【2024】ルイ・ヴィトンの値上げ情報をチェック!今後の値上げ予想も

近年、ハイブランドを中心に値上げが相次ぎ、その影響を感じている方も多いのではないでしょうか。とくに「LOUIS VUITTON(ルイ・ヴィトン)」は価格改定が続いており、「値上げしすぎ」との声も少なくありません。2024年も新たな価格改定が確認され、注目を集めています。

この記事では、最新の価格改定情報に加え、値上げ後の人気商品価格や次回の改定時期予想についても解説します。また、値上げが中古市場に与える影響についても掘り下げていきますので、ぜひ最後までお読みください。

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直近で行われたルイ・ヴィトンの値上げ

ルイ・ヴィトンでは、近年たびたび価格改定が行われています。2021年、2022年にそれぞれ4回の値上げが実施され、2023年も同様に4回の値上げが行われました。直近の値上げ時期は以下の通りです。

2023年
・2月3日
・6月1日
・7月19日
・9月19日

2024年
・5月28日

とくに2023年は、6月と7月の値上げの間隔が約1ヶ月半と非常に短く、多くの人から驚きの声があがっていました。そして2024年に入ってからは、5月28日に全商品で値上げが実施されています。次の章では、気になる各アイテムごとの値上げ後の価格や、値上げ率について解説していきます。


価格改定で値上げ!ルイ・ヴィトン人気商品の最新価格一覧

2章では、ルイ・ヴィトンのバッグや財布などの人気アイテムを中心に、値上げ後の価格値上げ率を解説します。 シリーズごとの定価改定前の価格と、定価改定後の価格がすぐに分かる一覧表で解説しますので、ルイ・ヴィトンの購入を検討している方はぜひ参考にしてください。

スピーディシリーズ

商品名改定前の定価改定後の定価値上げ率&増加額
スピーディ・バンドリエール25272,800円279,400円約2.4%(+6,600円)
スピーディ・バンドリエール30280,500円289,300円約3.1%(+8,800円)
スピーディ・バンドリエール35290,400円299,200円約3%(+8,800円)

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スピーディは、1930年代に登場してから90年以上人気を集めているロングセラーシリーズですが、近年の度重なる値上げにより、購入のハードルが上がりつつあります。

今回のスピーディシリーズの値上げ率は約3%で、1点あたり6,000円〜8,000円の値上げ幅となりました。スピーディ・バンドリエールは2023年9月にも同様に約3%の値上げが行われており、ついに価格帯は30万円に迫っています。

アルマシリーズ

商品名改定前の定価改定後の定価値上げ率&増加額
アルマ BB272,800円279,400円約2.4%(+6,600円)
アルマ PM290,400円299,200円約3%(+8,800円)

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スピーディシリーズ同様、ルイ・ヴィトンの定番であるアルマシリーズの値上げ率は約3%です。アルマ BBは2022年2月の価格改定前は10万円台でしたが、同年に行われた価格改定によって20万円台となっています。
その後もアルマ BB、アルマ PMともに値上げが行われ、現在の価格は20万円台後半という結果になっています。

ネヴァーフルシリーズ

商品名改定前の定価改定後の定価値上げ率&増加額
ネヴァーフル PM250,800円258,500円約3%(+7,700円)
ネヴァーフル MM260,700円268,400円約2.9%(+7,700円)
ネヴァーフル GM268,400円276,100円約2.8%(+7,700円)

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使い勝手が良く、幅広い年齢層から人気のあるネヴァーフルシリーズ。もっともコンパクトなPMサイズは、2022年2月の価格改定前は約19万円でしたが、改定後に20万円台に上昇しました。
その後もシリーズ全体で数回の価格改定が行われ、現在はさらに高価格帯に移行しています。また、2023年2月には一時的に約3%の値下げがありましたが、今回は全サイズが約3%の値上げ対象となりました

オンザゴーシリーズ

商品名改定前の定価改定後の定価値上げ率&増加額
オンザゴー PM431,200円448,800円約4%(+17,600円)
オンザゴー BB431,200円457,600円約6.1%(+26,400円)
オンザゴー GM449,900円477,400円約6.1%(+27,500円)

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2019年のサマーカプセルコレクションから高い人気を集めているオンザゴーシリーズは、販売当初の価格は30万円前後でした。

オンザゴーは度重なる価格改定の対象となり、2022年2月や2023年2月には一時的に値下げされて30万円台に戻ったこともありました。しかし、2023年6月以降は再び40万円台に上昇し、その後も価格は引き上げられています。今回の4〜6%の大幅な値上げにより、GMモデルは50万円台に迫る価格となっています。

