WTAPSとはどんなブランド?歴史や人気の理由、定番アイテムを解説!

日本発のストリートファッションブランド「WTAPS(ダブルタップス)」。
ストリートブームが巻き起こった1990年代は、裏原系のストリートブランドがたくさん誕生しました。しかし2020年以降、それらのうちほとんどのブランドは姿を消しています。
そんな中、WTAPSは現在も独自のスタイルを貫き、20代〜40代の男性を中心に絶大な人気を誇っています
WTAPSがこんなに人気な理由は何なのでしょうか?

この記事では、WTAPSの設立に関する歴史と、人気の理由定番アイテム愛用している芸能人を紹介していきます!

目次

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WTAPSの創業者である西山徹とは?彼の経歴とWTAPS誕生までの歩みを解説

出典:warp

WTAPSの創業者は、日本人デザイナーの『西山徹(にしやまてつ)』です。
この章ではまず、西山徹の経歴からWTAPS設立に至るまでの歴史をご紹介します。

スケートカルチャーに強く惹かれた10

出典:warp

西山徹は1974年に東京都渋谷区で生まれました。
幼少期からストリートカルチャーに興味を持っており、12歳の頃にはスケートボードをはじめたそうです。
10代後半はストリートブランド「ステューシー」のショップでアルバイトをしながら、ストリートやスケートカルチャーに関する知識を深めていきました。

そんな中、当時DJ・スタイリストとして活躍していた『滝沢伸介』と運命的な出会いを果たします。

【滝沢伸介】

出典:FASHIONSNAP.COM

滝沢伸介とともに立ちあげたネイバーフッド

出典:NEIGHBORHOOD

ストリートカルチャーに対する見解とデザインの方向性で意気投合したふたりは、1994年にストリート系アパレルブランド「NEIGHBORHOOD(ネイバーフッド)」を立ちあげました。
コンセプトは「モーターサイクル、ミリタリー、アウトドア、トラッドなどの要素を独自の解釈で昇華したベーシックな服作り」です。
看板商品はバーシティジャケットレザージャケットダメージジーンズなど。
ネイバーフッドは90年代のストリートファッションを代表するブランドのひとつとなり、裏原カルチャーを大いに盛り上げました。

現在、西山徹はネイバーフッドの経営に直接関わってはいませんが、滝沢伸介との個人的な交流は続いています。

引用元:POPEYE「徹の部屋」

WTAPSの前身となるフォーティーパーセント アゲインストライツの設立

出典:FORTY PERCENT AGAINST RIGHTS

ネイバーフッドだけでなく、西山徹は1993年に自身のアパレルブランド「FORTY PERCENT AGAINST RIGHTS(フォーティーパーセント アゲインストライツ)」も設立しています。ブランド名の略称は「FPAR」。設立時には、グラフィックデザイナーの『スケートシング(本名:中村晋一郎)』も協力しました。

創業当初はシルクスクリーンプリントのアパレル商品をメインに販売しており、アイコニックなデザインが話題となりました。

しかし、西山徹は1996年にこのブランドを閉業。その精神を引き継ぎつつ、新ブランド「WTAPS」を立ちあげることとなりました。

ついにWTAPSが誕生!

出典:WTAPS

1996年、西山徹は自身がメインデザイナーを務める「WTAPS」をついに始動させます。
自分が大切にしているファッション性はそのままに、あくまでシンプルなアイテムを作ることをテーマに設立しました。
また、前身となった「フォーティーパーセント アゲインストライツ」よりもさらにデザイン性を追求したアパレル商品を製作することを信条としています。

現在は南青山にある本店のほか、日本各地のセレクトショップで商品を販売しています。

WTAPS公式サイトはこちら▶︎ https://www.wtaps.com/

なお、余談となりますが、一時閉業となった「フォーティーパーセント アゲインストライツ」は、13年の時を経て2009年に再始動しました。アパレル商品を売るいっぽう、アパレルに関するシニカルなメッセージを発信するメディアとしても機能しています。

フォーティーパーセント アゲインストライツの公式サイトはこちら▶︎ https://www.fparmg.com/

ここまで、西山徹の経歴とWTAPS設立までの歴史を解説してきました。
次の章では、WTAPSが人気な理由を詳しく解説していきます!


