【ウブロ入門編】価格別の特徴から欲しいウブロを見つけよう

高級時計ブランドの中でも歴史は比較的浅いウブロ。
世界中の有名人やスポーツ選手などに愛用されていることから、時計愛好家はもちろん一般層にも注目されています。

ですが、高級時計ということは何となく分かっても、どのくらいの価格で売っていて、なぜ人気なのかと疑問をお持ちではないでしょうか？

今回は、ウブロが売れ続けている理由と、価格帯別の特徴をご紹介させていただきます。

高価なウブロが売れ続る2つの理由

この記事をお読みの皆様はウブロと聞いてどのような印象をお持ちでしょうか？

人によっては、2016年に田中将大選手が『さんまのまんま30周年スペシャル』で明石家さんまさんにプレゼントした時計というイメージを持っている方もいらっしゃるかと思います。

「新春大売り出し #さんまのまんま 30周年スペシャル」ご覧になりましたか？田中将大選手 @t_masahiro18 が明石家さんまさんにプレゼントしたウブロ #Hublot ウォッチは「アエロ・バン MT88」！ pic.twitter.com/XF1h0SNhqK

— ウブロジャパン/Hublot_Japan (@Hublot_Japan) January 2, 2016

また、他にもスポーツ選手や芸能人が愛用しているなど、成功者が着用しているイメージが強いのではないでしょうか。

実は、ウブロのマーケティング戦略により「ウブロ＝成功者の証」というイメージが定着し、現在でもその印象を持っている人が多くいらっしゃいます。

それでは、なぜウブロは売れ続けているのでしょうか。

その理由は、「ウブロ＝成功者の証」というイメージ、これまで他のブランドが使用したことなかった『素材』に秘密があります。

この章では、ウブロがなぜ売れ続けているのか説明していきます。

ウブロ＝成功者の証というイメージが根付いた

ウブロは1980年に設立し、他の時計ブランドと比べてもまだまだ若い会社。
そんなウブロは、2003年に経営難となり倒産の危機に瀕していました。

ウブロの人気が出始めたのは2004年に『ジャン=クロード・ビバー』がCEOに就任し、2005年に現在でも人気のモデルである『ビッグ・バン』シリーズを発表したことにあります。

初期のビッグ・バン（301.SB.131.RX）

このビッグ・バンを発表するタイミングで、イタリアの高級時計ブランド「パネライ」によりデカ圧ブームが到来。このトレンドに乗ることで、ビッグ・バンは大流行して知名度が爆発的に上がりました。

そして、ウブロは無事軌道に乗ることに成功。経営者であるジャン＝クロード・ビバーが、メディアで大々的にアピールすることで売り上げに拍車をかけます。

この復活劇もあって、ウブロは注目を浴びると共に、経営者たちに大きな印象を与えました。

この後、ウブロは高度なマーケティング戦略を駆使し、名を馳せたスポーツ選手を起用。さらに、革製品の老舗「ベルルッティ」などのコラボをすることで知名度と人気を止めることなく上げていきます。

どのブランドも使用したことがない先進的な素材を使用している

ウブロの特徴は発売された時期によって変わってきます。

ビッグ・バンより前のモデルでは「バニラの香りがするベルト」だったり、初期ビッグ・バンでは「カーボン文字盤」、現行品では「傷がつきにくい金」「金属アレルギーでも大丈夫なチタン」など…。数え切れないほど、色んな特徴があるのがあります。

腕時計のほとんどは、金属製の本体とブレスレット、またはレザーベルトが一般的。ですが、ウブロは昔からバンドの素材にラバーを使用しています。

ビッグ・バン誕生の2004年にはカーボン素材×ラバーベルトという今までにない素材を組み合わせたことで、他ブランドにはない差別化を行うことができたのです。

そしてこの差別化は今でも健在、ビッグ・バンに限らず先進的な素材を使っていることで、その特徴を維持しているのです。
ここからは、ウブロが採用している素材についてご紹介させていただきます。

ウブロが採用している素材

◆カーボンファイバー

ビッグ・バン ウニコ カーボン

カーボンファイバー（炭素繊維）は軽くて高硬度、しかも熱に強い素材でもあります。使用用途は、レーシングカーの車体やスキー板、釣り竿、ゴルフのシャフトなど、多岐に渡って使われているのです。

鉄よりも軽くて強いカーボンファイバーは、加工が難しくコストが高いこともあって、流通量の少ない素材でした。しかし、ウブロはこのカーボンファイバーを取り入れ、見事大ヒット商品へと昇華させたのです。
傷がつきにくいことが人気の証といえるかもしれません。

