金の買取時に必要な身分証明書は?必要書類と買取の流れを解説

金の買取の際には、身分証明書が必ず必要です。この記事では、金の買取時に使える身分証明書や必要書類について解説します。 また、店頭買取や出張買取など、金の買取の一般的な流れも紹介しますので、これから金の買取を利用しようと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

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金の買取に必要な身分証明書とは?

金の買取は高額な取引となるため、必ず身分証明書の提出が求められます。この章では、金の買取の際に使える身分証明書や必要書類について解説します

買取の際の身分証明書や必要書類は、業者によって異なります。特に、金の売買は高額で本人確認が厳密に行われているため、注意が必要です。

以下に紹介するものは一般的なものですが、実際の取引の際は必ず事前に業者に確認するようにしましょう

必要書類(個人)

個人が金の売却を行う際には、以下のどちらかのパターンで身分証明書や必要書類の提出が必要です。身分証明書は必ず有効期限内のものを持参してください。

  • 顔写真付きの身分証明書(写真つき公的証明書)→1点
  • 顔写真がない身分証明書(公的機関発行)→2点以上

また、身分証明書に記載されている住所と現住所が異なる場合などは、現住所を証明するための補完書類が必要です。

以下に、それぞれの種類を詳しく解説します。

1点で本人確認できる身分証明書

  • 運転免許証
  • 運転経歴証明書
  • パスポート※2020年2月4日以前発行のもの
  • 住民基本台帳カード
  • 特別永住者証明書
  • ​​身体障害者手帳
  • マイナンバーカード

1点で本人確認できる身分証明書は、公的機関で発行された写真つきの身分証明書のみです。

ただし、パスポートに関しては注意が必要です。2020年2月4日以降に発行されたパスポートは、所持人記入欄が廃止されて現住所の記載がないため、現住所が記載された補完書類が必要となります

2点以上で本人確認できる身分証明書

  • 国民健康保険証
  • 健康保険証
  • 共済組合員証
  • 国民年金手帳
  • 母子健康手帳
  • 後期高齢者医療被保険証
  • 介護保険被保険証

2点以上で身分証明書となる書類は、公的機関が発行した身分証明書で顔写真のないものです。クレジットカードやキャッシュカード、学生証や社員証などは身分証明書としては使えないところがほとんどです。

補完書類として有効なもの

  • 住民票
  • 戸籍謄本
  • 印鑑登録証明書
  • 国税・地方税の領収書
  • 納税証明書
  • ​​公共料金の領収書(電気・ガス・水道など)

補完書類とは、現住所を証明するために必要な書類です。補完書類だけでは身分証明書とはなりません

必要書類(法人)

法人の場合、個人とは異なり以下の必要書類が求められます。

  • 登記事項証明書(現在事項全部証明書・履歴事項全部証明書)
  • 印鑑登録証明書

また、この他に来店する本人の身分証明書と、会社代表からの委任状が必要になるケースがあるため、取引の前に確認することをおすすめします。

200万円以上の取引での必要書類

個人で200万円以上の金を一度に売る場合、マイナンバーカードが必要です。200万円分の金を複数回に分けて売るときは、マイナンバーの提出は不要です。

個人が200万円以上の金を売却した際、買い取った業者は税務署に支払調書を提出する義務があります。支払調書には誰が金を売ったかを書く欄があり、ここにマイナンバーを記載する必要があるためです。

また、貴金属の買取業者は、2007年3月に制定された「犯罪による収益の移転防止に関する法律」に基づき、200万円を超える貴金属の売買において疑わしい取引があった場合は、関係各所に必要な情報を提供する義務があります。

そのため、マイナンバーを含めた身分証明書の提出や金の取引に関する記録を必ず残しておく必要があり、この記録は7年間保管されます。


金の買取に身分証明書が必要な理由

金の買取に身分証明書が必要な理由はいくつかあります。以下はその主な理由です。

法的規制の遵守

金の買取業者は、古物営業法に基づき、買取に関する情報の管理を義務付けられています。身分証明書の提出は、これらの法的規制を遵守するための一環として求められます

盗品売買の防止

身分証明書の提出は、盗品の売買を防ぐための重要な手段です。買取業者は、金を売る人が本当にその金の所有者であることを確認する必要があります。身分証明書を確認することで、不正な取引や身分詐称を発見しやすくなり、正当な所有者に対してのみ支払いが行われます。

マネーロンダリングの防止

マネーロンダリングとは、犯罪によって得た不正資金を合法な資金に換える行為です。金製品は現金化しやすいため、マネーロンダリングの手段として利用されることがあります。身分証明書を提出することで、買取業者は売却者の本人確認を行うことができ、マネーロンダリングを防止することができます。


金の買取方法と買取の流れ

金の買取方法は、一般的に以下の3種類です。

  • 店頭買取
  • 出張買取
  • 宅配買取

ここでは、当社が運営するブラリバを参考に、それぞれの買取方法の流れやメリット・デメリットについて解説します。

店頭買取の流れ

店頭買取は、貴金属買取でもっとも一般的な方法です。直接店舗に商品を持参し、その場で査定してもらいます。店頭買取の大体の流れは以下のとおりです。

  • 買取店の選定
  • 金製品を店舗に持参する
  • 店頭での査定
  • お支払い

店頭買取のメリット

店頭買取の最大のメリットは、その場で査定してもらい、すぐに現金を受け取ることができることです。急な事情で一刻も早く現金が必要という場合は、店頭買取をおすすめします。

