オメガ コンステレーションの歴代モデル｜特徴や人気モデルも紹介

世界的な高級時計ブランドの「オメガ」の中でも、代表的なコレクションとされているのが「コンステレーション」です。コンステレーションは1952年に誕生してから半世紀以上人気を集め続けているロングセラーシリーズで、男女問わず高い人気を誇っています。

本記事では、オメガのコンステレーションの歴代モデルを一挙ご紹介します。コンステレーションの特徴や人気ランキングについてもご紹介するので、最後までご覧ください。

1 オメガ コンステレーションとは？

出典：OMEGA

コンステレーションはオメガの代表的な時計コレクションで、初代モデルが登場した1952年より長年人気を集め続けています。コンステレーション（constellation）は英語で「星座」という意味を持ち、その名の通り随所に星をモチーフにしたデザインがあしらわれているのが特徴のコレクションです。

同じくオメガを代表する時計コレクションの「スピードマスター」や「シーマスター」のようなスポーツウォッチではなく、フォーマルなシーンにマッチしたドレスラインとして展開しています。コンステレーションが誕生した当初はメンズモデルを中心にモデルを展開していましたが、現代では男女問わずエレガントなモデルが多く展開されています。

2 オメガ コンステレーションの特徴3つ

出典：OMEGA

コンステレーションは一目見てわかる特徴的なデザインがいくつか施されており、独自の世界観を作り上げているのが特徴です。コンステレーションのデザイン面に関する大きな特徴として、以下の3点が挙げられます。

コンステレーションのデザインの特徴について、以下で詳しく解説します。

2-1 星座がモチーフの文字盤6時位置の星マークと裏蓋の天文台

出典：OMEGA

オメガのコンステレーションには、文字盤6時位置に星のエンブレムが施されています。コンステレーションを象徴するデザインでありアクセントにもなる星のマークですが、実はこのデザインにはとある歴史的な勲章としての意味が込められています。

1952年にオメガ初の自動巻き時計として誕生したコンステレーションは、世界最高峰の時計の精度を競う舞台である「天文台コンクール」にて優秀な成績を収めました。

その輝かしい勲章として、精度の高い時計であることを古代から時の象徴であった星に込めたエンブレムが誕生したとされています。

また裏蓋には、ジュネーブ天文台の観測ドームと8つの星が施されています。この8つの星は天文台コンクールで受賞した賞の数を表しており、精度の高さを追い求めてきたコンステレーションのステータス性を証明するデザインです。

2-2 ケースとブレスレットのつなぎ目に施されたハーフムーンデザイン

出典：OMEGA

コンステレーションのケースとブレスレットのつなぎ目の部分には、弧を描いた「ハーフムーンデザイン」が施されています。ハーフムーンデザインは、ケースとブレスレットの繋ぎ目をよりなめらかなデザインにすることで、ケースとブレスレットとの一体感や上品さを際立たせている要素のひとつです。

2-3 ケースサイドにあしらわれた4本の爪

出典：OMEGA

ケースの両サイドにあしらわれている「4本の爪」も、コンステレーションの特徴的なデザインです。この4本の爪が採用されたのは1982年で、コンステレーションのマンハッタンモデル以降はすべてのモデルに搭載されています。

元々はサファイアクリスタルとガスケットを固定するために搭載されたパーツですが、現在ではコンステレーションを象徴するデザインのひとつとしてのイメージが定着しています。

またマンハッタンモデルの頃よりも爪がフラットになっており防水性もアップしているなど、古くからのデザインを踏襲しながら進化し続けていくのがオメガの魅力です。

3 オメガ コンステレーションの歴代モデル

出典：OMEGA

コンステレーションは、1952年に誕生してから70年以上にわたり様々なモデルを展開してきました。デザインや機構のバリエーションが豊富で、自分好みの時計が見つけやすいのが魅力です。

本章では、そんなコンステレーションの歴代モデルをチェックしていきましょう。

① 1952年：初代コンステレーション

出典：OMEGA

1952年にオメガ初の自動巻きクロノメーター搭載モデルとして、コンステレーションが誕生しました。1952年に製造された初代コンステレーションの型番は「Ref.KO2648」です。自動巻きクロノメーターの圧倒的な精度により、発売されてから瞬く間に世界中から注目を浴びることになります。

