエネルギッシュなパワーを高めてくれるお守りとしても人気です。
ガーネットは前向きな意味が込められた宝石
ガーネットはその輝きや美しさだけでなく、持つ人に前向きな効果をもたらす宝石として愛されています。ガーネットには赤だけでなくさまざまなカラーがあり、自分の好きな色や意味を持つガーネットをお守りにしている方も多いです。
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