ロレックス人気を牽引する存在ともいえるデイトナは、なぜ人々を魅了するのでしょうか。今回は、ロレックスを代表するモデルであるデイトナの人気の理由とともに、注目度の高い最新のデイトナ人気ランキングも紹介します。これからデイトナを購入する予定の方は、ぜひ参考にしてください。
デイトナとはどんな時計か
ロレックスといえば、国際的にも知名度の高い高級時計メーカーです。そのロレックスを代表する時計であるデイトナには、数々の魅力があります。デイトナ人気は年々加熱するいっぽうで、いまやロレックスの中でももっとも手に入りにくいモデルです。まず、デイトナがどんな時計か知っておきましょう。
デイトナの歴史
デイトナは、1963年に誕生したスポーツウォッチです。当時、フロリダのデイトナビーチで開催されていたカーレースのタイムキーパーにロレックスが就任したことをきっかけに、コスモグラフ デイトナRef.6239が誕生しました。
ロレックスは1963年以前にもいくつかクロノグラフウォッチを発表していましたが、それほど注目されることはありませんでした。しかし、デイトナRef.6239はポール・ニューマンをはじめとしたモータースポーツ好きのセレブ達に愛用され、注目を集めました。その後、デイトナはロレックスの代表作として進化を続け、現在は第6世代となるRef.116500LNが発売されています。
ロレックス唯一のクロノグラフ
デイトナは、ロレックスのラインナップの中で唯一のクロノグラフモデルです。プロのカーレーサーのニーズに応えるように設計されたデイトナは、実用性の高さに優れています。モータースポーツの進化に合わせ、デイトナも常に最新の技術を取り入れてアップデートしてきました。
ロレックス以外のブランドからもクロノグラフは多数発売されていますが、その中でもデイトナの技術は圧倒的に高く、クロノグラフの最高峰といえるでしょう。ロレックスがデイトナ以外のクロノグラフモデルを発売していないのも、デイトナに対する自信がうかがえます。
優れたデザイン性
デイトナは機能性が高く、実用的な時計というイメージがありますが、優れたデザイン性も魅力のひとつです。ベゼルに刻まれたタキメーターや、3つのインダイヤルなど、デイトナならではのベースデザインは発売当初から確立されていますが、デザインの細かいバリエーションは豊富です。
スポーツモデルでありながら、スーツにも私服にも合わせやすいルックスも特徴で、まさに一生モノの時計といえるでしょう。
デイトナはなぜ人気なのか
現在、スポーツモデルのロレックスは入手困難とされています。なかでもデイトナの入手難易度は非常に高く、ロレックスの正規店に何ヶ月も足を運ぶ「デイトナマラソン」をしても手に入らないのが現状です。ここでは、デイトナの人気の理由について解説します。
「デイトナマラソン」の方法やコツに興味がある方は、ぜひ以下の記事を参考にしてください。
ロレックスのフラッグシップモデル
ロレックスは、モータースポーツに力を入れているメーカーです。ロレックスは現在、フォーミュラ1やル・マン24時間レースなどの世界的なレース大会のオフィシャルタイムキーパーを務めています。また、アメリカでは「ロレックス デイトナ 24時間レース」という大会が毎年開催されており、2022年にロレックスはタイトルスポンサーとして30周年を迎えました。
このようにロレックスとモータースポーツの関わりは非常に深く、モータースポーツのために開発されたデイトナはブランドにとって特別な存在です。ロレックス唯一のクロノグラフであり、ブランドのフラッグシップモデルという特別感が、デイトナの価値をさらに高めているといえるでしょう。
生産数が限られている
デイトナをはじめ、ロレックスの時計は、需要に対して供給が追いついていないといわれています。機械式時計は100を超える部品によって構成されており、製造・調整・検品など、各工程で膨大な手間が必要です。そのため、年間で生産できる数は限られています。
ロレックスで作られた時計は、すべてスイスクロノメーター検定協会による厳しいチェックをクリアしています。検定をパスした時計の本数は毎年協会から発表されており、ロレックスの場合は年間およそ60万から80万本程度出荷されているようです。ロレックスにはデイトナ以外にもさまざまなモデルがあるため、デイトナ自体の生産数はひとつのモデルにつき2万から3万本程度でしょう。
年間3万本と考えるとそれなりに多い気がしますが、2022年時点で日本国内のロレックス正規店は64店舗、世界規模で考えると数え切れないほどあります。日本で1店舗あたりに割り振られるデイトナの数は、月間数本ともいわれています。数少ない入荷数のデイトナを手に入れるために、デイトナマラソンを続ける人が後を断ちません。
