「エクストリームウォッチ」をポリシーとしているスイスの時計ブランド「Richard Mille（リシャール・ミル）」。これまでの時計メーカーとは一線を画す素材や機構を採用するなど、ユニークかつ機能性の高い時計を発表しています。どのアイテムも高額ながら根強い人気を誇っているのも特徴です。
本記事では、リシャール・ミルの中でも2億円を超えるレアモデルをまとめています。ブランドコンセプトや高額でも売れる理由なども紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。
目次
リシャール・ミルのブランドコンセプト
2001年に市場デビューを果たし、以来20年以上にわたって多くの高級時計を発表しているリシャール・ミル。「腕時計のF1」をブランドコンセプトとしており、丈夫でありながらも繊細なデザインの腕時計は数多くのセレブリティやスポーツ選手などからも高く評価されています。
創設者であるリシャール・ミル氏は、複数の高級ブランドに携わった経験を有しており、先進的でありながらも伝統を重んじた腕時計を開発し続けています。
2億円超！リシャール・ミルのレアモデルをご紹介
ここではリシャール・ミルの手掛けるレアモデルの腕時計の中から、2億円を超えるアイテムをピックアップしています。それぞれのモデルの特徴をまとめているので、アートと技術の織りなすユニークな時計の魅力に触れてみてください。
RM 53-02 トゥールビヨン サファイア
「RM 53-02 トゥールビヨン サファイア」は、トリプルカーブを描くトノーケースが印象的な腕時計です。世界限定10本のみの生産で、ベゼル、ミドルケース、ケースバックはすべてサファイアクリスタルで成型されています。
表面と奥行きが一体となるほど澄んでおり、二重構造を採用したスケルトン地板で固定されたムーブメントは、それだけが宙に浮かんでいるかのように全方向から見ることができるでしょう。価格は2億8,050万円（税込）です。
RM UP-01 フェラーリ
モータースポーツ界の名門であるフェラーリとのパートナーシップによって誕生した腕時計です。厚さわずか1.75mmというウルトラフラットモデルで、ムーブメントの厚さはたったの1.18mmと非常に薄く、卓越した技術力が凝縮された1本となっています。
超薄型腕時計でありながら、5,000Gを超える加速衝撃にも耐えられる堅牢さを持っているのもポイントです。価格は2億6,180万円（税込）で、150本の限定生産となっています。
RM 056 ジャン・トッド
フランス出身の自動車技術者兼ナビゲーターであるジャン・トッド氏のキャリア50周年を記念したモデルです。ケースにはジャン・トッド氏の好きな色である青を取り入れるために、サファイアクリスタル製に。
価格は2億4,750万円（税込）です。ケースの機械加工には40日程度、ブリッジの製造には20日程度かかるので、製造の難しさから世界3本の限定生産と希少性が高く、コレクターから高い評価を得ています。
RM 56-02 トゥールビヨン サファイア
透明感があり反射しにくい3層ケースが特徴的な1本です。このケースには丈夫で傷付きにくいサファイアクリスタルが使われており、希少な貴石のかたまりを削り出して製造しています。1ミリでもずれると部品にひびが入ってしまうため、1ケースあたり960時間かけて丁寧に作っています。
グレード5チタンでできた地板をケース内で支えているのは、厚さわずか0.35mmの編組ケーブルで、全体的に頑丈な造りになっているでしょう。価格は2億2,880万円（税込）です。
RM 056 トゥールビヨン クロノグラフ サファイア フェリペ・マッサ 10TH
F1ドライバーとして活躍しているブラジル出身のフェリペ・マッサ氏は、リシャール・ミルとパートナーシップを結んだ最初のスポーツ選手です。長年にわたってリシャール・ミルの手掛ける腕時計のテストドライバーを務めており、キャリア10周年を記念して作られました。
スプリットセコンドクロノグラフとトゥールビヨンなど、時計製造においてもっとも繊細で美しい複雑機構を採用しています。価格は2億2,250万円、製造本数は世界でたった10本です。
リシャール・ミルが高くても売れる理由
リシャール・ミルの腕時計は安価なモデルでも5,000万円以上という高い価格設定をしていますが、発表したアイテムは瞬く間に完売しています。ここからは、リシャール・ミルが高くても売れる理由について紹介します。
素材へのこだわり
リシャール・ミルは創業当初から、素材にとことんこだわってきたブランドです。具体的に、F1レーシングカーや航空機など、革新的な業界で取り入れられているチタンやカーボンといった素材を時計製造に採用しています。
また、風防に使われることが多いサファイアクリスタルをケースに搭載するなど、希少性の高い素材を使っているぶん価格も高くなるのです。しかし、これらの素材は軽量でありながらも優れた強度を有しており、他のブランドと一線を画す立ち位置を確立しています。
機能性の高さ
機械式時計としての機能性の高さを備えているのも、リシャール・ミルが高くても売れる理由の1つです。リシャール・ミルのアイテムは、トゥールビヨンといった複雑機構を採用しているものが多く存在します。この機構は壊れやすく、観賞用時計に採用されるケースがほとんどでした。
しかし、リシャール・ミルは同じ機構でありながら、投げても壊れない、キズ付かない腕時計を開発。高精度なクロノグラフ機能や耐磁性、防水性なども搭載したハイスペックな腕時計へと仕上げているため人気が高いのです。
モデルの希少性
リシャール・ミルの腕時計は、今回紹介したモデルのように限定生産されているモデルが多いのが特徴です。市場に出回る本数が限られていれば、そのぶん希少性は高まります。もともとの本数が少ないため中古市場においても流通量は少なく、希少価値が下がることはほとんどありません。
リシャール・ミルは希少価値を高めるために本数を限定しているのではなく、技術と時間の問題で限られた本数しか製造できないのだという点も、魅力のひとつなのでしょう。
リシャール・ミルは高価買取も期待できる
中古市場でもなかなか出回らず、欲しいのに手に入れられない人が多いアイテムほど高い評価を得ます。その点、リシャール・ミルの腕時計は本数を限定して製造されているうえ、ブランドの認知度も高まりつつあるため、高値で取引されるケースが多いです。
人気のモデルであれば購入額を超える高価買取が期待できます。もちろん、どのモデルも売却価格が下がりにくいため、換金率を心配せず安心して取引できるブランドだといえるでしょう。
リシャール・ミルの魅力を深く知ろう
リシャール・ミルには、最先端技術による優れた時計構造と伝統を意識した洗練されたデザインを有した腕時計が揃っています。技術をふんだんに使い時間をかけて製造していることから、いくら高くても人気が衰えることがありません。
ブランド品の買取・販売を行う「ブラリバ」では、ブランド時計の買取も積極的に行っており、リシャール・ミルなどの高級時計も適正価格で売却できます。市場調査や販売ルート構築も徹底するなど、高価買取が可能なシステムを実現しているのもポイントです。ぜひお気軽にお問い合わせください。