遺品を相続した後にすることは、形見として残しておくか、処分するかの二つの方法があります。
個人的には思い出のある品は形見として残しておき、そうでないものは処分して新しい形にする方が良いと考えております。使わないものを遺しておいてもタンスの肥やしになってしまうので、価値が下がらないうちに処分して新しい形でとっておいた方が良いでしょう。最近では遺品だけでなく生前整理で贈与されたブランド品や骨董品などを売却する人も増えてきております。
そんな遺品整理ですが、実際にどのようなものが売れるのか、どこで売ればいいのか、どうしたら損しないようにできるのか疑問点をたくさんあるかと思います。
そこでこのページでは売れる商品だけでなく、高く売るためのポイント、高く売れるお店の種類を紹介させていただきます。
※遺品整理の方法を悩まれている方や生前整理を検討されている方は『遺品整理』を参照にしてみてください。
目次
- 1 高く売れる17の遺品リスト
- 1.1 遺品で最も多い『貴金属』
- 1.2 意外と値段がつきます『金歯』
- 1.3 『仏具』は2種類。金でできているものもある
- 1.4 状態が良ければ高く売れる『ブランド品』
- 1.5 買取額100万円をこえることも多い『腕時計』
- 1.6 『車』は廃車か売却の2択。4月までに処分しよう
- 1.7 『切手』でも数万円の価値になる!
- 1.8 最近流行りの『カメラ』は高価買取に期待大
- 1.9 捨てるくらいなら売った方が得『家具家電』
- 1.10 『着物』は一着ずつ売れば二束三文になりにくい
- 1.11 『酒』は賞味期限がなければ高価買取のチャンス
- 1.12 1000万円越えもある『日本画や西洋画の美術品』
- 1.13 状態が大切『日本刀』こまめな手入れをしてください
- 1.14 箱保証書が大切『茶道具や書道具などの骨董品』
- 1.15 中国で流行りの『壺や大皿など骨董品』は高価買取に期待大
- 1.16 レアなものほど高く売れる『古銭や人形などコレクター品』
- 1.17 元々高価な『ゴルフ用品や碁盤など趣味のもの』は高価買取のチャンス
- 2 売れないものを整理する2つの方法
- 3 遺品整理で損しないための2つのポイント
- 4 遺品には価値があるものが多い
高く売れる17の遺品リスト
遺品は相続しても自分で管理していたものではないので何が高く売れて、何が売れないのか全く分からないですよね。ここでは何が売れるのか、どのようにしたら高く売れるのか、またどこに持って行けばいいのかを全て解決させていただきます。
遺品で最も多い『貴金属』
貴金属は1gあたりの相場で取引をされております。そのため、貴金属は安定して高価買取につながりやすいものでもあります。また、貴金属を所持している人は多いため、特に遺品として相続する人が多いものでもあります。そんな相続される人が多い貴金属ですが、指輪やネックレスなどはデザインが好きでないものだったり、指輪のサイズが合わない場合などもあり、そのまま所持されている方は特に少なくすぐに売却する人がおおい遺品でもあります。
買取金額:数千円~数百万円
買取り商品例
- 指輪
- ネックレス
- インゴット
高く売るためのポイント
- まとめて売る
- 壊れているものも査定する
高価買取してもらえるお店
- 貴金属買取専門店
- ブランド買取専門店
- 質屋
貴金属を高く売るためには量が必要です。そのため不要な貴金属があればまとめて売却するようにしましょう。また、貴金属は“壊れているもの”も金であれば買取してもらうことができますし、自分が貴金属ではないと思ったものでも実は貴金属の場合があります。もしも貴金属だった場合に損してしまうのでよくわからないものでも査定してもらうようにしましょう。
意外と値段がつきます『金歯』
これは貴金属と同じ部類ですが“捨てられてしまう”可能性が高いもののため敢えて分けさせていただきました。金歯は“金”で作られております。人の歯なので触るのに抵抗のある方がいますが、小さい袋などに入れて保管しておきましょう。
買取金額:数千円
高く売るためのポイント
