お気に入りのスニーカーを一日でも長く使用するためには、定期的なお手入れが必要です。しかし中には「スニーカーの洗い方がわからない」「洗うたびになぜか黄ばんでしまう」と悩まれている方もいるのではないでしょうか。
そこで本記事では、自宅でも簡単に実践できるスニーカーの洗い方をご紹介します。キャンバス・レザー・スエードの素材別に詳しく解説しているので、お手持ちのスニーカーに合ったお手入れ方法を実践していきましょう。
目次
スニーカーを洗うときに押さえておきたいポイント
スニーカーを綺麗に保つためには、基本的な洗い方や保管方法を理解しておく必要があります。その中でもスニーカーを洗う際に押さえておきたいポイントが、以下の3点です。
- 素材に合わせた方法・洗剤で洗う
- 靴ひもは別で洗う
- 色物のスニーカーに洗濯用石鹸を使用しない
どの工程も決して難しいものではありませんので、以下の方法をしっかり押さえておきましょう。
素材に合わせた方法・洗剤で洗う
スニーカーは、素材によって使用する洗剤や洗い方が異なります。スニーカーにはさまざまな種類の素材があるので、お手持ちのスニーカーの素材についてはあらかじめ把握しておきましょう。
スニーカーの代表的な素材
- キャンバス
- ナイロン
- レザー
- スエード
もし素材に合わない洗い方をすると、スニーカーが痛んだり色落ちしてしまう可能性があるので注意が必要です。スニーカーの一般的なお手入れ方法として水洗いが挙げられますが、「レザー」や「スエード」は水に弱いことから専用の洗剤やクリーナーで洗うことが推奨されています。
靴ひもは別で洗う
基本的にスニーカーを洗う際には、本体と靴ひもを別々に洗うようにしましょう。スニーカー本体と靴ひもでは根本的な洗い方が異なるので、別々でお手入れした方が効率的であることが理由です。
白い靴ひもの場合は、40℃ほどのお湯で汚れを落とし酵素系漂白剤に漬けると、汚れや黄ばみが取れます。色付きの靴ひもは漂白剤を使用すると色落ちする可能性があるので、靴ひもに中性洗剤を染み込ませて歯ブラシで優しく磨いてあげましょう。
色物のスニーカーに洗濯用石鹸を使用しない
色がついているスニーカーを洗う際には、なるべく洗濯用石鹸を使わないようにしましょう。洗濯用石鹸を使用すると、生地が傷んだり色が落ちてしまう可能性があります。色物のスニーカーを洗う際には、洗濯用石鹸ではなく専用の洗剤やクリーナーを使って洗うのがおすすめです。
キャンバススニーカーの洗い方の手順
キャンバス製のスニーカーを洗う際には、以下のものをあらかじめ準備してください。
準備するもの
- 40℃くらいのお湯
- スニーカー用消しゴム(なければ普通の消しゴムでも可)
- 専用クリーナー
- マイクロファイバータオル(乾いたタオル)
- ブラシ(動物性の毛を使ったものだとなお良い)
- バケツ(洗濯桶、洗面台などでも可)
手順① 乾いた状態でなるべく汚れやホコリをこすり落とす
まずは乾いた状態で、できるだけ汚れやホコリを取り除いていきましょう。スニーカー用消しゴムがあると便利ですが、ない場合は普通の消しゴム、ブラシ、乾いた布などで代用できます。その際に消しゴムやブラシ自体が汚れていないか確認してから使うようにしましょう。
手順② 洗剤や重曹を溶かした40℃くらいのお湯に15〜30分つける
バケツや洗面台などに40℃くらいのお湯と中性洗剤、もしくは重曹を加えます。そこにスニーカーを浸して、およそ15〜30分ほど浸けておきましょう。お湯1L当たり重曹は大さじ3杯、中性洗剤は5gくらいが目安とされています。この際に靴ひもだけでなく、中敷も外して一緒に浸けておくとより効率が良くなります。
手順③ クリーナーをつけたブラシでやさしく磨く
つけ洗いが完了したら、専用のクリーナーを柔らかいブラシでやさしく磨きましょう。特にスニーカーのラバー部分はブラシで擦ると汚れが落ちやすいです。
内側のつま先部分などブラシでは届かない部分は、使い古した歯ブラシをおすすめします。キャンバス地で黒ずみなどが気になる部分には洗濯用石鹸を使用すると落ちやすいですが、使いすぎるとシミになるので注意しましょう。
