
出典:GOLD PARK
近年では高騰が目立つ金相場ですが、2023年に入ってからも歴史的最高値を更新し続けています。現時点(2023年9月11日時点)の最高値は、2023年9月06日の10,105円/gです。
近年はコロナ禍の影響に加えて、2023年にはアメリカでシリコンバレー銀行、シグネチャー銀行が相次いで経営破綻を起こし、さらにスイスの金融機関クレディ・スイスの経営不安を受けて海外の金先物価格が上昇しました。そのため、経済への不安からドルを手放し「有事の金」として金を購入する人が増えています。
一方でこれまでの最低値は、1998年に記録した865円/gです。1980年に当時の史上最高値の6,945円/1gを記録しましたが、その後約20年間にわたって下落トレンドが続いてしまいました。その原因は、1983年にOPECによって実施された原油価格の大幅な値下げとされています。原油価格と金相場は一般的に比例関係にあるとされており、原油価格に続くかたちで金相場も大幅に下落しました。
加えて日本では1980年代後半からバブル経済に突入しており、平均株価も一時40,000円台を記録しました。一般的に株価と金相場は反比例の関係にあるため、下落トレンドの一因となります。
しかし2000年代に突入すると世界同時多発テロやイラク戦争、さらにはITバブルの崩壊など株式やドルへの信用が失われる出来事が相次いだことで、金相場は再び上昇トレンドに転換されました。以降大幅な下落は発生せず、2007年のサブプライムローン問題や2020年以降のコロナ問題など経済が不安視される出来事が発生するたびに、金相場は大幅な上昇を続けています。
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