- まとめて売る
高価買取してもらえるお店
- 貴金属買取専門店
- ブランド買取専門店
- 質屋
金歯を売るときには貴金属と合わせて売ると良いでしょう。貴金属は1gでも重ければ重いほど高く買取りしてもらうことができます。金歯も忘れないようにしましょう。
金歯の注意点を一つだけお話しておくと、金歯を抜くときに歯医者が回収する場合もあります。金歯は資産となるので、もしも今後金歯を抜こうとしている方がいた場合には抜いた金歯を貰えるように伝えましょう。
『仏具』は2種類。金でできているものもある
仏具の買取は貴金属と骨董品の2種類に分かれます。おりんや仏像などが金でできていた場合には『1-1貴金属』と同様にタイミングで売ると良いでしょう。そうでない場合には“仏教美術”の可能性があります。この2パターンの説明をさせていただきます。
買取金額:数万円~数十万円 (金の仏具の場合)
買取り商品例
- おりん
- ロウソク立て
- 高杯
- 水入れ
高く売るためのポイント
- まとめて売る
- 壊れているものも査定する
- なるべく綺麗にしておく
高価買取してもらえるお店
- 貴金属買取専門店
- ブランド買取専門店
- 質屋
金の仏具は『1-1貴金属』とは違い、再販される可能性があります。基本的には金の重さでの買取となりますが、状態が良ければ価格が上乗せされる可能性があります。もしも金の仏具の買取を頼む際にはなるべく綺麗にしておくと良いでしょう。
買取金額:数万円 (仏教美術の場合)
買取り商品例
- 仏像
- 宝塔
- 経机
高く売るためのポイント
- 付属品は残しておく
- 壊れたり傷があっても自分で修理しない
- 綺麗にしておく
高価買取してもらえるお店
- 骨董古品美術品買取店
仏像などは骨董品として取り扱いされます。そのため古いものでも価値があるものであれば問題なく買取してもらうことができます。しかし本物でなく贋作だった場合には買取してもらうことはできないので注意が必要です。本物の証明となる付属品がついていれば正確な査定とプラスαの買取に期待ができるので、もしも見つけた場合には大切に保存しておきましょう。
状態が良ければ高く売れる『ブランド品』
ブランド品は状態によっては高価買取が期待できる商品です。遺品相続する場合には状態がよくないものやデザインが古いものもあります。しかしCHANELではマトラッセが流行っていたりしますので、古いデザインのものでも高価買取につながるケースがある商品です。
買取金額:数万円~数十万円
買取り商品例
- CHANEL
- Louis Vuitton
- HERMES
高く売るためのポイント
- 綺麗にする
- 付属品は取っておく
高価買取してもらえるお店
- 貴金属買取専門店
- ブランド買取専門店
- 質屋
ブランド品は買取後ほとんどの商品が再販されます。買取額の評価は、その時の流行りのデザインかどうかと商品の状態で決まります。遺品を綺麗に拭いておくことで状態の評価が上がることもあるので遺品を相続した場合にはすぐに手入れを行うようにしましょう。
もし好みのデザインであればそのまま形見として所持しておいてもいいかと思いますが、使わないのであれば売却して自分好みのものに買い替えてもいいでしょう。
買取額100万円をこえることも多い『腕時計』
腕時計の中でも海外のブランド品の腕時計が特に高い買取につながります。国産時計は高級な買取につながるものが少ないですが、もし国産だった場合でも自分でわからないものの場合には捨てないでとっておきましょう。
買取金額:数万円~数百万円
買取り商品例
- ROLEX(ロレックス)
- OMEGA(オメガ)
- グランドセイコー
高く売るためのポイント
- 綺麗にする
- 付属品は取っておく
高価買取してもらえるお店
- 貴金属買取専門店
- ブランド買取専門店
- 質屋
商品の性質は『1-4ブランド品』と同じです。違いは時計の場合は100万円を超える価格で取引される商品が多いことにあります。例えば『ロレックス デイトナ』の場合には買取額が200万円を超えてきます。もちろん型番により変わってきますが、ここでは“高価買取に最もつながりやすいもの”ということで覚えておいていただけると嬉しいです。
