
2022年から食料品を中心に値上げのニュースが話題になっていますが、値上げが行われているのは食料品だけではありません。
2023年に入りハイブランドを中心とした値上げが、たびたび行われています。そんなハイブランドのなかでも『ルイ ヴィトン』がハイペースで価格改定による値上げを行っており「値上げしすぎ」という声も多く挙がっています。
この記事では、ルイ ヴィトンの人気シリーズを中心に、今回の価格改定による値上げ率や増加額についてご紹介します。
目次
1 ルイ ヴィトンが2023年7月に3度目の値上げを実施
ルイ ヴィトンはたびたび価格改定を行っており、2023年は2月にレザー製品などのバッグを中心に約5%の値上げをしています。
2023年6月には、ウォッチ&ジュエリー以外の全カテゴリーの商品が約6%値上げされています。そして、2023年7月19日に今年3度目の価格改定による値上げが行われました。今回行われた価格改定により、平均3%の値上げとなっています。(一部商品を除く)
次の章では、気になる各アイテムごとの値上げ後の価格や、値上げ率について解説していきます。
2 【価格一覧表】価格改定により値上げしたヴィトン人気商品
2章では、ルイ ヴィトンのバッグや財布などの人気アイテムを中心に、値上げ後の価格や値上げ率を解説します。 シリーズごとの定価改定前の価格と、定価改定後の価格がすぐに分かる一覧表で解説しますので、ルイ ヴィトンの購入を検討している方はぜひ参考にしてください。
2-1 スピーディシリーズ
商品名 | 改定前の定価 | 改定後の定価 | 値上げ率&増加額 |
スピーディ25 | 215,600円 | 222,200円 | 約3.1%(+6,600円) |
スピーディ30 | 224,400円 | 231,000円 | 約2.9%(+6,600円) |
スピーディ35 | 232,100円 | 238,700円 | 約2.8%(+6,600円) |
スピーディ・バンドリエール25 | 257,400円 | 265,100円 | 約3%(+7,700円) |
スピーディ・バンドリエール30 | 265,100円 | 272,800円 | 約2.9%(+7,700円) |
スピーディ・バンドリエール35 | 273,900円 | 281,600円 | 約2.8%(+7,700円) |
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ルイヴィトンのなかでも高い人気をもつスピーディシリーズの値上げ率は約3%(6,000円〜7,000円前後)です。
スピーディシリーズは、約1年ほど前は10万円台で購入することができましたが、今回の値上げによりスピーディ・バンドリエールは30万円目前の価格になっています。
2-2 アルマシリーズ
商品名 | 改定前の定価 | 改定後の定価 | 値上げ率&増加額 |
アルマ BB | 248,600円 | 256,300円 | 約3.1%(+7,700円) |
アルマ PM | 273,900円 | 281,600円 | 約2.8%(+7,700円) |
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スピーディシリーズ同様、ルイ ヴィトンの定番であるアルマシリーズの値上げ率は約3%(7,700円)です。
アルマ BBは2022年2月の価格改定前は10万円台でしたが、同年に行われた価格改定によって20万円台となっています。その後もアルマ BB、アルマ PMともに値上げが行われ、現在の価格は20万円台後半という結果になっています。
2-3 ネヴァーフルシリーズ
商品名 | 改定前の定価 | 改定後の定価 | 値上げ率&増加額 |
ネヴァーフル PM | 236,500円 | 243,100円 | 約2.8%(+6,600円) |
ネヴァーフル MM | 245,300円 | 253,000円 | 約3.1%(+7,700円) |
ネヴァーフル GM | 253,000円 | 260,700円 | 約3%(+7,700円) |
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使い勝手がよく幅広い年齢層から人気のあるネヴァーフルシリーズです。
ネヴァーフル PMは2022年2月の価格改定前は10万円台でしたが、その後は20万円台に推移しています。
ネヴァーフルシリーズは、2023年2月の価格改定により3%ほど値下げされたこともありましたが、今回の価格改定では全て約3%の値上げとなっています。
2-4 カプシーヌシリーズ
商品名 | 改定前の定価 | 改定後の定価 | 値上げ率&増加額 |
カプシーヌ MINI | 852,500円 | 880,000円 | 約3.2%(+27,500円) |
カプシーヌ BB | 935,000円 | 962,500円 | 約2.9%(+27,500円) |
カプシーヌ MM | 1,023,000円 | 1,056,000円 | 約3.2%(+33,000) |
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今回かなり大きな増加額となっているカプシーヌシリーズです。
カプシーヌ MMは前回の価格改定により100万円台に乗っています。そして、今回の値上げにより定価は105万6,000円に改定され、増加額は2万7,500円と大きな金額となっています。このまま値上げが続くとなると、カプシーヌ BBも100万円台に乗る可能性は高いでしょう。
2-5 オンザゴーシリーズ
