金の買取に検査が必要な理由とは?買取業者が使用する検査方法を解説

金の買取では、その価値を正確に評価するためにさまざまな検査が行われます。
この記事では、金の検査がなぜ必要なのか、そして買取業者がどのような検査方法を用いているのかについて、詳しく解説します。
これから金の買取を考えている方は、買取業者選びの参考にしてください。

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金の検査が必要な理由

金の買取を行う際、買取業者は持ち込まれた金を必ず検査します。しかし、刻印や保証書があるのに、わざわざ検査を行う必要があるのか疑問に思う方も多いのではないでしょうか。この章では、金の買取においてなぜ金の検査が必要なのかについて詳しく解説します。

金の純度を正確に調べるため

金の純度は純金の24金から始まり、24分率で純度を表記します。例えば、「18金」とは全体の18/24、つまり「金の含有率が75%」ということです。金の検査を行うことで、その金にどれくらい別の金属が混ざっているかがわかるため、金の価値を見極める事ができます

金は偽物の流通が多いため

市場には偽物の金も多く流通しています。これらの偽物は一般の人々には見分けがつきにくいため、専門の検査が必要です。
金の偽物にもさまざまな種類があり、全く違う素材に金メッキをかけたものから、金のジュエリーの一部分だけに違う素材を使用したものなど、巧みな手口で作られています。

こうした偽物を見た目だけで判断するのはプロでも難しい事が多く、検査をすることで真贋を判定します

刻印の表記と純度が異なることがあるため

金製品には通常、純度を示す刻印が施されていますが、刻印が必ずしも正確でない場合もあります。たとえば18金のジュエリーでよくみられる「あとK」と呼ばれる刻印は、主に東南アジア諸国を中心とした海外製品に施されていますが、「あとK」の金製品の中には本来の純度よりも金の含有量が低いものがあります。

また、そもそも全くの偽物だったというケースもあり、刻印を信じていたら実はほとんど価値がなかったという可能性もあります。そのため、実際の純度を確認するためにも検査は必ず必要です。


金の検査方法の種類

金の検査にはさまざまな方法が存在し、それぞれにメリットとデメリットがあります。この章では、目視検査から高度なX線検査まで、金の検査方法の主要な種類とその特性について詳しく説明します。

目視検査

目視検査は、金製品の色、形状、刻印などを目で確認する最も基本的な方法です。金は純度によって微妙に色が異なるため、刻印と明らかに異なる色の場合は偽物と判断できます。

また、金メッキ製品も、目視検査によって経年劣化による変色やメッキの剥がれなどで判断することができます。

目視検査のメリットは、専門的な機器が不要で手軽にできることですが、純度や真贋を正確に判断するには、より詳しい検査が必要です。また、検査には経験が必要なため、よほど金の知識がある査定士でない限り、目視検査の信用性は低いというデメリットもあります。

磁石検査

磁石検査は、その名の通り金を磁石にくっつけて検査する方法です。金は非磁性金属であるため、磁石がくっつかないことで、その真偽をある程度判断できます。金メッキ製品の質の悪い偽物にはニッケルが使われていることが多く、ニッケルであれば磁石にくっつくので偽物とすぐに分かります。

こちらも目視検査と同様、偽物を見分ける簡易的な検査としては便利ですが、実際に金の純度を調べる事はできません。また、銀や錫といった磁石にくっつかない金属が土台に使われていた場合は磁石検査だけでは判断できないため、他の検査と併用する必要があります。

比重検査

比重検査は、金の比重を計ることで真贋を見分ける検査です。比重とは「ある物質の密度と、同体積の標準物質の密度との比」で、金の場合は水と比較してどれだけ比重が大きいかを調べます。比重はそれぞれの物質ごとに決まった数値があり、金の比重はK24(純金)の場合19.32です。

比重は金製品を水に沈めることで簡易的な検査ができますが、一般的な買取業者には正確に比重を調べるための計測器が用意されています。しかし、最近では金に比重が近いタングステン(比重19.3)を使用した精巧な偽物が出回っていることもあり、比重検査だけでは安心できないのが現状です。

試金石検査

試金石検査は、試金石と呼ばれる特殊な黒い石に金をこすりつけ、そこに硝酸をかけて反応を見ることで純度を測定する検査です。純度の高い金なら硝酸をかけても溶けずに跡が残りますが、純度の低い金や違う金属の場合溶けてしまいます。また、硝酸をかけて緑色に変色した場合は、鉄・銅・ニッケルなどの金属が含まれていることがわかります。

この方法は昔からある古いものですが、精度が高い反面、金を傷つけてしまう「破壊検査」であるというデメリットがあります。そのため、貴金属買取ではあまり使われない方法です。

X線検査

X線検査は、X線を用いて金の成分を詳細に分析する方法です。金の検査の中でもっとも高度な検査方法で、合金の組み合わせが複雑なものでも判別可能なため、比重検査だけではわからない場合に活躍します。

X線検査は買取専門店ではよく使われている方法で、金製品に傷をつけることなく、正確に対象物の種類や純度を見極めることができます。検査のスピードも早く、数分で貴金属の真贋や純度がすぐに分かるため、非常に便利な検査方法です。しかし、検査に使う装置が数百万円と非常に高価なので、設置している業者は限られるというデメリットがあります。


金を売るときは信頼できる業者を選ぶ

金を売る際には、信頼できる業者を選ぶことが重要です。買取依頼した貴金属を正しく評価できる業者でないと、本来の価値で買い取ってもらえない可能性があります。金を売る際には、検査体制がしっかり整っており、金の純度を正確に判断できる業者を選びましょう。

信頼できる業者を見分けるには、貴金属の買取を専門に行っているところがおすすめです。貴金属専門の査定士がいる業者であれば、最新の検査機器を導入している可能性が高く、適切な買取価格が期待できます。

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金の検査は正しい価値を見極めるための重要な作業

金を売る際には、正しい価値を見極めるために、純度や真偽をしっかりと検査する必要があります。そのためには、信頼できる業者を選ぶことが重要です。金の検査にはさまざまな種類がありますが、最新機器を導入している貴金属専門の買取業者がおすすめです。

ブラリバでは、貴金属の知識が豊富な専門の査定士が、大切なお品物の価値をしっかり評価致します。お手持ちの貴金属の価値を知りたいと思ったら、ぜひお気軽にお問い合わせください!

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