『車』は廃車か売却の2択。4月までに処分しよう
“遺品”と聞いてイメージのしにくい商品だと思います。車は所有者が亡くなった場合には“廃車”にする場合でも“売却”する場合でも相続が必要となります。もし乗らない車だった場合には売ってしまってもいいともいますが、“乗らないけど取っておく”と税金もかかってきますので、早めに処分を決めましょう。
買取金額:数万円~数百万円
買取り商品例
- トヨタ
- 日産
- スズキ
高く売るためのポイント
- 1~3月または9~10月の間に売る
- 洗車しておく
- 細かい傷は自分で治さないようにする
- 4月1日の自動車税課税の前に売る
高価買取してもらえるお店
- 車買取専門店
車が最も売れる時期は1~3月と9~10月です。この最も高く売れる時期は車の買取に力を入れているため、最も高い金額で買取してもらえます。また、毎年4月1日には自動車税が課税されます。課税された直後に売ると課税分損してしまうので気を付けましょう。
細かい傷を自分で治すと一見高い買取につながりやすいと思われますが、プロが見たら傷があることはすぐにわかります。無駄なお金と労力を使い傷がある状態と同様の金額で買取されてしまうので、なるべくそのまま売るようにしましょう。
『切手』でも数万円の価値になる!
現在流通している切手はそのまま使用してもいいかと思います。高く売れる切手は趣味で集めるような記念切手や普通切手などです。切手はコレクターの間では特に高く売れる商品です。知識のない人、興味のない人から見たらただの紙切れでしかないのですが、高価買取につながるので捨てないでとっておきましょう。
買取金額:数千円~数万円
買取り商品例
- 記念切手
- 中国切手
航空切手
高く売るためのポイント
- 綺麗にしておく
- 切れないように丁寧に扱う
高価買取してもらえるお店
- 総合買取店
切手は買取してもらえる店舗が少ない商品ですが、コレクターは多いです。特に中国切手は人気があり、切手の中でも高く買取りしてもらいやすい特徴があります。ただ中国切手に関しては人気が高すぎるため偽物も多く出回っておりますので、高い期待を持たない方が良いでしょう。
もしも相続した切手が普通切手だった場合でも、明治、大正、昭和初期など古い切手であれば高価買取が期待できます。もしも通常切手で気になる商品があった場合には、最寄りの買取店で査定してもらっても良いでしょう。
最近流行りの『カメラ』は高価買取に期待大
カメラの中でも一眼レフは最近特に人気が出ており、高価買取に期待ができる商品です。また、一眼レフカメラは定価が高いため、買取も高い金額で安定しております。カメラは初心者向けのものからプロ向けのものまで幅広い商品があります。初心者向けの商品の場合には数千円の買取になりやすいですが、プロ向けの場合には50万円前後の買取額になることは珍しくありません。
買取金額:数千円~数十万円
買取り商品例
- ニコン
- キヤノン
- パナソニック
高く売るためのポイント
- 付属品は取っておく
- レンズや本体の手入れをしておく
高価買取してもらえるお店
- カメラ屋
- 総合買取専門店
カメラの買取はなるべくカメラ屋に持って行くことをオススメします。総合買取店での買取もしておりますが、これは中古の市場に流す前提での買取となります。カメラ屋の場合には買取したものは自社で整備しそのまま販売するケースもあります。そのためカメラ屋と総合買取店を比べると総合買取店の方が若干安くなることもあります。もしお近くにカメラ屋がある場合には査定を頼んでみると良いでしょう。
また、カメラは本体だけでなくレンズも買取ができます。丁寧に拭いて綺麗にしていただき、合わせて持って行くようにしましょう。
捨てるくらいなら売った方が得『家具家電』
家具や家電は最も処分に困るものだと思います。処分に困り売れることも知らずに手数料を払って引き取りをしてもらっているケースもある商品です。売却をしてもらうことで手数料を支払うことなく処分することもできるので、しっかりと確認しましょう。ここでは『家具』と『家電』の2パターンの説明をさせていただきます。