手順④ きれいな水またはぬるま湯ですすぐ
バケツや洗面台に綺麗な水またはぬるま湯を張り直し、スニーカー全体をもみ洗いしながら残っている泡やクリーナーをすすぎましょう。すすぎを怠ると変色の原因にもなるので、泡が出てこなくなるまで念入りに行ってください。
手順⑤ 風通しのいい場所で陰干しする
乾かす前に、マイクロファイバータオルなどでスニーカーについた水分をしっかり切りましょう。水分を切ったら風通しのいい場所で陰干しするのがおすすめです。直接日光に当てると型崩れや色落ちの原因にもなるので、なるべく日の当たらないところで干すようにしましょう。その際に中の水分が外に出やすいように、かかとを下にして壁に立て掛けるとより効率よく乾かせます。
レザースニーカーの洗い方の手順
レザー製のスニーカーを洗う際には、以下のものをあらかじめ準備してください。
準備するもの
- ブラシ
- スポンジ
- 中性洗剤
- マイクロファイバータオル(乾いたタオル)
- 保革用クリーム
手順① ブラシや布で汚れやホコリを落とす
キャンバス製のスニーカーと同様に、まずは乾いた状態でブラシや硬く絞った布などを使用してホコリや汚れをこすり落としましょう。先にホコリなどを落とすことで、後から使用する洗剤やクリーナーの効果がより高まるのでおすすめです。
手順② 水で10倍ほどに薄めた中性洗剤をスポンジにつけて優しく磨く
中性洗剤を水で10倍ほどに薄めてスポンジに含ませたら、レザー部分をやさしく磨きましょう。キャンバス地と比較してもレザーは非常に繊細で、強くこするとレザーのコーディングが取れてしまう可能性があるので注意が必要です。
手順③ 乾拭きでスニーカーについた泡や水分をとる
汚れを落としたら、マイクロファイバータオルで残った水分や泡をやさしく拭き取りましょう。キャンバス製だとすすぎができますが、特に本革製は水洗いができないので、タオルで隅々まで念入りに水分を取ることが大切です。
手順④ 風通しのいい環境で陰干しする
しっかり水を切った後は風通しのいい場所で陰干しして、スニーカーを乾かします。レザー製のスニーカーは乾かしすぎるとヒビが入ったり型崩れを起こす可能性があるので、乾燥時間には注意を払いましょう。
手順⑤ 乾いたスニーカーに保革用のクリームを塗る
スニーカーが乾いたら、保革用のクリームを全体に伸ばすように塗りましょう。中性洗剤で汚れを落とすと、レザーの栄養分が抜けて色が落ちたり革が硬くなることがあるので、スニーカーを長持ちさせるためにも保革用クリームで潤いを与えるのは大事な工程です。
スエードスニーカーの洗い方の手順
スエード製のスニーカーを洗う際には、以下のものをあらかじめ準備してください。
準備するもの
- ブラシ
- スポンジ
- 専用クリーナー
- 防汚スプレー
手順① 乾いた状態で全体の汚れをブラシで落とす
まずはスニーカー全体をブラッシングして、ホコリを落としていきましょう。スエード地はレザー地と同様に水分に弱く、水分を含むと毛先が固くなったり毛流れがバラバラになってしまいます。そのため、クリーナーで拭く前になるべく汚れやホコリは落としておくのが大切です。
手順② クリーナーをつけたスポンジで汚れを落とす
ブラッシングで落とせなかった汚れは、専用のクリーナーを含めたスポンジで落としていきます。スエード製に対応していないクリーナーがあるので、用意する際にはチェックしておきましょう。
手順③ 再びブラシでこすり防汚スプレーをかける
クリーナーで汚れを落としたら、再度スニーカー全体をブラシでやさしく磨きましょう。クリーナーや水分が残っているとシミになってしまうので、しっかり拭き取ることが大事です。拭き終わったら最後に、保革性のある防汚スプレーを全体に満遍なくかけます。
スニーカーの洗い方についてよくある質問
本章では、スニーカーの洗い方についてよく取り寄せられる質問をご紹介し、それに答えるかたちで解説していきます。
Q1. スニーカーの臭いを抑えるためには?
