8月の誕生石といえば、一般的にはペリドットがよく知られていますが、実はそれ以外にも別の石が存在します。この記事では、8月の誕生石の一覧と各石の特徴、意味や石言葉、産地などについてご紹介します。
目次
8月の誕生石は3つある
誕生石とは、その人の生まれた月の守護石として各月に割り振られた宝石です。誕生石は生まれ月によって数が異なります。8月の誕生石は以下の3つです。
- ペリドット
- サードニクス
- スピネル
8月の誕生石はバラエティに富んでおり、それぞれ異なる美しさが楽しめます。
スピネルが新しく8月の誕生石に追加
2021年に日本の誕生石が63年ぶりに見直され、8月の誕生石にスピネルが追加されました。
誕生石は国によって種類や数が異なります。より多くの人に誕生石を普及させたいという願いから日米の宝石協会が協力し、この度新しい誕生石のリストを選定することになりました。誕生石の選定基準は色の美しさや入手しやすさが重視されたことから、近年人気が高まっているスピネルが8月の誕生石に選ばれることになりました。
8月の誕生石「ペリドット」とは?
ペリドットは、8月の誕生石のなかでももっとも有名な宝石です。ペリドットは美しい緑色の宝石で、爽やかな色合いが人気です。ここでは、ペリドットの特徴や意味などについて詳しく解説します。
ペリドットの特徴
ペリドットは、鮮やかなグリーンの色合いが特徴的な宝石です。ペリドットは「カンラン石」と呼ばれる鉱石の一種で、明るく美しい緑色を持ち、透明度の高い宝石質のものがペリドットとして扱われます。
ペリドットの色味は春の新緑や夏の緑に似ており、爽やかな印象を与えます。また、硬度も高く、日常の使用に耐える頑丈さがあります。
ペリドットの意味や石言葉
ペリドットは成長や幸運、癒しの力を象徴しているとされています。ペリドットの石言葉には、以下のようなものがあります。
- 夫婦の愛
- 幸福
- 平和
- 希望
ペリドットは愛情に関するお守りとして人気があるほか、古来より人々に対して自己啓発や心の成長を促す効果も持つと信じられてきました。
ペリドットの語源と歴史
ペリドットという名前は、アラビア語で「宝石」という意味の「faridat」が由来です。
歴史的には古代エジプトや古代ローマの時代から存在が知られており、多くの宝飾品に使用されてきました。また、古代エジプトの女王クレオパトラはエメラルドを愛用していたという伝承がありますが、実はその宝石はエメラルドではなく、ペリドットだったという説もあります。
ペリドットの産地
ペリドットは世界中で産出されますが、特に有名な産地としてはミャンマーやパキスタン、アメリカ合衆国のアリゾナ州などがあります。産地によって微妙に色味が異なるため、どこで産出されたペリドットかによっても価値が変わります。
また、ペリドットが最初に発見されたとされるエジプトでは、現在はペリドットはほぼ枯渇してしまったそうです。
8月の誕生石「サードニクス」とは?
サードニクスは、赤と白の縞模様が特徴で、日本語では「めのう」と呼ばれる石です。ここでは、サードニクスの特徴や意味などについて詳しく解説します。
サードニクスの特徴
サードニクスは、別名サードオニキスとも呼ばれる天然石です。和名では紅縞瑪瑙(べにしまめのう)や赤縞瑪瑙(あかしまめのう)という名前で、めのうの一種です。
サードニクスは赤色やオレンジ色をベースに、白やクリーム色の縞模様が浮き出ているという特徴があります。石の構造的にはカーネリアンやオニキスに近く、模様の有無や種類によってサードニクスとそれ以外の石に別れます。
サードニクスの意味や石言葉
サードニクスにはあらゆる人間関係を良好に保ち、平穏をもたらすという意味があります。サードニクスの石言葉には、以下のようなものがあります。
- 幸せな結婚
- 和合
- 夫婦の幸福
- 魔除け
また、サードニクスは悪い運気やネガティブな感情を払いのけ、ポジティブなエネルギーをもたらすともいわれています。
サードニクスの語源と歴史
サードニクスの名前は、ギリシャ語で赤褐色という意味のある「sard」と、鉤爪や縞模様を意味する「onux」に由来するといわれています。
古代ギリシャや古代ローマでは、サードニクスは食器や彫刻、アクセサリーの材料として広く使用されていました。赤と白の2色を持つという特徴から、カメオの素材としても人気があり、その歴史は非常に古いです。
サードニクスの産地
サードニクスは比較的さまざまな地域で産出されます。主な産地はアメリカ、ブラジル、ウルグアイ、インド、中国、ドイツなどです。基本的に、めのうが産出される地域であれば、サードニクスも産出する可能性が高いです。
8月の誕生石「スピネル」とは?
スピネルは、青や赤、ピンク、無色などカラーバリエーションが豊富な石です。ここでは、スピネルの特徴や意味などについて詳しく解説します。
スピネルの特徴
スピネルは多様な色合いを持つ宝石で、赤やピンク、青、黒などがあります。その美しい輝きや透明感は他の宝石にも劣らず、高い人気を誇ります。スピネルはそのカラーバリエーションの多さから他の宝石と間違えられることも多く、特に赤いスピネルはルビーと間違えられやすいです。
もともとスピネルは無色透明の石で、石を構成する鉱物の種類によって色が変わります。鉄、クロム、マンガン、亜鉛など、含有物の微妙なバランスでさまざまな色が楽しめるのもスピネルの魅力です。
スピネルの意味や石言葉
スピネルには、勇気や希望、情熱などの意味があります。スピネルの石言葉には、以下のようなものがあります。
- 挑戦
- 好奇心
- 目標達成
- ポジティブ
スピネルはネガティブな感情や邪気を払い、ポジティブなエネルギーをもたらすとも言われています。前向きなパワーを手に入れたいという方には、ぴったりのお守りになるでしょう。
スピネルの語源と歴史
スピネルの語源はラテン語で「小さなとげ」を意味する「spina」に由来しています。スピネルは八面体の結晶の端がとがっていることから、この名前が付きました。
スピネルはルビーやサファイヤなど、他の宝石に間違えられることが多いため、歴史上の記述がほとんどないという背景があります。しかし、その神秘性から魔術師の魔除けとして使われたり、魔女狩りの道具として用いられたこともあるそうです。
スピネルの産地
スピネルは土砂などが堆積した漂砂鉱床から採掘されることが多く、ミャンマー、スリランカ、タンザニアが現在の主要産地です。また、アフガニスタンやタイ、ロシアでも産出されています。
スピネルは産地によって色が異なる点が特徴です。例えば、タンザニア産のスピネルはレッドスピネルが多く、スリランカ産のスピネルは青や紫系のスピネルが多く産出されます。
8月の誕生石のお手入れ方法
8月の誕生石であるペリドット、サードニクス、スピネルは、どれも比較的扱いやすく、耐久性の高い石です。しかし、高温や化学物質に弱いため、普段のお手入れは乾いた布で優しく拭く程度で十分です。
また、超音波洗浄機の使用は厳禁です。天然石には目に見えないほどの微細なクラック(ひび)が入っていることがあり、超音波洗浄機を使用すると石が割れる恐れがあります。
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8月の誕生石はペリドット・サードニクス・スピネル
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