クロムハーツは、1988年に現在のデザイナー兼オーナーであるリチャード・スタークによって設立された、アメリカ発の高級シルバーアクセサリーのジュエリーブランドです。現在は、シルバーアクセサリーの他にも高級品質のレザー製品、22Kイエローゴールドや18Kホワイトゴールドのアクセサリーを展開しており、多くのセレブをはじめトレンドを敏感に取り入れるファッショニスタからも愛されています。
メンズのシルバージュエリー界で揺るぎない人気を確立しているクロムハーツですが、世界的ブランドに至った栄光の陰には、積み重ねてきた歴史が存在します。この記事では、そんな歴史の一部についてご紹介をしていきたいと思います。
目次
クロムハーツの成り立ちと創始者たち
ブランド発足から現在まで、多くの人々を魅了し世界に愛されてきたクロムハーツのブランドの歴史は長く、始まりはアメリカのマリブにて1989年に創立されました。
クロムハーツを語る・知る上で欠かすことのできな成り立ちについて触れていきます。
バイク乗りの為のレザージャケットから始まったその成り立ち
クロムハーツといえば「シルバーアクセサリー」というイメージが最も大きいと思いますが、実はブランドのきっかけであり根本にあるものは「レザープロダクト」です。
“1枚”のレザージャケットからCHROME HEARTSは始まった
元々、創始者の一人であるリチャードは、革のセールスマンとしてアメリカで働いていました。
愛車のハーレー(HARLEY DAVIDSON)にまたがり、全米中をセールスで回っていた中で次第に「自分自身が納得のいく、バイク乗りの為のレザーウェアを作り出したい」と考えそこに出会いが重なりクロムハーツは発足されました。
バイカーの、バイカーによる、バイカーの為の厳ついブランドだったとは、今のラグジュアリーなイメージからはあまりリンクしないですが、そこがまたクロムハーツのブランディング巧者な一面とも思えます。
ブランド名の由来と「HARLEY DAVIDSON」
ブランド発足の背景にはハーレーというバイクがあり、ブランド名の由来もバイクにあるのです。
”Chrome don’t get you home”
”バイクをピカピカにしていたって、よく走るわけではない”
バイク乗りたちの言葉で、乗り出しのビギナーをからかうフレーズをもじり、
”CHROME HEARTS will get you somewhere that makes you feel like you’re home”
”CHROME HEARTSは自分が自分だと思える場所まで連れて行ってくれる”
というワードをキャッチフレーズに、ブランドとしての成り立ちを起こすこととなるのです。
現在のシルバー業界を作り上げたクロムハーツ創始者の天才3人
ブランドの人気を語るうえで外すことのできない要素に、偉大な創設者たちの魅力があります。
「シルバー界の帝王」と呼ばれる超一流ブランドを作り上げた3人の天才たちのヒストリーについて触れてみたいと思います。
神格化されるカリスマ「リチャード・スターク」
リチャード・スターク(Richard Stark)=クロムハーツの創始者であり、現オーナー兼デザイナー。
クロムハーツを象徴するアイコニックな存在で、クロムハーツ=リチャードといえるほどに彼の表現する世界観や、スタイリングをファンは敬愛し、神格化されているカリスマです。
そして創始者3人のなかで唯一、現役でクロムハーツの運営を行っている人物でもあります。彼のシンボルともいえる“レザーパンツx黒Tee”スタイリングは当時多くのファンに響き、皆がリチャードを真似て一種のムーブメントが起きるなど、彼の一挙一動がそのままブランドの世界観を表現していました。
幼少期から器用でモノ作りの才能のあったリチャードは、木工職人へ弟子入りし家具の製造や建築など、その才覚を建築関係の仕事で活かしていました。現在クロムハーツで展開されているファニチャー(家具)のアイテムの中には、リチャードが自らの手で製造を手掛けているものが多数存在します。
後にLONEONESを立ち上げる天才彫金師「レナード・カムホート」
前述にある通り、もとはレザークラフトから始まったブランドですが、今現在のクロムハーツの核になるアイテムはシルバーアイテムであり、そのルーツとなるのが天才彫金師レナード・カムホートです。
彼の天才的な彫金技術はクロムハーツの枠に収まらず、最高のブランドを立ち上げたのちにより自身の世界観を実現するためにLeonard Kamhout(現・LONEONES)を創業します。
キーパーリングやフローラルクロスリングなど、クロムハーツの代名詞となるアイテムの数々は彼がデザインしたもので、ファンの中でもレナード期と後期のデザインで賛否が分かれるほど。1994以前の刻印が施されたアイテムの多くはレナードのデザインのものとなるので、気になったら調べてみても面白いと思います。
レザーの魅力を世界に轟かせた「ジョン・バウマン」
リチャードが全米を旅する中で出会った敏腕セールスマン兼クラフトマンであり、“自身の理想とするバイクウェアを作る”というコンセプトのもと、ブランドが始まったきっかけを作った男でもあります。
レザークラフトマンとしても高名な彼のレザープロダクトへの情熱とこだわりは現在まで受け継がれ、クロムハーツのレザー製品が世界中のフリークから賞賛を受けています。
ブレイクのROOTSに迫る、クロムハーツが迎えた3つの転換点
前述で紹介した通り、いまや世界的な地位を確立しているクロムハーツが今に至るまでに、どのようにして世界的アクセサリーブランドとして躍進したのか?
