
時計と一言でいっても国産時計から海外時計までたくさんあります。
その中でも「海外時計のブランド物であれば高く売れる」ということは、皆さまはご存知ではないでしょうか。
ですが、実際にはどのブランドがどのくらいの金額で取引されているのか知らない方も多いはず。
この記事では、国産、海外産を問わずどのような時計が高く売れるのかを徹底解析していきます。
1 時計には買取相場があるものとないものがある
まずはじめにお伝えしておくと、時計の買取額がすべて高いわけではありません。
例えば1万円で購入したような国産またはファッションブランドの時計は、買取額が100円または買取不可となります。なぜこの金額になるのかというと、買取相場というものが存在しないためです。なので、買取を行ったお店が販売する時に、利益が発生する範囲の金額で査定金額を提示してきます。
逆にロレックスなどの高級時計の場合には、取引される相場が存在しているため、高価で買取しているお店が多く存在しています。
この章では、相場が“あるもの”と“ないもの”に分けて、どのような時計があるのかを詳しく説明させていただきます。
1-1 ファッションブランド系や国産時計は買取相場がないものが多い
ファッションブランド系や国産時計は、機能面やデザイン面は優れているのですが、安価で売っているからこそ売却額も安くなります。
売却額が安くなりやすい時計はどういうものなのか、一部ではありますが紹介していきます。
ファッションブランド系
- NIXON(ニクソン)
- ice-watch(アイスウォッチ)
- Swatch(スウォッチ)
- Folli Folli(フォリフォリ)
- DW(ダニエル・ウェリントン)
アイスウォッチやスウォッチは、ショッピングモールに出店していますので、上記の中では特に知名度が高いです。また、フォリフォリやダニエル・ウェリントンは若い女子に人気なブランドなので、こちらも同様に知名度が高い時計です。
もしも、いらなくなって処分したい場合は、買取店には持って行かずにフリマアプリやオークションサイトを利用することをおすすめします。
買取店では、相場がなく買取不可か安価な価格で買い取られてしまいますが、フリマアプリやオークションサイトでは自分の好きな金額を設定することができます。なので、中古の店頭販売額よりも若干安い金額を設定することで、買取店よりも高く売ることができます。
国産時計
- SEIKO(セイコー)
- Grand SEIKO(グランドセイコー)
- CITIZEN(シチズン)
- ORIENT(オリエント)
- CASIO(カシオ)
国産時計メーカーは海外の高級時計に負けないくらい高い技術力を持っていますが、販売価格を低く抑えている点です。安く購入できることは良いですが、購入金額に近い額で売却することができないのでコストパフォーマンスはあまりよくありません。
国産時計の例外
国産時計の中でも高く売れる時計があります。
それは“グランドセイコー”というブランドの時計です。これはセイコー社がブランド展開している時計で販売価格が他の国産時計と比べて圧倒的に高価です。
元々の時計が高いことで買取額も高くなるのですが、人気が高く中古でも高値で取引されているため相場も高い位置をキープしています。
グランドセイコーの相場については2章で紹介させていただきますので、ぜひご参考ください。
1-2 ロレックスなどの高級時計は買取相場がある
高級時計には株式のような相場があるため、日々の買取金額が異なります。
近年ではロレックスの買取相場が上昇傾向ということもあってか、買取額はもちろん中古販売相場もかなり高くなっています。
また、高級時計はその名の通り、元々の販売価格が高く設定されています。ロレックスの人気モデル「デイトナ」では100万円超え、比較的安価なオメガでも40万円ほど。
そのため、ファッションブランドや国産時計と比べて買取額は高い傾向にあります。需要が高い人気モデルの場合は、供給が追い付かず相場がどんどん膨れ上がっています。
それでは、高価買取を期待できる高級時計を紹介していきます。
・ROLEX(ロレックス)
・OMEGA(オメガ)
・Patek Philippe(パテック・フィリップ)
・HUBLOT(ウブロ)
・AUDEMARS PIGUET(オーデマ・ピゲ)
上記の5つはどれも有名なブランドですよね。この中ですと、ロレックスやオメガ、ウブロなどは聞いたことがあるのではないでしょうか?