サックプラシリーズ

商品名改定前の定価改定後の定価値上げ率&増加額
プティット・サックプラ264,000円279,400円約5.8%(+15,400円)
サックプラ BB343,200円364,100円約6%(+20,900円)
サックプラ PM394,900円419,100円約6.1%(+24,200円)

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1968年の発売開始以来、約50年の歴史を持つサックプラは、一度廃盤となったものの、新型として復活。現在も女性を中心に高い人気を誇っています。

特筆すべきは、プティット・サックプラの価格推移です。2020年の発売当初は10万円台でしたが、度重なる改定により現在は20万円台後半まで上昇。また、今回の改定でサックプラPMは初めて40万円の大台を超え、さらなる高額化が進んでいます。

ミニバッグ

商品名改定前の定価改定後の定価値上げ率&増加額
ミュルティ・ポシェット・アクセソワール378,400円401,500円約6.1%(+23,100円)
ポシェット フェリシー199,100円211,200円約6%(+12,100円)

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ルイ・ヴィトンのミニバッグカテゴリーも今回の改定で約6%の値上げとなりました。注目すべきは、比較的手頃とされていたミニバッグカテゴリーの価格帯の変化です。
とくにミュルティ・ポシェット・アクセソワールは40万円を超え、従来のミニバッグの価格帯を大きく上回る水準となりました。ポシェット フェリシーも20万円を超え、ミニバッグ全体の価格帯が上昇傾向にあります。この傾向は、ルイ・ヴィトン全体のポジショニングの変化を示唆しているとも考えられます。

財布


商品名改定前の定価改定後の定価値上げ率&増加額
ポルトフォイユ・エミリー89,100円94,600円約6.1%(+5,500円)
ポルトフォイユ・クレマンス82,500円88,000円約6.6%(+5,500円)
モノグラム ジッピーウォレット112,200円114,400円約1.9%(+2,200円)
ポルトフォイユ・サラ フューシャ92,400円95,700円約3.5%(+3,300円)
モノグラム アンプラントレザー ポルトフォイユ・クレマンス156,200円159,500円約2.1%(+3,300円)
モノグラム ポルトフォイユ・ヴィクトリーヌ79,200円81,400円約2.7%(+2,200円)

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今回のルイ・ヴィトンの財布価格改定では、モデルごとに1.9%〜6.6%と幅広い値上げ率が見られました。とくに、定番人気のポルトフォイユ・エミリーとポルトフォイユ・クレマンスは約6%以上の値上げとなりました。いっぽう、ジッピーウォレット(約2%)や高級素材を使用したモノグラム アンプラントレザーの製品(約2.5%)は値上げ率が比較的低く、モデルや素材による価格戦略の違いがうかがえます。
エミリーやクレマンスなど値上げ率が高いアイテムは、今後も同様の傾向が続く可能性を考慮すると、次回の価格改定前に購入を検討する価値がありそうです。対照的に、値上げ幅が小さいアイテムについては、購入を急がずじっくり検討するのもよいでしょう。

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次の値上げはいつ?ルイ・ヴィトンの値上げ予想

2024年初めにLVMH(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)のCFOが「価格を上げることよりも品質向上を重視する」と述べましたが、実際には5月と7月に米国や日本で値上げが行われました。ルイ・ヴィトンはここ数年、年に2〜3回の価格改定を行う傾向があり、とくに年初、ゴールデンウィーク前後、年末に実施されることが多いです。
出典:Bloomberg

近年の円安傾向や原材料費・輸送費の上昇、高級品需要の回復、さらにインフレ圧力も重なり、日本市場では年末に向けた追加の値上げが行われる可能性も予測されます。購入を検討している方は、これらの状況を考慮し、早めの決断をおすすめしますが、あくまで予測に過ぎない点はご了承ください。

ルイ・ヴィトンの値上げは告知される?

ルイ・ヴィトンの値上げは、数%の小幅な値上げであれば、公式発表されないことが多いようです。店舗スタッフや外商担当者から直接知らされることもありますが、SNSやクチコミを通じて知るユーザーも多く見られます。

ヴィトンも告知はありますよ。お店に行けばスタッフが教えてくれます。あとは外商からも。どのブランドも教えてくれますが、急に決まるようで、タイミングはあると思います。
(Yahoo!知恵袋のアンサーより引用)

ヴィトンでは、最近数%の値上げくらいだと大々的な告知はしないことが多いです。担当さんから連絡があって知ることがほとんどですね。ただその後SNS等に書き込みされる方もおられるので、クチコミで広まっていく感じです。
(Yahoo!知恵袋のアンサーより引用)


