コムデギャルソンの偽物の見分け方を解説!製品タグの見方も紹介

「COMME des GARCONS(コムデギャルソン)」は日本発のファッションブランドで、世界中で多くのファンを獲得しています。性別を問わず、幅広い年代から愛されるブランドといえるでしょう。

人気シリーズも多いからこそ、注意しなければならないのが偽物についてです。コムデギャルソンの偽物にはどのような特徴があり、どこでどう見分ければよいのでしょうか。

偽物を購入しないための基礎知識のほかに、偽物の見分け方も紹介するのでぜひ参考にしてみてください。

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コムデギャルソンの偽物の見分け方

人気ブランドコムデギャルソンは、偽物アイテムも数多く出回っています。スーパーコピーと呼ばれるような精度の高いものも存在するため、十分に注意する必要があるでしょう。偽物を見分けるためのポイントは以下の3つです。

日本語表記の違和感

コムデギャルソンの偽物を見分けるため、まず注目したいのが製品タグ部分です。

日本語でブランド名やサイズ、注意点などが記載してありますが、偽物の場合は誤字脱字が多く違和感を覚える表現が目立ちます。本物ではあり得ないミスが多いためよく確認してみてください。

具体的には、「ッ」が「ツ」になっていたり、「ゐ」の文字が使われていたりするケースが多いです。ブランド名が「コムデギヤルソン」と記載されていたり、フォントが微妙に異なっていたりすることもあります。

できれば本物と比較しながら、注意深くチェックしてみましょう。

製品タグの印鑑

本物のコムデギャルソンの製品の多くにはタグに縫製責任者の印鑑が押されています。

偽物をチェックするときは、タグの表記に「縫製責任者」の欄があるかどうか、またそこに人名が記載されたスタンプがあるかどうか確認してみましょう。印鑑が押されていないものは、偽物である可能性が高いです。

印鑑の種類はさまざまで、シャチハタ風の見慣れた赤いものもあれば黒いスタンプもあります。また、外国人が縫製責任者を務めた場合は、印鑑に記されるのも外国人名となります。ただし「コムデギャルソンSHIRT」というラインは、もともと海外生産のものであるため、本物であってもスタンプはありません。

仕上げや印字の状態

偽物を見分けるために、製品全体の仕上げも確認しておきたいところです。偽物は全体的に雑な仕上がりで、注意深く見ればすぐに判別できるでしょう。

具体的には、以下に該当する場合は偽物の可能性が高いです。

  • 購入前の段階ですでにほつれている
  • ボタンが外れかかっていたりする
  • 襟もとタグのカッティングが粗く、ほつれている
  • ステッチが粗い

このほかにもロゴの印字の濃さや字体、色味もチェックしましょう。違和感を覚えるものは、偽物の可能性があります。


コムデギャルソンの製造年や品番をチェック

コムデギャルソンのアイテムが本物かどうか判断するためには、製造年代や品番をチェックするのもおすすめです。

ここからは、製造年代や品番を識別する方法を解説するため、偽物を見分けるために活用してみてください。

製造年の確認方法

コムデギャルソンの製造年代は製品タグにて容易に確認できます。

タグ右側に記載された「AD」から始まる数字列に注目してみてください。ADは「Anno Domini」を省略したものであり、西暦紀元後を表しています。つまり、たとえばAD2015という表示は「西暦2015年に製造された」という事実を示すものです。

そのため、今年販売が開始されたばかりの新モデルに、明らかに古い年代が記載されていれば偽物であると予測できます。確実に判断するのが難しくても、違和感があるかどうか判断するためのヒントとして活用してください。

また、AD数字列をチェックする際に注意したいのは、記された数字は販売年ではなく製造年であるという点です。たとえば、2023年に発売されたモデルであっても製造されたのが同年とは限りません。秋冬モデルであればAD2023、春夏モデルであればAD2022と記されていることもあるため注意しましょう。

品番の確認方法

続いては、品番の確認方法を見ていきましょう。コムデギャルソンの品番は製造年と同じく、製品タグに記載されています。

ここでは、23AW「COMME des GARCONS HOMME DEUX」の長袖シャツにつけられたタグを例に確認していきましょう。

23AW「COMME des GARCONS HOMME DEUX」の長袖シャツのタグ

「品番」という欄に、「DL-B045」と記されていますが、最初のアルファベットはブランドラインを示すものです。画像の「D」はCOMME des GARCONS HOMME DEUXを表しています。

ちなみに、「A」はPLAY COMME des GARCONS、「H」はCOMME des GARCONS HOMME、「S」はCOMME des GARCONS SHIRTです。

2つめのアルファベットが示すのはシーズンです。画像の場合は「L」であり、こちらは「2023AW」を表す表記となっています。

シーズンをアルファベットで表す方法は2001年以降に用いられており、2001SSには「A、B」、2001AWには「C、D」が当てはめられています。ちなみに、2004SSの「M」からはアルファベットがひとつずつ、順番に使われているしくみで、「Z」の次はまた「A」となります。

3つめのアルファベットはアイテムを表すものです。「B」は、ブラウス、「T」はTシャツ、「N」はニット、「P」はパンツ、「J」はジャケットです。こちらも違和感がないかどうか確認してみてください。


プレイ コムデギャルソンの偽物の見分け方

コムデギャルソンのラインの中でも、とくに偽物が多く報告されているのがプレイ コムデギャルソン(PLAY COMME des GARCONS)です。

コムデギャルソンの販売拡大のためのディフュージョンラインとして2003年に登場。手頃な価格でアイテムを購入できるとあって、幅広い世代から支持されるラインへと成長しました。

プレイ コムデギャルソンの偽物を掴まないためには、どこに注目すればよいのでしょうか。

ハートワッペン

「プレイ コムデギャルソン」の偽物を見分けるために、まず注目したいのが印象的なハートワッペンです。

本物はどれも細部までていねいに縫製されています。いっぽう偽物の場合は、刺繍や仕上げの部分で粗さが目立ちやすいでしょう。

なかでも特に注目したいのが、ハートワッペンの内側に施されたステッチ部分です。綺麗に整っておらず、微妙なズレやほつれなどがあれば偽物の可能性が高いでしょう。ブランドの顔となるパーツだからこそ、ぜひ入念にチェックしてみてください。

襟もとのタグ

「プレイ コムデギャルソン」のアイテムでもうひとつ注目したいのが、襟もとのタグとその周辺部分です。「PLAY COMME des GARCONS」のロゴ印字が薄かったりかすれていたりする場合は、偽物の可能性が高いと言えます。

また、アイテムとタグの縫製部分にも注目してみてください。仕上げが粗く、糸が飛び出しているものには注意が必要です。サイズ表記部分の縫製が粗いものや、しっかりと縫いつけられていないものも偽物と判断できるでしょう。

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コムデギャルソンの特徴を理解してから購入しよう

コムデギャルソンの偽物を購入しないためには、本物の特徴をしっかりと把握したうえで冷静に見分ける必要があります。今回紹介した見分け方のポイントも参考にしながら、信頼できるアイテムを購入してください。

見るポイントを理解していれば、コムデギャルソンの偽物を見分けられる可能性が高くなります。とくに製品タグにはたくさんのヒントが詰まっているため、忘れずに確認しておきましょう。

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