ブランド始動から現在までに、クロムハーツが迎えた3つの転換点があります。
① ブランドの始動と映画「CHROME HEARTS」の公開
1989年、リチャードの友人が監督をつとめた映画「チョッパー・チップス・イン・ゾンビー・タウン」(Chopper Chips In Zombie Town)
この映画の衣装を担当することになり、スタートしたばかりのクロムハーツにとって最初の大きな転機となりました。「その頃は制作費もなかった。だから高価なシルバーの装飾も何もなく、今見てもクロムハーツだとは誰も気付かないだろうね」と後にデザイナーのリチャードが語っているほど、シンプルなレザーライダースでしたが、この衣装担当の一件がたちまち口コミで広がり、バイカーの中で人気が出始めました。
この人気の高まりを受けて、レザージャケットに施されたシルバーパーツを独立した商品として販売することになり、それがバイカー~さらに人気ロックミュージシャンたちへと評判が広まっていったのです。
② 世界的ロックスターたちとの出会いで加速する知名度
世界的な知名度を得るに至ったブレイクポイントが、世界的スター達が着用したところにあります。バイカーから火がつき、ロックスターにより起こされたムーブメントは、たちまちハリウッドスターや各界のセレブ達に広がり、一躍クロムハーツの知名度を高めることになりました。リチャード・スタークが氷室京介と過去に対談した際に、このような会話があります。
「ブレイクのきっかけはガンズだが、ロックスターと呼ばれる人間の中で初めてクロムハーツを愛用してくれていたのは、セックスピストルズのスティーヴ・ジョーンズだった」
- アクセル・ローズ
- スラッシュ
- スティ-ブ・ジョーンズ
会話にあるように、クロムハーツの躍進を語る上でこの3人のロックスターたちの存在は欠かせないほど偉大な3人のロックスターの影響力は絶大なものだったのでしょう。
③ 「CFDA」最優秀賞の受賞により世界がクロムハーツを見つける
さらに、クロムハーツにとって大きな飛躍のきっかけが訪れ、1992年アメリカファッションデザイナーズ協会(CFDA)のアクセサリー部門で最優秀賞を受賞しました。これによって、バイク愛好家やロックミュージシャンだけでなく、アメリカのセレブを中心に爆発的な広がりを見せ一般の消費者へと一気に人気が拡大していくのです。
日本で言えば、最大手セレクトショップ「ユナイテッドアローズ」出の取り扱いが始まったのがこの頃。本来、購入者名義のギャランティ(購入証明書)はクロムハーツ直営店でのみ発行されるのですが、日本の総代理店としてユナイテッドアローズが位置している為、全国のUAショップで正式な取扱店舗としてクロムハーツが展開されることとなりました。
クロムハーツを構築する5大モチーフと不朽の代表作
“時代を創った最高峰の彫金技術とブランディング”
クロムハーツがブランドとして立ち上がった1980年代と言うのは、アクセサリーブランド自体数えられる程度の数しか普及しておらず、その少数のブランドの中でも、クロムハーツは特に異端児的な存在でした。
世界にクロムハーツの名を知らしめたのは最高峰の彫金技術によって作り上げられた見たことのないクオリティの装飾性が目を惹いたからでしょう。
現代と違って誰でも彫金やデザインが出来るような時代ではなく、似たり寄ったりのブランドが広まる中で一目で世界観が伝わる重厚なディテールはすぐさま日本のファンを魅了することとなるのです。
そうして知名度を広げ続けたクロムハーツのマスターピースとなるデザインの一部を厳選して紹介していきます!