ここであげた5つのブランドは、リセール率も高いため売却額が購入額を上回ることがあり、とてもおすすめのブランドです。
これまでをまとめると、
ファッションブランド系や国産時計は購入金額が高いものは高額で買取される可能性がある。
それ以外は買取店では値段を付けてもらえない可能性が高い。
なので、フリマアプリやオークションサイトなど個人売買で売るとよいでしょう。
高級時計は、基本的にはどのブランドも高く売れます。売るときは買取専門店に持って行くといいでしょう。
大体どのブランドが高くて、どの時計では安くなってしまうのかお分かりいただけたと思います。ただ、具体的にどのくらいの価格で売れるのかまだまだ分からないですよね。
次の章では、どの腕時計がどれくらいの価格で取引されているのかをランキング形式で紹介いたします。
2 高価買取を期待できる高級時計の相場上昇率ランキングTOP10
相場の上昇率を知れば、自分で持っている時計が大体どのくらいの価格で売れるのか分かるので、自信をもって売りに行くことができますよね。
しかし、上昇率や買取額を教えてくれる店舗は少なく、実際にどのくらいの価格で売れるのか調べるのは大変かと思います。
この章では、最近の時計相場と定価からみた上昇率をブランドごとで紹介していきます。
※上昇率は中古額の初値と現在の販売額から計算しております。(2022年1月現在)
ブランド名 | TOP10の平均上昇率 | |
1位 | パテック・フィリップ | 225.36% |
2位 | オーデマ・ピゲ | 147.87% |
3位 | ロレックス | 71.63% |
4位 | オメガ | 56.81% |
5位 | カルティエ | 47.74% |
6位 | フランクミュラー | 13.22% |
7位 | ウブロ | 10.63% |
8位 | タグ・ホイヤー | 7.68% |
9位 | グランドセイコー | 5.72% |
10位 | パネライ | 4.81% |
1位は“雲上ブランド時計”と呼ばれる「パテック・フィリップ」に輝きました。しかし、オメガやタグ・ホイヤーなど高級時計の中でも、比較的安価に購入できるブランドもリセール率が高いのは少し驚きです。
雲上ブランド時計とは
- 読み方は「うんじょうぶらんどどけい」。その意味のまま「雲の上の存在で、手が届かないような時計」という意味を持っています。
1.Patek Philippe(パテック・フィリップ)
2.Audemars Piguet(オーデマ・ピゲ)
3.Vacheron Constantin(ヴァシュロン・コンスタンタン)
4.A. Lange & Sohne(A.ランゲ&ゾーネ)
5.Breguet(ブレゲ)
主にこれらのメーカーの腕時計を「雲上ブランド時計」とされています。
それでは上昇率が高いブランドTOP10と、各々の詳細をご紹介させていただきます。
1位 パテック・フィリップ ~購入できる人は限られるも需要は高い~
パテック・フィリップは雲上ブランド時計と呼ばれる高級時計です。
その名前の理由は、高額な価格帯にあります。初値でも200万円前後で売られているくらい高値で設定されているのですが、実は現在の価格は1,000万円前後まで跳ね上がり、購入できる層がさらに絞られます。
下記ランキングで現在の価格を掲載しておりますが、安くても460万円前後ととても高額!
それではどのくらい値上がりがしているのか上昇率ランキングを見ていきましょう。
【パテック・フィリップ上昇率ランキング】
1位 ノーチラス 5712/1A-001
初値 | ¥2,150,485 |
現在の価格(2022年1月現在) | ¥9,780,000 |
上昇額 | ¥7,629,515 |
上昇率 | 354.78% |
ノーチラスの中でも特に価格が上がっているこのモデルは、5711/1A-010が発表されてから若干人気が下がりましたが、それでもまだまだ上がり続けています。人気が下がったからといっても、需要に対して供給が圧倒的に足りていないので、このような変動率となっています。
ノーチラスの凄さを紹介すると、時計の厚さがなんと8.3mmと超薄型モデルなところ。しかも、ただ薄いだけではなく12項目の品質テストを全てクリアしており、品質も機能も最高峰のモデルなんです。
2位 ノーチラス 5711/1A-010
初値 | ¥2,089,616 |
現在の価格(2022年1月現在) | ¥7,999,899 |
上昇額 | ¥5,910,283 |
上昇率 | 282.84% |
5712/1A-001の後に発売したノーチラスの中で、5711/1A-010はとてもシンプル。このシンプルさから5712/1A-001よりも人気を集めていますがランキングは2位となっています。
3位 アクアノート 5167/1A
初値 | ¥1,666,666 |
現在の価格(2022年1月現在) | ¥4,799,900 |
上昇額 | ¥3,133,234 |
上昇率 | 187.99% |
パテック・フィリップは、ノーチラスを除くとメタルブレスレットのモデルが非常に少なく、「アクアノート 5167/1A」はとても希少なモデル。ラバーストラップにも切り替えることもできるますので、好みのブレスレットに変更できます。パテック・フィリップの中では、メタルとラバー両方に変換できるので、特に人気が高いモデルです。
4位 アクアノート 5167A
初値 | ¥1,850,000 |
現在の価格(2022年1月現在) | ¥4,657,000 |
上昇額 | ¥2,807,000 |
上昇率 | 151.73% |