商品名 | 改定前の定価 | 改定後の定価 | 値上げ率&増加額 |
オンザゴー PM | 407,000円 | 419,100円 | 約3%(+12,100円) |
オンザゴー BB | 407,000円 | 419,100円 | 約3%(+12,100円) |
オンザゴー GM | 423,500円 | 436,700円 | 約3.1%(+13,200円) |
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2019年のサマーカプセルコレクションから高い人気をもつオンザゴーシリーズですが、販売当初は30万円前後の価格でした。オンザゴーは、たびたび価格改定の対象となっていたものの、2022年2月、2023年2月の価格改定では値下げが実施され、一時30万円台に下がっています。しかし、2023年6月の価格改定により再び40万円台に乗り、今回の価格改定でも約3%の値上げとなっています。
2-6 モンスリシリーズ
商品名 | 改定前の定価 | 改定後の定価 | 値上げ率&増加額 |
モンスリ NM BB | 356,400円 | 367,400円 | 約3.1%(+11,000円) |
モンスリ NM PM | 372,900円 | 383,900円 | 約2.9%(+11,000円) |
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モンスリは、さまざまな用途で使いやすいルイ ヴィトンのリュックタイプの人気シリーズです。値上げ率は他のシリーズと同様に約3%となっていますが、もともとの定価が高めなだけに増加額は11,000円と大きくなっています。
2-7 モンテーニュシリーズ
商品名 | 改定前の定価 | 改定後の定価 | 値上げ率&増加額 |
モンテーニュ BB | 381,700円 | 392,700円 | 約2.9%(+11,000円) |
モンテーニュ MM | 398,200円 | 410,300円 | 約3%(+12,100円) |
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今回の価格改定により、モンテーニュ BBは39万2,700円と40万円目前、モンテーニュ MMは40万円台に乗っています。もしこれまで通り秋頃に再び価格改定が行われる場合、モンテーニュ BBも40万円台に乗ると予想されます。
2-8 サックプラシリーズ
商品名 | 改定前の定価 | 改定後の定価 | 値上げ率&増加額 |
プティット・サックプラ | 248,600円 | 256,300円 | 約3.1%(+7,700円) |
サックプラ BB | 323,400円 | 333,300円 | 約3.1%(+9,900円) |
サックプラ PM | 372,900円 | 383,900円 | 約2.9%(+11,000円) |
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サックプラは約50年前の1968年に発売開始したルイ ヴィトンの定番シリーズです。サックプラシリーズは一度廃盤となったものの、新型として再度登場し、今もなお女性を中心に人気を集めています。
そんなサックプラシリーズのなかで、もっとも新しいのが2020年に発売された”プティット・サックプラ”です。発売当初は10万円台で購入できたプティット・サックプラですが、度重なる価格改定によって現在は20万円台となっています。
また、サックプラ BB、PMともに値上げ後も30万円台にとどまりましたが、PMサイズは38万3,900円と40万円目前の価格となっています。
2-9 ミニバッグ
商品名 | 改定前の定価 | 改定後の定価 | 値上げ率&増加額 |
ミュルティ・ポシェット・アクセソワール | 356,400円 | 367,400円 | 約3.1%(+11,000円) |
ポシェット・ドゥーブル ジップ | 207,900円 | 214,500円 | 約3.2%(+6,600円) |
ヴァニティ PM | 414,700円 | 426,800円 | 約2.9%(+12,100円) |
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人気のヴィトンのミニバッグの各アイテムも約3%の値上げとなっており、30万円〜40万円台のアイテムは1万円前後の大きな額で上昇しています。ミニバッグはアイテムにもよりますが比較的手の届きやすい価格だったり、最近のトレンドだったりするのもメリットです。ルイ ヴィトンのミニバッグが欲しい方は、次の価格改定前に購入したいアイテムの目星をつけておくとよいでしょう。
2-10 財布
商品名 | 改定前の定価 | 改定後の定価 | 値上げ率&増加額 |
モノグラムジャイアントジッピーウォレット | 123,200円 | 126,500円 | 約2.7%(+3,300円) |
モノグラム ジッピーウォレット | 105,600円 | 108,900円 | 約3.1%(+3,300円) |
ポルトフォイユ・マルコ NM | 78,100円 | 80,300円 | 約2.8%(+2,200円) |
ポルトフォイユ・サラ | 88,000円 | 90,200円 | 約2.5%(+2,200円) |
ダミエアズール ポルトフォイユ・クレマンス | 78,100円 | 80,300円 | 約2.8%(+2,200円) |
モノグラム アンプラント ポルトフォイユ・クレマンス | 96,800円 | 100,100円 | 約3.4%(+3,300円) |