初代コンステレーションは、独創的な12面体のデザインと楔形のインデックスからなる「パイパンダイヤル」と呼ばれる文字盤が特徴です。パイパンダイヤルは愛称のようなもので、パイを焼く型皿によく似ていることから「パイパン（パイ皿）」とつけられたといわれています。

現在のコンステレーションの多くはケースの素材にシルバーステンレスを採用していますが、初代コンステレーションにはステンレスゴールドが採用されていました。現在でもドレッシーな世界観が人気のコンステレーションですが、ゴールドを施すことでよりクラシカルな雰囲気を漂わせています。

② 1960年代：Cライン

出典：OMEGA

コンステレーションのヴィンテージモデルで最も有名といわれているのが、「Cライン」です。Cラインはオーデマピゲのロイヤルオーク、パテックフィリップのノーチラスなど歴史的名作を生み出したデザイナーのジェラルド・ジェンタによって生み出されました。

1960年代に初代コンステレーションの派生モデルとして誕生したCラインは、初代モデルよりさらにドレッシーな雰囲気を演出しているのが特徴です。

ブレスレットが5連になっていたり、高い加工技術を要するコインエッジベゼルが施されているなど、ドレッシーな要素が惜しみなく詰め込まれています。発売から60年近く経った今でも高い人気を集め、中古市場でも需要が途切れません。

③ 1970年：クォーツ

出典：OMEGA

1970年には、オメガ初の水晶振動子を用いたクオーツ式モデル「コンステレーション・クオーツ」が誕生します。それまでは高精度の自動巻きクロノメーターが人気を集めていましたが、セイコーが水晶を動力とするクォーツ式時計を開発したので、オメガもクォーツ式のモデルを開発することになりました。

デザイン面は基本的に初代コンステレーションを踏襲しており、星座のモチーフなども引き継がれています。しかしクオーツ式時計は機械式の自動巻きクロノメーターよりも扱いやすく、価格も比較的リーズナブルで入手しやすいのが魅力的です。

④ 1982年：マンハッタン

出典：OMEGA

1982年には「コンステレーション・マンハッタン」が誕生し、今やコンステレーションの象徴ともいえる「ケースサイドの4本の爪」がこの頃から搭載されるようになりました。

他にもクォーツやCラインと異なる点は多く、ゴールドやコンビ、スポーツモデルも発売されるようになり、従来よりもデザインの幅が大幅に拡張していきました。さらにこの頃からレディースウォッチの展開も加速していき、従来のクラシカルな世界観からよりエレガントなスタイルに変貌を遂げています。

マンハッタンはクラシックでドレッシーなモデルを中心に展開していたコンステレーションが、様々な変化を遂げて現在のコンステレーションの基盤となったモデルです。

⑤ 2003年：ダブルイーグル

出典：OMEGA

2003年には「コンステレーション・ダブルイーグル」が誕生します。それまではしばらくクォーツの時代が続いていましたが、ダブルイーグルではムーブメントに「コーアクシャル機構」が採用され、機械式時計として再び世界から人気を集めました。

基本的にはマンハッタンのデザインを踏襲していますが、4本の爪がフラットになっていたりシームレスになったハーフムーンデザインが施されているなど、随所で洗練されたデザインを演出しています。

またムーブメントには「10年はオーバーホールが不要」といわれているコーアクシャルCal.3313が搭載されており、実用性においても大きく向上しました。

⑥ 2015年：グローブマスター

出典：OMEGA

2015年には、コンステレーションの一部に分類される「グローブマスター」が誕生しました。独創的な12面体のデザインと楔形のインデックスからなる文字盤や6時位置に配されている星のエンブレムなど、初代コンステレーションをモダン的にアレンジしたデザインとなっています。

グローブマスターはケースの素材やベルトなどのバリエーションが非常に豊富なのが魅力的なポイントで、自分好みの1本を見つけやすいコレクションです。最近では日付表示機能の「アニュアルカレンダー」を搭載しているモデルも増加しており、実用性も年々向上しています。

⑦ 2020年：マスタークロノメーター

出典：OMEGA

2020年には、現行モデルである第5世代の「マスタークロノメーター」が登場します。ハーフムーンデザインや4本の爪など大まかなデザインはダブルイーグルなどを踏襲しており、ケースサイズは36mm、39mm、41mmと現代的なビックサイズを多く展開しています。

