シルバーアクセサリーの高級ブランドとして、高い人気を誇る「Chrome Hearts(クロムハーツ)」。熱狂的なファンが多いいっぽうで、「ダサい」「デザインのよさがわからない」といったネガティブな意見も目にしがちです。これから購入しようという時にこのような情報が少しでも耳に入ると、不安に感じる方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、クロムハーツのブランド概要やその歴史、「ダサい」といわれる理由について解説します。自分好みのアクセサリーを選ぶため、ぜひ参考にしてみてください。
目次
クロムハーツはこんなブランド
クロムハーツは、1988年に『リチャード・スターク』によって設立された、高級シルバーアクセサリーブランドです。バイクが趣味であったリチャード・スタークは、バイク用の皮革ファッションアイテムを販売していました。
やがて共同経営者の『ジョン・バウマン』とともに、「皮革アイテムだけに留まらず、自分たちが身につけたいと思うアイテム」をデザインするようになります。その後彫金職人であった『レナード・カムホート』を加え、より幅広いアイテムを生み出すようになったのが、ブランドの始まりです。
ブランド設立当初、派手な広告戦略は打たなかったにもかかわらず、バイカーたちの間の口コミで人気が上昇しました。1992年にはアメリカファッションデザイナーズ協会(CFDA)のアクセサリー部門で最優秀賞を受賞し、高級ブランドとしての地位を確立したのです。
クロムハーツがダサいといわれる背景とは
デザイン性の高さが口コミ評価となり、人気に火がついたクロムハーツ。いったいなぜ「ダサい」という意見も目立つのでしょうか。気になる理由を、ブランドの特徴や背景を踏まえて解説します。
好みがわかれる独特なデザイン
クロムハーツには、バイカーのためのアクセサリーアイテムとしてリリースし、受け入れられてきた歴史があります。そのデザインには、クロスやダガーといったインパクトのあるものも少なくありません。ごつく、存在感を放つデザインは、万人受けするデザインとは少し言い難いでしょう。
そのため刺さる人には非常に強く訴えかけるいっぽうで、「好みではない」と評価する方も一定数存在しています。
40代・50代の憧れのブランドとしての側面
1988年にブランドとしての歴史をスタートしたクロムハーツですが、2000年頃に一大ブームが到来します。当時の若者にとって、クロムハーツは「ファッショナブルで高価、手が届かないアクセサリー」という位置づけだったのです。
そして当時若者だった世代が40代・50代へと変化したことにより、クロムハーツに対するブランドイメージも徐々に変容していきました。そのため若い世代の中には、「古臭い」「時代遅れ」「おじさん向け」といった印象を抱く方が一定数いると考えられます。
クロムハーツをスタイリッシュに着こなす方法
クロムハーツがダサいといわれる理由はさまざまですが、その品質は折り紙つきです。「周囲のイメージがどうであっても、自分は好き」と思えるのであれば、ぜひ積極的に楽しんでみてください。周囲からも「ダサい」といわれないような、身につけ方のコツは以下のとおりです。
シンプルなデザインを選ぶ
クロムハーツのアクセサリーの中には、比較的シンプルで落ち着いたデザインも豊富に揃えられています。クロムハーツのゴツさや存在感が気になる方は、以下のようなアイテムにも注目してみてください。
- バブルガムリング
- スクロールバンドリング など
バブルガムリングは、細めの金属に小さめのモチーフが印象的な指輪です。スクロールバンドリングは、ほどよい太さの金属に波のようなデザインが魅力的です。どちらも派手になりすぎないため、日常においても気軽に身につけやすいでしょう。
コーデのアクセントとしてさりげなく取り入れる
クロムハーツのアクセサリーは、インパクトのあるアイテムが目立ちます。お気に入りだからという理由で、いくつも重ねづけすると、くどい印象になってしまいかねません。クロムハーツを前面に押し出したファッションは、やはり好みがわかれるもので、中には「ダサい」と感じる人もいることでしょう。
クロムハーツのアクセサリーはひとつ着用するだけでも、コーデのアクセントとしての役割は十分に果たされます。そのためたくさんつけずにさりげなく取り入れることで、大人っぽい着こなしになります。
クロムハーツは幅広い世代に愛される名ブランド
クロムハーツは、幅広い世代から人気を集めているアクセサリーブランドです。「ダサい」と評価されることもありますが、それもまた注目度の高さの表れだといえるでしょう。ひと目で「クロムハーツだ」とわかる存在感は、ほかのブランドにはない魅力です。
周囲の評価に惑わされず、ぜひ自分らしいスタイルでクロムハーツの世界観を楽しんでみてください。