買取金額:数千円~数万円(家具の場合)
買取り商品例
- 和箪笥
- 民芸箪笥
- カッシーナ
- unico(ウニコ)
高く売るためのポイント
- 掃除する
- なるべく店頭に持って行く
高価買取してもらえるお店
- リサイクルショップ
- ブランド家具買取専門店
家具の買取は最寄りのリサイクルショップで買取してもらうことができます。家具の場合は出張買取で対応しているケースがほとんどですが、可能であれば店頭に持って行くことをオススメします。出張買取でもいいのですが、テーブルやソファーなどの大型商品の場合には運搬費が発生する可能性もあります。
また、ブランド家具の場合にはブランド家具の専門店に頼むと良いでしょう。ただ難点なのがブランド家具専門店は全国に少ないことです。買取をしている店舗が圧倒的に少ないため、頼みにくいと思いますが、もしも近くにある場合には使ってみることをオススメします。
買取金額:数百円~数万円(家電の場合)
買取り商品例
- SHARP
- 三菱
- パナソニック
- 日立
高く売るためのポイント
- 掃除する
- なるべく店頭に持って行く
- 付属品を取っておく
高価買取してもらえるお店
- リサイクルショップ
家電は主にリサイクルショップで買取してもらうことができます。新型であればあるほど高くなりますが、ブランド品や貴金属と比べると安価になりやすいのが特徴です。高くても3万円くらい安かったら100円くらいにしかなりませんが、不用品で回収してもらったり、粗大ごみに出したりするとお金がかかりますので、捨てたりするくらいなら売りに行く方が良いでしょう。
『着物』は一着ずつ売れば二束三文になりにくい
着物は二束三文になりやすい商品です。あらかじめお話しておくと、大島紬が友禅染など有名な着物にしか高価な価格がつくことがありません。ただ高価な価格と言っても元の金額と比べると圧倒的に安価になってしまいます。ただ着物をリサイクルしてバッグや他の衣類になったり生地としての価値を持っているため、商品数が多い場合には高価な価格がつきやすくなっております。
買取金額:数百円~数万円
買取り商品例
- 大島紬
- 加賀友禅
- 久保田一竹
高く売るためのポイント
- まとめて出して1枚ずつ査定してもらう
- 付属品はとっておく
- 綺麗にしておく
高価買取してもらえるお店
- 総合買取店
着物の買取は主に総合買取店が行っております。着物の買取はトラブルが多く注意点がいくつかあります。
まず、出張買取で頼んでも良いのですが、『貴金属ありませんか』などと着物の買取を頼んでいるにも関わらず他の査定を“しつこく”迫るような業者は頼まないようにしましょう。こういう業者は着物の買取はメイン商材でなく、貴金属の買取をメインにしている業者です。安い買取になってしまうケースがあるので注意しましょう。
次に査定ですが、まとめて出すのは良いのですが、1枚1枚査定してもらって値段を出してもらいましょう。
『酒』は賞味期限がなければ高価買取のチャンス
お酒は贈答品などでよく貰うことがある商品です。しかしお酒は好みがあったりそもそも飲まなかったりするので意外と残りやすいものでもあります。そんなお酒の中でも買取できるものは洋酒と日本酒がメインになります。焼酎やビールなどは賞味期限があるため買取していない店舗も多いです。
買取金額:数百円~数万円
買取り商品例
- 山崎
- 響
- マッカラン
- 十四代
高く売るためのポイント
- 付属品はとっておく
- 綺麗にしておく
高価買取してもらえるお店
- お酒買取店
お酒の買取は想像よりも安くなってしまうかもしれません。お酒の買取はもともとの価格が10万円を超えるものは高く買取りしてもらいやすいですが、他の商品は安くなってしまいがちです。高級なお酒を嗜む人口が少ないため、「ブランデーだから高い」「高そうなウイスキー」と言うようなイメージを持ってしまい、実際の査定額にショックを受けてしまう人もいます。お酒に関しては「高くなったらいいな」程度の気持ちで構えて売るのが良いでしょう。