また本シリーズでは、コーアクシャル機構に改良を加えた最新ムーブメントの「マスタークロノメーター」が採用され、実用性にさらに磨きをかけました。マスタークロノメーターはクロノメーターの精度を測る規格のことで、スイス連邦計量・認定局（METAS）が実施する8つの試験に合格する必要があります。

4 オメガ コンステレーションのおすすめ人気モデル5選

オメガのコンステレーションはケースの素材や文字盤カラーなどのバリエーションが豊富であることに加え、高級時計としては比較的安価なのが魅力のコレクションです。そのため、初めて高級時計をご購入される方にぴったりのコレクションといえます。

本章では、そんなコンステレーションのおすすめ人気モデルを5つ厳選してご紹介します。

① 【メンズ】オメガ コンステレーション 131.20.39.20.02.001

出典：OMEGA

131.20.39.20.02.001は、クラシックさとエレガントさを兼ね備えるメンズコレクションのひとつです。ケース素材にはオメガが独自に開発したピンクゴールドの「セドナゴールド」が使用されており、経年変化に強いことから仕事やプライベートなどで長い期間使用したい男性にぴったりのモデルとなっています。

長短針やオメガのロゴ、6時位置のエンブレムにもセドナゴールドが惜しみなく使用されており、ホワイトの文字盤とのコントラストも相まって抜群の視認性があるのも魅力です。

またムーブメントには、METAS認定のマスタークロノメーター「Cal.オメガ8800」が搭載されています。Cal.オメガ8800はオメガでも最高峰ともいわれている耐磁性が魅力で、15,000ガウスの磁場でもムーブメント機能を保つことが可能です。

さらに本モデルはシースルーバックを採用しているので、裏側から洗練されたマスタークロノメーターを観察することができます。

② 【メンズ】オメガ コンステレーション グローブマスター 130.20.39.21.02.001

出典：OMEGA

130.20.39.21.02.001は、初代コンステレーションのデザインをよりエレガントにアレンジしたグローブマスターのモデルです。ケース素材や星のエンブレム、インデックスなどには18kイエローゴールドが使用されており、その上から夜光塗料のスーパールミノヴァがコーティングされています。

パイパンダイヤルや6時位置に配されている星のエンブレムなど初代コンステレーションならではのクラシックさを踏襲しつつ、イエローゴールドならではのラグジュアリーさを兼ね備えているのが特徴です。

またムーブメントには、METAS認定のマスタークロノメーター「Cal.オメガ8900」が採用されています。15,000ガウス以上の耐磁性能を誇り、モース硬度9のドーム型強化サファイアガラスでカバーされているので耐磁性・耐傷性は抜群です。

さらに本モデルにもシースルーバックが採用されているので、裏側からMETAS公認のマスタークロノメーターを観察することができます。

③ 【レディース】オメガ コンステレーション 131.15.29.20.55.001

出典：OMEGA

131.15.29.20.55.001は、ラグジュアリー感のあるデザインながら幅広いシーンで活躍するレディースコレクションのひとつです。ケース素材や星のエンブレム、オメガロゴなどには18kホワイトゴールドが使用されています。ホワイトゴールドは元々プラチナの代替品として開発されましたが、プラチナよりも安価で耐久性が高いことから、現在ではオメガでも多くのモデルに採用されています。

また本モデルは、ベゼルに施された36個のダイヤモンドが印象的です。それに加えてインデックスにも11個のダイヤモンドが搭載されており、高級感ある華やかなデザインとなっています。少し控えめな印象のあるホワイトゴールドとラグジュアリー感溢れるダイヤモンドが組み合わさることで、独自の世界観を演出しているのが魅力のモデルです。

ムーブメントには、METAS認定のマスタークロノメーター「Cal.オメガ8700」が搭載されており、Cal.オメガ8800と同様に耐磁性・耐久性ともに非常に優れています。さらにシースルーバックが採用されているので、裏側から洗練されたマスタークロノメーターを眺めることが可能です。