しかし、人気が高いからといってむやみに生産数を増やすことは、製品のクオリティやブランドイメージの低下にもつながります。大幅な増産を行うのではなく、従来どおりのやり方でこつこつ生産を続けるからこそ、今日まで築き上げてきたデイトナの価値が守られているのです。
資産価値の高さ
デイトナは、その人気と入手難易度の高さにより、中古市場での価格が非常に高いモデルです。ステンレススチール素材のデイトナの現行モデルであるRef.116500LNの定価は1,609,300円ですが、2022年3月時点では、中古市場で400万円台から取引されています。
デイトナを正規店で購入した場合、買取価格が定価を上回るという状況が続いており、デイトナを投資目的で購入する人もいるほどです。2020年、2021年とロレックスの価格改定が続いていることもあり、デイトナの定価の上昇とともに、中古での買取価格も上昇中です。
デイトナは需要に対して供給が追いついていないため、中古市場での相場も必然的に高くなります。買い替えなどでいずれデイトナを手放すとしても、定価で購入した場合、購入時より値段が下がることはまずないでしょう。
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所有欲が満たされる
デイトナはマイナーチェンジを繰り返してきましたが、根本的なデザインや機能は変わっていません。しかし、初代の登場から60年近く経ってもその人気は衰えることがなく、むしろデイトナ人気は年々加熱しています。入手の難しさもあり、まさに選ばれた人だけが手に入れられる時計といっても過言ではありません。
また、デイトナはロレックスというメーカーにとっても、高級時計業界にとっても特別なモデルです。デイトナはロレックス唯一のクロノグラフのため、時計好きの人から見れば、ひと目でデイトナをはめているとわかります。時計好きにとっては、持つだけで所有欲が満たされるでしょう。
【2022年】デイトナ人気ランキング
ここでは、インターネット通販の販売データに基づいた、デイトナの最新人気ランキングを紹介します。デイトナには多数のラインナップが揃っており、それぞれに違った魅力があります。ぜひ、お気に入りのデイトナを見つけてください。
10位 Ref.116528NG
出典:ROLEX
- 素材:イエローゴールド
- 駆動方式:自動巻き
- ケースサイズ:40mm
- ムーブメント:Cal.4130
- パワーリザーブ:約72時間
- 防水性:100m
- 定価:4,060,800円
イエローゴールド素材にホワイトシェル文字盤、さらにインデックスに8個のダイヤモンドをあしらった大変ゴージャスなモデルです。スポーツモデルでありながら、ドレスウォッチのような華やかさを感じさせるデザインが魅力です。
Ref.116528NGにはこの他にもブラックシェル文字盤やブラック文字盤、ダイヤなしモデルなどのバリエーションがあります。スペシャル感のあるラグジュアリーなデイトナをお探しの方におすすめのモデルです。
9位 Ref.116509
出典:ROLEX
- 素材:ホワイトゴールド
- 駆動方式:自動巻き
- ケースサイズ:40mm
- ムーブメント:Cal.4130
- パワーリザーブ:約72時間
- 防水性:100m
- 定価:4,486,900円
ベゼル・ケース・ブレスレットにホワイトゴールド素材を使用した贅沢なモデルです。ステンレススチール素材とは一味違った輝きと重厚感が魅力です。文字盤のバリエーションが豊富で、ブルー、グレー、ブラック、メテオライトと5色展開しています。
イエローゴールドでは派手すぎるが、高級時計ならではの重厚感を味わいたいという方にはぴったりのモデルです。
8位 Ref.116503
出典:ROLEX
- 素材:ステンレス・イエローゴールド
- 駆動方式:自動巻き
- ケースサイズ:40mm
- ムーブメント:Cal.4130
- パワーリザーブ:約72時間
- 防水性:100m
- 定価:1,993,200円
Ref.116503は、ステンレススチールとイエローゴールドのコンビモデルです。ゴージャスな金無垢モデルとはまた違った魅力があり、実用性とデザイン性を兼ね備えたデザインで人気を集めています。
文字盤カラーも豊富で、ブラック・ホワイト・シャンパン・グレー・ネイビーの5色がラインナップされています。人とかぶらないデザインをお探しの方にぴったりのモデルです。
また、近年ステンレススチール素材のデイトナの価値が上がっており、市場価格も上がっています。そのため、定価はコンビモデルのほうが高いのですが、中古相場はステンレススチール素材のほうが高いという逆転現象が発生しています。並行輸入店や中古でデイトナを購入するなら、買いやすいコンビモデルを買うのもよいでしょう。
