人工真珠とは?作り方から天然真珠との見分け方を徹底解説!

人工真珠とは?作り方から天然真珠との見分け方を徹底解説!

真珠といえば、アコヤ貝から作られる天然の宝石です。しかし、天然の真珠は年々産出量が減っており、養殖などの人工真珠への注目が高まっています。 本記事では、人工真珠の作り方をはじめ、天然真珠との違いや見分け方を解説します。人工真珠について知りたい方は、ぜひ参考にしてください。

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1 真珠の種類の違い

真珠の種類の違い
真珠は、独特の質感や輝きが魅力で、さまざまな場面で活躍する宝石です。特に日本では人気が高く、真珠のネックレスやイヤリングは冠婚葬祭に欠かせません。

真珠には、大きく分けて天然真珠、養殖真珠、人工真珠の3つがあります。

真珠の種類性質
天然真珠自然の力で長い年月をかけて作られたもの
養殖真珠アコヤ貝等に核を埋め込み養殖したもの
人工真珠貝やビーズに塗料を塗った模造真珠

天然真珠と養殖真珠は母貝に入った核が成長してできる本物の真珠ですが、人工真珠は真珠のように見える模造品という点が大きな違いです。

次に、それぞれの真珠の違いについて解説します。

1-1 天然真珠とは

天然真珠とは
天然真珠は、アコヤ貝などの真珠層を持つ貝に、偶然核となる異物が入り、長い年月をかけて真珠層が形成されることでできるものです。

核となる異物の大きさや形が全て異なり、真珠が形成される過程で形がゆがむこともあるため、大きくて真円のきれいな天然真珠ができるのは奇跡的な確率です。

そのため、天然真珠は非常に価値が高く、大きくて形の良いものは高値で取引されています。

1-2 養殖真珠とは

養殖真珠とは
養殖真珠は、真珠母貝の丸い核をアコヤ貝などに入れ、約2年ほど養殖して作られる真珠です。養殖真珠は、作り方や産地によってさまざまな種類があります。

日本で採れるアコヤ真珠や、タヒチなどで採れる南洋真珠、中国で採れる淡水真珠など、養殖真珠の種類もさまざまです。

1-3 人工真珠とは

人工真珠とは
人工真珠は、その名の通り人工的に作られた真珠のことです。核となる素材にパール塗装を施し、真珠のように見せかけたものです。フェイクパールやイミテーションパールとも呼ばれ、安価で大量生産できるため、普段づかいに最適です。

1-4 真珠の呼び方に注意

真珠の呼び方に注意
本真珠というと、どうしても天然真珠を思い浮かべてしまいますが、本真珠=天然真珠ではありません。本真珠は、天然真珠だけでなく養殖真珠も含まれます。人工ではなく、海水や淡水の貝の中で作られる真珠のことを本真珠と呼びます。

また、人工真珠というと養殖真珠をイメージしますが、これも間違いです。人工真珠は、真珠箔やパール塗料を塗り重ねて作った模造真珠です。養殖真珠は天然真珠ができる工程を、人の手で再現した本物の真珠です。

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2 人工真珠の種類と作り方

人工真珠の種類と作り方
人工真珠は、作り方や素材によっていくつか種類があります。ここでは、人工真珠の種類とそれぞれの作り方について解説します。

2-1 ガラスパール

ガラスパール
ガラスパールは、核となる部分にガラスビーズを使った人工真珠です。グラスパールとも呼ばれ、ビーズの上から真珠箔やパール塗料を塗り重ねて作ります。ガラスビーズの形によって、丸形だけでなくオーバル型やラウンド型などもできるため、アクセサリーパーツや服飾材料として人気があります。

ガラスパールは光沢が強く、重量感があるため、世界各国で古くから愛用されていました。特に、欧米のコスチュームジュエリーと呼ばれるヴィンテージアクセサリーに多用されており、人気があります。

2-2 コットンパール

コットンパール
コットンパールは、核となる部分に綿を圧縮したものを使います。コットンの核にパール塗料を塗り重ねて作るため、コットンならではの独特の風合いと、軽さがメリットです。

大粒のものでも軽いため、ネックレスやピアスなど、アクセサリー素材によく使われます。

2-3 プラスチックパール

プラスチックパール
プラスチックパールは、核となる部分にプラスチックを使用した人工真珠です。大量生産が可能で、軽くて扱いやすいというメリットがあります。

ビーズなどにも使われるため、もっとも一般的な人工真珠といえる存在です。

2-4 貝パール

貝パール
貝パールは、シェルパールとも呼ばれており、核の部分に天然の貝を使用します。天然真珠や養殖真珠と同じように核を貝にすることで、自然な重みが生まれます。

貝パールは人工真珠の中でももっとも本物の真珠に近く、自然な輝きと照りが魅力です。特に国産の貝パールは品質が非常に高く、最後の仕上げに磨きを行った貝ミガキパールが人気です。