5167/1Aのラバーストラップモデル。3位にランクインしているメタルバンドの「アクアノート 5167/1A」よりは上昇率は落ちますが、価格はほぼ同じ金額となっています。
5位 アクアノート 5164A-001
初値 | ¥2,946,666 |
現在の価格(2022年1月現在) | ¥7,350,000 |
上昇額 | ¥4,403,334 |
上昇率 | 149.43% |
アクアノートのトラベルタイムを搭載しており、実用性もアップしているのでアクアノートの中でも人気が高いモデルです。
以上、パテック・フィリップの変動率TOP5でした。
パテック・フィリップというと、ノーチラスとアクアノート以外にもカラトラバというモデルがあります。
カラトラバはシンプルなモデルで誰にでも似合うようなモデルですが、パテック・フィリップの中ではそこまで上昇率は高くありません。そのため変動率ではランクインすることができませんでした。なお、カラトラバの変動率は大体4%くらいです。
2位 オーデマ・ピゲ ~人気が急上昇中!相場も右肩上がり~
オーデマ・ピゲはパテック・フィリップと同じく雲上ブランド時計といわれています。価格帯はパテック・フィリップと比べると安く感じますが、それでも200~500万円くらいの価格帯で取引されています。
ロレックスのデイトナやパテック・フィリップの価格上昇により、ロイヤルオークにも注目が集まり一気にオーデマ・ピゲの人気と相場が急上昇しました。現在では人気は落ち着きましたが、相場は高い位置をキープしています。
そんなオーデマ・ピゲの変動率ランキングには、どのようなモデルが入っているのでしょうか。
【オーデマ・ピゲ変動率ランキング】
1位 ロイヤル オーク 15400ST.OO.1220ST.03
初値 | ¥1,178,333 |
現在の価格(2022年1月現在) | ¥3,850,000 |
変動額 | ¥2,671,667 |
変動率 | 226.73% |
オーデマ・ピゲといえば、ロイヤルオークの15400STシリーズです。12時の文字盤が||の二本線で作られており、素材はステンレススチールを使用しているモデル。シンプルで特に人気が高く、入荷待ちの状況が続いているため価格が上昇しています。
2位 ロイヤル オーク 15400ST.OO.1220ST.02
初値 | ¥1,156,616 |
現在の価格(2022年1月現在) | ¥2,948,000 |
変動額 | ¥1,791,384 |
変動率 | 154.88% |
15400ST.OO.1220ST.03のカラー違いです。
3位 ロイヤル オーク 15400ST.OO.1220ST.01
初値 | ¥1,160,000 |
現在の価格(2022年1月現在) | ¥2,880,000 |
変動額 | ¥1,720,000 |
変動率 | 148.28% |
15400ST.OO.1220ST.03のカラー違いです。
4位 ロイヤル オーク 15202ST.OO.1240ST.01
初値 | ¥2,023,200 |
現在の価格(2022年1月現在) | ¥4,600,000 |
変動額 | ¥2,576,800 |
変動率 | 127.36% |
このモデルは“AP”の位置が6時に置いてあるモデル。特徴はそれだけでなく、15202ST.OO.1240ST.01と比べて若干小さいところ。比べてみてもケース幅は2㎜、厚さは1㎜小さいです。
5位 ロイヤル オーク 15450ST.OO.1256ST.01
初値 | ¥1,263,183 |
現在の価格(2022年1月現在) | ¥2,300,000 |
変動額 | ¥1,036,817 |
変動率 | 82.08% |
4位の15202ST.OO.1240ST.01よりもケース幅が2㎜も小さいモデル。腕が細い方は、このモデルを付けている場合が多いです。
以上がオーデマ・ピゲの変動率ランキングTOP5です。
ロイヤルオークにはクロノグラフなど機能性が高いモデルもあるのですが、ランクインしたのはすべてシンプルなタイプのものです。機能性よりも、シンプルなものが好まれる傾向があるのでしょう。
3位 ロレックス ~高級時計の王道はいつでも安定~
高級時計の王道であるロレックスは、世界中で人気が高く時計に詳しくない人でも認知されているくらい知名度が高いです。ロレックスの価格帯は、10万円程度で売っているものから1000万円近い金額で販売しているものもあります。
そんな一般人からセレブまで愛されているロレックスの価格変動率ランキングは、どのような動きがあるのでしょうか。
【ロレックス変動率ランキング】
1位 デイトナ 116520
出典:ROLEX
初値 | ¥1,172,600 |
現在の価格(2022年1月現在) | ¥3,380,000 |
変動額 | ¥2,207,400 |
変動率 | 188.25% |
このロレックスは廃盤しているデイトナモデルです。初値は約100万円なのに対して現在では300万円前後で取引されています。
ロレックスの特徴をあらかじめお伝えしておくと、ロレックスは廃盤になると人気が急上昇することがあります。そして人気なモデルであればあるほど、その特徴は大きくあらわれます。
デイトナの中でも、シンプルなモデルは後続なモデルが出たのにも関わらず、根強い人気が出ています。今後はアンティーク品としても価格が高騰する可能性も高く、まだまだ相場上昇に期待ができるモデルです。
2位 デイトナ 116508
出典:ROLEX
初値 | ¥3,191,660 |
現在の価格(2022年1月現在) | ¥5,148,000 |
変動額 | ¥1,956,340 |
変動率 | 61.30% |
