「goro’s（ゴローズ）」は資産価値が高いブランドとして知られています。その独自のデザインや高品質な素材が、ファッション愛好家やコレクターの間で高い評価を得ています。
今回は、その背景や理由を解説しゴローズの魅力に迫ります。
目次
1 ゴローズの歴史
1956年、『高橋吾郎』氏（以下より吾郎氏）によって立ち上げられたゴローズは、当初は革製品を主力としていました。高校生の頃、彼は横須賀に駐留していたアメリカ兵と出会い、レザークラフトを学び始めました。1960年代には、レザーカービングを施した革製品を手がけ、後にオリジナルの真鍮製バックルや金具の制作も開始するようになります。
1972年、原宿にゴローズがオープン。吾郎氏は昔からアメリカのインディアン文化に傾倒し、そのためにアメリカを訪れていました。とくに、サウスダコタ州を拠点とするラコタ族との出会いは、彼に多くの学びをもたらしました。
1979年にはラコタ族の神聖な儀式「サンダンス」に参加しました。この儀式で彼はインディアンネーム「イエロー イーグル（東からきた鷲）」を受け、日本人初のインディアンとなったのです。その後も彼の創造力が発揮され、オリジナルのイーグルのペンダントやフェザーなど多くの代表作が生まれました。
原宿のゴローズは、彼の夢やスピリットが詰まった店舗であり、国内外から多くのファンが訪れています。よりゴローズの歴史について知りたい方は、下記記事もぜひご覧ください。
2 ゴローズの資産価値とは？
2章ではゴローズの資産価値について解説します。ゴローズはアイコンとブランドイメージによって独自の地位を築き、希少性と需要が高まっています。中古市場でも高い評価を得ており、その動向にも注目が集まっています。
では、これらの要素が実際にどのようにゴローズの資産価値に影響を与えているのでしょうか？以下で解説していきます。
2-1 ゴローズのアイコンとブランドイメージ
ゴローズのブランドイメージは複数の要素から成り立っています。まず、インディアンの文化や精神をテーマにしたデザインが特徴的です。イーグルやフェザーなどのモチーフは、ゴローズの象徴として広く知られています。これらのデザインはブランドの独自性を象徴し、アイテムに独特の価値を与えています。
多くのゴローズのアイテムは、吾郎氏とネイティブインディアンの結びつきから生まれています。フェザーやイーグル、メディスンホイール、ナジョーネなどのアイテムは、その深い結びつきを象徴しています。とくに、吾郎氏がイエローイーグルというインディアンネームを授かったことは、ブランドのアイデンティティをさらに高めました。
さらに、ゴローズは転売防止対策を徹底し、ブランドイメージの保護にも力を入れています。これにより、ブランドの独自性と高級感が維持され、ファンや顧客からの信頼を築いています。これらの要素が組み合わさり、ゴローズは独自のブランドイメージを確立しています。
2-2 アクセサリーの希少性と需要
ゴローズのアイテムは非常に希少価値が高く、公式の通販は行われていません。正規のアイテムを入手するには、原宿のショップに直接足を運ばなければなりません。しかし、入店しても欲しいアイテムが売り切れていたり、購入までに何度も来店しなければならない場合もあります。そのため、目当てのアイテムを手に入れるには、相当な労力が必要です。
こうした希少性や入手困難さが、ゴローズのアイテムへの需要をさらに高めています。
2-3 中古市場での評価と動向
ゴローズのアイテムには安定した買取価格が見込める定番アイテムがあります。とくに、フェザーやイーグルなどはその代表例です。
また、ゴローズでは入手困難なアイテムも多く存在します。たとえば、ファンの間では「引き出しアイテム」と呼ばれるものや、身内ビーズと呼ばれる商品がこれに当たります。その中でもイーグルは、100万円を超える高価格がつけられることがあり、ゴローズの中でも特に価値が高いアイテムのひとつです。
【参考買取相場価格表】
| モデル | 買取参考価格 |
| 上金特大フェザー | 270,000円 |
| 先金特大フェザー | 800,000円 |
| 大イーグル | 4,400,000円 |
| 小イーグル | 1,800,000円 |
| メタル付きホイール細角チェーン | 180,000円 |
| 平打ちリング | 60,000円 |
| 平打ちブレス | 250,000円 |
| 全金太陽メタル 大 | 220,000円 |
| 全金太陽メタル 小 | 140,000円 |
| 全金メタル | 100,000円 |
| 金メタル付きクロス | 260,000円 |
※買取価格は商品の状態により変動します
3 ゴローズの資産価値を高める方法
3章では、ゴローズの資産価値を高める方法について紹介します。人気商品の選択や適切なメンテナンス、保管方法によって、アイテムの価値を向上させることが可能です。ぜひ参考にしてください。
3-1 人気商品を選ぶ
ゴローズのアクセサリーは多彩なデザインがあり、価格帯も幅広く、数万円から数十万円、200万円を超えるものまで存在します。とくに人気のあるアイテムはフェザーやイーグルで、新品の先金特大フェザーは定価6.8万円ですが、100万円前後で取引されることもあります。大イーグルは定価18万円で、600万円前後で買取されることもあります。
また、一部の常連客しか買えない「引き出しアイテム」なども高価格で取引されます。ゴローズのアイテムは資産価値が高く、コレクションとしてだけでなく、実際に身に着けるためのアクセサリーとしても価値があります。
ゴローズ本店での並び方と買い方は以下の記事で解説しているので、気になる方はこちらも参考にしてください。
3-2 メンテナンスと保管方法に注意する
ゴローズのアイテムは、シルバーやゴールドなどの貴金属や高品質なレザーが使われています。とくにシルバー製品は着用中に黒ずんでいくことがあります。これは、空気中や汗、皮脂に含まれる硫黄と反応して「硫化」するためです。
ゴローズのアイテムは使い込むことで深い味わいが生まれるため、メンテナンスをあえて行わない方もいます。多少の汚れであれば、価値が大きく下がる可能性は低いです。汚れを無理に取ろうとすると風合いを損ねたり、傷が付いてしまう危険性があるため、注意が必要です。
お手入れ方法としては、溶剤などの液体は避け、柔らかいクロスで軽く磨く程度で問題ありません。ただし、入浴や就寝時、スポーツなどの際には外すことをおすすめします。革製品も変色や劣化の原因となるため、直射日光が当たらない場所に保管し、湿気によるカビにも注意が必要です。
これらの注意点を守って資産価値を落とさずに、ゴローズのアイテムを長く楽しみましょう。
4 ポイントを押さえてゴローズの資産価値を見極めよう
今回はゴローズの資産価値に焦点を当てて解説しました。ゴローズのアイテムはどれも魅力的なものばかりです。資産価値が高いだけでなく、アクセサリーとしてのクオリティも高くおしゃれアイテムとしてファッションに取り入れるのもおすすめです。
BRINGではゴローズの各アイテムの販売・買取を行っています。当社では、弊社独自の社内研修に加え、一定期間の経験を積んだバイヤーが査定をしています。さらに、ゴローズの最新の相場をもとに高価買取しておりますので、買取をご検討の方は、ぜひBRINGにお任せください。
コメント