近年、電話での悪質な買取勧誘が増加したことにより問題視されています。とはいえ、事前に悪質な買取勧誘を行なう業者の特徴や、被害を回避する方法を知っておけば、トラブルを未然に防ぐことができます。
本記事では、電話での買取勧誘について解説します。電話での買取勧誘に違法性はあるのか、悪徳業者の特徴、トラブルを回避する方法などをご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
買取・不用品回収の電話勧誘とは
不用品やブランド品などの買取では、店舗買取や宅配買取のほかにも、業者が自宅へ訪問して買取を行なう訪問買取があります。
訪問買取には、業者から営業電話を掛けてアポを取る方法や、顧客が依頼して自宅へ買取に来てもらう方法がありますが、「買取業者からの電話営業は違法なのではないか?」と疑問に思う方もいるでしょう。1章では、電話での買取勧誘は違法なのかについて解説します。
電話での買取勧誘は違法?
電話で訪問買取のアポ取りをすること自体は、違法ではありません。しかし、事実と異なることを伝えたり、脅迫をして買取を促す行為は、特定商取引法によって禁止されており、違法となります。
また、消費者が「買取は不要です」ときっぱりと断っているにも関わらず、再度買取を勧誘する行為も特定商取引法によって禁止されています。
上記のように特定商取引法に違反した場合は、業務改善の指示や、業務停止命令の対象となります。もし、電話で悪質な買取勧誘を受けた場合には、はっきりと断るようにしましょう。
電話で悪質な買取勧誘をする業者の特徴
2章では、電話で買取勧誘をする悪徳業者の特徴を3つご紹介します。
いきなり電話をかけ強引にアポを取る
電話で悪質な買取勧誘をする業者は、いきなり電話をかけてきて、考える隙を与えないよう強引に買取を依頼するように促します。このような悪徳業者は「不用品をなんでも買い取ります」「不用品があれば少しでもお金になります」といった誘い文句を使うことが多いです。
電話で買取勧誘を行なうことは違法ではありませんが、悪質な買取業者はこちらが断ろうとしても「服1点でもいいですよ」「こちらから引き取りに行きます」となんとしてでもアポを取ろうとしてくる傾向があります。
とくに高齢者の方は、体力的にも物を捨てたり、整理したりするのが面倒に感じる方も多く、「無料で引き取ってもらえるなら頼もう」という気持ちになりやすいです。そのため、悪質な買取業者のターゲットにされることも多くあります。
また、電話口では古着の買取と伝えていたのにも関わらず、いざ訪問したら「不要な金製品はありますか」と高値のつく貴金属の買取をするまで帰らないなどのトラブルも近年多く発生しているため、注意が必要です。
不安をあおるような勧誘をする
電話で悪質な買取勧誘をしてくる業者は「当店以外では買取できませんよ」「今すぐに売らないと価値が下がって買取できなくなります」などと電話口でこちらの不安を煽るようなことを伝えてくることが多くあります。
電話での買取勧誘の際に事実と異なることを伝えることは、特定商取引法によって禁止されているため、もし買取業者が嘘を伝えていた場合には、違法行為となります。加えて、恫喝や暴言など相手を脅して強引にアポを取ろうとしたり、契約を締結させようとしたりするのも違法なため、覚えておきましょう。
業者の素性が分からない
悪質な電話買取の勧誘を行なう業者は、架空の会社名や名前を伝えてくることがほとんどです。
また、悪徳業者は実店舗を持っていないことが多いため、どこに会社があるのかを尋ねても、うやむやにしてくることが多いです。また、固定電話がなく携帯電話の番号のみしか分からないという場合も、悪徳業者である可能性が高いため注意が必要です。
適切な買取を行っている業者であれば、会社の所在地や連絡先を誤魔化す必要はないため、怪しいと感じた時点で電話を切るようにしましょう。
買取の電話勧誘のトラブルを回避するためには
3章では、悪質な電話勧誘の被害に遭わないためのポイントを3つご紹介します。悪徳業者のトラブルに巻き込まれないよう、事前に確認しておきましょう。
はっきりと断る
金や貴金属など高値のつくものに関わらず、買取を希望しない場合は、電話での勧誘ははっきりと断りましょう。悩んだり、迷ったりすると、そこにつけ込み強引にアポを取ろうとしてくるため、はっきりと断る態度が重要です。
また、もし電話での買取勧誘を断りきれずに、訪問買取の依頼をしてしまったら、1人で対応せずに家族や友人に頼るのもひとつの方法です。
買取業者から脅迫じみた勧誘や、強引に契約を進められてしまった場合、1人で考えるとなると不安や焦りから判断力が鈍ってしまいます。いっぽう第三者からのアドバイスがあれば、物事を冷静に考えやすくなり、トラブルの発生を未然に防げます。
自分から問い合わせをする
金製品だけでなく、不要なものを無料で買取をしてくれるというと、つい頼んでしまおうという気持ちになる方も多いと思いますが、まずは断り、業者名やサービス内容などをネットで調べて“会社は実在しているか”、“買取の実績はあるのか”などを確認しておきましょう。
怪しい業者ではないかが分かったうえで、やはり買取を依頼したいという場合は、自分から再度業者へ連絡するようにするとよいでしょう。
買取業者を比較する
金の買取を依頼する際は、ひとつの業者だけでなく、いくつかの買取業者をチェックして決めるのがおすすめです。
金の買取の場合、公式ホームページなどで買取金額や実績を公開しているかを確認しておきましょう。金の買取金額を提示しているのであれば、他社と比較しどれくらいの金額が手元に残るのかが事前に確認することができます。
また、実績を公開しているということは、金買取における経験も豊富だと考えることができ、信頼できる買取業者を選ぶひとつの指標となります。
下記の記事では、不当に買い叩く“押し買い業者”の特徴から対処法を詳しくご紹介していますので、こちらも参考にしてください。
悪質な買取業者の被害に遭ってしまったら消費者生活センターへ
「自分は悪質な買取業者には気をつけているから大丈夫」と思っていても、被害に遭ってしまうことがあるかもしれません。もし、悪徳な買取業者の被害に遭ってしまったら、なるべく早めに消費者生活センターへ相談しましょう。
消費者生活センターへの相談は、通話料はかかりますが無料で相談することができます。相談する際は、トラブルが発生した物の写真や、被害に遭った経緯をまとめておくとスムーズに進みます。
消費生活センターへの相談は、最寄りの消費生活センターへ直接訪問するほか、電話でも受け付けています。電話で問い合わせる場合には、消費者ホットライン「188」へかけることで、近くの消費者生活センターへ繋がります。もしも悪質な買取業者の被害に遭ってしまっても、焦らず適切に対処することが大切です。
また、以下の記事では、買取でクーリングオフが適用されるケースや、申請方法などを解説しています。悪徳業者の押し買いの被害に遭ってしまった場合は、消費者生活センターへ相談するほか、ご自分でクーリングオフをすることも可能ですので覚えておくと安心です。ぜひ、参考にしてください。
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