これまでのプラチナ相場から見るプラチナの効率的な売り方を解説!

結婚指輪の素材としてよく使用されているプラチナには相場が存在していることはご存知でしょうか?
プラチナの相場は現在、3,000円前後を推移しています。ここで金の相場を例にあげますと、近年の価格高騰で6,000円台をキープしています。

金額だけで見てしまうと金よりも価値の低い素材だと思われてしまいますが、昔は1gあたり7,500円と圧倒的に金よりも高値で取引されていたことをご存知でしょうか?

この記事では、プラチナ相場の下落に影響した事柄や下落傾向に向かった要因プラチナ価格の今後の変動などを解説していきます。ぜひ、ご覧になってください。

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1 相場価格で振り返るプラチナの価格事情

これまでのプラチナ相場の動向と世界の動きを振り返ることで、今後の値動きを把握することができます。

それでは、過去20年間のプラチナ相場の動向を見ていきましょう。

1-1【2001年~2010年のプラチナ相場】最高額は7,500円を超える

最高

最低

平均

2001年

2,574円

1,671円

2,142円

2002年

2,467円

2,001円

2,238円

2003年

2,987円

2,372円

2,634円

2004年

3,329円

2,782円

3,008円

2005年

3,968円

2,871円

3,245円

2006年

5,145円

3,724円

4,337円

2007年

5,705円

4,334円

5,001円

2008年

7,589円

2,454円

5,409円

2009年

4,411円

2,749円

3,717円

2010年

5,385円

4,197円

4,635円

出典:田中貴金属

2008年には最高額が7,589円に到達しています。2002年と比べてみると5,122円の差になります。

それではこの10年間で相場に関係のあった出来事を紹介していきます。

2001年:平成不況

平成不況とは、日本のバブル崩壊後に訪れた大不況の通称です。この不況は2002年の1年間だけでなく、1991年1993年(第一次平成不況:バブル崩壊)、1997年1999年(第二次平成不況:アジア通貨危機)、2000年~2002年(第三次平成不況:ITバブル崩壊)の3つの時期を指します。2001年はインターネット関連企業の実需投資や株式投資が、実態を伴わない異常な高値になったことで不況が起りました。

2003年~2006年:アメリカ、中国のバブル経済

2003年から2006年にかけてアメリカや中国において住宅や不動産のバブルが発生しました。アメリカや中国の市場は大きく世界での経済に大きな影響を与えました。

2004年~2008年:オイルバブル

世界中の原油や石油などの資源においてバブルが発生しました。これは原油先物取引において大量に流れ込んだ投機が原因で起こったバブルです。アメリカ、中国の住宅や不動産バブルとこのオイルバブルが合わさり、さらにプラチナの高騰は加速します。この高騰は止まることなく上昇し続け、7,589円まで到達します。

2007年~2010年:世界金融危機

世界金融危機とは、2007年9月から顕在化したサブプライム住宅ローン危機を発端としたリーマン・ショックと、それに連なる一連の国際的な金融危機を指します。このことが引き金となり、世界的な経済衰退を迎えることになります。

2010年:南アフリカでワールドカップを開催

南アフリカは、プラチナの採掘量が世界の7割を誇る資源国です。南アフリカでワールドカップが開催されたことでGDPが上昇し、プラチナの相場も上昇しました。

以上の5つの出来事がこの10年間における相場に影響のあることになります。
相場の上昇には経済の上向きが関係していることがわかります。ここでは、“景気が重要”ということを頭に入れておきましょう。

1-2 【2011年~2020年のプラチナ相場】2016年以降は3,000円台をキープ

最高

最低

平均

2011年

5,054円

3,626円

4,522円

2012年

4,636円

3,577円

4,078円

2013年

5,305円

4,217円

4,740円

2014年

4,977円

4,298円

4,759円

2015年

4,928円

3,367円

4,205円

2016年

3,890円

3,207円

3,535円

2017年

3,816円

3,287円

3,523円

2018年

3,678円

2,815円

3,215円

2019年

3,438円

2,870円

3,120円

2020年

3,684円

3,321円

3,114円

出典:田中貴金属

続いては2011年からの10年間を紹介していきます。リーマンショックで落ち込んだプラチナ相場が2013年に若干盛り返しています。ですが、2015年には落ち込み始めてしまっていますが何があったのでしょうか。

2013年:ディーゼル車の普及

詳細については2章で詳しくお伝えしますが、ディーゼル車の普及によりプラチナ相場が高くなりました。車の中にはプラチナが使用されているため、その影響でプラチナの価格が上昇しました。