◆マジックゴールド

ビッグ・バン フェラーリ ウニコ マジックゴールド

マジックゴールドとはウブロ社が独自開発した素材で、18金の柔らかく傷つきやすいという難点を独自の配合で克服しています。
独自開発は他の時計メーカーも行っていますが、ほとんどは高級感を演出するためのもので、硬度や耐久性に着目したのはウブロだけなのです。
マジックゴールドの配合率は金75%、セラミック（炭化ホウ素）約22%、アルミニウム約3%となっています。

◆キングゴール

ビッグ・バン ウニコ キングゴールドセラミックド

出典：HUBLOT

キングゴールドはマジックゴールドと同様、ウブロで独自開発された18金です。
ピンクがかった色になるように配合されているため、硬度よりもラグジュアリー感が増した印象になります。また、ラグジュアリー感を演出してくれるだけではなく、経年劣化による変色も起きにくいような工夫もされています。

◆セラミック

ビッグ・バン セラミック ブルー

出典：HUBLOT

一般的にセラミックは陶器やガラス、最近では歯科治療として使用されていますが、ウブロでは時計の素材として使用されています。

最近ではこの素材を使用するブランドも多く、「シャネル J12」や「オーデマ・ピゲ ロイヤルオーク オフショア」などが使われています。高級時計では比較的見ることの多い素材といってもいいかもしれません。

また、セラミックの色は白や黒が一般的ですが、ウブロは時計業界で初の赤色と青色のセラミックを開発。カラーセラミックが欲しいという方に多く選ばれています。

◆チタニウム

クラシック・フュージョン チタニウム ブルー

出典：HUBLOT

近年では一般的な素材となっているチタニウムは、アレルギー反応が少なく、どんな人でも着用できるのが魅力。チタニウムは、ウブロの中でも人気が高く、最も選ばれている素材といっても過言ではありません。
ですが、チタニウムにメッキ加工してある場合は注意が必要です。加工素材によっては、アレルギー反応を起こしてしまう場合もありますので必ず注意するようにしましょう。

ウブロで使用されている先進的な素材は紹介してきた5つとなります。

ウブロが人気を保ち続ける理由は、徹底されたイメージ戦略にどのブランドも使用したことがない先進的な素材を使うことで、ウブロの独自性を演出できているのです。

価格帯別おすすめのウブロ～メンズ編～

2章では、価格帯別でおすすめしたいウブロのメンズ時計を紹介していきます。

価格帯は大きく分けて下記8種類となります。

最低価格は847,000円で最高価格は31,867,000円でした。（店舗限定モデルを含めると41,668,000円）

最も出回っているモデルは150万円までの価格が多く、人気なモデルもここに集中しています。特にラグジュアリーなモデルが欲しい場合、200万円以上のモデルを選ぶといいでしょう。

【100万円以内】クラシック・フュージョンのシンプルなデザイン

クラシック・フュージョン チタニウム ディープブルー

出典：HUBLOT

このモデルはクラシック・フュージョンというウブロの中でも最もシンプルなデザインで最も安価なモデルです。

クラシック・フュージョン チタニウム ブルー

出典：HUBLOT

1つ前で紹介したモデルのケースサイズ違いとなります。
ケースサイズとは、時計の大きさを意味し、サイズが大きいモデルほど男性に似合いやすくなっています。ウブロを選ぶ際には金額、素材の他にもケースサイズを見てみましょう。

100万円以内の商品は、上記の2モデルとなります。さらに、色違いのモデルも多くラインナップされていますので、一緒にご紹介していきます。

◆42mmのモデル

◆45mmのモデル

ウブロの中でも最も安く種類も豊富なので、初めて購入したいという方はこの価格帯から初めてみてはいかがでしょうか

【100～150万円】クロノグラフ、ビッグ・バン、ダイヤモンドなど

クラシック・フュージョン チタニウム ブレスレット

出典：HUBLOT

まずは100万円～150万円の商品の最低価格のモデルからご紹介します。

このモデルは前項で紹介したクラシック・フュージョンのベルトもチタニウムでできているモデルです。とてもシンプルなデザインとなっているのでスーツ姿でも似合い仕事でも安心して着用することができます。

クラシック・フュージョン クロノグラフ チタニウム グリーン

出典：HUBLOT

前項で紹介したクラシック・フュージョンのストップウォッチ機能（クロノグラフ）がついたモデル。さらに、6時の部分に日付機能も搭載しています。
クロノグラフが搭載されるだけで価格が30万円近くも変わってきますので、その点も覚えておきましょう。

