金は加工しやすく、口腔内で錆びや変色することがない金属として、昔から歯科治療で使用されてきました。治療で使ったものだとしても、金歯はれっきとした金であり、価値がつく立派な資産です。
本記事では、金歯の買取について解説します。金歯は1本でも売れるのか、状態が悪くても買取可能なのかといった金歯の買取における基本的な知識や、買取を依頼する際の注意点なども併せて紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。
買取業者によっては、金歯の買取を積極的に行っているところもあるため、金歯をお持ちの方や、金歯を取る予定があるという方は、まずは査定を依頼するのもおすすめです。
金はここ数年相場が上昇を続けています。金歯を売るなら今がチャンス！こちらから最新の金・貴金属の買取相場価格をぜひチェックしてみてください。
目次
金歯の売却について
金歯は経年劣化しにくいため、治療として使われた物だとしても、金としての価値がつきます。しかし、金歯が1本のみだったり、あまり状態がよくなかったりする場合、買取してもらえないかもしれないと不安に感じる方も多いのではないでしょうか？
1章では、このようなケースでも金歯の買取が可能なのかについて解説します。
金歯は1本だけでも買取可能
実は金歯は1本のみでも買取が可能です。なぜかというと、金は素材としての価値や、重さにより評価されるためです。また、金歯を何本も一気に抜歯をするケースはあまりなく、1本のみの持ち込みも珍しくありません。
そのため、「金歯を売りたいけれど1本しかないから悩んでいる」という方でも、安心して買取を依頼しましょう。
金歯の状態が悪くても買取はできる？
金歯を買取に出すきっかけは、金歯が抜けてしまった場合や、別の詰め物をすることになったというケースが多いのではないでしょうか？
審美歯科では、金歯以外にも天然歯のように見えるセラミックや、人工ダイヤモンドといわれるほどの強度をもつジルコニアなど選択肢が増えました。その中でも費用が高い金歯ですが、強い強度を持ち、口の中でも錆びにくく劣化しにくいという利点があるため、長年歯科治療に使われ続けています。
また、金は柔らかく歯に馴染みやすいメリットがあります。そのため、長年使用していることにより、物によっては変形したり潰れていたりすることがあるかもしれません。しかし、このように金歯の状態が悪くてもほとんどの業者は、問題なく買取査定してくれます。
なぜなら、買取業者は、買い取った金歯の不純物を取り除くための精製作業を行い、きれいな金だけを取り出すことが可能なためです。そもそも、買取業者側も状態の悪さは想定内であるため、見た目の良し悪しによって買取金額に差が出ることはありません。
もし、どうしても心配であれば買取を検討している業者に相談してみましょう。
付着物の除去に費用がかかる場合も
金歯といっても入れ歯やブリッジなど、さまざまな種類があるため、場合によっては、金歯に樹脂などの付着物がついているケースも考えられます。このような場合でも、金歯の買取をしてもらうことは可能です。しかし、金歯から付着物を取り除くための手間がかかるため、別途料金が発生する可能性がある点には注意しましょう。
また、仮に買取をキャンセルしたとしても、金歯に付着物がある場合は、査定後にキャンセル料が発生することもあります。そのため、金歯の買取を依頼する際は、査定時に発生する手数料について業者に確認しておくと安心です。
歯医者で抜いた金歯は返してもらえる？
ほとんどの歯医者では、金歯を抜いた際に持ち帰るかどうかを確認してくれます。とはいえ、歯医者によっては本人に確認を取らずに、抜いた金歯を回収して処分したり、リサイクルに出したりするところもあります。
そのため、金歯を抜くことが事前に分かっているのであれば、施術前に持ち帰ることを伝えておくと確実です。治療としてつけてもらったものであったとしても、金歯は自身が所有していた大事な資産です。
抜歯する際は、歯科医院にて回収されることがないよう「金歯を手元に残したい」という意思をしっかりと伝えておきましょう。
詰め物や被せ物として使用していた銀やプラチナの買取も可能？
歯科治療では、金以外にもプラチナや銀が使用されることも多くあります。3章では、歯科治療で使用されたプラチナ歯や銀歯の買取が可能なのかを解説します。
プラチナ歯
プラチナは、素材の希少価値が高く、経年変化も起きにくい素材であるため、プラチナ歯を貴金属やジュエリー専門店へ持ち込めば、それなりの価格がつくケースは多いでしょう。歯の治療では、プラチナの中でも品位が高いPt950が用いられることが多いため、思った以上の高値がつくケースも少なくありません。
しかし、プラチナは希少価値は高いものの、資産価値は金には劣ります。なぜなら、プラチナは自動車などの工業用品に使用されることが多く、これらの売上が減少することで、プラチナの相場も下がってしまうためです。そのため、金と比べると相場の上下が激しく、安定した資産とはいえないのが現状です。
とはいえ、プラチナも金に劣らない価値をもつ素材です。プラチナ歯を売却する場合は、相場価格を確認し、相場が高いときに売るようにしましょう。
銀歯