2015年:南アフリカのGDPが落ち込む

南アフリカはGDPの最大値を2010年に更新しましたが、2015年に落ち込んでしまいます。しかし、世界経済はそこまで冷え込んでおらず、3,000円台をキープしています。

ここまで、プラチナと経済の密接な関係について紹介してきました。
プラチナの価格相場と経済の動きはほぼ連動しており、車が売れることでプラチナの相場も上昇します。そのことを理解することができれば、ある程度の値動きは想像することができてきます。

それでは、2021年のプラチナ相場を見ていきましょう。

1-3【2021年のプラチナ相場】4,000前後を推移する

 最高値最低値平均値
2021年1月3,795円3,577円3,701円
2021年2月4,481円3,744円4,125円
2021年3月4,334円3,944円4,188円
2021年4月4,433円4,155円4,305円
2021年5月4,448円4,188円4,329円
2021年6月4,295円3,797円4,090円
2021年7月4,116円3,820円3,958円
2021年8月3,830円3,538円3,675円
2021年9月3,703円3,344円3,554円
2021年10月3,943円3,523円3,766円
2021年11月4,057円3,653円3,887円
2021年12月3,642円3,488円3,542円

出典:田中貴金属

この表を見ているとこの1年間で800円近くの値動きがあったのがわかります。
1gあたり800円動くということは単純に100g持っていた場合には80,000円以上になることもあります。これからプラチナ投資をお考えであれば、まずは日々の相場を見て感覚を養うようにしましょう。

1章では過去の相場についてお話しましたが、「景気」「車」「南アフリカ」3つのポイントがあることはお分かりいただけたのではないでしょうか。
次章ではその3つのポイントについて掘り下げて解説していきます。

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2 プラチナの相場に影響してくる3つのもの

プラチナの相場を予想するには何が相場に影響しているのかを知る必要があります。
ここでは相場に影響を与える3つのポイントについてお話ししていきます

・景気
・車
・南アフリカ

これから投資を始める人はもちろん、すでにプラチナに投資をしている人には必須な情報ですので、ぜひ最後までお読みください。

2-1 その経済が好景気ほど相場が上がる可能性が高い

プラチナは好景気ほど相場が上がるという特徴を持っています。

プラチナは主に工業用貴金属として取引されているため、好景気で消費が促進されると需要が高まります。もちろんプラチナは装飾品としても取引されていますので、好景気であればプラチナ製装飾品の販売量も増え相場も上がります。

逆に景気が冷え込み消費が抑えられてしまうと、プラチナの需要が少なくなり、それに比例してプラチナの相場も下がります。
プラチナ相場には景気の上昇が重要だということを覚えておきましょう。

2-2 そのプラチナの相場上昇には車の販売数が影響

先述の通り、プラチナは工業用に使用されています。プラチナの使用割合は、全体の65%以上が工業用として取引され、その中でも排ガス媒体向けに使用されているのが40%を超えます。ちなみに宝飾品として使用されているのは全体の34%ほど。
「排ガス媒体」は主にディーゼル車に使用されています。なので、ディーゼル車が売れることでプラチナの需要が高まり、相場が上昇します。

最近ではディーゼル車よりもガソリン車の方が普及していることもあって、排ガス媒体へのプラチナ使用は減ってきています。
ですが、車の販売台数上昇はプラチナ相場の上昇のきっかけになることは間違いはありません。

ちなみに、ガソリン車の排ガス媒体はプラチナではなくパラジウムが使用されているので、近年ではパラジウムの相場が上がってきています。

2-3 その南アフリカの通貨であるランドの為替レートで変動

世界にあるプラチナの7割は南アフリカで発掘されているため、南アフリカの経済が深く関係しています。ここで確認しておきたいのが、為替ルートになります。
もちろんGDPの数値をみて経済を確認することはできますが、GDPは3ヶ月ごとでしか確認することが出来ません。なので、日ごとでプラチナ相場を予測したいということであれば、南アフリカの通貨である「ランド」の為替レートを確認するようにしましょう。

長期的な運用をするのであれば、経済の動きやGDPを見るのと同時に、南アフリカの経済には敏感でいるようにしておくと良いでしょう。

以上がプラチナの相場に影響することでした。

2章の話をまとめますと、好景気であれば相場は高くなり、不景気であれば相場は安くなります。これは金とは真逆の特性で、為替相場と同じような特性を持っています。

また、金とは違いプラチナの需要は比較的わかりやすくなっています。景気の上昇や車の需要はニュースを読むことである程度知ることができます。
プラチナの投資は初心者でも行いやすいので、もし興味があれば少ない金額からチャレンジしてみてもいいでしょう。

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3 売るときに注意するべき3つのこと

最近では貴金属の相場が上がっていることもあり、貴金属の買取をしているお店が増えてきました。

昔であれば、貴金属の買取は質屋や地金屋しか対応していませんでしたが、今ではリサイクルショップや古着屋でも買取を行っています。
基本的にはどこで売っても問題ありませんが、お店選びを間違えるだけで1g当たり1,000円以上損してしまうことだってあります。

そのような損をしないために売るときに注意するべきことを紹介していきましょう。

3-1 売るときは必ず相場を確認!