クロムハーツの象徴「クロス」モチーフとその代表作
ブランドのメインシンボルであり、あらゆるデザイン・ロゴに使われるクロスモチーフ。「災いから身を守る」とされており、生きるうえでの力を表現する意味合いがあります。
また、十字には“交わる、交流する”という意味もあり、クロムハーツの掲げるクロスにはバイク・音楽・映画・宗教・伝統など、様々なカルチャーが交わり生み出されてきたブランドの世界観をも象徴しているのかもしれません。
【CHクロス】
スモールCHクロス、ラージCHクロス、ダブルCHクロスなどとデザイン~サイズ展開まで数多く派生を広げるクロスアイテムの核となるデザイン。
クロムハーツのクロスが欲しいなら選んで損をしない定番アイテムです。
【ベイビーファットクロス】
シルバーだけでなく22KやPLAT、ダイヤモンドにサファイアなど素材の変化やカスタムされる石によって多くの表情を持つ、マスターピースとなるデザインです。
【フィリグリークロス】
クロスの中でも一際目を惹くデザインとなり、ラージサイズやハードなデザインを好む方におススメです。
その大胆な装飾性からペンダントとしてだけでなく、家具の装飾にあしらわれたり、壁掛けなどのオブジェとしてデザインされる為、クロムハーツのイメージから切り離せないモチーフでもあります。
意志と強さの象徴「ダガー」モチーフとその代表作
中世の短剣をイメージした、メインシンボルの一つであるダガーモチーフ。
剣と聞くと、攻撃的なモチーフとして印象を受けますが
クロムハーツは「大切な人を守る」「強くあろうとする意志」という
信念に根ざした剣として、御守り的な意味合いでモチーフを表現しています。
【3トリンケッツ】
当初はデザイナーのリチャードスタークが自分のために作成したアイテムでしたが、それを見たファンからの熱い要望から製品化した逸話を持つペンダント。
お守りとしての意味合いが強く、クロスとアンカー、そしてダガー3つのチャームが揃いクロムハーツの中でもデフォルトで組みあがっているペンダントは他にない唯一のデザイン。
【ダブルダガー】
名称通り、ダガー単体に比べてその重量・厚みもほぼ2倍になっており、
通常のダガーペンダントを融合して両面に象るという凝縮されたデザインとなります。
独特のシルエットからスタイリングの主役になり、多くの愛用者が長年使用しています。
帝王の象徴「BSフレア」モチーフとその代表作
フレア=百合のモチーフは元来、フランス王家のシンボルマークであり王家の権力や威厳を象徴するモチーフです。クロムハーツではアメリカのボーイスカウトのマークに百合の紋章が使われていたことに着想を得て、
メインモチーフとしてBS(ボーイスカウト)フレアを落とし込んでいます。
【BSフレアペンダント】
クロムハーツ流の現代解釈としてデザインされているBSフレアペンダント。
上品で気品溢れるフレアモチーフのチャームは、レザーブレードと組み合わせて広く愛用されています。
フレアモチーフを扱うブランドが多い中で、主観ではありますがクロムハーツのフレアが最もシンプルで洗練されていると思います。
幸福と生命の象徴「ハート」モチーフとその代表作
心臓の形を模したハートは、「生命の象徴」といった意味合いの他に「愛情」を意味するモチーフです。
とてもやさしい印象を受け、女性らしいモチーフイメージになるものですが、
クロムハーツのハートには全てに蔓(つる)が巻かれており、むき出しの感情と強靭な意思を表現しています。
その為、女性だけでなく意思を持った大人の男性にも人気のモチーフとなります。
【ハートペンダント】
かわいくなりがちなハートモチーフをクロムハーツらしくアレンジし、まるでトラディショナルタトゥーのフラッシュの様に愛らしさの中に無骨さを秘めたデザイン。
燻しがしっかりときいており、ただのハートモチーフではないクロムハーツらしさを感じられるアイテムです。
希望の象徴「スター」モチーフとその代表作
夢や希望を象ったスターモチーフですが、その他にも「魔除け」としての意味合いを持ちます。
クロムハーツでは、5形型(ペンタグラム)と6形型(ヘキサグラム)を双方ともにデザインに愛用しており
自らの希望や祈りといったものの他、厄災から身を守るお守りとして身に着けてほしいという思いの表れでしょうか。
【5ポイントラージスターリング】