WATPSはなぜ人気?その理由を3つのポイントに分けて解説!

時代とともに淘汰されていくストリートブランドが多い中、WTAPSは90年代からずっと高い人気を保ち続けています。
ここでは、WTAPSの人気の秘密を3つのポイントに分けて解説していきます!

都会的なシルエットとミリタリーを融合させたデザイン

出典:Instagram

WTAPSのブランドコンセプトは“Placing things where they should be.”
直訳すると「あるべきものをあるべき場所へ」という意味です。

WTAPSはシンプルでまとまったデザインを大切にしており、ストリート系ブランドでありながら、都会的なシルエットとミリタリー要素を融合させた独特なアイテムを発表しています。
スポーティでありつつも、都会のライフスタイルに自然に溶けこむデザインが、多くの男性ファンを魅了しています。

デザイン性だけでなく機能性も持ち合わせたウェア

出典:Instagram

デザイン性だけでなく、高い機能性も兼ね備えているのがWTAPSの魅力です。
WTAPSのアパレルデザインは一見無骨に見えるものの、実際に着てみると非常に動きやすくタフな作りになっています。
とくに人気なパンツやスウェット、ミリタリーシャツなどは、職人気質な西山徹のこだわりがたくさん詰まっています。

シーズンごとにデザインコンセプトは変化しますが、ルーズなシルエットの中に機能性を持たせ、動きやすさを追求するというテーマは常に変わりません。
もしWTAPSの服を着たことがないという方がいらっしゃいましたら、一度着てみていただければ、その着心地のよさを実感してもらえると思います。

長く愛用できる落ち着いた色合いと生地感

出典:Instagram

ストリートブランドといえば若者向けというイメージが強いですが、WTAPSの購買層は20代〜40代と幅広いです。
その理由は、商品のベースとなるカラーが落ち着いておりコットンやメルトン素材など上質な生地を用いていること
よって、長く使えるアイテムが多く、物持ちもよいので、40代以上の愛用者が多いのです。

ベーシックな色合いのものが多いので「服装にミリタリー要素を入れたいけど、柄物にはちょっと手が出せない」という方のニーズにもマッチしています。
ストリートやミリタリーテイストが好きな大人の男性にぴったりなブランドと言えます。

ここまで、WTAPSの人気が高い理由を3つのポイントに分けて解説してきました。
ここからは、WTAPSで定番のおすすめアイテムをご紹介していきます。


WTAPSの定番おすすめアイテム5

WTAPSからはアウター、トップス、ボトムス、帽子、靴など、さまざまなファッションアイテムが発売されています。
この章では、その中でもとくに人気の高い定番アイテムを5つピックアップしてご紹介します。

毎シーズン即売り切れのM-90ジャケット

「M-90ジャケット」は、WTAPSの中でもとくに人気の高いミリタリージャケットです。
毎シーズン新しいデザインが発表されますが、即完売となってしまうことで有名です。

「M-90」とは1990年代にスウェーデン軍が着用していたジャケットのこと。いろいろなブランドがこれをモチーフにしたアウターを発売している。

WTAPSのM-90ジャケットは、デザインだけでなく機能面においてもこだわり抜かれています。前身頃の左右にある縦開きのベルクロポケットや両袖にあるアームポケットは、人間工学に基づき、配置から素材に至るまで緻密に計算されて作られています。
着たときのかっこよさはもちろん、着心地も抜群の1着です。

ヘビロテ間違いなしのデザインポケットTシャツ

出典:Instagram

「デザインポケットTシャツ」はおもにコットン素材でできており、作りがしっかりしていて、たくさん洗っても生地がへたれないのが魅力です。
カラー展開はベージュ、カーキ、ネイビー、ブラック、ホワイトといったアースカラーが中心で、いろいろなコーディネートに合わせやすいので、毎年人気のアイテムです。