1000万円越えもある『日本画や西洋画の美術品』
一般人には全く評価の分からない遺品です。歴史的なモノだったり、有名な美術品だった場合には数千万円の買取になることもあります。もしも価値の分からない日本画や西洋画などの美術品があった場合には勝手に処分せずに、必ず査定に出すようにしましょう。
買取金額:数百円~数千万円
買取り商品例
- 棟方志功
- 草間彌生
- アンディ・ウォーホル
高く売るためのポイント
- 綺麗にしておく
- 箱や保証書を残しておく
高価買取してもらえるお店
- 美術品買取店
- 骨董古美術品買取店
美術品の買取は総合買取店でも行っているケースがありますが、知識が少ないためかなり安値で買い叩かれてしまいます。そのため美術品に関しては必ず美術品の専門店に査定を出すようにしましょう。また、もし分かるようであれば作者名を調べておくと大体の値段を知ることができるので、調べてみても良いでしょう。
状態が大切『日本刀』こまめな手入れをしてください
歴史のあるお家の場合には日本刀の遺品が出てくることが多々あります。ただ、残念なことに錆など状態がとても悪く買取できないものがほとんどです。もしも日本刀を相続した場合にはすぐに状態を見るようにしましょう。そのまま放置してしまった場合に状態が悪化してしまう恐れがあるので気を付けてください。
買取金額:数万円~数百万円
買取り商品例
- 村正
- 虎徹
高く売るためのポイント
- 箱や保証書を残しておく
- こまめに手入れを行う
高価買取してもらえるお店
- 刀剣買取専門店
刀剣は骨董品を扱っているお店であれば買取を行っているケースもありまが、最近では刀剣が流行っているのもあり、刀剣買取専門店が増えてきております。郵送での買取を対応しているお店も多いのでもしも気になるような刀剣がある場合には試しに鑑定してもらうのも良いでしょう。
箱保証書が大切『茶道具や書道具などの骨董品』
茶道具や書道具は想像しているよりも高値になりやすい商品です。もしも価値のありそうな茶道具や書道具があった場合には必ず査定するようにしましょう。
買取金額:数万円~数十万円
買取り商品例
- 茶碗
- 硯
- 掛け軸
高く売るためのポイント
- 箱や保証書を残しておく
- 綺麗にする
高価買取してもらえるお店
- 骨董品買取専門店
茶道具や書道具は有名な作家であれば簡単に5万円以上の価値がつくこともあります。有名な作品の場合には必ず箱と保証書がありますので、絶対に捨てないようにしましょう。そしてその保証書の名前や作品名を見ることである程度の買取額を調べることも可能です。ある程度の相場を知っていることで安く買取りしようとする業者の対策が可能なので、調べるようにした方が良いでしょう。
中国で流行りの『壺や大皿など骨董品』は高価買取に期待大
壺や大皿の中でも中国骨董は特に高価買取につながります。現在中国では中国で過去に作られた骨董品のブームが起こっており、買取価格が高騰しております。もしも相続した遺品が中国骨董だった場合には高価買取に期待しても良いと思います。
買取金額:数万円~数百万円
買取り商品例
- 中国骨董
- 陶磁器
- 漆器
- 金工品
高く売るためのポイント
- 箱や保証書を残しておく
綺麗にする
- 傷や欠けを自分で直さない
高価買取してもらえるお店
- 骨董品買取専門店
骨董品では傷や欠けをみつけたら自分で手入れを行ってしまうケースがあります。もしも自分で傷や欠けを手入れしてしまっては骨董品としての価値が全くなくなってしまいます。傷や欠けがあってもなるべく自分で手入れしないようにしましょう。また、傷や欠けはない方がいいので保存しておく場合も柔らかい布に当てて保存して欠けないよう工夫すると良いでしょう。
レアなものほど高く売れる『古銭や人形などコレクター品』
コレクターの人が持っている商品は時に高価買取に期待ができます。一部紹介するとブリキでできた玩具(人形)は特に買取が高いコレクター品となっております。昭和に出た玩具はレトロ品として現代でも多くのコレクターがいます。興味がない人からしたらただの玩具にしか見えませんが、価値がわかる人が見たら一目で高価なものと分かります。もしも遺品に古銭や人形やおもちゃなどがあった場合には捨てないように気を付けましょう。