7位 Ref.116508
出典:ROLEX
- 素材:イエローゴールド
- 駆動方式:自動巻き
- ケースサイズ:40mm
- ムーブメント:Cal.4130
- パワーリザーブ:約72時間
- 防水性:100m
- 定価:4,172,300円
Ref.116508は、イエローゴールド素材を使用した金無垢モデルです。これまでのデイトナにも金無垢モデルは多数存在しましたが、 Ref.116508でははじめてグリーン文字盤が採用され、非常に高い人気を得ています。
グリーンはロレックスのコーポレートカラーです。グリーンを取り入れたモデルは軒並み高い支持を得ており、たとえばグリーンベゼルのサブマリーナなどが有名です。 Ref.116508にはシャンパン、ブラック、ホワイトなどの文字盤がありますが、市場価値はグリーンがもっとも高くなっています。
6位 Ref.116505
出典:ROLEX
- 素材:エバーローズゴールド
- 駆動方式:自動巻き
- ケースサイズ:40mm
- ムーブメント:Cal.4130
- パワーリザーブ:約72時間
- 防水性:100m
- 定価:4,976,400円
Ref.116505は、ロレックスが独自に開発したエバーローズゴールド素材を使用したデイトナです。一般的なピンクゴールドは純金に銅を混ぜていますが、ロレックスのエバーローズゴールドは、銅のほかにプラチナを混ぜることで変色を防ぐ工夫がされています。
プラチナを混ぜることで、ピンクゴールドの色味も淡く上品な色合いになり、ロレックスらしい高級感が生まれました。
金無垢の時計は派手すぎてビジネスシーンには向かないというイメージが強いですが、Ref.116505は落ち着きを感じさせる色合いで、スーツにも違和感なく似合うのが魅力です。
5位 Ref.116506
出典:ROLEX
- 素材:プラチナ・セラミック
- 駆動方式:自動巻き
- ケースサイズ:40mm
- ムーブメント:Cal.4130
- パワーリザーブ:約72時間
- 防水性:100m
- 定価:お問い合わせ
1963年に誕生した初代デイトナの50周年を記念して製造されたモデルです。素材にプラチナを使用している点と、プラチナモデルのみに採用されるアイスブルーの文字盤が特徴です。
ケースサイズやムーブメントはステンレススチールのデイトナと全く同じですが、身につけたときの重厚感が圧倒的に異なります。実際に比べてみると、ステンレススチールモデルと比べて、プラチナモデルのほうが約2倍重いです。
また、通常のデイトナがブラックベゼルを使用しているのに対し、こちらのプラチナモデルはチェスナットブラウンというカラーを採用しています。アイスブルーとチェスナットブラウンのコントラストが絶妙な存在感を放っており、デイトナの最上級モデルの風格を感じさせます。
4位 Ref.116519LN
出典:ROLEX
- 素材:ホワイトゴールド
- 駆動方式:自動巻き
- ケースサイズ:40mm
- ムーブメント:Cal.4130
- パワーリザーブ:約72時間
- 防水性:100m
- 定価:3,880,800円
Ref.116519LNは、ホワイトゴールドケースにセラクロムベゼル、さらにオイスターフレックスベルトという3つの異素材を組み合わせた新しいデイトナです。オイスターフレックスブレスレットを採用したことにより、スポーティーな雰囲気がより高まりました。
オイスターフレックスブレスレットとは、ロレックスが特許を取得したラバーベルトタイプのブレスレットです。メタルブレードをエストラマー素材でコーティングしたもので、メタルブレスレットの耐久性にラバーベルトの快適さを取り入れた全く新しい素材といえるでしょう。今のところ、ロレックスでもゴールドモデルなど限られたモデルしか採用されていないレアなベルトです。
このほかに、イエローゴールド素材の116518LNと、エバーローズゴールド素材の116515LNもラインナップされており、それぞれ異なる魅力があります。これまでのメタルブレスレットとはまったく異なる、カジュアルでスタイリッシュな雰囲気が堪能できるモデルです。
3位 Ref.116520
出典:ROLEX
- 素材:オイスタースチール
- 駆動方式:自動巻き
- ケースサイズ:40mm
- ムーブメント:Cal.4130
- パワーリザーブ:約72時間
- 防水性:100m
- 定価:1,242,000円
Ref.116520は、前モデルとなるデイトナの第5世代です。2000年に発表されて以来、2016年まで発売されていたロングセラーモデルです。ロレックス初の自社製自動巻きクロノグラフムーブメントCal.4130を搭載したはじめてのモデルで、ロレックスにとって特別なモデルといえます。
