貴金属の中でも人気のゴールド。まず思い浮かぶのは黄金色のイメージですが、金にはほかにもさまざまなカラーバリエーションがあるのをご存知でしょうか? 金相場は今、歴史的な高騰を続けています。イエローゴールドや、ピンクゴールドなど、カラーゴールドは今が売りどきです!
当記事では、カラーゴールドのバリエーションや特徴など、金の色の種類について紹介します。
目次
カラーゴールドとは?
カラーゴールドとは、金の地金に色がついているものです。表面にメッキ加工されたものはカラーゴールドではありません。
カラーゴールドにはさまざまな種類がありますが、代表的な色は7種類です。
- イエローゴールド
- ホワイトゴールド
- ピンクゴールド
- グリーンゴールド
- ブラックゴールド
- レッドゴールド
- パープルゴールド
カラーゴールドは、金本来の黄金色とは違い、さまざまなカラーバリエーションがあります。最近では色の種類も増えてきて、各ブランドから多彩なカラーゴールドが販売されています。
カラーゴールドには、ファッションや季節、自分の肌の色などに合わせて色を選ぶ楽しさがあります。自分のお気に入りの特別な色が見つかるのも、カラーゴールドの人気の理由のひとつです。
金の色を決める割金とは?
カラーゴールドの色は、割金(わりがね)によって決まります。
割金とは、貴金属の硬さや加工性を調整し、色調を作るために添加する金属のことです。
割金の種類によって、金の色が変わるため、さまざまな色のカラーゴールドを作ることができます。
カラーゴールドのベースとなる金属は純金(K24)ですが、純金は非常に柔らかい金属です。純金のアクセサリーは傷がつきやすく変形しやすいため、普段づかいには向きません。そこで、割金によって純金の硬度を高める工程が必要となります。
カラーゴールドの種類 | 割金の種類 | 刻印 |
---|---|---|
イエローゴールド | 金+銀+銅 | YG |
ホワイトゴールド | 金+パラジウム+銀 | WG |
ピンクゴールド | 金+銀+銅+パラジウム | PG |
グリーンゴールド | 金+銀 | GG/GRG |
ブラックゴールド | 金+銀+プラチナ | BG |
レッドゴールド | 金+銅 | RG/RDG |
パープルゴールド | 金+アルミニウム | – |
このように、カラーゴールドを作るための割金の種類はさまざまです。
カラーゴールドの定番3色
ここでは、カラーゴールドの中でももっともポピュラーな定番3色を紹介します。ハイブランドなどでもよく使われており、特に人気のある3色です。
イエローゴールド(YG)
イエローゴールドは、純金に銀と銅を混ぜたものです。銀と銅の割合は各ブランドによって異なりますが、銅の割合が多いと、より黄色みが強くなります。
一般的に、金のジュエリーといってイメージされるのは、このイエローゴールドの色でしょう。
日本人の肌は黄色みを帯びているため、イエローゴールドは非常に肌なじみのよい色です。男女ともに使いやすい色なので、結婚指輪などでもよく使われる、非常に人気のあるカラーゴールドです。
ホワイトゴールド(WG)
ホワイトゴールドは、純金にパラジウムと銀を混ぜたものです。プラチナに似た色合いが特徴で、金の黄色みを消すためにロジウムメッキ加工を施しているものが多いです。
光沢のある白い輝きはどんなシーンでも合わせやすく、シンプルなカラーなので男性にも人気があります。
ピンクゴールド(PG)
ピンクゴールドは、純金に銀、銅、パラジウムを混ぜたものです。海外ではローズゴールドと呼ばれています。
ピンクゴールドはメーカーによって色合いが違うことが多いカラーゴールドです。パラジウムの含有量が多いと淡いピンク色になり、銅の含有量が多いと色が濃くなります。
ピンクゴールドは日本人の肌に馴染みやすい色合いで、ファッションジュエリーとしても結婚指輪としても人気です。
カラーゴールドの希少な4色
カラーゴールドには、定番の3色以外にも種類があります。ここでは、カラーゴールドの中でも珍しい4色を紹介します。
グリーンゴールド(GG/GRG)
グリーンゴールドは、純金に銀と銅を混ぜた合金で、割金の銀の割合が7割以上のものです。
