「BALENCIAGA(バレンシアガ)」はトップスやバッグ、財布、スニーカーなど幅広く展開しており、世界的な人気を誇るラグジュアリーブランドです。
しかし人気が高まることで偽物の流通や精度も年々上昇し、ぱっと見で正規品との違いを見分けるのは簡単ではありません。どうしたらバレンシアガの偽物を見分けられるのでしょうか。
そこで本記事では、バレンシアガの偽物と本物の見分け方について詳しく解説します。バッグだけでなくTシャツやパーカーなどのアパレル製品に共通する部分もあるので、最後までご覧ください。
目次
なぜバレンシアガの偽物が流通しているのか?
バレンシアガの偽物やコピー品が世界中に出回っているのは、単純に人気が高いからです。
とくに人気が高いアイテムには多くの購入者が殺到するため、入手することも簡単ではありません。そこで、相場よりも大幅に安価で販売されている偽物やコピー品の需要が高まっているのが現状です。
また「近年の二次流通市場の拡大」も偽物の流通量が増加している一因に挙げられます。フリマアプリやネットオークションなど個人間で商品の取引を行う人が近年増加しており、企業を間に挟まない仕組みが流行していることで、偽物が販売しやすくなっています。
原則として、バレンシアガをはじめとしたブランド品の偽物やコピー品の取引は法律で禁止されています。
以前までは個人利用目的を主張しそれが税関に認められれば、偽物であれど受け取ることは可能でした。しかし法改正により、2022年10月以降は個人利用が目的であっても厳罰されるようになったので注意が必要です。
バレンシアガの偽物の見分け方
バレンシアガ製品にみられる偽物ポイントとしては、主に以下の5点が挙げられます。
- 刻印が粗雑な仕上がりになっていないか
- シリアルナンバーが記載されているか
- タグのプリントやフォントに荒さがないか
- ロゴの表記が適切であるか
- ステッチが綺麗に仕上がっているか
偽物やコピー品はどこかしらの作りが粗悪になっているのが特徴ですが、比較的特徴として現れやすいのが上記5点とされています。これらのポイントについて、以下で詳しく解説します。
※本章でご紹介するポイントはあくまで一例なので、すべてのモデルに当てはまるものではございません。偽物の精度は年々向上しているので、参考程度にご覧くださいませ。
刻印が粗雑な仕上がりになっていないか
バレンシアガのファスナーなどの金具に施されている刻印は、刻印の深さや刻印の深さや文字の太さなど細部に至るまで綺麗な仕上がりとなっています。しかし偽物の場合、金具の処理が粗雑だったり、フォントの羅列が不自然になっているものが存在します。
シリアルナンバーが記載されているか
バレンシアガのバッグ製品すべてではありませんが、一部アイテムには上記イラストのようなシリアルナンバーが記載されているプレートが搭載されています。シリアルナンバーで見分けるポイントは主に2つあり、それが上記画像の①②の部分です。この部分では製造年を判別することができます。
①の部分である「BALENCIAGA」と「PARIS」の間には「_」もしくは「.」のどちらかが記載されており、「_」の場合は2005年以前、「.」は2006年以降に製造されたことを表しています。
②のアルファベットではより詳細な製造年を知ることが可能で、以下にその対応表を記載します。
2003年 | 2004年 | 2005年 | 2006年 | 2007年 |
D | C.B | A.Z | Y.X | W.V |
2008年 | 2009年 | 2010年 | 2011年 | 2012年 |
U.T | S.R | Q.P | O.N | M |
タグのプリントやフォントに荒さがないか
バレンシアガ製品についているタグには、バッグの内側についているレザータグや、アパレル製品の洗濯タグなどがあります。これらのタグで注目すべきポイントは、フォントやプリントの仕上がりです。
明らかにフォントの羅列が不自然なものや、プリントが薄い物に関しては偽物の可能性があります。ただし中にはタグは本物だけどアイテム自体は偽物というケースもあるので、必ず本体も併せてチェックするようにしましょう。
ロゴの表記が適切であるか
ここではレディースバッグの人気ライン「カバスバッグ」を例に見てみましょう。
カバスバッグのフロント部分に大きくあしらわれているブランドロゴは、製造された年代によって表記やフォントが異なります。年代ごとの特徴は、以下の通りです。
ただし製造年がわからないものに関しては判別できない方法なので、他の見分けポイントも併せてチェックするようにしましょう。
製造年 | 表記 | フォント |
2014〜2018年 | BALENCIAGA PARIS BALENCIAGA | 太字 |
2018年〜 | BALENCIAGA | 細字 |
ステッチ(縫製)が綺麗に仕上がっているか
バレンシアガの正規品は細部に至るまで丁寧に作られており、ステッチもまっすぐ綺麗な仕上がりになっています。それに対して偽物は縫製が均一でなかったり太さがバラバラだったりと、クオリティの低い仕上がりになっているものがあります。
バレンシアガの偽物を購入しないための対処法
バレンシアガのアイテムは、正規店以外にも様々なオンラインショップで見かけます。もちろん正規店で購入するのがおすすめですが、楽天市場やAmazonなどのECサイトで購入する方も多いのではないでしょうか。
そこで本章では、バレンシアガの偽物を購入しないためのオンラインショップにおける対処法を3つご紹介します。
商品の販売元をチェックする
安心して取引するためにも、まずは購入前に販売元の業者が信頼をおける場所なのかチェックすることが大切です。ECサイトやフリマアプリには正規品が多く販売されている一方で、偽物やコピー品を販売している業者が紛れ込んでいる可能性があるので、購入の際にはくれぐれも注意が必要です。
注意する点としては、正規品であることを証明する画像(タグやシリアルナンバーなど)を掲載しているか、概要欄などで品質状態を細かく説明しているかなどが挙げられます。
またブランド古着の買取に力を入れているリユースショップのような、知名度や実績に優れたショップであるとより安心して購入できるでしょう。
バレンシアガの相場を調査する
販売元の他に確認するべきこととして、バレンシアガの大まかな相場が挙げられます。偽物の場合は、適正な相場よりも大幅に安価で販売されていることが多いです。アイテムの状態によって価格は多少上下しますが、相場と大幅に乖離しているものは偽物の可能性を疑った方がいいでしょう。
偽物を購入した場合は「法テラス」や「消費者センター」に相談するのがおすすめ!
もし購入したバレンシアガの商品が偽物と発覚した場合は、下記の方法で対処するのがおすすめです。
- 購入した店に連絡を取り返品申請をする
- 警察署に被害届を提出する
- 弁護士や消費者センターに相談する
購入したものが偽物と気付いた際は、まず販売店に返品交渉をしてみましょう。もし販売店が応じない場合は、「警察署に被害届を提出する」もしくは「弁護士に相談する」のいずれかのアクションを起こしてみてください。
「弁護士事務所だと費用が心配」という方は、無料相談を行なっている消費者センターや法テラスがおすすめです。
バレンシアガは信頼のおける場所で購入しよう
バレンシアガは世界中で高い人気を集めており、それに比例して偽物が多く流通してしまっているのが現状です。偽物の見分けポイントは本記事でご紹介した点を参考にしていただければと思いますが、偽物の特徴は年代によって変化していくので、常に最新の情報を取り入れるようにしましょう。
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