また、店頭買取では、査定士と直接やりとりすることができるため、疑問や不安をその場で解消することができます。査定士の顔を見ながら安心して取引したいという方に、店頭買取は人気があります。

店頭買取のデメリット

店頭買取を利用する場合、実際に店舗まで足を運ぶ必要があります。また、営業時間も制限があるため、平日仕事がある方など、忙しい方はスケジュールを調整する必要があります。

また、そもそも近くに店舗がない場合は交通費がかかるなど、店頭買取を利用するのが難しいという方も多いです。

出張買取の流れ

出張買取は、買取業者に出張してもらい、自宅で買取査定を行う方法です。出張買取の大体の流れは以下のとおりです。

  • 買取店の選定
  • 出張査定の予約
  • 自宅での査定
  • お支払い

出張買取のメリット

指定した日時に自宅での取引が可能なため、店舗まで足を運ぶ必要がなく、自分の都合のいいときに査定してもらえます。

また、自宅にいながら査定してもらえるので、重たい商品や大きな商品を持ち出す必要がありません。特に、貴金属のような高額品の場合、防犯の意味でも持ち歩く必要がないのは大きなメリットです。

出張買取のデメリット

出張買取は自宅で行うので、自宅に他人を招くことに抵抗があるという方には向いていません。また、一部の業者では出張買取に対応していなかったり、出張料が発生することもあるため、買取業者の選択肢が少ない可能性があります。

さらに、自宅にわざわざ出張してきてもらうという意識があると、予想より低い査定額を提示されても交渉しづらいというデメリットがあります。

宅配買取の流れ

宅配買取は、専用の宅配キットを使用して、売りたい商品を郵送する買取方法です。宅配買取の大体の流れは以下のとおりです。

  • 買取店の選定
  • 宅配買取の申込み
  • 宅配キットの受け取り
  • 商品の梱包・発送
  • 買取業者による査定
  • 査定結果と価格提示
  • 買取代金の振込

宅配買取のメリット

宅配買取は、住んでいる場所に関係なく全国どこからでも買取サービスを利用できる点が大きなメリットです。

商品を送るだけで取引が可能なため、店舗まで足を運ぶ必要がなく、自分の都合の良い時間に商品を発送することができるため、非常に便利です。忙しくて時間がとれないけれど買取サービスを利用したいという方にはぴったりの方法です。

また、業者にもよりますが、発送に必要な箱や梱包材なども無料で送ってくれることが多く、発送にかかる送料も無料です。

宅配買取のデメリット

宅配買取は、 商品を送った後、評価結果が返ってくるまでに時間がかかるのがデメリットのひとつです。また、対面でのやり取りができず、買取を断る場合は返送にかかる送料が発生することがあるため、評価額に納得がいかない場合は交渉しづらい面もあります。

さらに、宅配買取の場合は郵送中に商品が紛失したり、破損するリスクが存在します。宅配買取を利用する際は、宅配保険をつけてくれる業者を選ぶのがおすすめです。


金買取で気をつけるべきポイント

金を売る際には、いくつかの重要なポイントを考慮する必要があります。適切な価格での取引やトラブルを避けるために、以下の点に注意してください。

事前に必要書類を確認する

買取業者が要求する身分確認書類を事前に確認しておくことは非常に重要です。一般的に、身分証明書や商品の証明書などが必要とされることが多いですが、使える書類は業者によって異なる場合があります。

また、身分証明書など必要書類の有効期限も確認しましょう。有効期限が切れていると、身分証明書として認められません

身分証明書はコピーではなく原本が必要

ほとんどの買取業者は、身分証明書のコピーではなく原本が必要です。これは、不正な取引を防ぐための措置です。身分証明書の原本を持参しないと、取引ができない場合がありますので、注意が必要です。

金の相場や売りたい金製品について調べる

金の価値は日々変動します。金を売りたいと思ったら、直近の金相場の動向や、売りたい金製品の種類や純度、重量などについて事前に調査しておきましょう。これにより、適切な価格での取引が期待でき、不当な価格での買取を避けることができます。

複数の買取業者を比較する

金の買取を検討する際は、ひとつの業者に絞り込むのではなく、複数の業者を比較検討することがおすすめです。金の価格は相場に基づいて決められますが、業者によって手数料が必要なところもあり、買取価格はそれぞれ異なります。また、サービス内容についても違いがあるため、公式ホームページや口コミなどを見て比較しましょう。

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ブラリバでは、金やプラチナなど、貴金属の買取を行っております。ブラリバは貴金属の買取実績が豊富で、専門の査定士が最新の相場に基づいて査定を行いますので、高価買取が可能です。査定料や出張料など金買取の手数料以外の費用は一切発生しませんので、まずはお気軽にお問い合わせくださいませ。

また、ブラリバでは店頭買取はもちろん、出張買取や宅配買取など、お客様のニーズに合わせた買取方法がお選びいただけます。

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金の買取の依頼時は必要書類の確認を必ず行おう

金の買取は、犯罪やトラブルを防止するために厳格な身分確認が求められます。金の買取の際には、身分証明書の提出が必須ですので、必要書類を必ず業者に確認するようにしましょう。

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