グッチは世界的なファッションブランドであり、バッグや財布、アクセサリーなど幅広くブランドを展開しています。しかし多くの人気を集める分、偽物のアイテムも多く流通しています。ぱっと見では違いに気づきにくい偽物ですが、見分けるポイントがいくつかあり、そこを押さえれば本物かどうか自分で判断することが可能です。
そこで本記事では、偽物のグッチの見分け方について詳しく解説していきます。後半では特に多く流通しているグッチのアイテムも紹介しているので、最後までご覧ください。
目次
偽物のグッチが多く流通している現状
昨今は人気ブランドアイテムの偽物やコピー品が多数流通しており、グッチもその例外ではありません。さらにそのコピー品の精度も上がっており、一般の方々が一目見ただけでは判別が難しい「スーパーコピー品」が世界中で横行しています。
基本的に、偽物やコピー品は本物より低コストで製造しているものがほとんどです。そしてそれを本物と偽り、高額で売りつけることで莫大な利益を得ています。ブランド品のコピー売買は原則として違法であり、場合によっては捕まってしまうこともあるので購入する際には注意が必要です。
しかし偽物やコピー品は通常よりもはるかに低いコストで製造されているので、ほとんどのアイテムに欠陥が存在します。その欠陥ポイントを把握しておけば未然にコピー品の購入を回避することが可能です。
そこで次章では、グッチの偽物を見分ける8個のポイントをご紹介します。
バイヤーが教えるグッチの偽物を見分けるポイント8選
本章では、グッチの偽物を見分ける8個のポイントをご紹介します。プロのバイヤーが真贋を見極めるポイントを詳しく解説するので、しっかり押さえておきましょう。
ブランドロゴ
ブランドロゴで見分けるポイントは、以下の2点です。
- GUCCIの「U」の字が左右対称でないか
- GUCCIの「C」の字の線が一定の太さで、先端部分が湾曲しているか
グッチのブランドロゴはアイテムによって刻印されている箇所は異なりますが、多くはバッグの内部にある「ブランドタグ」や「留め具部分の金具」に刻印されていることが多いです。そんなブランドロゴで偽物を判別するポイントは「GUCCI」の「U」と「C」です。
正規品の「U」の字は、右側より左側の線の方が太いのが特徴です。しかしそれに対してコピー品は左右の線の太さが均一になっていたり、刻印が潰れているなどの特徴が挙げられます。
また正規品の「C」には線の太さが一定ではなく、終わりの先端部分が湾曲していないというのが特徴です。その一方でコピー品は線の太さが一定で、終わりの先端部分が湾曲しているなどの特徴が挙げられます。
数字のフォント
数字のフォントで見分けるポイントは、以下の2点です。
- 「2」「3」「5」のフォント(丸みを帯びているか)
- 数字が綺麗に並んでいるか
各アイテムに刻印されている型番のフォントにも、偽物やコピー品の特徴が現れることがあります。その中でも、特にフォントの特徴が顕著に現れる数字が「2」「3」「5」です。
正規品の数字は全体的にスタイリッシュなフォントで、「2」「3」「5」は丸みを帯びている字体になります。一方でコピー品は丸みを帯びていなく、全体的なフォントも正規品より横幅が広いことが多いのが特徴です。
また正規品の型番は綺麗に並んでいないのが特徴で、隣同士の幅も一定ではありません。それに対してコピー品は並びが一定で、綺麗に並んでいます。
型番検索
型番検索で見分けるポイントは、以下の1点です。
- 型番を検索して同じモデルが出るかどうか
型番の数字フォントを確認する際に併せて確認していただきたいのが「型番検索」です。型番はアイテムごとに記されているので、型番を調査することで本物であるかどうかを判別できます。
基本的にネットで「グッチ (型番)」を検索し、同じアイテムがヒットすれば本物の可能性が高いでしょう。反対にヒットしなかったり別の商品が出てきた際は、偽物の可能性が高いです。
ただし年式の古い「オールドグッチ」の場合、検索してもヒットしない可能性があります。
コントロールカード
コントロールカードで見分けるポイントは、以下の1点です。
- 「0」の右下に小さな切り込みが入っているか
コントロールカードとはグッチの製品に付属している1〜0の数字が記載されたカードのことで、「検品済み」であることを証明するものです。ここで注目するべき数字なのが「0」です。
正規品のコントロールカードに記載されている0は、右下に小さな切れ込みがあるのが特徴です。コピー品の場合、切れ込みのない通常の0が記載されていることが多いのでチェックしておきましょう。
ただしコピー品のアイテムに本物のコントロールカードが付属されている場合もあるので、アイテムの方も併せてチェックする必要があります。
金具の刻印
金具の刻印で見分けるポイントは、以下の1点です。
- 刻印されている文字の中まで綺麗に処理されているか
主にバッグに付属している金具の刻印でも、見分けるポイントが1点あります。正規品の金具は刻印の中まで綺麗に処理されていますが、偽物やコピー品は処理が甘かったり二重刻印になっているケースがあるのが特徴です。