イエローゴールドで作られており、デイトナで珍しくグリーン文字盤を使用しているモデルです。このモデルは人気度は低いのですが作られている量が少ないため相場が高騰しております。
3位 デイトナ 116500LN 白文字盤
出典:ROLEX
初値 | ¥1,993,283 |
現在の価格(2022年1月現在) | ¥2,800,000 |
変動額 | ¥806,717 |
変動率 | 40.47% |
このモデルは116520の後続モデルでもありとても人気が高いです。同モデルで黒色もありますが、白色の方が人気があります。
4位 デイトナ 116503G
出典:ROLEX
初値 | ¥1,645,000 |
現在の価格(2022年1月現在) | ¥2,299,800 |
変動額 | ¥654,800 |
変動率 | 39.81% |
ステンレスとイエローゴールドが使用され、インデックスがダイヤモンドのモデルです。イエローゴールドが使用されているのもあり、金の相場も影響しています。
5位 デイトナ 116506A
出典:ROLEX
初値 | ¥7,053,333 |
現在の価格(2022年1月現在) | ¥9,049,850 |
変動額 | ¥1,996,517 |
変動率 | 28.31% |
ロレックスの中でも特にラグジュアリーなモデル。素材はプラチナ、インデックスにはダイヤモンドが使用されています。そして、このモデルはアイスブルーの文字盤が使用されています。ラグジュアリーなのは素材だけはでなく、価格も“豪華”です。元々が700万円で販売されておりましたが、現在でも900万円をこえる価格で販売されているため、購入できる層は限られてきます。
このランキングをみてみるとデイトナしかありません。ロレックスといえばサブマリーナやGMTマスターやデイトジャストなど、たくさんのモデルが存在しています。
もちろん他のモデルも人気が高いのですが、王道のデイトナがTOP5に輝きました。
4位 オメガ ~比較的安価で購入できるが買取相場は高値で安定~
高級時計の入門編といわれるオメガ。ロレックスのスポーツモデルと比べても販売価格はおおよそ1/3なので、初めて高級時計を購入される方にもおすすめができます。
それではオメガの相場はどれだけ変動しているのでしょうか?もし、初めて購入したオメガの買取相場が上がっていたら嬉しいですよね!それではランキングを見ていきましょう。
【オメガ変動率ランキング】
1位スピードマスター3570.5
出典:ROLEX
初値 | ¥167,266 |
現在の価格(2022年1月現在) | ¥375,000 |
変動額 | ¥207,734 |
変動率 | 124.19% |
オメガ スピードマスター 3570.5は、第6世代のスピードマスター。スピードマスターはオメガの顔ともいわれるモデルです。その中でもこのモデルは特に人気が高く、現在では40万円前後の価格で販売しております。
2位 シーマスター 212.30.41.20.01.003
出典:OMEGA
初値 | ¥242,666 |
現在の価格(2022年1月現在) | ¥458,000 |
変動額 | ¥215,334 |
変動率 | 88.74% |
このモデルはプロダイバーズ300mの黒文字盤タイプのモデル。ここまで相場が高騰しているのは、人気があり需要が高いためです。
以前は3位のシーマスターの方が人気があったのですが、青文字盤の供給が減ってきています。その影響もあってか、青文字盤よりも黒文字盤を求める人が多くなり、黒文字盤の価格相場が高騰しました。
3位シーマスター212.30.41.20.03.001
出典:OMEGA
初値 | ¥256,833 |
現在の価格(2022年1月現在) | ¥391,880 |
変動額 | ¥135,047 |
変動率 | 52.58% |
2位にランクインしていたモデルの青文字盤タイプになります。このモデルは、防水性が高くダイバーズウォッチとしても有名です。特徴的な青色と機能性から、人気の高いモデルです。
4位 スピードマスター 323.30.40.40.06.001
出典:OMEGA
初値 | ¥260,850 |
現在の価格(2022年1月現在) | ¥290,000 |
変動額 | ¥29,150 |
変動率 | 11.18% |
このモデルは、スピードマスターにデイト機能を搭載したモデルです。1位と比べて機能性が増しており初値も若干高値で設定されております。
5位スピードマスター326.30.40.50.02.001
出典:OMEGA
初値 | ¥277,616 |
現在の価格(2022年1月現在) | ¥298,000 |
変動額 | ¥20,384 |
変動率 | 7.34% |
このオメガTOP5の中でも、唯一現行販売しているモデルです。現行品をオメガで購入しようとすると¥528,000と初値の2倍近くの価格になります。中古でも30万円近い金額なので安定の人気度がうかがえます。
オメガのランキングですが、見てみると比較的安定していることが分かります。人気が高いため買取価格はそこまで落ちることがありません。なので、購入しやすいからオススメ!というよりも、リセール率が高いからオススメといえます。
5位 カルティエ ~ジュエリーだけではなく時計も人気~
カルティエと聞くとジュエリーを想像される方も多いかと思います。実は時計も有名で、人気が高いのがカルティエです。
カルティエの時計の価格帯は1位~3位で紹介した時計と比べると圧倒的に安く感じます。ですが、他の高級時計と比べると購入しやすく人気が高いブランドなのがカルティエなのです。
そんなカルティエの時計の変動率ランキングは、どのような動きをしているのでしょうか?
