近年、金の相場が上がっていると話題になったことで、売却しようと考えている方もいるのではないでしょうか？金には相場があるため「どこで売っても同じでしょう」と思う方もいるかもしれません。しかし、実際には買取店によって価格差があります。
本記事では、金を売る際に知っておきたい金相場と買取価格の違いについて解説していきます。金をより高く買取してもらうためのコツなども併せてご紹介しておりますので、金の買取を検討している方はぜひ本記事を参考にしてください。
また少しでも金を高く売りたい方は、事前に金の最新の買取相場をチェックしておくのがおすすめです。ブラリバは業界で最高水準の査定価格のご提案が可能でございます。ぜひお気軽にご相談くださいませ。
目次
1 金相場の決まり方
まず初めに金相場の決まり方について解説していきます。
金相場は、需要と供給によって変動するのが基本です。なかなか手に入らないブランド品や、レア商品などと同じようなイメージと捉えてみるとより分かりやすくなります。
【金相場の基本】
- 金を買いたい人が増加すると、金相場は上昇する
- 金を売りたい人が増加すると、金相場は低下する
金の取り引きは世界中で行われていますが、相場価格は世界4大都市といわれるニューヨーク、ロンドン、香港、チューリッヒの取引価格が影響しあって決まります。この4大都市のなかでも、ロンドンは金の”現物取引”の指標、ニューヨークは現時点で決めた価格で指定日に売買を行うことを約束する”先物取引”の指標となっています。
そして日本の金価格も、ロンドンやニューヨークの市場と連動して決まります。
2 金相場と買取価格の違い
金相場は、経済情勢などによって日々変動しています。「金相場があるのなら、どこで売っても同じなのでは？」と思う方も当然いるでしょう。
しかし、実際には金相場と買取価格は同じではないため、買取価格に差が出てきます。なぜ金相場と買取価格に違いがあるのかというと、金買取の際に手数料がかかるためです。
また、業者によって査定基準が異なることも要因のひとつとして挙げられます。
2章では、金買取時にかかる手数料、業者ごとに異なる査定基準について解説していきます。
2-1 金の買取には手数料がかかる
日本では、世界の金相場にもとづいて取り引きが行われますが、買い手側が利益を得たり、赤字にならないために、実際の相場に”手数料”を上乗せした金額で買取をするケースがほとんどです。
一般的に、溶解するための費用や、総重量からの減量分を”手数料”といった名目で相場から2〜3割程度差し引かれてることが多く、この手数料の割合によって買取価格に差が出てきます。
買い手側は、金の買取時に手数料を設定しておくことで、金製品を他の買取業者に売却した際に利益を得ることができます。金を溶解して別製品として売ることもできますが、自社で加工を行えない場合は費用がかかってしまいます。
また、溶解を行うと金の総重量が0.5%〜1%ほど減ってしまうため、総重量で価格が決まる金は、この差分も考慮しなければ利益を得ることができません。
自社で、金の溶解が行えるような設備がある場合、相場通りの価格で買い取った場合でも利益を得られるため、手数料が無料ということもありますが、基本的には金の買取時は手数料がかかるということを覚えておきましょう。
金買取の手数料については、下記の記事で詳しく解説しているため、こちらも併せてご覧ください。
2-2 適切な買取業者は金の種類によって異なる
金の買取金額は、コインやジュエリーなど種類によって差が出ることもあります。そのため、売りたい金の種類によって適切な買取業者を選ぶことが重要です。
【おすすめの買取店】
- 貴金属専門店：純金の地金やコインなど
- ブランド品や宝飾品の専門店：宝石がついた純金や合金製品など
貴金属専門店では、金の重量をベースにした買取額が提示され、宝石などの価値は含まれません。
いっぽう、ブランド品や宝飾品を取り扱っている専門店では、金のジュエリーとして販売するルートもあるため、金そのものの価値だけでなく宝石やデザイン、ブランドといった価値も含まれた買取金額になります。
つまり、18Kなどの合金ジュエリーの場合、貴金属専門店よりも高値で買い取ってもらうことができるということです。金の買取を依頼する際は、こうした背景も加味して選ぶとより高く買い取ってもらえる可能性が上がります。
3 金の買取時に役立つ3つのポイント
3章では、金の買取時に覚えておきたいポイントを3つご紹介します。今すぐに金を売らないという方でも、覚えておけば、実際に買取を依頼するときに役立ちますので確認しておきましょう。
3-1 金の相場を確認する
金を売るなら相場のチェックは必ず行いましょう。買取前に、その日の金の相場を確認しておくことで、実際に提示された査定額が相場と大きく離れすぎていないかが分かります。
ホームページで金相場を提示している買取業者であれば、買取依頼をする前に実際の相場と乖離がないのか確認することが可能です。もし金相場がホームページ上などで公開されていない場合には、査定時に確認しておきましょう。
金相場を確認せずに買取依頼をした場合は、安すぎる価格を提示されても気が付かず損をしてしまうこともあるため、注意が必要です。
3-2 重量を計測しておく
金の買取額はたとえ0.1gであっても上下します。そのため、買取を依頼する前に金の重量を計測しておきましょう。重量を計る場合は、0.1g単位で計測できるものを使うのがおすすめです。
最近は、キッチン用の計量器でも0.1g単位で測れる機能性に優れたタイプのものもあるため、比較的入手しやすいです。
また、買取業者によっては、金を安く買い取るために少ない重量で査定額を提示する悪質なケースもあります。事前に金の重量を測っておくことで、仮にそのような場合でも差異に気がつくことができます。買取時に損をしないためにも、金の重量は必ず確認しておきましょう。
3-3 汚れは落としてきれいにしておく
インゴットやコインなど金そのものの価値を基準にしている場合には、汚れや傷があったとしても買取額に差が出ることはあまりありません。いっぽう金が使用されたネックレスやリングといったジュエリーは、きれいな状態の方が高く買い取ってもらえることが多くあります。
汚れや傷がある場合でも買取をしてもらえますが、ブランド品や宝飾品の専門店などでは、金そのものとしての価値だけでなくデザインやブランドとしての価値も加味した査定が行われるため、やはり状態がよいものの方が価値は上がります。
ジュエリーは使用頻度が高かったり、長時間着用していると、どうしても汚れが溜まってしまいます。柔らかい布で拭き取っても取れない汚れがある場合には、中性洗剤をぬるま湯に溶かしてジュエリーを柔らかいブラシで洗って落としましょう。
宝石の中にはエメラルドやオパールなど一部の宝石は中性洗剤を使用すると色が抜け落ちてしまうことがありますので注意が必要です。
自分でお手入れをするのが不安だったり、汚れがひどかったりする場合には、ジュエリー専門店に依頼するのもおすすめです。
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5 まとめ
今回は、金相場と買取金額の違いに焦点をおいて解説しました。
本記事を簡単にまとめると以下のようになります。
- 日本の金相場は世界の金相場にもとづいて決まる
- 金の買取金額は業者ごとの手数料によって異なる
金の売却店は、
- 純金の地金やインゴット、コインなどの売却は貴金属専門店の方が高水準の可能性がある
- 宝石がついていたりデザインが施されているジュエリーはブランド買取店の方が高価買取が期待できる
金を売却する際に覚えておきたい3ポイントは、
- 金の相場を確認する
- 重量を計測しておく
- 汚れは落としてきれいにしておく
金の売却をする際は、上記のポイントをチェックして損をしないようにしましょう。また、金製品の買取をお考えの方がいらっしゃいましたら、ぜひブラリバへおまかせください！
