LAから逆輸入!?圧倒的なスピードで成長した” READYMADE “の軌跡

毎日のコーディネート、もしくは今着ている・持っているファッションに飽き飽きしたなって感じることはありませんか?確かに今お持ちのアイテムって、見つけたその時にビビッと来たり、デザインや素材感が気に入ったりと何かしらに好き“というスイッチが入って選んでいると思います。でも、そのスイッチって突然切れたりして、なんでこの服買ったのだろうと時代とともに気付くことがあると思います。それがファッションの醍醐味でもあると思います!

そこで、私はその飽き飽きとしたファッションの渇きに潤いを!と思って紹介したいブランドがあります。それが、READYMADE(レディメイド)です!

本記事ではREADYMADEのこと、創設者の細川雄太(ホソカワユウタ)のことをもっと知って、飽き飽きとした日ごろのファッションや気持ちに刺激を与えたい。その思いで執筆させて頂いております。まずはどんなブランドか知るだけで良いのです。そこからファッションを広げていきましょう。

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1 アメリカで異例のブランド立ち上げ、謎多き細川雄太の記録

まず、創設者である細川雄太の名前を聞いても、ピンと来る人は少ないと思います。私もそうでした。若くして鮮烈なデビューという訳でもなく、かといって凄く売り出して有名になった訳でもないようです。では、なぜここまでREADYMADEの認知が一瞬にして広まったのか、そのストーリからご案内いたします。

1-1 最後の挑戦として渡米を決意、大切なのは諦めない気持ち

1982年、大阪出身の彼は大阪モード学園のスタイリスト科に進学。2003年に卒業し、翌年には友達4人でS’exprimer(セクスプリメ)という、セクシーとスタイリッシュなシルエットを融合したブランドを立ち上げました。紳士服によくみられる伝統的なテーラリング技法を使用し、洗練された最先端のスタイルを追求していたブランドです。お金もなし、ノウハウもなしの友人4人が集結し、誰もが無謀なチャレンジと思っていました。ただ、若さゆえのこのチャレンジ自体、度胸が功を奏しブランドはどんどん成長していくのです。そして、成長するにつれ彼の中には、個人として事業を行いたいという気持ちが芽生えていったと言います。月日が経ち、彼はまだ大阪で仕事していました。当時、友達の依頼で服作りも行っていた彼は、その延長線上でブランドを立ち上げようと決心します。

出典:WWDJAPAN

初めて作ったのは一つの鞄でした。LAの友人に鞄の写真を送りMaxfield(マックスフィールド)から「取り扱いたい」と返信が来るのです。そして世界に一つのその鞄を持ち、LAMaxfieldに飛び立つのでした。それが2013年、READYMADE誕生の瞬間です。

なぜ、Maxfieldに持っていこうと思ったのかというと、中学3年生の時初めてCHROMEHEART(クロムハーツ)の存在を知るところから始まります。当時氷室京介が付けていたのがCHROMEHEARTで、Maxfieldで購入しているという話を聞いたのです。年もまだまだ若かったので勿論情報だけ。行く機会はなかったのですが、勝手に凄く格好いいお店という印象が付いていたそうです。

出典:Instagram-readymade_official

そこから月日は経ち、大人になった彼はLAMaxfieldも行き放題。そして2013年、世界で一つの鞄を持ちMaxfieldに向かったのです。昔からチャレンジ精神旺盛な彼だからこその考えがありました。まず、Maxfieldに自分の作ったものを持っていって、見てもらって答えを出す。もしMaxfieldに置いてもらえなかったら、それは僕に才能がないことだから年齢も若くない(当時31)から諦めようという結論に至ったのです。そして、持参した鞄をMaxfieldは速攻で買い、次の日に店頭に並べては即完売。Maxfieldに認めてもらい、取引が始まったのでした。

まず、スタイリスト科からアパレルを自分で立ち上げる方向に行くのも意外です。何と言ってもチャレンジ精神が光りますね。ここでやらなかったら、ここを逃したらという気持ちを持って行動しているところが凄いです(語彙力低い)READYMADEは日本人が日本でアイテムを作り、LAで販売を開始するという異例のブランドとなるのでした。

1-2 大事にするのは義理、支えてくれる仲間と共に知名度を上げる

始めはMaxfieldだけに卸していたのですが、他のお店にも置いてもらいたいと思い出します。それをMaxfieldに相談すると、LA内での他店卸しについてはNGを下されてしまいます。その代わりにNYでの展示会をMaxfield主催で開いてくれることになったのです!そして、沢山のお客さんを呼んでくれた展示会は成功を納め、海外での卸し先がどんどん決まっていきます。