ルイ・ヴィトンが値上げする4つの理由

ルイ・ヴィトンはここ数年で度重なる値上げを行っていますが、一体なぜこれほど価格改定が行われるのでしょうか?下記4つの理由が要因だとされています。それぞれ詳しく確認していきましょう。

  • 円安の影響
  • 輸送費の高騰
  • 原材料や人件費の高騰
  • ブランド価値を守るため

円安の影響

まず、円安が与える影響について解説します。円の価値が下がると輸入コストが増加するため、日本国内で販売される海外ブランド品の多くが値上げされます。たとえば、“1ドル=100円”であれば10万円で仕入れられる商品も、“1ドル=120円”の円安になれば12万円の支払いが必要となります。企業側はこのコスト増加分を埋めるために、定価を引き上げざるを得ないというわけです。

2024年の円安動向をみると、10月には1ドル=146円台、11月時点では1ドル=154円台と、円安がさらに進んでいる状況です。ルイ・ヴィトンも海外ブランドのひとつであり、円安による仕入れコストの上昇が、日本国内での価格上昇の大きな要因となっています。

輸送費の高騰

近年の世界的な輸送コストの上昇は、商品価格に大きな影響を与えています。2020年のコロナ禍初期、欧米諸国でのロックダウンにより人と物の移動が制限され、生活必需品や娯楽用品の需要が急増した結果、国際物流の荷物量も急増しました。同時に、中国でのコンテナ生産が一時的に減少したことで世界的なコンテナ不足が発生し、2024年現在も解消には至っていません。このコンテナ不足が主な要因となり、海上運賃が急騰。これが輸送コスト全体の引き上げに繋がっています。

さらに、ウクライナ情勢によるエネルギー価格の高騰も、輸送コスト上昇の一因となっています。とくにアジアから欧米への航路では、コンテナ不足に加え、港湾での混雑やトラックドライバー不足といった問題が複合的に発生し、輸送の遅延とコストの高騰が長期化しています。これにより、輸送費の増加が最終的に商品の価格に転嫁される形で反映されています。
出典:三菱商事ロジスティクス株式会社 MCLOGI
出典:東洋経済オンライン

原材料や人件費の高騰

高級ブランドが使用する皮革や金属といった原材料は、世界的な需要増加やインフレの影響で価格が上がっています。ルイ・ヴィトンの製品は上質な素材が使用されています。なかでも牛革を使用した製品については、上質な革の確保がますます難しくなっています。これは、近年の牛肉消費の増加に伴い、供給量を増やすために量産が進んだことで、全体的な革の質が低下し、上質な牛革の総数が減少しているためです。結果として高品質な原材料の確保が困難となり、価格が高騰しています。

また、職人や熟練した人材を雇用し続けるために人件費も増加しています。ルイ・ヴィトンが値上げする理由には、こうした製造コストの上昇も含まれており、品質維持のために価格調整が必要とされています。

ブランド価値を守るため

高級ブランドは価格が低下するとブランド価値が下がることがあるため、意図的に値上げすることがあります。ルイ・ヴィトンも価格を上げることで、希少価値やブランドステータスを保ち、プレミアム感を維持する戦略を取っています。また、高価格帯を保つことで顧客層に一定のステータスを提供し、他のブランドとの差別化を図っています。


値上げによる中古市場での価格変動

価格改定によって現行の商品の定価が変わると、中古市場にも影響があります。もともとの価格が上がれば、底上げされて中古品の販売価格も少し上がります。販売価格が上がると聞くとネガティブな印象がありますが、いっぽうでよい点もあります。

それは、“買取価格がアップ”することです。ルイ・ヴィトンはハイブランドの定番で、需要と供給いずれも高いため、中古であっても高価格で取引されることも多くあります。そのため、不要なルイ・ヴィトンのアイテムがある場合は、今のタイミングで売ってしまうのもひとつです。


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ルイ・ヴィトンの値上げまとめ

今回、ルイ・ヴィトンで行われた値上げについてご紹介しました。頻繁な価格改定により、ブランド価値と高級感がさらに際立っています。値上げの背景には円安や製造コストの上昇があり、これらの影響を受けて価格改定が行われています。ここ数年で複数回の値上げが実施され、直近では全商品を対象に平均6%程度の値上げが見られました。

値上げにより、市場でのリセールバリューも高まるため、ルイ・ヴィトンを資産として考える購入者も増えています。購入を検討されている方は、欲しいモデルの価格推移を確認し、ルイ・ヴィトン正規店や信頼のおけるブランド専門店で相談することをおすすめします。

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