確かなボリューム感で、見た人に衝撃的なインパクトを与えるラージスターリング。
特大サイズの5ポイントスターモチーフに加えて、指の腹側にも小サイズの星モチーフが施される豪華なデザイン。
ロック・パンクカルチャーに通ずるデザインとそのボリューム感から、非常に人気が高いです。
【スターオブダビデ】
デザインの元となる“ダビデの星”は神聖な魔除けの意味を持ち、日本では古くから六芒星と呼ばれるモチーフでもあります。
スピリチュアルな意味合いの強いモチーフをクロムハーツらしく落とし込み、その洗練されたシルエットからスタイリングにも重宝されるペンダントです。
コラボレーションから紐解くCHROME HEARTSの魅力
重鎮から気鋭のブランドまで、コラボの力学
名実ともに“キングオブシルバー”の名を欲しいままにするCHROME HEARTS。
アイコニックなオリジナルモデルのクオリティの高さもさることながら、様々なブランドとのコラボレーションにも見所が満載です。
ここからは歴代のコラボブランドと代表作をピックアップし、“シルバーの帝王“が生み出す化学反応について掘り下げていきます。
ストリートxラグジュアリーの結晶「xOFF-WHITE」
クロムハーツとオフホワイトのコラボアイテムは、ストリートの要素にクロムハーツのハードなエッセンスを融合させたデザインで、ファッショニスタたちの間で大きな話題となりました。このコラボレーションは2016年に始まり、世界17都市限定でロゴTシャツが発売されました。豪華なWネームのコラボレーションは瞬く間に人気を博し、即完売となりました。
一度限りのものと思われていたこのコラボレーションは、2018年に再びゲリラ販売に近い形で発売され、再び話題をさらいました。オフホワイトのデザイナーであった「ヴァージル・アブロー」は、“ルイ・ヴィトン”のデザイナーとしても活躍し、ファッション界で確固たる地位を築きました。彼の突然の逝去後、ブランドは2021年に新たな方向性を模索しました。「ヴァージル・アブロー」の影響力は大きく、彼の偉大な遺産を受け継ぎながら、新たなビジョンを追求しています。
現在、オフホワイトのクリエイティブ・ディレクターには「イブラヒム・カマラ」が就任しています。第3弾のコラボアイテムには多くの期待が寄せられており、注目が集まっています。
時計界の王者xシルバー界の帝王「xROLEX」
シルバーアクセサリー = クロムハーツ
高級腕時計 = ロレックス
それぞれのジャンルの最高峰といわれるブランドのコラボレーションは、
腕時計で最も重要な「精密なスペック」と「装飾性」が共存した唯一のものとなります。
ロレックスの長い歴史の中で、某ジュエリーブランドとのWネームや、世界的に有名なキャラクターとロレックスのコラボ時計などが存在します。
ですが、いずれのコレボレーションもロレックスがメインでその一部がコラボ仕様になっているのみで、対等なデザインの掛け合いというのものはまずありません。
ですが、クロムハーツ×ロレックスのコラボ時計は特別です。
ただ一目見るだけで2つのブランドを認識することができる、互いの持ち味を融合し昇華したデザインにより、コラボレーションの本質を地でいくディテールとして完成されています。
双方のリスペクトの上に成り立つコラボレーションなのだと伝わります。
ブランドコラボレーション起源となる「xCOMME des GARCON(DSMG)」
UNITED ARROWSと業務提携を結ぶ以前にCHROME HEARTSに目を付け、初めて日本に上陸させたのが実は「COMME des GARCONS」なのです。
ネームバリューに関わらず、研ぎ澄まされた審美眼により選び抜かれた世界各国の逸品が並ぶCOMME des GARCONS 青山店にて展開されたことから、その後に巻き起こる一大ブームは国内のみに止まらず、世界的デザイナー川久保玲に認められたという事実が、海外でもCHROME HEARTSの評価向上を加速させていきました。
数あるCHROME HEARTS コラボの中でも最も古い付き合いの盟友であり、強い想い入れのあるパートナーだけに、彼らの共作は毎回最高の仕上がりを見せ、ファンたちが最も見逃せないタッグとして注目を集めています。
今最も注目されている「xMatty Boy」
Matt DiGiacomoとは?