風通しのいい場所で陰干しするのがおすすめです。
スニーカーの臭いの元は、雑菌の繁殖にあります。スニーカーを履いた後、汗や雨などの水分を吸った状態でシューズボックスに収納することで雑菌が繁殖しやすくなるので注意が必要です。よってスニーカーを履いた後は、風通しのいい場所で陰干しすることで雑菌の繁殖を抑えることができます。また、靴の中に10円玉や布で包んだ重曹を入れることで消臭することも可能です。
Q2. 普通の洗い方では落ちない頑固な汚れを落とすためには?
汚れがひどい場合は「酸素系漂白剤」を使用するのがおすすめです。
40℃くらいのお湯に漂白剤を溶かして30分ほど漬け置きすると、頑固な汚れも落ちやすくなります。その際に注意して欲しいのが、漂白剤の種類を間違えないことです。同じ漂白剤でも「塩素系漂白剤」を使用してしまうと、色素が分解されるので色落ちの原因となってしまいます。
Q3. スニーカーは洗濯機で洗っていいの?
スニーカーを洗濯機で洗うことに関してはあまり推奨しません。
洗濯機を使って洗うと接着剥がれや型崩れが生じてしまい、スニーカーが傷んでしまいます。元々水に弱いレザーやスエード製のスニーカーはもちろんですが、水洗いが可能なキャンバス製のスニーカでも極力洗濯機での洗浄は避けるようにしましょう。
Q4. クリーニングに出した方が高く売れやすい?
スニーカーの売却を検討している方の中には「売る直前でクリーニングに出す」ことを考える方もいるのではないでしょうか。しかし買取価格を上げるためにクリーニングに出すことは、あまりおすすめできません。理由はクリーニングに出したことでアップする査定価格より、クリーニング代の方が高くつく可能性が高いからです。
本記事でご紹介した自宅で簡単にできるスニーカーの洗い方を実践するだけで、スニーカーの汚れや臭いは十分に落とすことができます。
ただ結果的に汚れや臭いを取り切れなかったとしても、BRINGでならなるべく高額で買取させていただくことが可能です。BRINGではナイキやニューバランスなどスニーカーの買取に注力しており、傷や汚れがあっても商品の本来の価値を見極めることができます。
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正しい洗い方でスニーカーを綺麗に保とう!
スニーカーの洗い方は決して難易度の高いものではありません。ブラシや洗剤もお手頃な価格ですぐに用意できるので、今すぐにでも自宅で実践できます。またスニーカーを洗う際には、素材別の注意点を踏まえて洗濯するようにしましょう。
使用感のある中古のスニーカーでも日々のお手入れを行っていれば、売る時にスニーカーの状態が評価され高い買取金額を提示してもらえる可能性が高くなります。
もしスニーカーに穴が空いていたり傷がついていたとしても、BRINGであれば商品本来の価値を見極め、高額な買取価格を提示することが可能です。相談のみの方も大歓迎ですので、気になる方はお気軽にBRINGまでお問い合わせください。