しかし上記の違いは肉眼で確認できるケースは非常に少なく、基本的には虫眼鏡やルーペなどで確認するのがおすすめです。
ファスナー
金具の刻印で見分けるポイントは、以下の1点です。
- ファスナーに「GUCCI・YKK・Lampo」などの刻印が記されているか
まず前提として、現在販売されているグッチの製品のファスナーに「GUCCI」の刻印は記載されていません。しかし少し前のモデルまでは、金具部分に刻印が記されていました。刻印されているブランドやメーカーは、以下のようなものが挙げられます。
- GUCCI
- YKK
- Lampo
- riri
- CV
上記以外のメーカー名が記載されている場合は、偽物の可能性が十分に高いと考えていいでしょう。
縫製
縫製で見分けるポイントは、以下の1点です。
- 縫製の本数が縦に1本、横に6本で構成されているか
グッチのキャンバス製バッグは、縫製の本数が規定されています。正規品は横糸が1本なのに対し、縦糸が6本で、横と縦で糸の色が違うので数えやすいつくりです。コピー品だと縦糸が4〜5本になっていることがあるので、注意が必要です。
こちらも肉眼での判別は難しいので、ルーペや虫眼鏡を使用してチェックしましょう。
保存袋
出典:GUCCI
保存袋で見分けるポイントは、以下の1点です。
- 保存袋の内側の縫製が二重縫いになっているか
保存袋は基本的にどの製品にもついている付属品で、アイテム同様に丁寧な作りになっています。
正規品の保存袋は内側を確認すると返し縫いが施されており、二重縫いとなっているのが特徴です。それに対してコピー品は返し縫いが施されておらず、一重縫いになっています。
一眼見てわかる違いですが、コントロールカードと同様にアイテムだけ偽物のケースもあるので、アイテムも併せてチェックする必要があります。
偽物やコピー品が特に多いグッチのアイテム5選
本章では、グッチの中でも特に偽物やコピー品が流通しているアイテムを5つご紹介します。年代によって出回っている偽物商品も変化していくので、定期的にチェックしておきましょう。
GGキャンバス×ウェブラインの組み合わせアイテム
一目で見てグッチとわかるGGキャンバスとウェブラインを組み合わせた製品は非常に人気が高いので、その分偽物やコピー品も多く流通しています。特に「オフィディア」というバッグシリーズはグッチの中では最近のコレクションではあるものの、最もコピー品が流通しているといわれているので注意が必要です。
PVC素材を使用しているアイテム
PVC素材とは「塩化ビニール」のことであり、耐久性や防汚性に優れているのが特徴の素材です。さらにPVC素材は機能性に加えて低単価で入手しやすいため、高い人気を集めています。
しかし低単価であるが故に偽物やコピー品を製造しやすく、こちらも多くのコピー品が流通しています。多くの人気バッグで採用されている素材なので、購入前にチェックしておきましょう。
バンブーバッグ
バンブーバッグは持ち手部分が「竹」でできているバッグのことで、発売当初から高い人気を集め続けるコレクションです。
そんなバンブーバッグは竹の節などが1本ずつ異なる頭頂を持っているため、すべて1点モノとなっています。竹の性質上同じものを作りづらいため、コピー品が横行している原因のひとつになっているのが現状です。
インターロッキングGベルト
グッチの人気ベルトシリーズである「グッチシマ」「インターロッキング」ベルトも偽物やコピー品が多く流通しています。偽物のベルトは主にグッチシマの刻印やバックルの金具に特徴が現れることが多く、一般の方が肉眼で判別するのは難しいとされています。
ロゴTシャツ
出典:GUCCI
グッチのアイテムの中で最も偽物やコピー品が出回っているとされているのが、ストリートファッションアイテムとして人気のある「ロゴTシャツ」です。ロゴTシャツの偽物は精度にばらつきがあり、一目見て偽物と判別できるものから本物とまったく区別できないものまで流通しています。
偽物のグッチを販売しているサイトの特徴4つ
誤って偽物のグッチを入手される方の多くが「フリマアプリ」や「通販サイト」、「オークション」などの、オンラインショッピングで購入してしまうことがほとんどでしょう。「サイトで判断するなんて無理だ」と考える方も多いでしょうが、これらのサイトにはいくつか特徴があります。
本章では、偽物のグッチを販売しているサイトの特徴を4つご紹介します。
ECサイトや電話対応などの日本語が不自然
サイト内の表記の日本語の言い回しが不自然であったり、電話対応の際の口調がカタコトのような話し方である場合は注意しましょう。偽物やコピー品を販売している業者は日本人よりも外国人の方が多いとされており、その外国人の多くは日本語を完璧に使いこなせていない場合がほとんどのようです。
特にサイト内の表記に見慣れない漢字が存在している場合、中国の業者である確率が極めて高いので、購入する前にサイト内の表記を一通りチェックしておきましょう。
価格が相場と比較して極端に安い