【カルティエ変動率ランキング】
1位 ミス パシャ W3140026
出典:Cartier
初値 | ¥181,660 |
現在の価格(2022年1月現在) | ¥291,800 |
変動額 | ¥110,140 |
変動率 | 60.63% |
丸みを帯びた可愛いらしいモデルの時計です。“ミス”とついているのでお気づきかもしれませんが、このモデルはレディースモデルとなります。
このモデルは発売時初値18万円で販売されていたのですが、現在では中古でも30万円、Cartier公式ショップでも¥327,800と、人気と同様に相場も落ちずに上位をキープしています。
2位 サントス W20106X8
出典:Cartier
初値 | ¥405,933 |
現在の価格(2022年1月現在) | ¥598,000 |
変動額 | ¥192,067 |
変動率 | 47.31% |
このモデルはメンズモデルのため、とてもシックなデザインとなっています。初値が40万円で現在は中古で60万円前後。新品の場合には80万円弱で売られています。
3位 タンク W5200013
出典:Cartier
初値 | ¥185,766 |
現在の価格(2022年1月現在) | ¥273,000 |
変動額 | ¥87,234 |
変動率 | 46.96% |
タンクはカルティエを代表するモデルです。長方形のデザインは腕をすっきり綺麗に見せることができます。
4位 バロン ブルー W69010Z4
出典:Cartier
初値 | ¥298,533 |
現在の価格(2022年1月現在) | ¥426,000 |
変動額 | ¥127,467 |
変動率 | 42.70% |
バロンブルーは、タンクを丸くしたようなイメージ。丸みのあるモデルは特に女性に人気が高く、相場も高値で安定しています。
5位タンクW5200014
出典:Cartier
初値 | ¥194,851 |
現在の価格(2022年1月現在) | ¥274,980 |
変動額 | ¥80,129 |
変動率 | 41.12% |
タンクW5200013と比べて若干大きいモデル。大きいことで男性でも着用することができるため、男女問わず人気が高いです。
カルティエのランキングでは色んなモデルが満遍なく入っているので、どんなモデルでも安定していることが分かります。
また、比較的古いモデルが多く長く人気が続いていることも分かります。
6位 フランクミュラー ~ブームは去ったが根強い人気~
2002年からパネライと共にブームを巻き起こしたフランクミュラー。ブームから20年近くたった現在でも人気が衰えることはなく、現在でも根強い人気があります。
当時はロレックスより高級というスタンスでしたが、ロレックスが2013年以降高騰したこともあり、フランクミュラーの人気が若干落ちてしまいました。しかし、現在でも相場価格は落ち着いています。
それでは、かつてロレックスを抜かす勢いだったフランクミュラーは、現在ではそんな動きをしているのでしょうか?
【フランクミュラー変動率ランキング】
1位 カサブランカ 6850CASA
初値 | ¥597,333 |
現在の価格(2022年1月現在) | ¥718,000 |
変動額 | ¥120,667 |
変動率 | 20.20% |
ザ・フランクミュラーと言える代表的なモデル。フランクミュラーの特徴であるトノー型のケースやオシャレなインデックスが搭載されています。初値は60万円でしたが、現行品を新品で購入するとしたら1,221,000円と2倍近い価格となっています。
2位 カサブランカ 5850CASA
初値 | ¥447,500 |
現在の価格(2022年1月現在) | ¥528,000 |
変動額 | ¥80,500 |
変動率 | 17.99% |
1位のモデルを革ブレスに変更したようなものと思っていただくと分かりやすいかもしれません。そして若干小さくなっているため、メンズモデルの中でも腕の細い方でも似合うようなサイズ感となっています。
3位 カサブランカ 5850SC CASA NR
初値 | ¥441,316 |
現在の価格(2022年1月現在) | ¥497,037 |
変動額 | ¥55,721 |
変動率 | 12.63% |
このモデルは世界で100本しかない希少なモデルなので、相場が若干上がっています。ミリタリーウォッチを意識したデザインとなっているため、多少傷がついたモデルでも味があるといわれ、高値で取引されるのも特徴です。
4位 ロングアイランド 902QZ
初値 | ¥335,566 |
現在の価格(2022年1月現在) | ¥365,000 |
変動額 | ¥29,434 |
変動率 | 8.77% |
このモデルは、スクエア型のロングアイランドです。初値は33万円でしたが、現在の中古価格はおおよそ35万円。フランクミュラーで新品の販売価格は1,353,000円となります。
もしも欲しい方がいる場合には中古で購入する方がリセール率もよくなるのでオススメです。
5位 ロングアイランド 1200SCDT
初値 | ¥732,433 |
現在の価格(2022年1月現在) | ¥780,000 |
変動額 | ¥47,567 |
変動率 | 6.49% |
ロングアイランドの中でも横のサイズが大きく男性に人気のモデルです。
フランクミュラーは、人気が衰えてもその特徴的なインデックスや、トノー型のモデルから好きな方が多い時計です。そのため、相場が高い位置で安定しています。
廃盤になってしまったら人気が衰えてしまいますが、特別なモデルであれば人気は根強く残ります。もしもリセールを気にされる場合は、通常のモデルよりも特別なモデルを選ぶと良いでしょう。
7位 ウブロ ~最近特に人気が高く今後も相場が高騰する可能性大~
ウブロは最近特に相場が高騰しています。ウブロはアスリートをモデルに起用し、田中将大選手のコラボモデルも登場しています。
また、アスリートなどの成功者が着用していることもあり、“成功者の時計”ともいわれております。
そんな人気が急上昇中のウブロの相場変動率はどのようになっているのでしょうか?