約16年にもわたるロングセラーモデルなので、何度かマイナーチェンジが行われていたり、レアな個体が存在するのが特徴です。文字盤はブラックとホワイトがありますが、Ref.116520ではブラック文字盤のほうが人気です。
2位 Ref.116506A
出典:ROLEX
- 素材:プラチナ・セラミック・ダイヤモンド
- 駆動方式:自動巻き
- ケースサイズ:40mm
- ムーブメント:Cal.4130
- パワーリザーブ:約72時間
- 防水性:100m
- 定価:お問い合わせ
Ref.116506Aは、プラチナ素材を使用したアイスブルー文字盤のRef.116506をベースにしたモデルです。インデックス部分にバゲットカットのダイヤモンドをあしらったゴージャスなデザインで、プラチナモデルの高級感をさらに高めています。
Ref.116506はインダイヤルの部分がチェスナットブラウンですが、こちらのモデルはインダイヤルにもアイスブルーを使用しており、よりすっきりとした印象です。文字盤のダイヤモンドも映えて、上品なラグジュアリー感があるデザインとなっています。
1位 Ref.116500LN
出典:ROLEX
- 素材:オイスタースチール
- 駆動方式:自動巻き
- ケースサイズ:40mm
- ムーブメント:Cal.4130
- パワーリザーブ:約72時間
- 防水性:100m
- 定価:1,609,300円
Ref.116500LNは、2016年に登場したデイトナの現行モデルです。第6世代にあたるこのモデルは、前モデルから搭載されたCal. 4130を引き継いでおり、機能面ではそれほど大きな変更点はありません。
しかし、 Ref.116500LNはデイトナ最高傑作との呼び声も高く、圧倒的な支持を得ています。その理由は、デザインが優れているからです。
Ref.116500LNはセラクロムベゼルを採用しており、深みのあるブラックが時計全体のイメージを引き締めます。旧モデルでは黒文字盤のほうが人気でしたが、セラクロムベゼルを搭載した Ref.116500LNでは、ベゼルが映える白文字盤のほうが人気です。
耐久性や耐衝撃性も向上し、スポーツウォッチとしてさらなる進化を遂げた Ref.116500LNは、まさにロレックスを代表する時計といえるでしょう。
デイトナのレアモデル5選
誕生から60年近くを迎えるデイトナ。その歴史の中には、いくつかのレアモデルが存在します。ここでは、ロレックス愛好家の憧れであるレアモデルの数々を紹介します。
Ref.116520アイボリー(クリーム)文字盤
出典:phillips
クリームダイヤルは、アイボリーダイヤルとも呼ばれ、温かみのあるクリーム色の文字盤が特徴のモデルです。デイトナRef.116520のなかでも、2000年から2004年頃に生産された白文字盤に存在しています。
もともとクリーム色の文字盤として生産されたものではなく、当時使用されていた塗料が経年変化によってクリーム色になったものです。そのため、ひとつひとつ色合いが異なり、同じものがないというのもマニアの心を刺激します。クリーム色の度合いが濃くてはっきりしているものほどレアで、通常の白文字盤と比べて非常に市場価値が高いです。
Ref.16520 ブラウンアイ
Ref.16520の黒文字盤のインダイヤルが、白からブラウンに変色しているものを、ブラウンアイといいます。イタリアの時計研究家であるオズワルド・パトリッツィ氏が発見したことから、パトリッツィとも呼ばれるモデルです。
こちらは1994年から1995年頃に製造されたS番からW番のモデルの黒文字盤から発見されることが多く、茶色の焼けも濃いのが特徴です。1996年から1997年に製造された個体にもブラウンアイが発見されることがあるものの、状態の美しさは劣ります。
ブラウンアイに関しては、経年変化の一種ではあるものの、なぜ黒文字盤だけにこのような現象が起きるかははっきりわかっていません。紫外線による焼けの一種という説もありますが、引き出しにしまっておいても変色したという個体もあり、白の塗料が何らかの理由によって変質した可能性が高いです。
個体によっては錆のようにムラがある変色しかしないものもあり、濃く均一に焼けた美しいブラウンアイの個体は価格が高騰します。
Ref.16520 逆6文字盤
出典:CHRISTIES
逆6文字盤とは、デイトナの特徴である12時間積算計の数字の6が、逆さまになって9に見えるタイプのモデルです。逆6の文字盤は1988年ごろから1992年ごろに製造されたデイトナに見られるもので、1995年頃には通常の6に変更されています。