着回し力抜群のWTVUAスウェット

出典:Instagram

「WTVUAスウェット」は、シンプルなデザインで着回しやすいのが魅力のスウェットです。
WTVUA」WTAPS VISUAL UP ARMORED”の略で、直訳すると「WTAPSで外観を武装する」という意味になります。
カラー展開は紺色、褐色、カーキ、ベージュ、ホワイトなど。
ロックな雰囲気を醸し出すロゴが、コーディネートにクールさをプラスしてくれます。

西山徹のこだわりが詰まったBUDシャツ

出典:gensuru.com

「BUDシャツ」は通称「BUDS」と呼ばれているミリタリーシャツです。WTAPS創業時から20年以上もの間売れ続けている、ブランドのアイコン的アイテムです。

裏原系ファッションが全盛期だった90年代は、華やかなグラフィックデザインを用いたシャツやTシャツが定番でした。しかし、ブランド「A BATHING APE(ア ベイシング エイプ)」を立ちあげたデザイナーの『NIGO』は、グラフィックを用いた従来の方法でなく、よりシンプルなデザインの裏原系ファッションを発案。それに影響を受けて、西山徹も「BUDS」というシンプルなミリタリーシャツを製作するに至りました。

BUDSはアメリカ軍の戦闘服から着想を得てデザインされており、クールで硬めなフォルムとなっています。

ワークテイストなデザインが人気のコットンキャップ

出典:Instagram

「コットンキャップ」は、WTAPSの帽子類でもとくに人気の高いキャップです。
カラーバリエーションは黒、カーキ、ベージュ、グレーがメイン。
質素になりがちなワークテイストをストリート感あふれるデザインに落としこんだ、シックでマニッシュなアイテムです。

ワークテイストとは…労働者階級の作業服からインスパイアされたファッションテイストのこと。

ここまで、WTAPSの中で人気な定番アイテムを5つご紹介させていただきました。次の章では、ほかのブランドとのコラボレーションについて解説していきます。


他社ブランドとのコラボレーションも話題!とくに有名なコラボ4選

WTAPSは、創設者の西山徹がストリートファッション業界で顔が広いこともあり、さまざまなブランドとのコラボアイテムを発表しています。
この章では、その中でもとくに話題となったコラボレーションをご紹介していきます!

シュプリーム×WTAPS

出典:Pinterest

WTAPSはなんと、あの世界的に有名なストリートブランド「Supremeシュプリーム)」と伝説的なコラボを果たしています。シュプリームの商品は生産数が少なく入手難易度が高いことで有名なので、発売当時は非常に話題となりました!

このスタジャンは、WTAPSのブランドテーマであるミリタリーテイストに対し、シュプリームの遊び心あふれるエッセンスがデザインの要となっています。販売終了となった現在も人気が高く、中古市場で高額で取引されています。

こちらのミリタリーシャツは、WTAPSのミリタリーイメージを前面に押し出したアイテムです。アーム部分にシュプリームのブランドロゴが入っています。

ヴァンズ×WTAPS

出典:God Meets Fashion

スケートボードカルチャーと関わりの深いWTAPSは、スニーカーで有名なアメリカのブランド「VANS(ヴァンズ)」ともコラボを果たしています。

コラボ商品は非常に数が多く、中でもとくに人気が高かったのは、上の写真に写っているパーカーやロングTシャツ、Tシャツなどでした。

出典:UP TO DATE

ヴァンズとWTAPSはたびたびコラボアイテムを発表しており、2022年秋にはスニーカーをメインとしたコレクションを発売しました。

ア ベイシング エイプ×WTAPS

出典:bape.com

WTAPSは、同時代に創業し、ともに裏原カルチャーを作りあげた「ア ベイシング エイプ(通称:エイプ)」ともコラボをしています。両ブランドともにミリタリーをテーマとしているため、コラボが発表された際はどんなアイテムが登場するのだろうか?と世間で話題になりました。