ビッグ・バン スチール ダイヤモンド

出典：HUBLOT

1章で紹介したウブロの主力商品のビッグ・バン。売れ筋モデルはクロノグラフがついていますが、このモデルはクロノグラフ非搭載のモデルになります。

ビッグ・バンの特徴であるチタニウム×ラバーストラップは、他のブランドにはない特徴なのでウブロの中でも人気なデザインとなっています。

ケースサイズが38mmと小さいモデルとなっておりますので、男性の中でも腕が細い方や女性で大きい時計が欲しい方にピッタリのサイズです。

ビッグ・バン スチール

出典：HUBLOT

ビッグ・バンの中で最もポピュラーで、まさにシンプルイズベストという言葉が似合うモデルです。黒とシルバーでシンプルな色合いなので、ビジネスシーンでも使っている人が多くいます。

また、ビッグ・バンを始めて購入する方はこのモデルから始める方も多くいらっしゃいます。もし、購入に悩んでいるのであれば、このモデルを基準にして選んでみるといいかもしれません。

ビッグ・バン スチール

出典：HUBLOT

前述モデルのダイヤルとベゼル素材、ストラップが若干異なるタイプになります。

【150～200万円】コラボモデルや異素材が多くラインナップ

クラシック・フュージョン クロノグラフ ジーンズ

出典：HUBLOT

ラバーベルトとダイヤルにデニム素材を使用しているモデル。とてもカジュアルなモデルなのでプライベート着用を目的とした方が購入することが多くいます。

金額が150万円を超えると、このような珍しい素材を使ったものがちらほら出てくるようになります。

ビッグ・バン スチールセラミック

出典：HUBLOT

前項で紹介したビッグ・バンのセラミックベゼル＋カーボンエフェクトのダイヤルを使用しているモデルです。ビッグ・バンの初期モデルで一番人気のデザインです。

カーボンエフェクトの文字盤が市松模様のようなデザインとなっているのでこの模様が好きな方にはドンピシャなモデルでしょう。

クラシック・フュージョン ベルルッティ スクリット フラットビアンコ

出典：HUBLOT

革製品ブランドのベルルッティとコラボしたモデルのクラシック・フュージョンです。

ベルルッティは、富裕層に愛されている超高級の革製品ブランドです。この会社は、財布やバッグ、革靴などを取り扱っています。

クラシック・フュージョン クロノグラフ チタニウム キングゴールド

出典：HUBLOT

ベゼルにキングゴールドという素材を使用したクラシック・フュージョンになります。キングゴールドはピンク色が強くなるように配色されているので、ラグジュアリー感が強いモデルです。

ビッグ・バンブラックマジック

出典：HUBLOT

セラミック製のウブロ。セラミックの時計というとCHANEL J12が有名ですが、ウブロでも採用されています。セラミックは好みが分かれる素材なので、購入の際は質感などを実際に目にするといいでしょう。

クラシック・フュージョン アエロ・フュージョン チタニウム ブレスレット

出典：HUBLOT

クラシック・フュージョンのアエロモデル。このモデルの特徴は、機構が半分透けていてカレンダー部分は丸見えになっていることです。機械的な時計が好きな方が好む傾向にあります。

【200～300万円】スピリット オブ ビッグ・バンやウニコがメイン

スピリット オブ ビッグ・バン チタニウム ブルー ダイヤモンド

出典：HUBLOT

ウブロから発売されているトノー型モデル。これまでのモデルにはない樽の丸みをモチーフにしています。

ビッグ・バン スチール パヴェ

出典：HUBLOT

パヴェは、ベゼルだけでなくケースにもダイヤモンドが敷き詰められたモデルです。ケースにもダイヤモンドを使用することで、よりラグジュアリー感が強くなっています。

ビッグ・バン ウニコ チタニウム ホワイト

出典：HUBLOT

ウニコとはウブロが独自開発したムーブメント。ユニコはスペイン語で「唯一・ユニーク」という意味を指します。このウニコは、330個の部品から作られているムーブメントで、必要なモジュールだけを取り外しすることができるのでスムーズに部品交換が可能です。

ビッグ・バン スチール ダイヤモンド

出典：HUBLOT

前項（100～150万円）で紹介したビッグ・バンのクロノグラフモデルです。クロノグラフがついたことで100万円の価格がアップしました。また、カラット数も0.87ctから1.7ctに増えています。