2-5 人工真珠に使われるパール塗料

人工真珠に使われるパール塗料
人工真珠は、貝やビーズなど、核となるものにパール塗料を塗り重ねて作ります。昔は、ニシンの鱗から作った魚鱗箔とよばれるパールエッセンスを使用していましたが、最近では顔料系のパール塗料がよく使われます。

人工真珠を本物の真珠に近づけるためには、パール塗料を丁寧に塗り重ねて真珠層を作ることが大切です。どれだけきれいにパール塗料を塗り重ねているかによって、人工真珠の美しさが決まります。

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3 人工真珠と本物の真珠の見分け方

人工真珠と本物の真珠の見分け方
最近は人工真珠もクオリティが上がり、本物の真珠にそっくりな精巧な人工真珠も多いです。ここでは、人工真珠と本物の真珠(天然真珠や養殖真珠)の見分け方を解説します。

3-1 ブラックライトをあててみる

ブラックライトをあててみる
人工真珠と本物の真珠を見分けるもっとも簡単な方法は、ブラックライトにあててみることです。ブラックライトをあてたとき、青や緑に蛍光するものは、本物の真珠です。

ブラックライトを当てても、表面の色が白っぽいままで変化しないものは、人工真珠の可能性が高いです。精巧な偽物は塗料に蛍光性を持たせることもできるため、必ずしもブラックライトだけでは判断できませんが、少なくともブラックライトで青く光らないものは、人工真珠でしょう。

3-2 真珠の大きさや形が均一かどうか

真珠の大きさや形が均一かどうか
ネックレスやブレスレットの場合、真珠の大きさが均一なものは人工真珠の可能性が高いです。
天然真珠や養殖真珠は母貝の中で成長するため、微妙にサイズが異なり、完璧な真円を作るのが非常に難しいです。

粒の大きさや形が均一に揃うのは、人工真珠ならではの特徴です。

3-3 真珠の穴の形が整っているか

真珠の穴の形が整っているか
ネックレスやブレスレットなど、糸でつないであるアクセサリーの場合は、真珠の穴の形に注目してみましょう。穴が潰れていたり、穴の周りの真珠層が剥がれているものは、人工真珠の可能性が高いです。

本物の真珠の場合、穴をあけるときには一粒ずつ固定して、専用のドリルで丁寧に穴を開けます。しかし、人工真珠の場合は効率を重視しているため、固定せずに次々に穴をあけていきます。このため、穴が歪んだり、周囲の真珠層が剥がれてガサガサした質感になっていることがあります。

3-4 表面がなめらかかどうか

表面がなめらかかどうか
真珠の表面を触ってみて、ツルツルとなめらかな質感の場合は人工真珠の可能性が高いです。本物の真珠は、長い時間をかけて少しずつ真珠層が形成されます。そのため、エクボと呼ばれる凹凸ができるなど、表面に自然の風合いが生まれます。

人工真珠は機械的に真珠層を塗り重ねているため均等になりすぎてしまい、ツルッとした質感が特徴です。

3-5 重さがあるかどうか

 重さがあるかどうか
人工真珠と本物の真珠を見分けるには、持ったときの重さもひとつの方法です。本物の真珠は、中に核となる異物が入っています。

そのため、ある程度の重さを感じます。貝パールやガラスパールは核に重さがあるため見分けるのが難しいですが、コットンパールやプラスチックパールは核となる素材が軽いため、重量感がありません。

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4 人工真珠のメリット

人工真珠のメリット
人工真珠は偽物の真珠と思われがちですが、人工ならではのメリットがあります。最近では、人工真珠のクオリティも上がっているため、シーンに合わせて本物と人工を使い分けるといいでしょう。ここでは、人工真珠のメリットを紹介します。

4-1 安価で手に入る

安価で手に入る
人工真珠は材料が安価で、本物のように時間や手間がかかっていない分、安価で大量生産が可能です。本物の真珠は質のよいものほど高価ですが、人工真珠なら本物に見える真珠のアクセサリーが安く手に入ります。

4-2 気軽に普段づかいできる

気軽に普段づかいできる
本物の真珠と比べて、人工真珠は汗や傷に強く、普段使いに最適です。

特にプラスチックパールやコットンパールなら、本物よりも軽いため、重いアクセサリーは苦手という方にもおすすめです。

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5 さいごに

人工真珠は、本物の真珠と違った魅力があります。気軽に真珠を身に着けたいなら、人工真珠という選択肢もおすすめです。

天然真珠や養殖真珠は、近年ますます希少価値が上がって価格が高騰しています。この機会に、お手持ちの本真珠の価値を調べてみてはいかがでしょうか。

本真珠と人工真珠をうまく使い分けて、真珠のおしゃれを楽しみましょう!

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