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■「ブルガリ‐ピラミデ」ってどんなアイテム？

「ピラミデ　pyramid」という言葉通り、センターストーンがピラミッドの形をしたユニークでゴージャスなシリーズが「ブルガリ‐ピラミデ」です。主に1980年代に多くのデザインが発表された人気のデザインでした。大粒のセミプレシャスストーンが配されたタイプ、パヴェダイヤで埋め尽くされたタイプと、使われる石や大きさによって全くイメージが変わるためコレクションする人も多かったようです。

惜しくも2004年頃に廃盤となりましたが、今なおファンの多い人気のジュエリーとなっています。

■「ブルガリ‐ピラミデ」を生んだ「ブルガリ　Bvlgari」ってどんなブランド？

女性なら一度は手にしたいと願うのがブルガリの作り出すゴージャスでセクシーかつエレガントなジュエリーですね。現在はジュエリーのみならず、香水などのコスメティック、革製品、また「甘美な宝石」としてチョコレート製造、リゾートホテルの運営など、様々なビジネスを展開しているイタリアを代表する大企業でもあります。

元々はギリシャの銀細工師の家系の流れを受け継ぐブルガリ一族は、19世紀の終わりにローマに居を移し、最初のショップを開いたことがブランドの歴史の始まりでした。一族の歴史、ひいては自分たちのルーツを大切にするブルガリのポリシーは、ジュエリーのデザインソースがギリシャやローマの古典主義にあることに由来するものが多い事にも表れています。例えば、若い世代にも人気の高いカジュアルラインの「ブルガリ・ブルガリ」は古代ローマ皇帝が彫られたオールドコインにインスピレーションを得てデザインされました。

2014年には創業130年を迎え、それにあわせてローマのコンドッティ通りにあるブルガリ本店がグランドオープンとなり、世界の富裕層たちがショッピングを楽しんでいる姿が見られます。

■「ブルガリ‐ピラミデ」の誕生にまつわる歴史

ブルガリのジュエリーは、ブルガリ一族のルーツであるギリシアやローマの古典様式に根ざしたデザインから生み出されています。何千年と続く人間の営みの歴史の中で様々なジュエリーが生まれ、受け継がれていく一端を担いたい、そんな思いが伝わってくるようです。この「ブルガリ‐ピラミデ」にもそんなブルガリの願いが伝わってきます。よく知られているように、最も有名な「ピラミッド(ピラミデ）」といえば、古代エジプトで作られた、ファラオや后たちの墓としてつくられた巨大なピラミッドですね。

そして、このピラミッドの形を模倣したようなジュエリーは、世界各地の民族ジュエリーに受け継がれています。例えばモロッコのトゥアレグ族の女性達が身に着ける三角錐のリングは、まるで「ブルガリ‐ピラミデ」の原型のようです。新しいジュエリーの誕生とは、古来から作られてきたジュエリーの再生という意味もあることがうかがえます。

■「ブルガリ‐ピラミデ」にまつわるエピソード「ピラミッドの形がもたらすパワー」

実は「ピラミッド」は、古代エジプトのファラオ達の専売特許ではありません。確かに最も多くピラミッドが発見されているのはエジプトですが（150に近い数のピラミッドが発見されています）、メキシコのユカタン半島に今も残る「テオティワカンの月のピラミッド」や「トラチウアルテペトル大神殿」など、遠く離れた南米足り区でも多くのピラミッドが見つかっています。

また、ピラミッドの形には不思議なパワーがあるといわれており、「生命力を活性化させる」などの説を信じている人は少なくありません。ピラミッドの形には、「アトランティス文明」の秘密が隠されているともいわれており、そう考えるとパリのルーヴル美術館の中庭「ナポレオン広場」 に設置されているガラスと金属のピラミッドにも不思議な意図が感じられますね。

「ブルガリ‐ピラミデ」」はすでに2004年ごろ販売が終了されたコレクションシリーズとなり、現在は、ブルガリサイトに「ブルガリ‐ピラミデ」」についてのアイテムの紹介はないようです。

どうしても「ブルガリ‐ピラミデ」」のアイテムを手に入れたいという場合は、ブルガリショップに在庫について問い合わせるか、リユース市場で探してみるとよいでしょう。「ブルガリ‐ピラミデ」と同時期に発売されたネックレスチャームやピアスなどのアイテムも一緒に見つけることが出来るかもしれません。今では基調となったピラミデシリーズをセットでコーディネートすることが出来ますよ。そして、これまで「ブルガリ ピラミデリング」ではどのようなアイテムが人気を博してきたのでしょうか？ここでは特に評判の高い人気商品についてご紹介します。

■ブルガリ　ピラミデ　リング「K18YG×カラーストーン」

ピラミッド状に三角錐のフォルムにカットした、アメジスト、ブルートパーズ、シトリンなど、色とりどりのカラーストーンをセンターストーンにあしらった「ブルガリ‐ピラミデリング」。ブルガリならではのユニークなデザイン、ボリューム感で存在感は抜群です。自分の誕生石の「ブルガリ‐ピラミデリング」を購入するブルガリファンは多かったようです。

■ブルガリ　ピラミデ　リング「K18WG×K18YG」

敢えてカラーストーンをセットせず、イエローゴールドとホワイトゴールドを組み合わせてデザインされた「ブルガリ‐ピラミデリング」は、モダンなジュエリーを愛する女性や、石の欠けを心配する女性たちに好評でした。

■ブルガリ　ピラミデ　リング「K18YG×ダイヤモンド」

他の「ブルガリ‐ピラミデリング」なら、カラーストーンがセッティングされるセンターストーン部分に、きらきら光るパヴェダイヤがあしらったもでるは、「ブルガリ‐ピラミデリング」の中でも１、2を争う人気モデルでした。ゴージャスかつ手入れのしやすさが人気の理由だったのでしょう。