出典:Instagram-readymade_official

彼には仕事をする上での基準があります。それは義理を大切にするということです。売れる前から付き合いのある方や、お世話になった人を裏切りたくない気持ち。タッグを組んだり、仕事を依頼するときも楽しいか楽しくないかを考える。コラボした理由も仲がいいからなど、簡単な理由ですが相手を敬い、大切にする気持ちが存在しています。そして、仲間内を大切にする気持ちです。Maxfieldに卸し始めた当初は英語が分からなかった為、LAに住んでいる友達の消防士をしている旦那に通訳を依頼したそうです。Maxfieldとの契約が決まったのも、その消防士の旦那さんのお陰だと言います。その方は、今でもREADYMADEの海外エージェントとして、消防士の傍ら動いてくれているというから更に驚きです。そして、パリで開く展示会には、必ず有休を取って来てくれているのだとか。

出典:Instagram-readymade_official

そして、ここから数あるブランドとコラボをすることになるのです。Virgil Abloh(ヴァージル・アブロー)率いるOFF-WHITE(オフ・ホワイト)CHROMEHEARTAKIRAYohji Yamamoto(ヨウジヤマモト)、ラッパーのTravis Scott(トラヴィス・スコット)など名だたる面々とのコラボに世界中が湧いたのでした。

確かに、ビジネスという面だけでみたら楽しい“だけでは成り立たないものも沢山あります。しかし、彼はその楽しい“の中に相手を敬う気持ちは、決して忘れていません。しかも事業成功に必ずと言っていいほど結びついています。LAでの卸しはダメと言ったMaxfieldが展示会を開いてくれなければ、ここまでREADYMADEが有名になっていなかったかもしれませんね。

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2 即完売!!希少価値の高いREADYMADEのアイテムたち

ミリタリー素材を解体することで、反戦へのメッセージを込めているのだと話す細川雄太。使い捨てにされるテントやバッグなどを解体し新たな価値を与え、量産できない希少価値の高いものを作り出しています。解体した粗材は100以上にもなり、それをどう組み合わせるのかが、出来上がりまでの醍醐味となります。元々スタイリストを目指していた彼は、デザイナーとしては未熟であるため、その分感性で勝負に出ることに。同じパターンであっても、同じものはふたつとして存在しません。そういった唯一無二のアイテムが売りなのです

2-1 ミリタリーアイテムを分解から再構築、唯一無二を作り上げる「既製品」READYMADE

まず、彼が考えたのはリメイクです。それは簡単に家庭などで作れる、張り合わせただけのものではありません。もっと、複雑で人の心に訴えかけるものです。使用しているヴィンテージミリタリーコットンやデッドストックコットンには、ステンシルで描いた文字や印が付いています。当時の所有者の名前や識別番号が記されているのでリアリティが増しますね。そういった生地を使用していると、「この軍に僕のお父さんが所属している」などの話が出ることもあるそうです。それがまた面白いところ。生々しい戦争などモノを通して伝える、感じる、これもまた反戦へのメッセージとなり同時に大事な思い出の振り返りにもなるのではないでしょうか。

出典:Instagram-readymade_official

年代によって生地が薄い、厚い、色の濃淡に差が出るなどミリタリーの素材はどこをとっても一つとして同じものはありません。その違いを彼は楽しみます。好むのは5060年代のコットン素材です。この頃の生地は軍に国(アメリカ)がお金を出しているため、縫製やパーツなどのクオリティが高い素材が多いと言われています。逆に年代が80年のものになると化学繊維が混じり、においが酷いと言われているのです。それらの希少な素材の中から生地を選び分解、再構築しリメイクアイテムを作り出していくのでした。

そして「READYMADEが行っているのは、ラグジュアリー・アップサイクルだ」と言われるようにもなります。つまり、リサイクルやリーユースとはまた違い、不要なものを処分せず新しいものに生まれ変えさせるということです。例えば軍で使われていた鞄から新たなデザインの鞄を作るとして、更にクオリティやデザイン性を高めたより良い鞄を作り出す。それが彼の作る唯一無二の作品となっています。

出典:Instagram-readymade_official

日本での登場はUNITED ARROWS & SONS(ユナイテッド・アローズ&サンズ)のファッションディレクターであるPoggyこと、小木基史が始めに目を付けたことから始まります。丁度UNITED ARROWS & SONSのリニューアル時期とも重なり、READYMADEも参加しませんかと声がかかるのです。その時にPoggyからモッズコート作りの提案を出されます。そうすると細川も「僕もそう思っていたのです」とまさかの同意見()今までまだ製作されていなかったモッズコートに着手することになりました。そして腕に大量のヴィンテージワッペンを施したコートを、ギリギリでリニューアルオープンに1着間に合わせます。そして、店頭に並べるタイミングもなく、開店2分で完売するという異例の事態が起きたのでした。