売ると決意したとしても、即断して動くのはとても危険です。1章でも紹介したように、1年間の間で1,000円以上の値動きがあるときもあります。なので、売ると決めたとしても相場を必ず確認して今プラチナ相場が上昇しているというのであれば、売ることを検討してもいいかもしれません。

3-2 経済の動きは敏感になっておこう

2章で紹介したように、経済が好景気に向かっているのかどうかや、南アフリカの通貨である「ランド」の値動きを確認しておくようにしましょう。

いくら相場が上がっているからといっても、すぐに動くのは相対的に損をしてしまう可能性だってあります。なので、必ず経済とランドの値動きを確認して売り時を見極めるようにしましょう。

もし、少しでも景気の上昇やランドの値動きが上向きになるのであれば、売却を考えてもいいでしょう。

3-3 お店を選ぶ時は事前調査を怠らない

皆様は買取店によって価格が違うことはご存知でしょうか?

買取店は金やプラチナなどの貴金属で購入したものを地金商社に売却します。しかし、地金商社とつながりがない会社では、お客様から買い取った物をそのまま買取店へ売りに行くこともあります。
ここで重要なのは、お店に高い金額で買い取ってくれる卸先があるかどうか。

また、卸先がなくても買取金額が高い場合があります。それは地金を自社で溶かし、自社で製造販売しているケースです。一般的に有名なのは『田中貴金属』があげられます。地金屋の場合には自社で買取したものを自社で販売することができるので、高く買取ることができます。

ここではお店選びで気を付けるポイントを紹介していきます。

リサイクルショップや総合買取店での売却は控えよう

リサイクルショップや総合買取店は取り扱い商品の数が多いことが特徴です。買取の商品数が多いことはメリットではありますが、その逆にデメリットもあります。それは卸先が少なく、買取額が安い可能性があること。卸先のほとんどはリサイクル品を購入したいと考えているお客様相手なので、金額は安くなりがちです。

また、購入の際に取り扱い点数はメリットとなりますが、買取を行うときはデメリットにもなり得ます。商品を多く扱っているということは、ひとつひとつの商品の買取金額は低くなってしまいます。なので、リサイクルショップや総合買取店で買取を行うことは控えるようにしましょう。

店頭で相場を掲載していなければ査定額は低い

値段に自信があるのであれば、お客様が目に付きやすいお店の前に相場を記載しています。逆に査定額に自信がない業者は店頭などお客様の見えるところに相場を記載することはありません。

また、相場を記載していない店舗はトラブルが多い店舗の可能性だってあります。そんなお店は買取だけでなく貴金属の販売でも信用できないのでなるべく避けるようにしましょう。

ネットで相場を掲載している店舗を選ぼう

一番のおすすめはインターネットで相場を掲載し更新している店舗を選ぶことです。
インターネットで集客しているお店は、店頭にきた人だけでなく全国を対象としています。そのため、ちゃんとした集客や査定を怠ることはありません。

金やプラチナの相場が更新されるタイミングは毎日ではなく、土日を除いた平日の10時頃相場が更新されます。その時間に更新されているのであれば、ちゃんとしているお店かどうかを知ることができます。

ちなみに当社が運営するブラリバでは、貴金属製のアクセサリーやインゴット、金貨や銀貨などを買取しています。

また、当社はブランド品にも特化しておりますので、もしも買取やブランド品の買い替えをお考えであればぜひ一度お問い合わせください。

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まとめ

さいごまでお読みいただき、ありがとうございます。

この記事で伝えたかったことは、好景気=プラチナ相場が上がるということ。
また、プラチナの70%は南アフリカで採掘されているので、南アフリカの景気が特に影響しやすいということです。
現在の南アフリカのGDPは上昇しているため、今後相場が上がる可能性が大いにあります。

相場の上昇を見極めて少しでも高く売れるタイミングでプラチナを売却してしまいましょう。

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