クラシック・フュージョン フェラーリ GT チタニウム

出典：HUBLOT

フェラーリコラボのモデルです。ムーブメントにはウニコが使われております。

フェラーリのエンジン部分のように内部が見えるようになっており、とても機械的ですが洗礼されたデザインです。

スピリット オブ ビッグ・バン チタニウム パヴェ

出典：HUBLOT

スプリット オブ ビッグ・バンのパヴェモデルです。

トノー型のモデルはラグジュアリー感が元々強いですが、ダイヤモンドをベゼルにも敷き詰めることによって、さらにラグジュアリー感が増しています。

ビッグ・バン ウニコ マジックゴールド

出典：HUBLOT

マジックゴールドという18金を使用しており、傷がつきにくいように加工されているモデルです。

【300～500万円】18金素材が増えジュエリー時計も目立つ

スピリット オブ ビッグ・バン オールブラック イエロー

出典：HUBLOT

スピリット オブ ビッグ・バンのセラミック素材を使用しています。このモデルはカラーが豊富で黄色の他に赤、オレンジ、緑があります。

クラシック・フュージョン クロノグラフ キングゴールド グリーン

出典：HUBLOT

150～200万円の価格帯でも紹介させていただいたキングゴールドのケースとベゼルすべてに18金が使われているモデル。ベゼルだけなら160万円、ケースも18金になると300万円と2倍の価格差がつきます。

スピリット オブ ビッグ・バン キングゴールド ダイヤモンド

出典：HUBLOT

スピリット オブ ビッグ・バンのキングゴールドで、ダイヤモンドがあしらわれています。300万円を超えると金とダイヤモンドを使用したモデルが増えてきます。

ビッグ・バン ウニコ チタニウム パヴェ

出典：HUBLOT

ビッグ・バン ウニコのパヴェモデル。高級なウニコのモジュールにダイヤモンドを敷き詰められています。ダイヤルはスケルトンなのでとても派手なデザインです。

クラシック・フュージョン アエロ・フュージョン ムーンフェイズ キングゴールド

出典：HUBLOT

ダイヤル6時の方向には、「ムーンフェイズ」という月の満ち欠けが分かる機構です。この機構は、とても技術的に作るのが難しく、搭載される時計は高価になりやすくなっています。また、安いムーンフェイズの時計だと2～30万円程度で購入することができますが、ウブロのムーンフェイズと比べると制度が桁違いに変わってきます。

ちなみにこのモデルでは「ダイヤモンド」と「パヴェ」が展開され、それぞれ価格は4,697,000円と5,500,000円です。

クラシック・フュージョン インテグレーテッド ブレスレット クロノグラフ キングゴールド

出典：HUBLOT

ケースとベゼル、ストラップすべてが18金でできているウブロ。その風貌はオーデマ・ピゲととても似ています。

最も安い一般的なクラシック・フュージョン（542.NX.6670.LR.JPN18）の重さが81gなのに対してこのモデルは166gもあります。金が使われているモデルでは若干重たくなっているので、重量を気にする場合は、金を避けることをおすすめします。

スピリット オブ ビッグ・バン ムーンフェイズ キングゴールド ブルー

出典：HUBLOT

このモデルはカラーサファイアやアメジストを使ったモデルでジュエリー感が強いモデルです。ブルーだけでなくオレンジ、パープル、ピンクも展開されているので、好みで選びましょう。

【500～1000万円】バケットダイヤや特殊なモデルが現れる

ビッグ・バン ウニコ チタニウム ジュエリー

出典：HUBLOT

ビッグ・バンのダイヤモンドがついているモデルです。

ベゼルに注目すると、ダイヤモンドがバケット式のものを使用しています。（※バケットは長方形のダイヤモンドを指します）

このダイヤモンドのカットの難しさもそうですが、一般的にはダイヤモンドの価値が高いものに使われるカットなので、約800万円の価値があります。

スピリット オブ ビッグ・バン サファイア

出典：HUBLOT

サファイアクリスタルを前面に利用したモデルのスピリット オブ ビッグ・バン。サファイアクリスタルとは通称サファイアガラスとも呼ばれ、人口のサファイアを使用しているガラス（クリスタル）です。硬度はダイヤモンドが10なのに対してサファイアは9とダイヤモンドの次に硬い鉱石なので、とても丈夫な素材を使用しているモデルとなります。

