金相場は現在、歴史的な高騰を続けています。2023年12月5日時点で10,545/gを記録しており、絶好の売り時となっていますが「どこに売ればいいかわからない」「どうやったら高く売れるかわからない」という方が多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、金買取における買取業者の選び方や高く売るポイントなどについて詳しく解説します。また現在の金相場や金買取に必要な書類についてもご紹介するので、最後までご覧ください。
また金の売却をお考えの方がいらっしゃいましたら、事前に金の買取相場を確認しておくのがおすすめです。こちらの金の買取相場ページでは、最新の金の買取相場や買取情報が確認できます。金の売り時を逃さないようしっかりチェックしておきましょう。
目次
金・貴金属の買取業者選ぶときのポイント
金を高く売るためには業者選びも重要であり、その際にチェックすべきポイントがいくつかあります。業者選びのポイントとして挙げられるのが、主に以下の4点です。
- 金・貴金属の買取実績が豊富かどうか
- 査定や見積りを無料で行っているか
- 金買取の手数料について明記しているか
- 宅配買取・出張買取に対応しているか
上記4点を理解し、信頼できる業者を見分けられるようになりましょう。上記のポイントについて、以下で詳しく解説していきます。
金・貴金属の買取実績が豊富かどうか
金買取の際は、なるべく金の買取実績が豊富な業者に依頼するようにしましょう。金の買取実績が豊富な業者には金買取に精通しているバイヤーが常駐しており、適正価格での買取に期待できるためです。またあらかじめ大まかな買取価格を把握することも可能なので、業者選びの際は必ずチェックしておきましょう。
買取実績を調べる際には、その業者の公式ホームページを確認するのがおすすめです。買取実績が豊富な業者は信頼度をアピールするために、ホームページで買取実績を公開しているところが多い傾向にあります。
査定や見積りを無料で行っているか
金の査定や見積りを無料で行ってくれる業者に依頼するようにしましょう。大手と呼ばれる業者では査定料などを無料としているところは多く、気軽に複数の業者に見積りを依頼することが可能です。中には査定料を有料としている業者もあるので、事前に査定料の有無についてはチェックしておきましょう。
また査定料と同時に「キャンセル料」の有無も確認しておくのがおすすめです。事前に確認せずにいきなりキャンセル料を請求されるとトラブルの原因にもなるので、あらかじめキャンセル料の有無はチェックしておき、なるべく無料のところに依頼するようにしましょう。
金買取の手数料について明記しているか
金を売却する際には、査定料などの手数料とは別に「金の買取手数料」が発生します。店舗ごとに手数料の有無や金額は異なり、買取価格から手数料が引かれた金額が受け取れる金額となります。中にはこの手数料を無料としているところもありますが、その分元の買取価格を少し低く見積るケースが多く、手元に残る金額に大きな差はありません。
手数料の有無を見分けるポイントとしては、公式サイトなどに無料にしている業者は「手数料無料!」などと記載されていますが、有料としている業者は査定時に伝えられるケースが多いようです。査定や見積りを無料としている業者であればこうした比較も可能なので、あらかじめ査定料などと同時に手数料の有無もチェックしておくのがおすすめです。
宅配買取・出張買取に対応しているか
ご自宅の近くに金の買取業者の店舗がない場合は、宅配買取や出張買取サービスを展開する業者に依頼しましょう。時間が取れずに店舗に足を運ばなくても査定してもらえるので、非常に便利です。
宅配買取では「配送中に商品が壊れてしまったらどうしよう」という懸念がよく挙げられますが、大手の業者であれば万が一の破損事故に備えた保険サービスを用意しているところもあるので安心して利用できます。
出張買取を利用する方は、「出張料無料」としている業者を選ぶのがおすすめです。店頭と出張とで買取金額が異なるということはないため、同じ金額を受け取るためにもなるべく出張料も無料としている業者を選ぶようにしましょう。
金・貴金属の買取に必要なもの
本章では、金買取の際に必要な書類などをご紹介します。
本人確認ができる書類
金買取の際は、必ず本人確認ができる書類を持参するようにしましょう。古物営業法によって、本人確認書類の提示は義務付けられています。必要な書類は業者によって異なるので、あらかじめチェックしておくのがおすすめです。ここでいう本人確認書類とは、以下のようなものが挙げられます。
- 運転免許証
- 運転経歴証明書
- 個人番号カード(マイナンバーカード)
- パスポート※
- 写真付き住民基本台帳カード
- 住民票
- 障害者手帳
- 印鑑証明書
- 戸籍謄本
上記のうちいずれか1つの提示を求められることが多く、これらの提示を求めてこない業者は怪しい可能性があります。
※2020年2月4日以降に発行されたパスポートを提示される場合は、併せて保険証・公共料金請求書・住民票のいずれか1点を提出する必要があります。
金の買取の際に必要な身分証明書については以下の記事でより詳しく解説しているので、興味のある方は合わせてご覧ください。
マイナンバーカード(取引価格が200万円を超える場合)
金の買取価格が200万円を超えた場合、売る側はマイナンバーカードの提出が求められます。その理由は、買取業者が税務署へ提出する支払調書に記載する必要があるためです。取引価格が200万円を超えると買取業者側は税務署に支払調書を提出する義務が発生し、マイナンバー以外にも住所や氏名などの売り手側の個人情報を記載します。