爽やかな若草色が特徴で、日本ではまだあまりメジャーではありませんが、ハワイアンジュエリーでよく使われているカラーゴールドです。
派手すぎず男性も身に着けやすいカラーなので、メンズジュエリーに使われることも増えています。
ブラックゴールド(BG)
ブラックゴールドは、純金にプラチナ、銀、パラジウムが含まれたものです。
割金が高価なため、ブラックゴールドを使用したジュエリーは希少です。 メッキ加工を施していないブラックゴールドは、ガンメタルのような黒みがかった光沢が特徴です。ルテニウムメッキ加工をすると、漆黒に近い真っ黒な色になります。
最近では結婚指輪にも使われることが増えており、注目のカラーゴールドのひとつです。
レッドゴールド(RG/RDG)
レッドゴールドは、純金に銅を配合したものです。ピンクゴールドよりも赤みが強いのが特徴ですが、割金に銅を多く含んでいるため、硬度が高く加工がしづらいという特徴があります。
レッドゴールドは軽いというメリットがありますが、その硬さゆえにサイズ直しが難しいというデメリットもあります。レッドゴールドの指輪は、特にサイズ選びが重要です。
パープルゴールド
パープルゴールドは、純金とアルミニウムの合金で、日本のジュエリーブランドと大学が共同開発した新しいカラーゴールドです。
金とは思えない鮮やかな紫色が特徴で、加工が難しいことから主にネックレスや、ほかのカラーゴールドのアクセントとして使われています。
パープルゴールドはまだ一般的に知られていないことから、個性的なジュエリーを好む方におすすめです。
カラーゴールドの色はほかにもいろいろ
カラーゴールドは割金の種類と割合によってさまざまな色を作ることができます。今回ご紹介したほかにも、シャンパンゴールドやグレーゴールドなど、カラーゴールドの種類はたくさんあります。
似た色でもメーカーによって呼び方が違うなど、カラーゴールドの定義は明確に決まっていません。加工性や硬度など、どんな金属か知りたいときには、純金になんの割金をしているかを聞くといいでしょう。
カラーゴールドは金属アレルギーの原因?
純金は金属アレルギーを起こしにくい金属といわれています。
しかし、カラーゴールドは純金に割金をしているため、割金の種類によっては金属アレルギーを引き起こすことがあります。 金属アレルギーとは、汗によって金属イオンが溶け出し、体内のタンパク質と結合することで異物として認識され、拒否反応が起こることです。
金属アレルギーを起こしやすいといわれる金属の中で、カラーゴールドの割金によく使われているのが銅とパラジウムです。 銅やパラジウムを使ったピンクゴールドやホワイトゴールドは、割金の配合によって金属アレルギーを起こしやすい可能性があります。
金属アレルギーを防ぐためには、金の割合が多いイエローゴールドや、純金のジュエリーを選ぶのがおすすめです。
カラーゴールドの資産価値
金の価値は純度によって決まり、純度が高いほど価値は上がります。しかしカラーゴールドの場合は必ずしも純度の高さだけで価値が決まるわけではありません。 カラーゴールドはジュエリーとして使われることがほとんどなので、人気の高さやデザインでも価値が変わります。
例えば、割金にプラチナやパラジウムを含むブラックゴールドはカラーゴールドの中では価値が高い貴金属ですが、人気で考えるとピンクゴールドの方が需要が高いです。 そのため、カラーゴールドの買取を考えている方は、まずは気軽に査定に出してみるのがおすすめです。
ブラリバでは、さまざまなカラーゴールドの高価買取を行っています。どんなカラーゴールドのジュエリーでもお気軽にお問い合わせください。
カラーゴールドは種類が豊富!自分好みのアイテムを見つけよう
カラーゴールドは割金の種類と割合によってさまざまなバリエーションがあります。自分のライフスタイルやファッションにあわせて、ぜひお気に入りのカラーゴールドを見つけてください。
また、ブラリバでは、どんな種類のカラーゴールドでも高価買取させていただきます。お手持ちのカラーゴールドのジュエリーを売りたい方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。