買取金額:数十円~数万円
買取り商品例
- 超合金(ブリキ)
- 古銭
- 人形
高く売るためのポイント
- 箱を残しておく
- 綺麗にする
- 状態をよくしておく
高価買取してもらえるお店
- 古銭買取専門店
- 玩具買取専門店
- 総合買取店
コレクター品の査定ポイントは状態の良し悪しで決まります。もちろん希少性の高さも大切なのですが、希少なモノでも状態が悪いと買取すらできない可能性もあります。そのためとにかく状態を気を付けましょう。古銭であればさびないように手入れを行い、人形など玩具の場合には壊れないように気を付けましょう。箱などがある場合には箱も同様に壊れないよう気を付けてください。
元々高価な『ゴルフ用品や碁盤など趣味のもの』は高価買取のチャンス
ゴルフ用品や碁盤など趣味で使用するものは元々が高価なものが多いです。もちろん元々の価格が安いものは買取が安くなりますので、期待のし過ぎはしないようにしましょう。
買取金額:数千円~数万円
買取り商品例
- ゴルフ用品
- 碁盤
- 将棋盤
- 登山道具
高く売るためのポイント
- 綺麗に拭いておく
高価買取してもらえるお店
- リサイクルショップ
リサイクルショップでは家具家電だけでなく日用品の買取をしております。そのためどこよりも高く買取りしてもらうことができます。趣味の商品に関しては保証書などは残っていないケースがほとんどだと思うので、あれば保存しておくと良いですが、なければそのままでも問題はありません。買取したものは再販されるので丁寧に拭いておくことで査定額がアップすることもあるので、綺麗にしておくと良いでしょう。
以上が高価買取してもらえる商品の一覧です。お気づきの方もいるかと思いますが、遺品のほとんどは高価買取の可能性がある商品です。そのため、むやみやたらに処分することをしないで、しっかりと査定してもらうようにしましょう。
この章を簡単におさらいすると
専門性のある商品『○○専門店』
家具家電、日用品に近いものは『リサイクルショップ』
この二つを頭に入れておくことで売却先に悩む必要はなくなるでしょう。
また、どの商品にも共通して言えることが『商品の状態』をよくしておくことで高価買取につながります。商品の状態は全商品共通で高価買取につながります。汚い商品は買取後に綺麗にして販売するため買取業者の手間が増えてしまいます。その手間が無い分買取価格が高くなります。遺品を整理するタイミングで軽く掃除しながら行うと効率が良くなりますので、ぜひ遺品を整理される際には布巾で拭きながら掃除しながら行うと良いでしょう。
さて、1章では『買取』できるものについてお話させていただきましたが、世の中には『買取』ができないものがあります。買取できないものとは『そもそも価値が低いもの』『状態が悪くて価格がつかないもの』『ブランド品の偽物』などが該当します。
その売れないものに関して2章で処分の方法を2つご紹介させていただきます。
売れないものを整理する2つの方法
遺品をすべて売ることができればこの章は必要がないのですが、必ず売れないものが出てきます。その際にどこで処分したらいいのか、勝手に捨てていいものなのか悩んでしまいますよね。
もしも売れなかったものがあり処分に悩んでいる場合にはこの章を参考にしてみてください。
自分で処分するとトラブルに巻き込まれるリスクが減る
個人で処分する際には自治会のごみの分別を調べてみると良いでしょう。
例えば大型家具を粗大ごみとして処分する場合には、粗大ゴミのシールを自治会が指定する粗大ごみの料金分貼って処分します。自分で処分することは一見めんどくさくデメリットが多く感じてしまいますが、実際にはメリットの方が多く、可能であれば自分で処分することをオススメします。
個人で処分することのメリットをお話させていただくと、悪質な業者に騙される心配が一切ないことです。これは何かというと、後述する不用品回収業者は一見便利ですが、トラブルが多く発生している業者でもあります。これはほとんどの業者では悪いことはないのですが、中には悪質な業者に通常よりも高い金額を請求されてしまうトラブルなどがあります。