ビッグ・バン MP-11 パワーリザーブ 14デイズ 3Dカーボン

出典：HUBLOT

今まで紹介してきたウブロとは打って変わり、特殊なデザインのモデル。特徴はパワーリザーブが14日も続くことです。

通常パワーリザーブはモデルによって異なりますが、40時間～72時間ほどなので、長期間の利用ができることがわかります。

ビッグ・バン ウニコ サファイア ギャラクシー

出典：HUBLOT

【1000～3000万円】カラーストーンやトゥールビヨンの時計が増える

ビッグ・バン ウニコ キングゴールド レインボー

出典：HUBLOT

常夏をイメージしたレインボーカラーのウブロ。この見た目はパーティーシーンで目立つこと間違いなありません。

ベゼルのバケットカットのカラーストーンに目が行きがちですが、ケースの素材やダイヤルにもカラーストーンがあしらわれています。

スピリット オブ ビッグ・バン トゥールビヨン カーボン ブラック

出典：HUBLOT

パーツは通常の時計よりも少なくなっていますが、機能は強化されているのでとても高価となっています。なお、このモデルは世界で100本しかない限定モデルとなります。

【3000万円以上】パライバトルマリンなど最高峰の素材と機能を兼ね備える

ビッグ・バン トゥールビヨン クロノグラフ カテドラルミニッツリピーター オールブラック

出典：HUBLOT

このモデルは商品名にある「トゥールビヨン」「クロノグラフ」「ミニッツリピーター」という3つの機構を兼ね備えています。中でも「ミニッツリピーター」は、時間を音で知らせる機能で、搭載されている機構の中ではかなりの高額となります。
そのほか、2つの兼ね備えていることもあって、ウブロの中でも技術の最高峰で高額なモデルなので、3,000万円以上の価格で販売されています。着用する時計というよりは、観賞用の芸術品や美術品としての側面があるかと思います。

ビッグ・バン ウニコ ホワイトゴールド パライバ

出典：HUBLOT

このモデルは先述のような機能が搭載されているモデルではなく、価値の高い宝石をふんだんに使用しているので販売価格が3,000万円を超えています。使っている機構はウニコなので200～300万円台のウブロと同じですが、特別なのは「パライバトルマリン」の宝石です。

パライバトルマリンという言葉は聞き覚えがなくとも、トルマリンは聞いたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか？
パライバトルマリンは、通常のトルマリンと比べてとてもきれいなネオンブルーを発色させるトルマリンです。また、世界三大稀少石と呼ばれその希少性と美しさを兼ね備えている宝石です。
そんな希少な宝石をふんだんに使っていることで、この価格帯を実現しているのです。

以上、価格帯別おすすめのウブロ～メンズ編～でした。

ここまでをかんたんにまとめますと、機能が少ないものは価格が安くなり、機能が多く複雑な機構が使われていれば高額になっていきます。
また、宝石が入ったり18金のゴールドが使われているモデルは比較的高くなり、ステンレススチールは安価で購入することができます。

ご購入される場合は、まずどこを重視するのか考えて考えてみましょう。

それでは続いてはレディース編をご紹介させていただきます。

価格帯別おすすめのウブロ～レディース編～

続いてはレディース時計の紹介をしていきましょう。

価格帯は大きく分けて下記7種類になります。

ここで紹介するモデルは、最低価格は660,000円、最高価格は11,528,000円とメンズモデルと比べてレディースモデルは最低価格も最高価格も安価に抑えられています。

レディースモデルもメンズモデルと同様に最も出回っている価格帯は150万円台となります。まだ何を買うのか決まっていないとのことであれば、150万円の時計をみてどんなデザインでどんな機能がついているのかを見てみるといいでしょう。

【100万円以内】クラシック・フュージョンのシンプルなデザイン

クラシック・フュージョン グリーン チタニウム

出典：HUBLOT

レディースモデルでは自動巻きではなくクォーツタイプのクラシック・フュージョンが展開されています。クォーツタイプでは自動巻きではないので価格も安価で抑えることが可能です。

自動巻きにこだわりがなければ、レディースモデルでのみ展開されているクォーツタイプを選ぶことで、予算を抑えることができます。

また、ケースサイズは33mmと小さいサイズなので、腕が細い女性が選ばれることの多いモデルとなります。

クラシック・フュージョン グリーン チタニウム

出典：HUBLOT

先ほど紹介したクラシック・フュージョンの自動巻きのモデルになります。自動巻きになると価格は10万円ほど上がります。ケースサイズは38mmと女性用サイズにしては若干大き目ですが、腕の細い女性でも似合うので33mmと38mmは好みで選ぶようにしましょう。