【ウブロ変動率ランキング】
1位 ビッグバン 301.CI.1770.RX
初値 | ¥939,266 |
現在の価格(2022年1月現在) | ¥1,127,800 |
変動額 | ¥188,534 |
変動率 | 20.07% |
ウブロの中でも、特に人気のモデルがビッグバンです。
このモデルはすべてが黒で統一されているため、ウブロの中でも特に珍しい部類に入ります。そのため、現在でも100万円を超える価格で販売されています。
2位 ビッグバン 301.SX.1170.RX
出典:HUBLOT
初値 | ¥780,666 |
現在の価格(2022年1月現在) | ¥926,000 |
変動額 | ¥145,334 |
変動率 | 18.62% |
ビッグバンの中でも、特にシンプルな文字盤で作られているモデルです。1位と比べてみても、ベゼルの色にアクセントがあるのが特徴です。
3位 ビッグバン 301.SB.131.RX
出典:HUBLOT
初値 | ¥862,000 |
現在の価格(2022年1月現在) | ¥998,000 |
変動額 | ¥136,000 |
変動率 | 15.78% |
カーボン文字盤を使用したウブロ。中古で100万円前後で取引されておりますが、このモデルがウブロTOP5の中でも唯一の現行品です。なお、新品価格は1,584,000円と初値の2倍の価格になっています。
4位 ビッグバン 301.SX.130.RX
出典:HUBLOT
初値 | ¥821,000 |
現在の価格(2022年1月現在) | ¥925,001 |
変動額 | ¥104,001 |
変動率 | 12.67% |
ラバーベルトがタイヤのようなデザインなのが特徴的なモデルです。文字盤はシンプルですが、このようなラバーベルトは珍しいため、人気が高いです。
5位 ビッグバン 301.SM.1770.RX
出典:HUBLOT
初値 | ¥892,000 |
現在の価格(2022年1月現在) | ¥986,800 |
変動額 | ¥94,800 |
変動率 | 10.63% |
2位のモデルのカーボン文字盤バージョンです。カーボン文字盤は現行品では特に人気です。
ウブロというとビッグバン以外にクラシックフュージョン、スピリットオブビッグバン、キングパワーなどのモデルがありますが、ビッグバンと比べると人気が低いため相場の変動率ランキングには入ることができませんでした。個人的にクラシックフュージョンが好きなので少し残念です。
8位 タグ・ホイヤー ~手の届くラグジュアリーがコンセプト~
タグ・ホイヤーの特徴はオメガと同じく金額にあります。タグ・ホイヤーは“手の届くラグジュアリー”をコンセプトにしているため、価格が高すぎるモデルあまりありません。
手に入りやすいからこそ色んな人が所持しているのがタグ・ホイヤーなのですが、そんなタグ・ホイヤーの相場変動率はどのように動いているのでしょうか?
【タグ・ホイヤー変動率ランキング】
1位 モナコ CAW2111.FC6183
出典:TAG Heuer
初値 | ¥334,333 |
現在の価格(2022年1月現在) | ¥386,100 |
変動額 | ¥51,767 |
変動率 | 15.48% |
タグ・ホイヤーの中でも、特に真四角なベゼルが特徴的なモデルです。タグ・ホイヤーを代表するモデルでもあるため、とても需要が高く相場も落ち着いています。現行品で新品は632,500円で購入できるため、高級時計にしては購入しやすいのではないでしょうか。
2位 カレラ CAS2111.FC6292
出典:TAG Heuer
初値 | ¥262,326 |
現在の価格(2022年1月現在) | ¥288,000 |
変動額 | ¥25,674 |
変動率 | 9.79% |
タグ・ホイヤーを代表する2つ目のモデル“カレラ”です。モーターレースからインスピレーションを受けたデザインとなっています。
3位 フォーミュラ 1CAZ1011.BA0842
出典:TAG Heuer
初値 | ¥128,000 |
現在の価格(2022年1月現在) | ¥137,300 |
変動額 | ¥9,300 |
変動率 | 7.27% |
タグ・ホイヤーの中でも機能性に特化したモデルです。仕事でも着用しやすいモデルなため、スーツ姿の方に人気が高いです。
4位 モナコ WAW131A.FC6177
出典:TAG Heuer
初値 | ¥145,260 |
現在の価格(2022年1月現在) | ¥150,741 |
変動額 | ¥5,481 |
変動率 | 3.77% |
1位にランクインしているモナコの色を落ち着かせたようなモデル。搭載されている機能も絞られているため、初値も現在の価格も安く抑えられています。
5位 フォーミュラ 1WAZ2011.BA0842
出典:TAG Heuer
初値 | ¥123,333 |
現在の価格(2022年1月現在) | ¥125,900 |
変動額 | ¥2,567 |
変動率 | 2.08% |
3位のフォーミュラー1から機能を絞ったモデルです。シンプルであるため、人を選ばず人気が高いです。
タグ・ホイヤーと聞くとリンクなど数万円の時計をイメージされる方もいるかと思いますが、現行品ではスポーティなモデルも多く、人気が高いデザインが増えてきています。相場自体は安定しているため、タグ・ホイヤーもオメガ同様に高級時計初心者におすすめなブランドです。
9位 グランドセイコー ~高級ブランド時計の日本代表~
日本を代表する高級ブランド時計ことグランドセイコー。シンプルなデザインでありながら高級感も兼ね備えています。
そんな日本代表ブランド高級時計の相場変動率は、どのような動きがあるのか見ていきましょう。
【グランドセイコー変動率ランキング】