LA在住の若きアーティストMatt DiGiacomo(マット・ディジャコモ)。
絵の具やマジックペンによるドローイングやペインティングを主に、ラフでユニークなアート作品で注目を集めています。
自由な発想とキャッチーなデザインが認められた彼は、CHROME HEARTSのカスタムコレクション“PETE PUNK OFFSPRING”を日本で展示販売。
同コレクションのローンチイベントでは、ライブペインティングも披露しながらクロムハーツをキャンバス代わりに、個性溢れるクリエイションを爆発させた。
“PETE PUNK OFFSPRING”のアイテムは、ジャケットやTシャツ、デニムなどのアパレルアイテムから、バッグ、ジュエリー、シューズ、ウォレットなどに至るまで、豊富なラインナップで魅力あふれるユニークなコレクションとなっています。
クロムハーツのスカルを生み出した「xジョー・フォティ」
シルバーブランドで必ずと言っていい程メインモチーフとなる「スカル」ですが実は、クロムハーツのオリジナルラインにはスカルのデザインは存在しません。
スカルを使用してこなかったブランドの既成概念を覆したのが、2003年にリリースされた12種のスカル
『FOTI by CHROME HEARTS』を展開したクロムハーツのアート担当である“ジョー・フォティ“なのです。
それぞれに作品名が付いていて、12種全てを知っている方はかなりのクロム通と言えます。
『FOTI by CHROME HEARTS』シリーズ
- デルフィーノ ・ハリスティーター
- トゥイーティー・クリッツェン
- マハリア
- スキッピー
- ミスラーレン
- ジャービス
- スキーター
- ペペ
- ビュフォード
- ナスカル
「僕は、人々が最初に見たときには反発するんだけど、必ずもう一回戻ってきてじっと見入ってしまう作品作りを目指している。」
そうコメントする彼の望んだブランディングは、そのまま世界に対して波及しているのです。
世代の大女優とのコラボライン「xケイト・ハドソン」
出典:Pinterest
クロムハーツの共同設立者「ローリー・リン・スターク」と大女優でありデザイナーである「ケイト・ハドソン」による新ライン「CH+KH」
優美なデザインと、女性ならではの強くしなやかな感性のもと作られるデザインがクロムハーツらしくもあり、クロムハーツらしくない独特な世界観を持って多くのファンから支持を受けています。
特に有名なのが「バタフライシリーズ」で、リングやブレスは弊社でも人気商品の一つです。
希代の写真芸術家へのリスペクト「xメイプル・ソープ」
希代の写真芸術家であるロバート・メイプルソープ。
自信の感性で切り取られた革新的なポートレートで鮮烈にデビューし、アンディ・ウォーホルとも比較される程の輝かしい功績と称賛を得たメイプルソープとクロムハーツのコラボレーションは、彼の死後2007年に実現しました。
「もし今、ロバート・メイプルソープが生きていたら、きっとクロムハーツを着けていたにちがいない」
ニューヨークの一角でデザイナーのリチャードが友人たちと夕食を楽しんでいる時に誰かがつぶやいたその一言がシルバー界の帝王と、写真芸術界の鬼才をリンクさせたのです。
エイズによって42歳の若さで亡くなるも、彼の芸術性はクロムハーツの世界観の中で息づいています。
クロムハーツに魅了された有名人とそのスタイリング
クロムハーツの魅力について愛用者の多くが語るのは
「飽きのこないデザイン、年齢/性別に関係なくいつでも自然に身に付けられる」
ということ。
他のアクセサリーにいくら目移りをしても、不思議と最後にはクロムハーツに戻ってきてしまう、そんな見えない魔力にかかり、虜になったファンは有名人のなかにも数多く存在します。
ここからはクロムハーツの広告塔であり、一番のファンとも呼べる著名人のスタイリングについて触れていきます。
大人の男性が真似る有名人のスタイリング
【カール・ラガーフェルド】
出典:まとめダネ!