【100～150万円】レディースモデルはダイヤモンド付きが多くなる

クラシック・フュージョン セラミック ブルー ブレスレット

出典：HUBLOT

セラミックタイプのクラシック・フュージョンになります。セラミック素材の時計は、ラバーベルトや革ベルトと比べてカジュアル感が増すデザインです。カジュアルではありますが、落ち着いているデザインでもあるので仕事場でも問題なく使用することができるでしょう。カラーはブルーの他にブラックもあるため、落ち着いた色の服と合わせる方が多いデザインです。

クラシック・フュージョン チタニウム ディープブルー ダイヤモンド

出典：HUBLOT

前述で紹介した60万円のクラシック・フュージョンのダイヤベゼルバージョンになります。ダイヤモンドが入ることで価格は40万円も上がります。ムーブメントはクォーツタイプなので、こだわりがなければコチラを選ぶといいでしょう。

クラシック・フュージョン ジーンズ ダイヤモンド

出典：HUBLOT

上記モデルのブルージーンズになります。ベルトだけでなく文字盤もデニム素材を使用しており、カジュアルな時計です。ただ、カジュアルというわけではなくダイヤモンドを使用していることにより、カジュアル感の中にも高級感があふれています。

ビッグ・バン スチール ダイヤモンド

出典：HUBLOT

ウブロで最も人気があるのがビッグ・バンというモデルでそのレディースモデルです。ビッグ・バンではラバーストラップとステンレススチールを合わせたモデルで、ウブロを象徴しているデザインとなっています。

このレディースモデルでは最も安価ビッグ・バンはこのモデルとなり、ダイヤモンドがセッティングされています。いままで紹介していたモデルと比べて、1石は小さくなるのですが数が多くなるので高級感が増しています。

また、このモデルの同価格帯ではブラックの他にホワイトとレオパードの3デザインで展開されております。機能は変わらないので好みで選ぶといいでしょう。

なお、このモデルはクォーツタイプのモデルなので自動巻きを求めている方は避けたほうがいいでしょう。

ビッグ・バン オールホワイト ダイヤモンド マザーオブパール

出典：HUBLOT

先ほど紹介したビッグ・バンのパールダイヤルバージョンです。
文字盤に真珠を使用しているため光が乱反射しとても可愛らしく綺麗なデザインとなっています。価格は4万円ほどアップしますので、予算と相談しながら自分にあうウブロを探してみるといいでしょう。

【150～200万円】ベゼル素材にはサファイアが登場！

クラシック・フュージョン セラミック ブルー ブレスレット ダイヤモンド

出典：HUBLOT

前項で紹介したモデルのケースサイズが38mmのダイヤベゼルバージョンになります。ケースサイズが大きくなり、ダイヤが1.20カラットも敷き詰められているモデルです。全体的にブラックでカジュアル感が強く暗い色で落ち着いているデザインでしたが、ダイヤモンドが入ることで一気に高級感があふれております。ダイヤモンドの有無で印象も一気に変わるのでウブロを選ぶ際に重要になっていきます。

クラシック・フュージョン インテグレーテッド ブレスレット チタニウム ダイヤモンド

出典：HUBLOT

チタニウムベルトのクラシック・フュージョンになります。カラーは2種類ブラウンとパープルで用意されています。ウブロはラバーベルトがメインなため、チタニウムベルトはかなり珍しい部類になります。もしも、チタニウムベルトのウブロを探されているのであれば、まずはこのモデルがおすすめです。

2種類のカラーから選ぶことができるので、好みで選択するようにしましょう。

ビッグ・バン ワンクリック ポップアート スチール

出典：HUBLOT

ビッグ・バンのワンクリックというモデルになります。

ウブロのワンクリックとはベルトを簡易的に外すことが可能なシステムのこと。気分で交換することができるので、その時々のファッションに合わせることができます。

また、他モデルでは付属のストラップ（ベルト）はありませんが、この商品の場合にはメインストラップの他に2つのストラップが付属します。交換を前提に作られているモデルなので、ご自身のファッションに合わせて変更するようにしましょう。

150万円を越えるとベゼルがダイヤモンド以外にオレンジサファイアやアメジストなどカラーストーンが使われます。もしもダイヤモンド以外のカラーストーンをお探しの場合には150万円以上のモデルから探すにしましょう。

ビッグ・バン スチールホワイト ダイヤモンド

出典：HUBLOT

ビッグ・バンのクロノグラフモデルです。クロノグラフとは秒針や分針などメインの針に加え3つの針が文字盤に追加されているモデルとなります。機能性が高くなると価格も高くなります。機能性にこだわりがない場合にはクロノグラフがついていないモデルを選ぶようにしましょう。