そんなREADYMADEも始めは細川一人でデザイン、製作共に行っていたというから驚愕です。立ち上げから約4年間で2人、そして3人と増えていくのでした。いや、増えたというのか…少な過ぎます()

2-2 ネット社会の今、露出の少なさが逆にコラボを呼ぶ理由

海外での卸し先が段々と増えていく中で、POGGYLAで衝撃的な現場を目の当たりしてきます。それが当時のFear of God(フィア・オブ・ゴッド)Jerry(ジェリー)がサンプルを車のトランクに詰めた状態で展示するというスタイルです。そのスタイルに魅せられたPOGGYは、早速細川に報告します。そのスタイルを貫いてか、READYMADEは展示会を行わずに3年の月日が経っていました。

痺れを切らした経営陣側から大ヒンシュクを買い、渋谷での展示会を皮切りに日本でも露出していくようになります。というのも売れなくてもMaxfieldが全部買ってくれるため困っていなかったのだとか。このマイペースさもさすがだと思ってしまいました()

そしてSNSでの拡散やインフルエンサーの投稿などの露出も増え、数多くのブランドから声もかけられコラボしていきます。初めてはVirgilとのコラボ、最近ではDIESELや村上隆など、素材とブランド性を活かしたコラボが話題を呼ぶのでした。そして何よりも素材数や手の込みようから大量生産できないため、希少性も高い。これがまた魅力なのですね。

2-2-1 存続の救世主!READYMADE×OFF-WHITE

S’exprimerREADYMADEを会社事情で両方断念しかけた時、知人を介してコラボをしたいと懇願していたVirgilからGOサインが出るのです。この返事により、READYMADEの存続が今も続いていると言っても過言ではありません。

出典:Instagram-hirshleifers

Virgilとの関係は2014年、NYのセレクトショップHirshleifers(ハーシュライファーズ)から始まります。当時製作していたバーキン型のリメイクバッグをHirshleifersに卸し始めた時、店舗側がInstagram1枚の写真を投稿するのです。それに目を留めたVirgilが「どこのバッグ?」と反応したのだとか。Hirshleifers側からその一報を受け取った細川雄太は、冗談で「あなたにも作るよ」とVirgilに提案したことがキッカケでコラボが決まった訳であります。

出典:Instagram-readymade_official

出典:Instagram-hirshleifers

そして、リークが上がり2015年、いよいよ歴史的コラボアイテムが発売されるのです。日本での取り扱いはたった1店舗。GR8で販売されたのですが、入荷数もなんと1点のみ。この貴重な1点は、誰の手に渡ったのでしょうか…。

2-2-2 伸びしろを感じて実現したコラボ!READYMADE×CHROMEHEART

細川自身好きなブランドとして毎回挙げている、CHROMEHEARTとの念願のコラボの話です。いろいろな現場でCHROMEHEARTが好きだと豪語していた時、マイアミに設立されたセレクトショップスタッフのロマが、Richard Stark(リチャード・スターク)と会った時に細川の話をしたと言います。細川から前もって預かっていたREADYMADEのアイテムをRichardに見せたら、一度持って帰りたいと話すのでした。Richardがサンプルを持って帰ることは凄く稀なため、ロマも驚いたと言います。持ち帰ったアイテムのうち、MA-1を娘のJesse Jo Stark(ジェシー・ジョー・スターク)が気に入り、自分のものに。この話がREADYMAEMA-1を、ジェシー・ジャケットと呼ぶ由来となっていると言います。

出典:Instagram-readymade_official

それから正式にCHROMEHEARTとのコラボが決まります。ロマがRichardREADYMADEInstagramを見せた時、フォロワーが少なかったことから「これぐらいがちょうどいい」と話したそうです。これからどんどん伸びていく新鋭が現れたと、1,500人程だったフォロワーの数が魅力的だとRichardに火を付けたのでした。そして何よりも娘のJesseが、物凄くREADYMADEのアイテムを気に入ったことが大きかったようです。

出典:Instagram-readymade_official

 