1位 グランドセイコー SBGX065
出典:Grand Seiko
初値 | ¥166,091 |
現在の価格(2022年1月現在) | ¥193,360 |
変動額 | ¥27,269 |
変動率 | 16.42% |
グランドセイコーの中でも特に人気が高いモデルです。このモデルは、GSの位置が6時方向に位置しているデザインを起用しています。
2位 ヘリテージ コレクション SBGR317
出典:Grand Seiko
初値 | ¥397,733 |
現在の価格(2022年1月現在) | ¥414,810 |
変動額 | ¥17,077 |
変動率 | 4.29% |
このモデルは1位のモデルと比べてケースサイズが大きいのが特徴です。ケースサイズが大きいため腕の大きい男性でも似合うようになっています。
3位 グランドセイコー SBGX331
出典:Grand Seiko
初値 | ¥306,999 |
現在の価格(2022年1月現在) | ¥319,680 |
変動額 | ¥12,681 |
変動率 | 4.13% |
デイト機能すらないシンプルなデザインのモデルです。中古で32万円前後で購入できますが、新品でも40万円なので新品が好きな方は新品を購入してもいいかもしれません。
4位 グランドセイコー SBGV223
出典:Grand Seiko
初値 | ¥224,599 |
現在の価格(2022年1月現在) | ¥228,800 |
変動額 | ¥4,201 |
変動率 | 1.87% |
このモデルは電池式クオーツのモデルです。電池式であるため価格も他モデルと比べて安く収まります。
5位 グランドセイコー SBGV225
出典:Grand Seiko
初値 | ¥224,600 |
現在の価格(2022年1月現在) | ¥228,800 |
変動額 | ¥4,200 |
変動率 | 1.87% |
このモデルは2位のモデルの電池式クオーツのモデルです。電池式なので2位のモデルと比べて10万以上初値に開きがあります。クオーツ式は自動巻きと比べて安くなりますので、もちろん売るときにも安くなります。覚えておくと心構えができるので頭の片隅に入れておきましょう。
以上がグランドセイコーの変動率ランキングTOP5です。
グランドセイコーは基本的に相場が高騰することもなく、下落することも少ないです。特に安定しているのが日本代表ブランドことグランドセイコーの特徴でしょう。
10位 パネライ ~デカ圧ブームの火付け役~
デカ圧ブームというものをご存知でしょうか?デカ圧ブームとはパネライのようなケースサイズが大きい時計が流行ったブームのことを指します。
そのデカ圧ブームの火付け役として知られているのがこのパネライです。パネライの特徴はそのケース圧にあります。他のブランド時計では、ケースが薄く腕にフィットしやすいように作られていますが、パネライは逆にケースを厚く作っています。その唯一無二なところが人気の理由なのでしょう。
そんな、デカ圧ブームの火付け役であるパネライの変動率は、どのように動いているのでしょうか?
【パネライ変動率ランキング】
1位 ルミノール PAM00722
出典:PANERAI
初値 | ¥763,000 |
現在の価格(2022年1月現在) | ¥865,370 |
変動額 | ¥102,370 |
変動率 | 13.42% |
パネライといえばルミノール。パネライは革ベルトやラバーベルトが一般的ですが、このモデルではステンレス製のベルトを使用しています。
初値は70万円前後で販売しておりましたが、現在中古品で85万円、新品では100万円となっており、まだまだ根強い人気があることが分かります。販売してまだ3年くらいですが、30万円も新品の相場が上がっています。中古価格は上がっていないので、買取額としてはそこまで高くないでしょう。
2位 ルミノール PAM01312
出典:PANERAI
初値 | ¥652,600 |
現在の価格(2022年1月現在) | ¥698,000 |
変動額 | ¥45,400 |
変動率 | 6.96% |
1位の革ベルトバージョンのようなモデルと覚えていただくと分かりやすいかもしれません。
3位 ルミノール PAM00682
出典:PANERAI
初値 | ¥787,666 |
現在の価格(2022年1月現在) | ¥820,000 |
変動額 | ¥32,334 |
変動率 | 4.11% |
ラバーベルトタイプのパネライです。このパネライはルミノールの中でもサブマーシブルというモデルでパネライの中でも特に耐久性が高く、水深100m以上の耐久力があります。
4位 ルミノール PAM01392
出典:PANERAI
初値 | ¥655,660 |
現在の価格(2022年1月現在) | ¥654,900 |
変動額 | -¥760 |
変動率 | -0.12% |
2位にランクインしているモデルの文字盤違いになります。違いとしては、9時の方向の数字が棒線になっているのと、防水機能が300mから100mとなっている点です。
5位 ルミノール PAM01090
出典:PANERAI
初値 | ¥662,000 |
現在の価格(2022年1月現在) | ¥659,800 |
変動額 | -¥2,200 |
変動率 | -0.33% |
このモデルは5時の方向にパワーリザーブ表示があるモデルです。パワーリザーブは、車でいうガソリンメーターのようなもので、時計の手巻き状況を表示しています。個人的には好きなデザインですが、一般的には着用している人は少ないデザインです。
ここにきて初めて変動率がマイナス域となりました。ここまでマイナスがなかったのでマイナスがないことが当然のように思えましたが、実はそうではありません。