また、このモデルはサイズが41mmなのでレディースモデルの中でも大きいサイズのモデルとなります。少し大きめな時計が欲しい場合にはこのモデルをおすすめします。

ビッグ・バン ワンクリック サンブルー スチール ダイヤモンド

出典：HUBLOT

タトゥーアーティストのマキシム・ティーチ氏がデザインしたモデルです。幾何学模様を模したデザインが特徴。ウブロの中でも似たようなデザインがなくウブロの中でも特別な立ち位置となります。

【200～300万円】ジュエリー色が強く18金素材が登場する

スピリット オブ ビッグ・バン チタニウム ブルー ダイヤモンド

出典：HUBLOT

金額が200万円を超えるとスピリット オブ ビッグ・バンというモデルが増えてきます。このモデルはトノー型という樽の形をしているモデルになります。この形は横から見たら丸みを帯びている可愛らしいデザインとなっています。

縦長のモデルなのでケースサイズは他モデルと比べて大きいので、大き目な時計が好みであればおすすめしたいモデルとなります。

スピリット オブ ビッグ・バン チタニウム ブルー ダイヤモンド

出典：HUBLOT

ビッグ・バンのパヴェモデルです。パヴェとはダイヤモンドがベゼルだけでなくケースにも採用されています。合計カラット数は1.74カラットなので、ダイヤモンドだけでもかなりの価値があることがわかります。

ビッグ・バン ワンクリック マーク・フェレーロ スチール

出典：HUBLOT

このモデルはフランスの現代画家であるマーク・フェーロ氏の「リップスティック」をモチーフにしています。

ベゼルには左がレッドスピネル、右がターコイズが使用されています。デザイン性に特化しているように見えますが、10気圧（100m）の防水機能も兼ね備えていたり、50時間のパワーリザーブを搭載しているので、機能とデザイン性の高さを兼ね備えています。

クラシック・フュージョン グリーン キングゴールド

出典：HUBLOT

クラシック・フュージョンのキングゴールドモデルです。キングゴールドとはウブロが独自開発した18金のピンクゴールドで、高級感の中にかわいらしさが溢れているデザインとなります。素材に18金を使っているため、シンプルなデザインのモデルでも価格は高くなります。

ビッグ・バン ゴールド ダイヤモンド

出典：HUBLOT

このモデルはレッドゴールドという素材を使用しており、先ほど紹介したキングゴールドよりもより赤みが増した色味が特徴になります。

また、このモデルではクォーツのムーブメントを採用していますので、自動巻きのモデルを探している方は避けるようにしましょう。

ビッグ・バン ゴールド ブルー ダイヤモンド

出典：HUBLOT

先ほど紹介したビッグ・バンのダイヤモンド違いになります。先ほどのモデルは126個のダイヤモンド（0.87カラット）を使用していましたが、このモデルでは36個のダイヤモンド（1.30カラット）を使用しています。

【300～500万円】18金の素材が多く高級感の強い時計が目立つ

ビッグ・バン ワンクリック ポップアート キングゴールド

出典：HUBLOT

3-3で紹介したポップアートモデルのキングゴールドバージョンになります。
使用している宝石も変わり左の方はオレンジサファイアからツァボライトに、右の方はアメジストからピンクサファイアに代わっています。
金素材が使われているのと宝石が変わっていることもあり、価格は130万円ほど上がっております。

ビッグ・バン ゴールド パヴェ

出典：HUBLOT

3-4で紹介したビッグ・バンのパヴェモデルになります。パヴェになることで価格は80万円アップします。

ダイヤモンドがあしらわれていますが、黒を基調としたデザインなのでかなり落ち着いたデザインとなっています。この見た目は、シックなパーティーシーンにベストといえます。

クラシック・フュージョン インテグレーテッド ブレスレット キングゴールド ダイヤモンド

出典：HUBLOT

クラシック・フュージョンのケースやベゼルだけでなくベルトも18金で作られているモデルです。

全てが18金で作られているので、その分価格も大幅に上がっています。
また、18金は他素材と比べて重いこともあって、着用すると腕が疲れてしまうなんてこともあるそうです。長時間着用するのであれば購入は避けるようにしましょう。

スピリット オブ ビッグ・バン キングゴールド パヴェ

出典：HUBLOT

スピリット オブ ビッグ・バンのパヴェモデルです。3-4ではベゼルのみダイヤモンドが使用されているモデルを紹介しましたが、パヴェモデルになると200万円も価格がアップしています。