このトラブルに関わってしまうとお金だけでなく時間も使うため、総合的に損してしまいます。もしも不用品回収業者の見極めが難しい場合には自分で処分すると良いでしょう。
回収業者に頼むと楽に処分が可能
前述した個人での処分と比べると圧倒的に楽なことがメリットです。電話やホームページから不用品回収を頼むことでいらないものを全て回収してもらうことができます。量があったり、重たいものがあれば使用してみてもいいかと思います。
しかし、注意しておいてほしい点が一つだけあります。それは前述しておりますが、悪質な業者がいるのでトラブルに巻き込まれないように気を付けてください。トラブルさえなければ業者に頼むのが一番オススメなのですがトラブルが絶えないので個人的にはあまりオススメすることができません…。
もしも業者に頼みたい場合には3章で悪質な業者に捕まらないよう、損しないポイントを2つ紹介させていただいておりますので、ぜひご覧ください。
遺品整理で損しないための2つのポイント
これは買取してもらうときと回収してもらうとき両方に言えることなので、必ず覚えておいていただきたい章です。これをすることで損するリスクを減らすことができますので、実行するようにしましょう。
焦って業者を決めない
業者選びについてです。
まず葬儀、四十九日、遺産相続などで疲れてしまい判断力が鈍ってしまいそうになるタイミングで遺品整理(売却や処分)をすることはオススメできません。判断力が鈍っていると正しくない買取価格でも売ってしまったり、回収業者に高い見積もりを出されてもそのまま取引してしまうこともあります。
また、一般的にはクーリングオフが可能ではありますが、“家具などの商品を買取してもらう場合”や“店頭に持って行って買取してもらう場合”などはクーリングオフが適用されません。
後から安く売って後悔してもクーリングオフが適用されず損してしまうので、しっかりと判断ができる状態のときに店舗を選ぶようにすると良いでしょう。可能であれば複数店舗に査定してもらうと悪質な業者に騙されるリスクを減らすことができますので、複数の店舗に査定してもらうこともオススメです。
回収と買取を同時に行う際は要注意
遺品の回収と買取を一括でしてもらえる業者は、一見便利そうに感じますが注意が必要です。
高価な美術品があったとします。その遺品整理業者が美術品に知識があってしっかりと鑑定することができるならいいのですが、知識がない業者だったら0円で買取(回収)されてしまうことがあります。このようなことを防ぐためにも、面倒かもしれませんが遺品整理とは別に買取専門店に売却することをおすすめします。
ですが、最近では遺品整理業者の中でも買取店と提携を結んでいるところも多くなってきています。探すのがめんどくさい、一括で済ませたいとお考えであれば、以下の業者をお勧めします。
【ミライル】
ミライルは、遺品整理作業の依頼を検討している方や遺品整理に興味のある方に向けて、悩みや疑問を解消できる情報を発信しています。下記の記事で、遺品整理にかかる費用や安くする方法を解説しているので、是非参考にしてみてください。
ミライルはコチラ▶︎ 奈良の遺品整理ならミライルまごころサービス
ブラリバ掲載記事はコチラ▶︎ 遺品整理にかかる費用の相場を解説|費用を安くする方法やおすすめの優良業者を紹介
遺品には価値があるものが多い
遺品の整理は心の整理でもあります。遺品の処分で損してしまうことは亡くなられた方は望んでいないことだと私は思います。そのために最大限自分で出来るリスクヘッジを行い、身を守ってください。
悪質な業者がいるのはもちろんよくないことですが、騙される人が減れば悪質な業者はすぐにいなくなります。どれだけ知識を持ち騙されないように自衛することができるか。これが重要です。
最後になりますが、当店ではブランド品や貴金属を専門に買取を行っておりますので、ご興味があれば以下からお問い合わせくださいませ。
一人でも多く遺品の買取や処分で損されないことを心からお祈りしております。