④ 【レディース】オメガ コンステレーション 1131.23.29.20.99.002

出典：OMEGA

1131.23.29.20.99.002は天然石のレッドアヴェンチュリンで作られたダイヤルと、そのカラーにマッチした光沢のあるレザーストラップが特徴的なモデルです。ケース素材やエンブレム、オメガロゴなどにはセダンゴールド、インデックスにはダイヤモンドが施されており、原色を使用しながらもエレガントさを演出しています。

また本モデルではベゼルにローマ数字が配されており、レッドカラーに引っ張られがちなカジュアルさを抑える役目を果たしています。

ムーブメントには、131.15.29.20.55.001と同じくMETAS認定のマスタークロノメーター「Cal.オメガ8700」が搭載されており、耐磁性・耐久性ともに抜群の性能を誇ります。シースルーバックも採用されているので、裏蓋のサファイアクリスタルから洗練されたムーブメントを眺めることが可能です。

⑤ 【レディース】オメガ コンステレーション グローブマスター 130.53.39.21.02.001

出典：OMEGA

1131.23.29.20.99.002は、シンプルなデザインでドレッシーな雰囲気が特徴のレディースコレクションのひとつです。ケース素材や星のエンブレム、インデックスなどにはオメガが独自開発したセダンゴールドが使用されており、その上から夜光塗料のスーパールミノヴァがコーティングされています。

パイパンダイヤルや6時位置に配されている星のエンブレムなど初代コンステレーションならではのデザインを踏襲しており、ケースにセダンゴールドを採用することでよりクラシックでドレッシーな世界観を作り上げています。

またムーブメントには、METAS認定のマスタークロノメーター「Cal.オメガ8901」が採用されています。15,000ガウス以上の耐磁性能を誇り、モース硬度9のドーム型強化サファイアクリスタルで保護されているので、抜群の耐久性を誇ります。

さらにシースルーバックが採用されているので、サファイアクリスタルの裏蓋から独創的なマスタークロノメーターを眺めることが可能です。

5 オメガ コンステレーションは高価買取が期待できる！

オメガのコンステレーションは星座をモチーフにした唯一無二のデザインがあしらわれているので中古市場においても需要が高く、それに伴い買取相場価格も年々上昇し続けています。時計の状態や年代にもよりますが、10万円前後で売れるものが多く、ものによっては買取価格が50万円にのぼるモデルも存在します。

買取専門店を選ぶ際には、オメガやコンステレーションに関する豊富な買取実績があり査定士の質が担保されている業者を選ぶようにしましょう。買取実績に関しては、その買取専門店のホームページを見ればどれくらい力を入れているか、買取実績が豊富かが一目で把握できます。

5-1 オメガ コンステレーションの買取ならブラリバへ！

オメガのコンステレーションの買取を検討されている方は、ブランド品買取専門店の「ブラリバ」がおすすめです。

ブラリバは年間10,000点以上の商品の買取を行っており、450億円を超える買取実績を誇ります。コンステレーションの買取において数多くの実績と豊富な知識をもった査定士が、誠心誠意対応いたします！

ブラリバは膨大な買取データや最新の相場をもとに査定を行っているため、常に相場最高価格を提案させていただいております。あなたの大切なコンステレーションの価値を見落とすことなく、査定を行いますので安心してお任せください。

「傷があるから買取してもらえないかもしれない」「ヴィンテージモノだから対応してもらえないかも」などの心配事や疑問点がありましたら、まずは​​電話相談やLINE査定からお気軽にお問い合わせください！

【↓オメガ コンステレーションの買取実績はこちら！↓】

オメガ コンステレーションの高価買取・査定なら「ブラリバ」

オメガコンステレーションの査定額が最大20％UP！【電話・LINE・メール】からかんたん無料査定！どこよりも高く買取希望…

6 オメガ コンステレーションは長年愛される人気モデル

オメガのコンステレーションは1952年に誕生してから70年以上にも渡り常に変化をし続けており、現在でも高い精度と豊富なデザインバリエーションのある人気コレクションとして人気を集め続けています。

コンステレーションは星座がモチーフのエンブレムやハーフムーンデザイン、4本の爪などオメガ独特の世界観があしらわれているので、中古市場でも高い需要があります。コンステレーションの買取を検討されている方は、ブランド品買取専門店の「ブラリバ」までお問い合わせください。