「シャネル」や「フェンディ」のデザイナーであり、長年ファッション界を牽引したモードの皇帝カール・ラガーフェルド。
彼のスタイリングは基本的にジャラ着けで、そのバランス感覚の絶妙さはとても参考になります。
レザーグローブやタイピンなど、ここまでスマートに着用されるとついつい欲しくなってきます・・
クロムハーツの最古参ファンとして知名度が高く、人物像を知らずとも彼のスタイリングを見たことがある人は多いと思います。
「歴代のクロムハーツのリングはすべて所持している」
「男がつけていいジュエリーはクロムハーツくらいだ」
など逸話や格言も多く、クロムハーツを愛し理解しているコレクターの中でも筆頭となる存在です。
【G-DRAGON】
出典:Pinterest
言わずと知れたスター“G-DRAGON”はブレイク時からすでに多くのクロムハーツのアイテムを身に纏い、
彼の影響からクロムハーツを知り好きになった方も少なくないと思います!
スウェットにシルバーネックレスをジャラ着け~などもサマになりますが、22Kハイエンドラインを身に纏いシックな装いをしても、とても絵になりますね。
創始者の“リチャード・スターク“との親交も深く、クロムハーツの歴史のなかで唯一スポンサーとして
MVに協賛協力を得たアーティストというG-DRAGON逸話も存在します。
又、上記の画像はCHROME HEARTSのInstagramから引用していますが、写真を撮影したのはリチャードの妻であり写真家の“ローリー・スターク”。
ブランドと家族ぐるみの中なのでしょうか、G-DRAGONの規格外のスケールを感じます(笑)
【ザ・ウィークエンド】
R&Bシンガー“ザ・ウィークエンド”もクロムハーツ愛用者の一人です。
シンプルなデザインでも大ぶりなモチーフを選択していて、ストリートのエッセンスが強い彼が着用すると、ゴツさの中にも清潔感や品格を感じさせます。
前述に出てくるスーパーモデル“ベラ・ハディット”とはパートナーでもあった為、世界一有名なクロムハーツファンカップルであることも有名。
大人の女性が憧れる有名芸能人のスタイリング
【ベラ・ハディッド】
アメリカを代表する現代のスーパーモデル“ベラ・ハディッド”
近年のクロムハーツにとってのミューズ的存在であり
「CHROME HEARTSxベラ・ハディット」ラインとしてコラボレーションアイテムも多数展開しています。
ラフな着こなしも、スーパーモデルとクロムハーツのコラボの手に掛かればラグジュアリーな装いに変身。
近年の女性クロムハーツファンの多くの羨望とハートを掴んで離しません。
2020年にまた新たなコラボレーションアイテムの発売もリークされており、これからの動きが期待されます。
【リアーナ】
出典:SNOBETTE
歌手、女優でありながら自らのコスメブランドやランジェリーブランドを手掛けるリアーナもクロムハーツの魅力に憑りつかれた海外セレブの中の一人です。
彼女のスタイリングはクロムハーツファンの中でも非常に評判が高く昨年LAにて超規模で開催された野外音楽フェスティバル「コーチェラ・フェスティバル2018」の会場で装った60年代風のヘアメイクに全身クロムハーツカスタムアイテムでのスタイリングが大きな話題を呼びました。
クロムハーツの買取・販売ならBRINGがおすすめ!
ここまでクロムハーツを代表するアイテムの数々をご紹介してきましたが、重要なポイントとなるのが「どこで買えばいいのか?」
クロムハーツの世界観をあますことなく詰め込んだ直営店でのショッピングもいいですが、クロムハーツが故の高額な販売価格にお財布事情が悩まされると思います。「豊富なラインナップ」の中から「本物」を「お得」に購入いただくなら買取販売店がおススメです!
専門の鑑定士がいるショップならば取り扱う品物はすべて本物で、2次流通だからこそ直営店で即完売した人気モデルや廃盤となった貴重なモデルも選べて中古品だからこそ相場に見合ったお得なお値段でお買い物ができます。
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