そして、この時はVirgilも参戦。近所のホームセンターで買ってきたペンキで、パーツが全てCHROMEHEARTで装飾されたREADYMADEの鞄をライブペイントするという豪華トリプルコラボも行われました。最早、何が起きているのか混乱するレーベルです。恐ろしいコラボに値します()勿論その鞄も速攻で完売することは当然の結末です。

2-2-3 ミュージシャンへの影響力も絶大!そしてREADYMADE×TRAVIS SCOTT

READYMADEと言えば、海外アーティストが着用しているシーンも良く見かけるものです。この存在にいち早く気付いたのは、ヘヴィメタル・ミュージシャンのOzzy Osbourne(オジー・オズボーン)でした。そして、Maxfieldで初めてREADYMADEの鞄を買ってくれたのもなんと彼だったのです!!当時のOzzy Osbourneは一家でよくテレビ出演をしていたり、パパラッチをされることが多かったのだとか。その時には必ずと言っていいほどREADYMADEの鞄を持ち歩いてくれていたようです。そしてジャズシンガーのErykah Badu(エリカ・バドゥ)が来日した時には、大阪のアトリエを直撃したなんて話もあります。ビルボードでの衣装にREADYMADEを着たいと言うのです。一曲目からエイプとのコラボのために作った、ボクシンググローブを首から下げ、ボクサースタイルで登場したのでした。

出典:Instagram-readymade_official

沢山のアーティストのMVやライブの衣装に協力していく中で、「あなたのために作ります」という限定した企画を持ち込んだのはTravis Scott(トラヴィス・スコット)が初めてだと言います。元々READYMADEと知ってか知らずか、ツアーの先々で購入してくれていたのです。プレゼントしていた訳でもないのに、着用画像をInstagramに投稿してくれていたのだとか()Travisがラスベガスのホテルに滞在中、READYMADEのダウンなどが盗難にあう被害が起きたことがあります。そのダウンがどうしても欲しいと話が回ってきたので、彼のために製作して送ったりもしていました。それから連絡を取るようになり、ツアー用のパンツを作ることになるのです。

出典:HYPEBEAST

上記の写真が実際に全米ツアーで着用されたパンツで、当時フェイクがかなり出回ったことでも有名です。関係者と本人だけに渡していなかたのに対し、リアルな金額で市場に出回っていたため注意喚起がされたほどです。その後も、ツアー中に12時間限定販売のコラボTシャツを販売したりと、今でも関わり続けています。

出典:HYPEBEAST

2019年、日本製ヘヴィーコットン(いわば、リサイクルコットン)100%使用した、3枚組のパックコラボTシャツを発売。アメリカと日本の限られた店舗、限られた数のみ販売されました。シンプルなデザインにはなっていますが、胸とバッグにしっかりとREADYMADECactus Jack(カクタスジャック)の文字がプリントされています。

2-2-4 その他歴代コラボアイテム

その他にも、貴重なコラボアイテムは沢山あります。粗材は同じであっても一つ一つ味が違うのがやはり魅力ですね。

2015

×Emotionally Unavailable x BUSCEMI x readymade x UNITED ARROWS & SONS

2016

×FEAR OF GOD

出典:HYPEBEAST

出典:Instagram-readymade_official

4つのブランドが共同制作をしています。ストリート×ミリタリーが効いた至極のアイテムたち。

パーツなど細部にもこだわった一点。この他にもコートが3種展開されました。

 

2016

×Just Don

2017

×A BATHING APE®

出典:Instagram-readymade_official

出典:Instagram-readymade_official

1991年に開催されたNBAオールスターゲームのユニフォームをオマージュしています!!

SOPH.TOKYOのオープン20周年記念コラボ。貴重なUSアーミーテントクロスを使用しているのだとか!

 

2018

×Girls Don’t Cry

2019

×Timberland

出典:Instagram-readymade_official

タイダイ柄が基調となったフーディ&Tシャツ!この時はオレンジも発売されました。

Timberlandのシグネチャー、6-Inch Boots!だけど、今までにない斬新なデザインが熱い。

 

2019×F.C.Real Bristol

2019

×AKIRA Art of Wall

出典:SOPH

出典:GR8 E-SHOP

SOPH.TOKYOのオープン20周年記念コラボ。貴重なUSアーミーテントクロスを使用しているのだとか!