ポルトフォイユ・ヴィクトリーヌ | 74,800円 | 77,000円 | 約2.9%(+2,200円) |
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ルイ ヴィトンの財布の人気アイテムの値上げ率と増加額をまとめました。全体的に約3%の値上げとなっていますが、もともとの価格が低めなこともあり、バッグと比べると増加額としてはそれほど大きくはありません。とはいえ、今回の値上げにより定価が10万円台になったアイテムもありますので、少しでもお得に買いたいという方は早めに購入するようにしましょう。
3 ルイ ヴィトンの値上げラッシュが止まらない
3章では、ルイ ヴィトンが値上がりする理由や、次の値上げ時期などについて解説します。
3-1 ルイ ヴィトンが値上がりした理由とは
ルイ ヴィトンが値上げする理由としては大きく2つあります。
- 原材料の高騰による生産コストの上昇
- 円安などによる影響
まず、原材料の高騰による生産コストの上昇について解説します。ルイ ヴィトンの製品は上質な素材が使用されています。なかでも牛革を使用したものは、上質な革の確保が難しくなっています。その理由は、近年世界中で牛肉の消費が増加し供給量が増えたことにより、時間を掛けて牛を育てることができなくなってしまったためです。これにより供給量よりも需要が高まり原材料が高騰しました。その結果、ルイ ヴィトンでは全体的なコストの上昇となり価格改定による値上げが行われています。
次に円安の影響について解説します。円の価値が下がる円安となると仕入れコストが上昇するため、日本国内で販売される海外ブランド品の多くが値上げされます。
たとえば、”1ドル=100円”であれば、10万円で仕入れることができますが、”1ドル=120円”の円安の場合は12万円を支払う必要があります。つまり、この差額を埋めるために定価を上げざるを得ないというわけです。
ルイ ヴィトンも海外ブランドなので、円安になると仕入れコストが上がります。円安となり仕入れコストが上がることも、ルイ ヴィトンの値上げのひとつの要因となっています。
ほかにも人件費の増加など、さまざまな要因によりルイ ヴィトンは価格改定による値上げを行っているのです。
3-2 次にルイ ヴィトンの値上げが行われるのはいつなのか?
ルイ ヴィトンは2023年に入り3度目の価格改定となりましたが、年内に少なくとも1回は価格改定が行われると予想されます。
その理由としては、価格改定が始まった2021年は4回、次の年の2022年にも4回の価格改定を行っているためです。これまでの経緯から、次に値上げを行う時期は10月〜11月前後と予測できます。
ルイ ヴィトンの価格改定に関わる物価高騰や円安などは、現在の状況から今後大きく進行するとは考えにくいですが、横ばいもしくは少しずつ上昇していく可能性が高いです。
仮に年内に値上げが行われなかったとしても、物価高騰や円安が続くとなると価格改定による値上げは今後も行われていくと考えられます。
たった3%の値上げとはいえ、もともとの価格が高めなルイ ヴィトンとなると、その価格差は大きいため、もし購入を迷っているのであれば、今のタイミングで買うのが得策といえます。
3-3 ルイ ヴィトンだけじゃない!各ハイブランドの値上げラッシュ
2020年頃から、ルイ ヴィトンだけではなくほかの海外ブランドでも価格改定による値上げが行われています。
たとえばシャネルでは、2021年からたびたび価格改定が行われ、2023年は3月と6月に価格改定をしています。フランス パリに本社を置くエルメスでも、2023年1月に約7~10%ほど値上げが行われています。ほかのブランドと比べると価格改定の回数は少ないものの、値上げ率がかなり高くなっています。
このようにルイ ヴィトンに限らず多くのハイブランドで値上げラッシュとなっているので、ベストな購入のタイミングを逃さないようにしましょう。
4 中古市場でも値上がり傾向に
価格改定によって現行の商品の定価が変わると、中古市場にも影響があります。もともとの価格が上がれば、底上げされて中古品の販売価格も少し上がります。
販売価格が上がると聞くとネガティブな印象がありますが、いっぽうでよい点もあります。
それは、”買取価格がアップ”することです。ルイ ヴィトンはハイブランドの定番で、需要と供給いずれも高いため、中古であっても高価格で取引されることも多くあります。そのため、不要なルイ ヴィトンのアイテムがある場合は、今のタイミングで売ってしまうのもひとつです。
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人気ブランドのルイ ヴィトンですが「買ったもののずっと使っていない」というアイテムをお持ちの方もいると思います。もし、不要なルイ ヴィトンのバッグや財布などがございましたら、ブラリバへお持ちください!
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6 さいごに
今回、2023年7月19日にルイ ヴィトンで行われた価格改定についてご紹介しました。
ルイ ヴィトンの購入を検討している方は、損をしないためにも早めに購入するようにしましょう。
また、一定の需要があるルイ ヴィトンは高値で買い取ってもらえることも多いため、購入したアイテムが不要になった場合は、買取に出すのがおすすめです。
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