【500～1000万円】宝石のランクが高くラグジュアリー感が強まる

ビッグ・バン ワンクリック キングゴールド フルパヴェ

出典：HUBLOT

ビッグ・バンのフルパヴェモデルです。パヴェモデルではベゼルとケースにダイヤモンドがあしらわれていましたが、フルパヴェでは文字盤にもダイヤモンドが使用されています。

文字盤に使用されているダイヤモンドの数は307個（1.75カラット）となり、この時計の総カラット数は2.59カラットにもなります。

3-3で紹介したオレンジとパープルのビッグ・バンと同等のムーブメントを使用し、機能的に高い時計というよりかは宝石としての価値が高いモデルとなっています。

ビッグ・バン ワンクリック ピンクサファイア ダイヤモンド

出典：HUBLOT

ピンク色のサファイアクリスタルケースのビッグ・バンです。ケースで使用しているサファイアクリスタルは、時計の風防（文字盤のガラス部分）に使用されているほど硬い素材です。また、カレンダー表示も透けているので、とてもオシャレなデザインとなっています。

ビッグ・バン ワンクリック ブルーサファイア ダイヤモンド

出典：HUBLOT

先ほど紹介したモデルのカラー違い。ピンクダイヤからブルーサファイアに変更されたことで、価格は約800万円から900万円にアップしました。ピンクサファイアよりもブルーサファイアの方が価値が高いため、これだけの価格差がついています。

ビッグ・バン ワンクリック サファイア レインボー

出典：HUBLOT

一目でわかるくらいカラフルなウブロです。

ベゼルのカラーストーンはバケットカットと呼ばれる長方形にカットされたものを使用しています。使用している宝石はカラーサファイア、ルビー、トパーズ、ツァボライトなど、多くの宝石を使用しています。

ビッグ・バン ワンクリック キングゴールド レインボー

出典：HUBLOT

商品名にレインボーがついている通り、ベルトから文字盤まですべてが虹色のモデル。カラーストーンは166個も使用し、金は18Kなので、価格は950万円とかなり高額となっています。

【1000万円以上】すべてがダイヤモンドのフルパヴェが登場

クラシック・フュージョン インテグレーテッド ブレスレット キングゴールド フルパヴェ

出典：HUBLOT

最後に紹介するのは見た目でわかるくらい豪華なウブロになります。

ダイヤモンドはケースに68個（0.90ct）ベゼルに36個（1.20ct）ストラップ（ベルト）に1,008個（6.80ct）そして文字盤に405個（1.60ct）も使っています。

ダイヤモンドの総数は1,517個で総カラット数は10.5ctと、ジュエリーとしての価値もあるモデルとなります。価格が1,000万円を超える時計は、いずれもジュエリーとしての価値があると見られています。

このクラスの時計は着用せずにコレクションとして所持されている方が多く、着用されている方はまず見かける事はありません。

ウブロの時計は価格帯によって機能とデザインが変わる

ウブロを男女別と価格別、それぞれご紹介させていただきました。

メンズモデルの価格は、最低額が80万円で、最高額は3,000万円。
レディースモデルの価格は、最低額が60万円で、最高額は1,000万円。

メンズとレディースの価格差は、大きく分けて“機能”と“デザイン”の2種類で現れてきます。

機能についてまとめますと

• クォーツ式のモデルが自動巻きのモデルになると販売価格が200,000円以上アップ。
• 自動巻きのモデルがクロノグラフになると販売価格が300,000円以上アップ。
• クロノグラフがウニコに変わると販売価格が500,000円前後アップ。
• トゥールビヨンの時計は販売価格が10,000,000円を超える。

デザインをまとめると

• ダイヤモンドモデルの種類は3つあり“ダイヤモンド”“パヴェ”“フルパヴェ”。
• ダイヤモンド＜パヴェ＜フルパヴェの順にランクが高く価格も上がる。
• 基本的に宝石の付いている数（カラット数）と宝石のランクで価格が変わる。
• デザイナーのコラボ商品はプレミア値がつくので300,000円前後価格が高くなる。
• 金素材を使用すると価格が高くなり、スチールだと安い。

一見して高くみえるウブロであったとしても、モデルを通常にしたり素材をスチールにすることで、購入金額を抑えることができます。

ウブロを購入する際には、まずは“予算”がいくらあって、どんな“機能”が欲しいかで選びましょう。
また、宝石がついているのか否か、“コラボ商品”が良いのかを考えてみると自分の欲しいウブロが自ずと分かってきます。ぜひ、自分好みのウブロを見つけてみてください。