光の当たり方によって、さまざまな表情を見せてくれる「オパール」。その輝きは、太古から多くの人々を魅了してきました。オパールはものによって値段に差があり、安価なものから高額なものまでいろいろあります。
この記事では、オパールの値段を左右するポイントについて解説します。お手持ちの宝石に価値があるかどうか知りたい方は必見です!
目次
値段に大きく影響するカラーと遊色効果
出典:GIA
オパールは、さまざまなカラーがあることで有名な宝石です。 その個体の色によって、値段が大きく変わってきます。 この章では、オパールの値段を左右する「カラー」と「遊色効果」について解説していきます。
オパールにはいろいろな種類がある!人気な色は?
オパールにはたくさんのカラーパターンがありますが、中でも一般的なのは以下の6種類です。 ブラックオパール、ホワイトオパール、クリスタルオパール、ファイアオパール、ボルダーオパール、グリーンオパールの中でもっとも値段が高いのが、ブラックオパールです。
その理由は、色が濃くはっきりと映え、オパール愛好家の間で人気が高いから。
【ブラックオパール】
出典:GIA
ほかのカラーに関してはとくに優劣はなく、その個体の「遊色効果」によって、値段が変わってきます。 オパールの種類についてより詳しく知りたい方は、以下の記事も併せてご覧ください。 オパールは種類が多い?それぞれの特徴や価値の高い色についても解説のリンクを貼る
オパールの価値を決定する遊色効果とは?
出典:GIA
遊色効果とは、石の表面に見える虹色の光彩のことです。 オパールに関しては、遊色効果が鮮明でくっきりしているほど価値が高くなります。 また、ブラックやホワイトといった背景色に対して、遊色効果の出ている範囲が広いほど、値段もあがります。 その他の細かいポイントとしては、以下の2つが重視されます。
- 遊色効果のメインカラー 赤がもっとも高額で、続いてオレンジ、緑の需要が高いです。
- 遊色効果の模様 遊色効果の模様の出方も、重要なポイントです。 一般的に、小さな点々が表れているものよりも、大きな色斑がたくさん表れているもののほうが好まれます。
評価基準として重要なクラリティ
「クラリティ」とは、宝石の透明度を示す言葉です。 オパールには、完全に透明な石から不透明な石まで、さまざまな種類のものがあります。 オパールの値段は、このクラリティによっても変わってきます。
たとえば、ブラックオパールに関しては、不透明なものが好まれ、クリスタルオパールに関しては、透明度の高いものが好まれます。
【透明度の高いクリスタルオパール】
出典:GIA
オパールはほかの宝石と比べても、ものによってかなり個体差のある宝石です。 前述したカラーと遊色効果、クラリティといった、すべての色味を総合的に評価され、その価値が決まるのです。
ほかの宝石にも共通するカッティング
出典:GIA
オパールの値段を左右する3つめのポイントは、カッティングです。 ほかの宝石と同様に、オパールにおいても、カットが美しいものほど値段が高くなります。
評価のポイントとなるのは、以下の3つ。
- 左右対称であること
- 丸みのあるドーム型
- 遊色効果がよく映えるようなカッティングであること
3つめに関しては、職人の腕によって見た目が変わってくるため、宝石の質を大きく左右する事項と言えます。
さいごに
ここまで、オパールの値段に影響する3つのポイントについて解説してきました。 ポイントをおさらいすると、以下のようになります。
3つのポイント
- カラー:石自体の色と遊色効果の表れ方
- クラリティ:石の透明度
- カッティング:美しくカットされているかどうか
オパールは、遊色効果という特徴を持つ数少ない天然石であり、一目ではその価値を判断するのが難しい石です。 また、ジュエリーのデザインや、ブランドの価値が付随し、思いがけない値段になるケースもあります。
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