【これ、掘り出しモノ。】ファッション業界の革命児「ヨウジヤマモト」の一度は着てみたい名作アイテム

「BRING楽天市場店」で販売しているヨウジヤマモトのアイテムから、編集部のおすすめを紹介!

日本が世界に誇るファッションブランド「Yohji Yamamoto(ヨウジヤマモト)」は、独創的なデザインと洗練されたスタイルで、世界中のファッションシーンに影響を与えてきました。

今回はそんなブランドの魅力を紐解きながら、「BRING」で販売しているアイテムの中から注目商品をピックアップ。ブランド・アイテムの魅力を余すことなくご紹介します。


ヨウジヤマモトってどんなブランド?

「ヨウジヤマモト」は、日本のファッションデザイナー山本耀司が設立したブランド。

1981年のパリコレクションにてデビューを果たし「COMME des GARÇONS(コム・デ・ギャルソン)」創始者である川久保玲とともにコレクションを発表。それまであった「華やかさ=美しさ」とするファッション業界の常識を覆すような作品たちを世に放ちました。穴の空いたニットやアシンメトリーなデザインなど、「みすぼらしさや不完全さこそ美」とする非西洋的な作品は、ファッション業界を大きく驚かせます。

また、当時はタブーで禁欲的とされていた「黒」を基調としていたことから「黒の衝撃」とも呼ぶ声も。黒は反抗や反逆の意味があるとされ、それまでのファッション業界では用いられることがありませんでした。現代では当たり前となった黒い服やモノトーンファッション。ヨウジヤマモトはその先駆けとなったのです。

ほかにも「男性の服を女性が着る」というコンセプトのブランドを展開したり、ボディラインを強調するファッションが流行していたなか、あえて目立たせないようなビッグシルエットのアイテムを発表したことも印象的でした。

こうしたコレクション制作について、デザイナーの山本耀司氏は以下のように語ります。

社会の流れに対する疑問や反対意見を叫び、吐き出すことが僕の作りなんです。」 

VOGUE JAPANのインタビューより引用

社会への反骨精神が感じられるヨウジヤマモトは、ファッション業界の価値観を塗り替えてきた創造的なブランド。時代に流されない一貫したクリエーションや、海外へ新規店舗を増やし続けている攻めの姿勢がとても魅力的です。ファストファッションが台頭する現代でも、安価な大量生産ではなく質を重視してコレクションを展開しています。


ヨウジヤマモトのおすすめアイテム

女優期 杖村さえ子コラボ フェイクスエードブルゾン

Yohji Yamamoto POUR HOMME(ヨウジヤマモト プールオム)とイラストレーター杖村さえ子のコラボブルゾン。

深い赤のカラーリングと、存在感のある女性画のバックプリントが特徴的です。肌触りが心地よいフェイクスエード仕立ては軽くて羽織りやすいので、春や秋、冬の初めなどにサラッと着るのがおすすめです。

個人的には、このブルゾンにはベージュのパンツと合わせて、カントリースタイルっぽく合わせたいところ。ヨウジヤマモトらしさ全開で攻めたい日は、ブルゾン以外をオールブラックで合わせるのも気分が上がりそう!

この素敵なブルゾンは、「女優期」と呼ばれる2002年シーズンの作品。かなり珍しいアイテムなので、コレクターなら喉から手が出るほど欲しいはず…。探していた方はお早めに!

ファイティング柄 ベルベットロングコート

ファイティング柄と呼ばれる大きなデザインが特徴のロングコート。ベルベット素材を使ったストライプタイプの生地が、高級感のある光沢と、角度によって異なる表情を生み出しています。裏地にはレーヨンやキュプラといった素材が使われていて、やわらかい肌触りや着心地が最高です。

何よりも目を惹くのは、黒に映える複数の斑点と、骸骨が赤く光っているような攻めたデザイン。ドレープの効いたパンツと合わせれば、存在感のあるコーデに。一目でヨウジヤマモトを感じさせるような雰囲気がたまりません。

このロングコートは、比較的新しい2023年のアイテムですが、なかなか目にすることはありません。コレクション集めをしている方はぜひお迎えしてみてはいかがでしょうか。

鹿鳴館期 ハイネックニットセーター

ヨウジヤマモト プールオム1995AWの名作ハイネックニットセーター。竹馬や縄跳びをして遊んでいる人々の絵がプリントされていて、ブラックとベージュの色合いもあわさり、全体的に上品な和の雰囲気を醸し出しています。

25年以上前のアイテムですが、襟や裾、袖口などの切りっぱなし加工は現代のコーデにもマッチします。個人的には「クラシックな合わせをしたいけど、堅すぎないスタイルがいいな」という気分で選びたいアイテム。美術館や喫茶店へお出かけする日に、スラックスと合わせてピシッと着たくなりますね!