なお提出義務があるのは個人のみで、法人のお客様には必要ありませんのでご安心ください。
登記事項証明書(法人の場合)
法人として金の取引をする場合は、本人確認を行う公的な証明書類として登記事項証明書(現在の事項全部証明書・履歴事項全部証明書)や印鑑証明書が必要です。買取業者は個人情報が掲載された書類を7年間保有しなければならない義務があり、それらは税務署が税務調査などに入った際の確認資料に使用されます。
また登記事項証明書とは別に来店した人の本人確認書類も必要になるので、併せて準備しておくようにしましょう。
【2023年12月】金・貴金属の買取相場
本章では、2023年12月5日時点での24金・18金・18金ホワイトゴールドの買取相場をご紹介します。金相場は毎日大きく変動しているので、こちらに記載している数値はあくまで参考程度にとどめてください。
24金の買取相場
24金の買取相場は、2023年12月5日時点で10,229円/gです。24金とは99.99%が金でできている純金のことで、銀や銅などの混合物が少ないので劣化しにくいのが特徴です。しかし柔らかく耐久性に欠けるため、アクセサリーやジュエリーにはほとんど用いられません。
約2年前の2021年10月時点では約7,000円/gであったことから、現在いかに高騰しているかが伺えます。経済の安定性と金の相場は反比例の関係にあり、最近ではコロナ禍の影響が徐々に収まりつつあることから、金を売るなら今が絶好のチャンスでしょう。
18金の買取相場
18金の買取相場は、2023年12月5日時点で7,803円/gです。18金とは合金の一種で、全体の75%が金、残りの25%が銀や銅などの混合物で構成されています。18金は24金よりも混合物の割合が大きいため、金としての価値は24金に劣ります。しかし18金は24金と比較して耐久性に優れており、アクセサリーやジュエリーに用いられる金のほとんどが18金です。
約2年前の2021年10月時点では約5,000円/gであり、24金同様に今が絶好の売り時となっています。
18金ホワイトゴールドの買取相場
18金ホワイトゴールドの買取相場は、2023年12月5日時点で7,941円/gです。18金ホワイトゴールドとは、残りの25%の混合物の中にパラジウムが多く含まれる合金のことです。
パラジウムが多く含まれる18金ホワイトゴールドは通常の18金よりも価値が高いとされており、買取価格も高くなる傾向にあります。
なお主な合金として「イエローゴールド」や「ピンクゴールド」なども挙げられますが、これらは「カラーゴールド」という区分で、金としての価値は低いとされています。しかしデザイン性に優れているため、今後もアクセサリーやジュエリーでの需要は増え続けることでしょう。
金・貴金属を高く売るためのポイント4選
金の価格は常に変動していますが、金の状態が悪いとその相場価格通りに買取してもらえない可能性があります。本章では、金を1円でも高く売る方法を4つご紹介します。
常に金相場の動向をチェックする
高値を記録したときにすぐ売却できるように、常に金相場の動向はチェックしておきましょう。金は特に相場の変動が激しく、2022年9月20日時点で8,443円/gだった金の価格が、1年後の2023年9月20日時点で10,027円/gまで高騰しています。
特に近年はコロナ禍やウクライナ侵攻などの影響により金相場が激しく変動しているので、世界的な情勢も含めて相場の動きは常に把握しておきましょう。
箱や保証書などの付属品も一緒に査定に出す
ハイブランドのアクセサリーやジュエリーを買取に出す際は、購入時についていた付属品や保証書なども一緒に提出するのがおすすめです。金自体の査定に鑑定書は必要ありませんが、ブランド物の製品の場合は「ブランドとしての価値」を証明するものとして保証書や付属品は有効的です。
他の貴金属なども一緒にまとめ売りする
金買取の際にはまとめ売りをするのがおすすめです。買取業者によっては「まとめ売りキャンペーン」を行っており、他の貴金属製品と一緒に買取に出すことで、本来の買取価格にさらに上乗せしてもらえる可能性があります。
「金以外はどうせ高く売れないから売らない」と決めつけるのではなく、不要になった貴金属もまとめて持っていきましょう。中には予想外の値段がつくものもあります。
また一度に売る金の量が多いほど、金買取の手数料が優遇される可能性があります。買取価格が大きいほど買取業者側の利益が大きくなるので、ある一定の条件を定めて手数料を無料にする業者も少なくありません。
複数の買取業者に金買取の見積りを確認する
金の買取に精通している買取業者がおすすめですが、その上で複数の買取業者に依頼してみるとよりいいでしょう。買取業者によって査定ポイントや査定にかかる手数料などが異なるので、その違いが買取価格の差につながります。
査定に時間をかけられない方では、公式サイトに掲載されている買取価格を参考にしてみるのもいいでしょう。複数の買取業者の買取価格を知ることで大まかな相場を把握することが可能なので、1社で満足せず他社と比較してみるのがおすすめです。
金・貴金属を売るならブラリバにおまかせ!
ここまで本記事をご覧になった方の中には、「買取業者の選び方や高く売る方法はわかったけど、それでも選択肢が多くて選べない」と考える方も少なくないでしょう。そこでおすすめなのが、ブランド買取専門店「ブラリバ」です。
ブラリバでは金の価値だけでなく、デザインやブランドとしての価値などその製品本来の価値をしっかりと見定めるため、相場に基づいた買取価格をお客様に提示します。