Travisに引き続き人気のパックTシャツ!!AKIRAファンを沸かせました。

 

どれもこれも素材にこだわり、希少性が高いため転売する人も多くないのだが、売らずに手元にコレクションとして持っておく人が断然多いと思います。着ている人を見かければ「おっーーーーーー!」と話題性に繋がるのもREADYMADEの魅力だと思います。

未だに抽選の受付や限定販売以外はオンラインでの販売をしていない、インスタや展示会のみの露出、この閉鎖的で知る人ぞ知るという感覚が面白いと彼は語ります。最初から見えてしまったら調べようとしない。なんでも調べれば出てくる世の中だからこそ、敢えて調べても出てこないブランドはREADYMADEだけなのではないでしょうか。

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3 カニエのツアーグッズデザイナーとNEWブランド設立「SAINT MICHAEL

他ブランドとのコラボ、ミュージシャンとのタッグなど待っていました!と期待を裏切らない施策を見せてくれる細川は、まだまだ成長をし続けています。記憶に新しいであろう、新ブランド『SAINT MICHAEL(セントマイケル)』誕生の見出し。フランス、パリでのショールームで、Kanye West(カニエ・ウェスト)のツアーグッズ製作に携わるCali Thornhill DeWitt(カリ・ソーンヒル・デウィット)とタッグを組んだアイテムを発表したのです。

ある時は音楽レーベル「Teenage Teardrops(ティーンエイジ ティアドロップス)」のオーナー、〈Some Ware(サム ウェア)〉のデザイナー、またある時はグラフィック提供やMV監督、フォトグラファーなど多種多様どころか、逆にやっていないジャンルが他に存在しているのか謎な勢いがある方です。そんな彼とは今までも幾度となくコラボアイテムも製作しています。(下記画像参照)

ブランド立ち上げの経緯は20197月、細川がCaliに一緒に何かやりましょうと持ち掛けてこのプロジェクトが決まります。

元々GR8(グレイト)のオーナー久保光博(クボミツヒロ)がこの2人を引き合わせている2人なので、意気投合も早かったのだとか。ブランドのコンセプト自体はREADYMADEでのリメイクやリサイクルを通して、「一点物のようなヴィンテージスタイルでブランドを始めたい」と細川が提案して決まっています。

出典:HYPEBEAST

立ち上げに発表したコレクションは20型となり、スウェット素材のアイテムが多いようです。全てペイントも、ダメージを加える工程も一点一点手作業で行っております。今回のアイテムには粗材や色味に全て元ネタが存在しているのだとか。誰にも気づかれないけれど、全体的に感じるものがそこにあるように。そしてブランド名のSAINT MICHAELは、Caliの本名がMICHAEL(マイケル)という部分とミカエルという神様の名前を文字って考えたというから面白いですね()キリスト教絡みのデザインでアダムだったりを落とし込んでいるところを見ると、ブランド名にちなんだファーストシーズンアイテムが出来ているようですね!

出典:HYPEBEAST

両者ともゆっくりと時間をかけてブランドを確立させたり、人気を出していきたいと考えるため非常に波長が合うのでしょう。Chrome HeartsLevi’s®(リーバイス®)のように、流行り廃りなく同じものをずっと作り出していく方針を固めています。そして、トレーナーならトレーナー、パンツならパンツと何か一つをマスターしていきたいと考えています。普通の人なら上下のコーディネートに合わせたアイテムを発表したりするはずです。沢山売れて、爆発的ヒット商品を出しいち早くトップに立ちたい。今の若い人たちは思うかもしれません。でも2人は違います。一歩一歩確実に積み重ね、継続していくこと。1つのものに固執して完璧になったら、次のアイテムの製作に入ること。ブランドを長く維持したいと考えているのです。

このような2人がタッグを組んだSAINT MICHAELREADYMADEとの両立になりますが、この先々に発表されるコレクションにも期待が高まります!!

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レディーメイドとは唯一無二を作り上げる希少価値の高いブランド

READYMADEでビビッとくるアイテムはありましたか?
今までにないブランド要素がたっぷりで、刺激が沢山あったかと思います。

私が一番驚いたことは、やはり少数精鋭での活動というところです。人も増えればその分生産数も増えますし、売り上げも上がる、それは当然魅力的です。

しかしファストファッションでもハイブランドでも機械で製造し、大量生産し売り上げを叩き出すことが当たり前な世の中で、そこを求めていない。少数精鋭で今も昔も変わらないクオリティで、希少価値の高さを守っているREADYMADEは素敵だと思います。

アナログさが堪らない新ブランドも立ち上げたところでもあるため、今後の活動からも目が離せません!

そんな希少価値の高いアイテムたちをBRINGでも取り扱っております!!日本全国のみならず、海外からの問い合わせも絶えないので入荷直後から常に争奪戦です。
そして、高価買取アイテムでもあるためお持ちの方は是非お近くの店頭、又はBRINGサイトまでご相談下さい!

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