数字の書体も現行に比べるとスリムで、シャープな印象があります。製造年月がかぶっていることから、ブラウンアイの逆6モデルという個体も存在するなど、非常に奥が深いレアモデルといえるでしょう。
Ref.116595RBOW レインボー文字盤
出典:ROLEX
Ref.116595RBOWは、2018年のバーゼルワールドで発表されたモデルです。2012年にもホワイトゴールドとイエローゴールドのモデルが登場しましたが、こちらはエバーローズゴールドを使用したモデルです。ベゼルには36個のバゲットカットサファイヤが敷き詰められ、その輝きと存在感は抜群です。
デイトナ レインボーはデイトナの中でも最上級モデルで、生産数が非常に限られています。正規ルートで入手するのが非常に困難なうえ、中古で出回る数も少ないため、市場価値は年々高騰しています。海外でもハリウッド俳優やミュージシャンが愛用しているなど、限られた人しか入手できないレアモデルです。
Ref.6239 ポール・ニューマンモデル
出典:phillips
デイトナの中でももっともレアで高価なモデルといえば、Ref.6239のポール・ニューマンモデルです。Ref.6239は1960年代に生産されていた手巻き式のデイトナで、初代モデルにあたります。
その中でも、俳優のポール・ニューマンが愛用していたエキゾチックダイヤルのモデルがポール・ニューマンモデルと呼ばれ、超レアモデルとして取引されています。
ポール・ニューマンモデルのデイトナは2000万円から4000万円程度で取引されていますが、2017年にポール・ニューマン本人が愛用していた個体がオークションに出品されました。落札価格は約20億円と、ヴィンテージロレックス史上最高額での取引となりました。
Ref.6239自体が2000本程度しか生産されておらず、その中でエキゾチックダイヤルのモデルとなると、更に数が限られています。しかし、そのレア度の高さから数多くの偽物が出回っており、ポール・ニューマンモデルの取引には注意が必要です。
デイトナを買うためには
デイトナは、ロレックスでもっとも購入するのが難しい時計といわれています。デイトナが欲しいと思っても、すぐに目的のモデルが手に入るとは限りません。ここでは、デイトナを買うための3つの方法を紹介します。
正規店で買う
正規店での購入は、デイトナを定価で手に入れる唯一の方法です。しかし、正規店に足を運んでも、かならずデイトナが買えるわけではありません。デイトナをはじめ、ロレックスの人気モデルは在庫が希少です。自分が店舗に訪れたタイミングで運よく在庫があれば購入することができます。
そのため、何度も正規店を回ってデイトナの在庫を確認する「デイトナマラソン」という言葉が生まれました。毎日デイトナマラソンを繰り返し、何百回も店舗に足を運んでようやく手に入るというくらい、デイトナの入手は難しいものです。どうしても定価で欲しい方や、正規店での購入にこだわりが無ければ、ほかの購入手段を検討してもよいでしょう。
並行輸入店で買う
並行輸入店とは、正規代理店とは別ルートから海外仕入れを行って売る店のことです。デイトナは需要が高くプレミアがついているため、正規店で購入するより割高になります。並行輸入店で購入したデイトナも、国際保証書があれば修理やオーバーホールなどの正規メンテナンスが受けられます。
並行輸入店で買う際に注意したいのが、信頼できる店かどうかです。デイトナはプレミア価値が大幅に値上がりしたこともあり、並行輸入店で購入する際は数百万円の買い物になります。偽物も多く出回っているため、購入する前にかならず信頼できるお店なのかを確認しましょう。
デイトナの偽物の見分け方については、ぜひ以下の記事を参考にしてください。
中古のデイトナを買う
中古のデイトナは、ブランド買取ショップやフリマアプリ、ネットショップなどで購入することできます。新品ではない分安く購入することもできますが、こちらも偽物が出回っている可能性があります。知識のある鑑定士がいるショップを利用するなど、自分でしっかり業者を見極めて購入する必要があります。
さいごに
今回は、ロレックスのデイトナの人気の理由と、最新の人気ランキングやレアモデルを紹介しました。デイトナはデザイン、機能ともに優れた素晴らしい時計です。購入するのは難しく、中古価格も高くなるいっぽうですが、ぜひロレックスの最高傑作ともいえるデイトナを身に着けてみてはいかがでしょうか。
また、デイトナは現行モデルはもちろん、旧モデルの価値も高まっています。昔購入したデイトナが、思わぬ値段になっているかもしれません。
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