ナイキのロゴといえば風のようなマークの「スウッシュ」が有名です。
このナイキのロゴ「スウッシュ」は誕生してから現在まで約50年ほど使い続けられています。とはいえ、このロゴはどんな意味があるのか、どのような遍歴があるのかなどについては詳しく知らない方も多いと思います。
そこで今回は、ナイキのロゴ「スウッシュ」の意味や歴史などについて解説していきます。スウッシュ以外のナイキのロゴについてもご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
ナイキのロゴ「スウッシュ」とは?
出典:NIKE
ナイキのロゴというと、スウッシュとスウォッシュのどっちなのかと悩む方もいるかもしれませんが、正しくは「スウッシュ」です。この章では、今やナイキの代表的なロゴとして使われ続けているスウッシュの由来や意味、スウッシュが作られた経緯についてご紹介していきます。
ナイキのロゴの由来や意味
ナイキのロゴマークのスウッシュはギリシャ神話の「勝利の女神ニケ(Nike)」から着想を得たといわれています。このニケが翼を広げた姿がスウッシュデザインの元となっており、ナイキというブランド名も「ニケ」から名付けられました。
また、スウッシュは英語で”ものがビューっと素早く移動する際の音”という意味があり、スピード感や躍動感などを表しています。
ナイキのロゴをデザインした「キャロライン・デイビッドソン」
出典:NIKE
今や誰もが知るナイキのロゴマークをデザインしたのは、大学生だった「キャロライン・デイビッドソン」です。彼女は当時、ポートランド州立大学でグラフィックデザインを専攻していました。
ナイキの創設者の一人である「フィリップ・ナイト」が、彼女に時給2ドルで働く提案をしたことからスウッシュの歴史は始まります。
「フィリップ・ナイト」のもとで働くことにした彼女は、いくつかのロゴを提案し、そのなかにあったのが現在のスウッシュです。「フィリップ・ナイト」はそのデザインの報酬として彼女に35ドル(当時の価値で約5,000円)を渡し、ナイキのロゴ「スウッシュ」が誕生したのです。
「フィリップ・ナイト」は当初、彼女が提案したスウッシュデザインをあまり好んでいなかったといわれています。しかしたった35ドルで誕生した「スウッシュ」は、世界中で知られるデザインとして今もなお使い続けられています。
ナイキのロゴの歴史
ナイキの代表的ロゴであるスウッシュが誕生したのは1970年代だといわれていますが、実はこのロゴが誕生する前から別のロゴがありました。2章では、気になるナイキのロゴの歴史についてご紹介します。
ナイキの前身「ブルーリボンスポーツ社」のロゴ
出典:Wikipedia
ナイキの前身は1964年に設立されたブルーリボンスポーツ社(Blue Ribbon Sport)で、当時は自社製品ではなくオニツカタイガー(現アシックス)のシューズをアメリカで輸入販売していました。ブルーリボンスポーツ社のロゴは社名の頭文字のB、R、Sを使用したものとなっています。
また、ナイキは2020年に「ブルー リボン スポーツ トラッククラブ コレクション」としてこのロゴをデザインしたTシャツやパンツなども販売していました。
1972年のナイキの初代ロゴ
出典:Wikipedia
1971年に「キャロライン・デビッドソン」がデザインしたナイキの初代ロゴです。当時はNIKEの文字が小文字となっており、現在知られているナイキのロゴデザインとは大きく異なることが分かります。
1978年のナイキのロゴ
出典:Wikipedia
初代ロゴは曲線のあるデザインが特徴的でしたが、こちらのロゴは直線的で以前とは異なる仕上がりになっているのが分かります。この頃から、スウッシュの上にNIKEの文字が乗っているデザインが確立され始めました。なおこのロゴは現在でもシューズボックスなどに使用されています。
1995年以降のナイキのロゴ
出典:NIKE
1995年から現在も使われているナイキのロゴです。NIKEの文字がなくなり、シンプルなデザインとなっています。スニーカーはもちろん、Tシャツやパンツなどあらゆるアイテムにプリントされている最もメジャーなナイキのロゴです。
スウッシュ以外のナイキロゴの種類
ナイキのロゴで最も有名なのはスウッシュですが、実はそのほかにもいくつかあります。3章ではスウッシュ以外のナイキのロゴについてご紹介します。
ジャンプマン(Jumpman)ロゴ
出典:NIKE
ジャンプマンのロゴは「マイケル・ジョーダン」のシグネチャーモデルであるジョーダンシリーズのシンボルです。このロゴが採用されたのはエアジョーダン3からで、このロゴの元となったのは「マイケル・ジョーダン」本人です。
ジャンプマンのロゴは「マイケル・ジョーダン」がダンクシュートをする姿が落とし込まれたデザインとなっています。
ナイキ エスビー(NIKE SB)ロゴ
出典:NIKE SB
2002年に誕生したナイキエスビーのロゴです。このデザインは、スウッシュの上にNIKEの文字が乗っている1978年のナイキロゴによく似ています。
ナイキエスビーはスケートボード用に開発されたスニーカーのため、耐久性や安全性に特化しており、抜群の履き心地を実現しました。
また、機能面にくわえ多彩なデザインも注目を集め、とくにストリート系コーデとの相性がよく、ファッションアイテムとしても選ばれることも多い人気シリーズです。
風車ロゴ
出典:NIKE
スウッシュを組み合わせることで風車のような形になっているデザインです。
このロゴは、環境循環をイメージしたものとなっており、主にサスティナブル商品につけられています。最近はダンクローのネクストネイチャーシリーズや、エアマックスのプリデイ(Pre-Day)のインソールにデザインされています。
ナイキ ACGロゴ
出典:FIZZY MAG
1989年に誕生したナイキのアウトドアライン「ACG」のロゴです。ACGは“All Conditions Gear(オール・コンディションズ・ギア)”の略となっており、ロゴにはこの頭文字が使用されています。
ACGは、山など気候が変わりやすい場所でも対応できるシューズやジャケットなど機能性の高いアイテムを揃えており、登山家やキャンパーなどから近年注目を集めている人気シリーズです。
ここまでさまざまなロゴを紹介してきましたが、ナイキのロゴデザインを楽しめるアイテムといえばスニーカーでしょう。下記の記事では、ナイキスニーカーの人気モデルを紹介していますので、ぜひチェックしてください。
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5 まとめ
今回、ナイキのロゴについてご紹介しました。ナイキのロゴ「スウッシュ」は、世界的に有名なブランドの象徴です。ナイキのロゴといえばスウッシュといわれるほど世界中で広く認知されています。
とはいえナイキをよく購入する方や、身につけている方でも、ロゴについてはよく知らなかった方も多いのではないでしょうか?
こちらの記事をきっかけにナイキのロゴについて理解をより深めていただけたら幸いです。