正規店で販売されている定価と比較して極端に安い場合は、偽物やコピー品である可能性を疑った方がいいでしょう。偽物やコピー品は製造にかかるコストが通常よりもはるかに低いので、正規品より安価で販売しても大きな利益が発生する仕組みになっています。
クレジットカード払いができない
お支払い方法の中に「クレジットカード払い」が選択肢に入っているかどうかも確認しておきましょう。クレジットカード決済を導入するためにはコストがかかる上に、審査に受かる必要があります。
近年キャッシュレス化が浸透しており、クレジットカード決済が導入されていない通販サイトは購入を避けられるケースも増加しています。そのような風潮がある中でクレジットカード決済を導入していない業者は審査に落ちた可能性が高いと考えていいでしょう。
フリーメールを使用している
問い合わせ先のメールアドレスが「Gmail」や「Yahooメール」などのフリーメールである場合も注意が必要です。なぜなら一般的な業者や企業であれば、独自ドメインのメールアドレスを使用しているためです。
フリーメールは無料で取得して利用できますが、自動的に迷惑メールに振り分けられたりデータが消滅する可能性もあるので、企業側に使用するメリットはほとんどありません。以上のことからフリーメールを使用している業者は、怪しいと考えるのが妥当でしょう。
グッチの本物を安全に入手できる購入先
売しているところもありますが確実に購入できるとは限らないので、信頼できるところで購入するのがおすすめです。
公式オンラインサイトや正規店
最も確実にグッチの正規品を入手したいという方は、グッチの正規店や公式オンラインストアで購入するのがおすすめです。日本ではケリングジャパン子会社の「グッチ・ジャパン」がグッチの主要販売代理店として、日本全国に98店舗を構えています。
またグッチは、公式オンラインストアでのショッピングにも充実したサービスを取り揃えているのが魅力的な点です。グッチでは「無料刻印サービス」や「ご自宅試着サービス」など、公式オンラインショップでしか用意されていない限定サービスが多数あります。さらに公式オンラインストアで購入した方限定で、再利用可能なコットンキャンバス製トートバッグが一緒についてくるのは嬉しい点です。
正規店が近くにない方でも、充実したサービスが整備されている公式オンラインストアでお買い物が楽しめます。
GUCCIの買取実績が豊富な二次流通業者
グッチの本物を購入するのであれば、グッチの買取実績が豊富な二次流通業者で購入するのもおすすめです。二次流通業者とは、一度販売された商品が消費者の手にわたり、再び市場で売買される場のことです。つまり、中古品の取引を意味します。
二次流通業者では中古品の取り扱いが中心なので、正規店の定価よりもお得に商品を手に入れることができる点が魅力的です。グッチの買取に力を入れている業者ではグッチに精通したバイヤーが常駐していることが多く、その商品が本来持っている価値まで見極めることができます。そのため偽物を販売している可能性は低く、安心して本物を購入することが可能です。
グッチを安心して購入するならBRINGへ!
二次流通業者といっても「どの業者に依頼すればいいかわからない」という方が多いのではないでしょうか。そこでおすすめしたいのが、アパレルブランドの買取販売専門店「BRING」です。
BRINGは、年間90,000点以上の買取実績を持つ安心安全の買取販売専門店です。BRINGではグッチの買取に力を入れており、高い人気を誇る定番アイテムから、限定アイテムまで幅広く取り揃えています。
またBRINGはグッチの買取に精通しているバイヤーが多数在籍しており、すべてのアイテムにおいて本来の価値を見極めることが可能です。さらにBRINGでは徹底した品質管理の下で買取させていただいたアイテムを保管しているので、中古商品に抵抗を感じる方でも安心してご購入いただけるラインナップを揃えています。
グッチの真贋に迷ったらBRINGにおまかせ!
グッチは世界的なファッションブランドであり、偽物も多く出回っています。ぱっと見で判別できる程度であれば問題ありませんが、近年はプロのバイヤーでも判別に一苦労するスーパーコピー品が増加しているので、本記事でご紹介したポイントをしっかり抑えておきましょう。
最も確実に正規品を購入したいのであれば実店舗や公式オンラインストアがおすすめです。しかし「実店舗が近くにない」「定価より安価で正規品を購入したい」という方は、アパレルブランド買取販売専門店「BRING」で購入するのがおすすめです。
BRINGはグッチの買取に精通しているバイヤーが各店舗に常駐しているので、アイテムの真贋や本来の価値を見極めることができます。そのため、販売では正規品のみを取り揃えているので安心してご利用くださいませ。楽天市場・Yahoo!ショッピング・Yahoo!オークションでも販売しているので、こちらも併せて気軽にご利用ください。
もちろんグッチの買取を検討されている方も、大歓迎でございます。まずは自宅で簡単に依頼できる「電話相談」「LINE査定」「WEB簡単お試し査定」などからお気軽にお問い合わせください。