保険適用内の銀歯は安価で治療時にもっとも多く使用される素材です。そのため、貴金属の価値としてみると、金やプラチナと比べるとどうしても低くなってしまいます。
実は銀歯には耐久性を高めるために、銀だけではなくパラジウムや金などの金属も含まれています。
銀歯には、銀よりも価値の高いパラジウムと金が含まれているので高値がつく可能性もあります。しかし、銀歯に含まれているパラジウムと金の量は少ないため、少量では買取を受けつけていない業者もあります。
もし銀歯の買取を依頼する場合は、事前に業者に確認しておくとよいでしょう。
下記ページでは、プラチナや銀など各種貴金属の買取価格が分かるシミュレーションツールがご利用いただけますので気になる方は、ぜひチェックしてみてください。
金歯を売る前に知っておきたいポイント3つ
金歯を売る際、金について何も知らずに買取に出してしまい、損をしてしまうことも少なくありません。金の基礎知識を知っておくことで、金歯をより高値で売却することができます。4章では、金歯を売却する前に知っておきたい知識を3つ紹介します。
金相場の確認をしておく
金歯の買取価格は、その日の金相場によって変わります。金相場が高い日に買取に出すことで、より高値で金歯を売ることができるため、こまめに相場を確認して売りに出すタイミングを見極めましょう。
また、公式ホームページに金相場や買取価格を提示している業者であれば、どれくらいの金額になるのか確認することができるため、参考にするとよいでしょう。
金の純度や重さで買取金額に変動がある
金歯は、金の純度や重さによって買取価格が変動します。多くの金製品には、純度が刻印されており、純度から金の含有率を判断します。
純度とは金の含有率を示すもので、もっとも金を多く含むK24（含有率：99.9%）から、K22、K20、K18と数字が小さくなるほど、金の割合が少なくなっていきます。
しかし、金歯には、純度をあらわす刻印がされていないため、買取時は専用の機器を使用し、金の含有率を調べます。
そして、買取価格の目安は「1gあたりの金の価格（純度別） × 金製品の重量」で算出することができます。たとえば、売りたい金歯の純度がK20、重量が2gとします。K20の1gあたりの価格を8,000円と仮定した場合以下のようになります。
8,000 × 2 = 16,000円
よってこの場合の買取価格は、1万6,000円となります。しかし、金の買取には手数料がかかってくるケースがほとんどのため、1万6,000円から手数料分を差し引いた金額が、手元に残るということになります。
以下の記事では、金買取に手数料が発生する理由や、手数料の相場について解説しておりますので、気になる方はこちらもご覧ください。
金歯の買取は信頼できる業者探しが重要
金歯の買取に対応している業者は複数ありますが、業者によって買取価格が異なる場合も多いため、どこで売るのかが非常に大切です。信頼できる金の買取業者を見つけるためには、以下のようなポイントをチェックしておきましょう。
【信頼できる金の買取業者の特徴】
- 金の買取実績が豊富である
- こちらの疑問に対して誠心誠意対応してくれる
- 実店舗がある
- 口コミの評判がよい
信頼できる業者の特徴のひとつとして、公式ホームページで最新の金の買取相場や実績が分かりやすく明記されていることがあげられます。金買取の実績があるということは、それだけ経験が豊富だと判断することができ、しっかりと相場に沿った査定を行ってくれる業者の可能性が高いです。
また、電話での問い合わせや来店時に買取について質問した際に、こちらの疑問をしっかりと解消してくれるという点だけでも、信頼のおける業者であるかを見分けるポイントになります。
反対に、接客態度が悪く、質問をしてもうやむやにする業者は、相場よりも低い金額を提示したり、必要な説明をしてくれなかったりなどトラブルが発生する可能性があるため避けた方がよいでしょう。
さらに、実際に金歯の査定をする前に、ネットの口コミをチェックをするのもおすすめです。口コミサイトに書かれていることが必ず正しいとも言い切れませんが、トラブルに関する口コミが多数載っていたり、あまり評判がよくない業者は避けたほうがよいでしょう。
以下の記事では、金を高く売る方法や、買取業者の選び方について詳しく解説しています。今後、金製品を売ろうと検討している方は、ぜひチェックしてください。
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金歯は金として買取できる！
今回は金歯の買取について解説しました。最近では、ホワイトニングやセラミックなどに代表される審美歯科が一般的になったことで、金歯や銀歯を取り、セラミックを入れる方も多くなってきました。
抜歯した金歯を、そのまま処分する方も多いかもしれませんが、金歯は立派な資産です。これから金の詰め物や金歯を取る予定の方や、抜いた金歯を持っているという方は、一度査定に出してみるのもおすすめです。
ブラリバでは、金歯を積極的に買取しています！売却をご検討中の方はぜひ、当社の買取サービスをご利用ください。当社では状態が悪く、他社では買取不可となってしまったものでも買取金額がついた事例も多数あります！
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