TOP5を掲載させていただきましたが、もちろんブランド全てにおいてマイナスになるブランドもあります。そしてそれが普通だと思ってください。
基本的には時計などのブランド品は購入した時点で価値が日々下がっていきます。ただ、プレミア価値があるものや需要が高いものに限り相場が急上昇します。1位~3位の場合には購入後から相場が高騰して得をすることがありますが、他のモデルではほとんど起こりません。
あったとしても相場くらいを維持しているくらいだと思った方が良いでしょう。
そして気になる時計やお持ちの時計がこの中になくても、一度査定をしてみることをオススメします。
一度査定してもらうことで実際にどのくらいの価格で買取してもらえるのか、現在の相場がいくらなのか知ることができます。中古販売額から想像するとしても、一度も査定を出していない状態では難しいかと思います。
最後の章では、どのような時計がどうしたら売れるのか、3つのポイントにまとめて紹介させていただきます。
3 高く売れる時計の3つのポイント
ファッションブランドに国産、高級時計…。どの時計が高く売れるのかはお分かりいただけたかと思います。ですが、時計を高く売るための知識や、どの種類が高く売れるのか疑問ではないでしょうか。
ここでは、これまで紹介してきた時計以外でも、高く売れる3つの条件を紹介していきます。
3-1 クオーツ式時計よりも機械式時計の方が高く売れる
クオーツ式だから安くなってしまうというわけではないのですが、機械式時計の場合には複雑な機構を用いて作られています。
その技術力はタダではありません。技術力が高ければ高いほど、時計自体の価値が高くなります。そして、価値が高い時計の販売額や買取金額も高くなっていきます。
一般的には上記の条件のものが高くなるのですが、技術力よりもブランド力が上回っている場合には、この法則は成り立ちません。
例えば「グランドセイコー」「タグ・ホイヤー」「カルティエ」「ブライトリング」などは機械式時計とクオーツ式時計両方が用意されています。
クオーツ式時計でも、ブランド力が高いため買取額も高くなります。ただし、高級時計の場合にはクオーツ式の時計よりも機械式時計の方が人気ということもあり、同じブランド内でも若干相場は落ちてしまいます。
もし、お持ちの時計がクオーツ式だったとしても、高級ブランドであれば買取価格が高くなることもあります。ただ、基本的には機械式時計の方が高くなりやすいことを覚えておきましょう。
3-2 箱や保証書など付属品は必ず残しておく
箱や保証書に代表される付属品は、本物である証明になります。また、買取店としても完品として販売することができますので、付属品の有無で査定額は大きく変わります。
買取店は、お客様から時計を買い取った後に、綺麗にして再販売します。
中古品を購入する人は、「時計本体のみ」よりも「箱や保証証付属」の方を好みます。そのため、付属品があるだけで販売スピードが速まるため、在庫リスクを減らすことができます。在庫リスクを減らすことは査定額を強気に提示して買い取ることができますので、結果として買取金額は高くなっていきます。
もしも、保証書や箱がない場合は5万~10万円くらいの買取額が下がることもあります。なので、これから購入する人は付属品を大切にとっておくことをおすすめします。
もうすでに捨ててしまっている場合でも諦めてはいけません。メーカーへオーバーホールに出しているのであれば、その証明書があると査定額が若干上がることもあります。そのため、“本物である”と証明できるようなものは取っておくようにしましょう。
3-3 高級時計はリサイクルショップに持っていかない
高級時計に限らず、時計を売却する際は専門店に持って行くことおすすめします。
お店によってはジャンルによって得意・不得意があるため、適当なリサイクルショップに持っていけば10万円以上損する可能性があります。お店選びで損をしてしまうのは本当にもったいないことなので、なるべく避けたほうが良いでしょう。
高級時計を売却するには、専門店がおすすめです。特におすすめしたいのは、ブランド買取専門店です。
弊社のようなブランド買取専門店では、ブランド品をメインに取り扱っています。そのため、日々の相場情報を欠かさず収集し、査定を行っています。
ブランド買取専門店であったとしても、なんでも良いというわけではありません。お店を出店している場所に注目してみてください。なるべく、東京や大阪などの大都市に出店している店舗がおすすめです。
理由としては、価格競争に打ち勝ってきた激戦区にお店を構えているからです。
都心部であればあるほど買取店は増えていき、日々ライバル店と競争しながら査定を行っています。なので、必然的に価格競争が起こるのです。もちろん、査定額が安い場合には相手にしてもらえません。そのため、激戦区に店舗を構えているお店は買取金額が高くなる傾向にあります。
もしも地方にお住まいであれば、どうすればいいのでしょうか?そんなときは、都心部にお店を構えている買取専門店に“郵送買取”を頼んでみましょう。ほとんどのお店では郵送対応をしてもらえますので、興味があれば問い合わせしてみましょう。
もちろん弊社でも行っておりますので、まずは下記からLINEの簡易査定をお申込みしてみてください。
まとめ
どんな時計が高く売れるのか、相場の変動率が良い時計は何なのかご紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか?
あなたのお持ちの時計は見つかりましたでしょうか?
このページをまとめると
- 基本的には高級ブランド時計の相場は高い
- その中でも特に人気のあるモデルや希少性の高いモデルが高い
- クオーツ式よりも機械式時計の方が高い
この3点をおさえることで、ご自身のお持ちの時計が高いのか安いのか判断できるかと思いますので、ぜひ参考にしてみてください。