結果として誕生したのは、互いのブランドを象徴する迷彩柄をベースにしたジャケットやパンツ、フーディ、Tシャツなどのコレクション。このコレクションは生産数が少なかったため、現在はレアアイテムとなっており、中古市場でもなかなか見かける機会がありません。

出典:Mastered

ネイバーフッド×WTAPS

出典:UP TO DATE

2019年には「NEIGHBORHOODネイバーフッド)」の創業25周年を記念して、滝沢伸介と西山徹がコラボ企画を立ちあげました。
発売されたのは、フライトジャケット、ジャングルシャツ、パーカー、スウェット、Tシャツの計5点のラインナップ。
両ブランドのロゴはもちろん、WTAPSが得意とするナイロン素材ネイバーフッドの象徴である市松模様が各所に生かされています。

出典:UP TO DATE

このコレクションは発売された途端、即完売となってしまったので、またコラボを実施してほしいという声が多くのファンからあがっています。

ここまで、WTAPSと有名ブランドとのコラボをご紹介してきました。ストリートファッション業界を牽引するWTAPSは、今後もいろいろなブランドとコラボを企画してくれるかもしれません!WTAPSの動向が気になる方は、公式サイトを随時チェックしてみてください。


WTAPSを愛用している芸能人3名を紹介!

WTAPSは芸能界でも人気の高いブランドとして知られています。ここでは、WTAPSの愛好家である芸能人を3名ご紹介します。

ストリート業界のファッションリーダーである窪塚洋介

出典:Amebaブログ

俳優や歌手、カメラマンとして活躍する『窪塚洋介』さんはWTAPSのファンを公言しています。
彼はシュプリーム人気の火付け役と言われており、ストリートファッションの世界ではカリスマ的存在です。
ストリートというジャンルに強いこだわりを持っている窪塚洋介さんは、もちろんWTAPSのアイテムも愛用しており、プライベートやメディア出演の際に着用した姿を見せています。

出典:Instagram

こちらの写真では、鍔広のハットとサングラスにWTAPSのベースボールシャツを合わせ、大人の余裕を感じさせるコーディネートを披露しています。

俳優やモデルとして人気の高良健吾

出典:Twitter

俳優やモデルとして活躍している『高良健吾』さんもWTAPSを愛用しています。
彼は10代の頃から裏原系ファッションに興味を持っており、WTAPSやネイバーフッドは昔から着用されていたそうです。
アパレルにおいてはドメスティックブランドを好んでいて「服を選ぶ際にはシルエットを一番に重視する」と過去のインタビューで答えています。

◆引用元:RollingStone

また、高良健吾さんはデザイナーの西山徹と個人的に交流を持っており、WTAPSの「作り手の魂を感じるところ」に強く惹かれているそうです。今後もWTAPSのアイテムを着用している姿をたくさん見せてくれることでしょう。

出典:Pinterest

世界で活躍しているモデルのローラ

出典:Instagram

アメリカのロサンゼルスを拠点に、モデルやタレントとして活動している『ローラ』さん。
さまざまなラグジュアリーブランドの広告やファッションショーに登場している彼女も、WTAPSのアパレルを愛用しています。

インスタグラムに投稿された写真では、デニムワンピースにWTAPSの迷彩柄キャップを合わせ、ストリート系を意識したコーディネートを披露しています。
ローラさんは普段あまりストリート系の洋服を着ないので、この写真が投稿されたときはファンの間で話題となりました。

ここまで、WTAPSを愛用している芸能人を3名ご紹介しました。
創業から20年以上経っても人気がまったく衰えないWTAPS。
上記で紹介した3名を中心に、今後も芸能人・一般人の間で人気が上昇し続けることと思われます。

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WTAPSとは独特のデザイン性と確かな機能性を兼ね備えたストリートブランド

この記事では、WTAPSの設立に関する逸話人気の理由定番アイテム愛好家の芸能人をご紹介しました。
WTAPSがどんなブランドなのか知りたいと思っていた方にとって、すこしでも参考になれば幸いです。

WTAPSのアパレルアイテムはシーズンごとに入れ替わるものが多く、一度販売が終了すると入手困難になるものが非常に多いです。
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