このセーターを含む1995AWは、通称「鹿鳴館期」と呼ばれるコレクション。鹿鳴館(ろくめいかん)とは、国賓や外交官などを接待する社交場として、明治時代に建てられた西洋館のことです。上流階級の人々が竹馬や縄跳びなど遊戯を楽しんでいるシーンや舞踏会を楽しんでいる場面など、鹿鳴館での様子が日本画タッチでアイテムに落とし込まれています。

このアイテムも非常に貴重なので、ヨウジヤマモトマニアは要チェック! 

カウレザー 4B テーラードジャケット

ヨウジヤマモト プールオム13AWに発売された、シンプルなカウレザーのテーラードジャケット。大きなシームポケットが2つと、片手が塞がっていても使いやすい横向きのサイドポケットが2つあります。

着丈が70.5cmと少し長めなので、寒い日にはコートのように着れるアイテム。襟を立たせて一番上までボタンを止めれば防寒対策もバッチリです。そして、特筆すべきはカウレザーの質感。物持ちがよく経年変化を楽しめるのがカウレザーの特徴であり、2013年から育ってきたレザーの質感は、味のある最高な仕上がりです。

また、オーダーメイドスーツのようなシルエットや、袖の並び付けボタンなど丁寧な仕上げもポイント。レザーにはワイルドな印象がありますが、このテーラードジャケットは革靴やマフラー、ストレートパンツと組みわせて上品コーデに仕上げることができます。

レオパード 浮世絵 グラフィックプリントイージーパンツ

ヨウジヤマモト19SSのグラフィックプリントイージーパンツ。片側に大きくプリントされた浮世絵とレオパードのミックスデザインが印象的です。

柔らかく涼しげに使えるレーヨン素材のパンツは「暑い夏でも黒が着たい!」という人におすすめ。カーテンのようなドレープ感もあり、歩くたびにインパクトのある浮世絵がヒラヒラ。そして、股上が深くバルーンパンツのようなシルエットは、さすがヨウジヤマモトといったスタイルを感じさせます。

存在感のあるこのイージーパンツは汎用性も高く「無難にブラックのトップスやシューズでまとめるコーデ」や、同系色のデザインが入ったコートを選んで統一感のある「The・ヨウジコーデ」としても楽しめます。

ギャザードスカートパンツ

Yohji Yamamoto collections(ヨウジヤマモト コレクションズ)のギャザードスカートパンツ。コレクションズは、21-22AWからスタートしたラインで「時代に流されないヨウジヤマモトのワードローブ」をコンセプトに掲げています。比較的自由にコーディネートしやすいアイテムが多く、このギャザードスカートもそのひとつ。

トップスにブラックのロング丈コートやジャケットを合わせることで、洗練されたモードなヨウジファッションが完成します。ほかにも、ややタイトめな黒のトップスで合わせて、パーティライクでドレッシーなAシルエットを楽しむのも素敵です。

また、素材はなめらかでツヤのあるコーマ糸が使用されていて、高級感ある見た目やノンストレスな着心地が楽しめます。バチッと決めたい日からオフの日まで幅広く使えるスカートパンツ。ヨウジヤマモトの独創的手法を日常に取り入れたい方はおすすめです。

今回はヨウジヤマモトの逸品を6つ紹介。これまでの歴史を辿るようなアイテムは、見ているだけでもワクワクしますね。気になった人はぜひ「BRING楽天市場店」でそのほかコレクションもチェックしてみてください。

「デザイナーの意思やブランドの歴史が感じられる作品に触れて、より一層ファッションが好きになる」そんなきっかけをくれるのがヨウジヤマモトなのです。

※本記事で紹介したアイテムはすべて1点ものなので、売り切れの際はご容赦ください。