
「Ralph Lauren(ラルフ ローレン)」と「Polo Ralph Lauren(ポロ ラルフ ローレン)」の違い、知っていますか?
「違うブランドを指すのか、同じブランドなのか…」と、困惑する人も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、「ラルフ ローレン」と「ポロ ラルフ ローレン」の名称の意味をわかりやすく解説。
さらに、ラルフ ローレン内の高級ライン「パープル レーベル」「ラルフ ローレン コレクション」についても紹介していきます。
※記事に記載された内容は2026年5月時点の情報です。
目次
ポロとラルフ ローレンの違いは?
「ラルフ ローレン」と「ポロ ラルフ ローレン」は混同されがちですが、実際は少し意味合いが異なります。
「ラルフ ローレン」は、創業者であるラルフ・ローレンが立ち上げたラルフ ローレン コーポレーション(以下、ラルフ ローレン社)やブランドの母体そのものを指し、「ポロ ラルフ ローレン」とは、その中の主力ラインとなるブランドのことを意味します。

ラルフローレン社は複数のファッションレーベルを展開しており、その中でも「ポロ ラルフ ローレン」は伝統的なポロシャツなどを取り扱う根幹のラインとして、世界中の人々に知られています。
なお「ポロ ラルフ ローレン」は、2015年頃のブランド再編により「Polo by Ralph Lauren(ポロ バイ ラルフ ローレン)」という名称から、“バイ”を取り「ポロ ラルフ ローレン」に統一されています。
また、現在ラルフローレン社が手がける最高級ライン「Purple Label(パープル レーベル)」や「Ralph Lauren Collection(ラルフ ローレン コレクション)」のことを、便宜的に「ラルフ ローレン」と呼ぶこともあります。
創業者のラルフ・ローレンは1967年に自身のネクタイブランドを立ち上げ、その後、上流階級の伝統的なスポーツ“ポロ”をモチーフに「ポロ バイ ラルフ ローレン」の名でファッションブティックをオープン。それから約60年間の長い歴史のなかで、多くの派生ラインが生まれ、ブランド再編、名称変更が行われました。
そのため「ラルフ ローレン」と「ポロ ラルフ ローレン」の違いを明確に定義することは簡単ではありません。
現在においては、「ラルフ ローレン」という母体の中に「ポロ ラルフ ローレン」という主力ブランドがあると理解しておくとよいでしょう。
現在における名称の違いまとめ
ポロ ラルフ ローレン:ラルフ ローレン社が運営するブランドのメインライン
ラルフ ローレン:ラルフ ローレン社そのものや、創業者のことを差す。または、その中の最高級ラインを便宜的に意味する。
ポロとラルフ ローレンの高級ラインを比較!
上述のとおりラルフ ローレンは、コンセプトやターゲット層などが異なるラインを複数展開しています。
「ポロ ラルフ ローレン」をはじめ、主にウィメンズ向けとして展開されている最上位ライン「ラルフ ローレン コレクション」、メンズ向け最上位ラインの「パープル レーベル」、ヴィンテージやワークテイストを軸にした「Double RL(RRL・ダブルアールエル)」、より手に取りやすい価格帯の「Lauren Ralph Lauren(ローレン ラルフ ローレン)」、そしてスポーティーな要素を強めた「Polo Sport(ポロ スポーツ)」などがあります。
なかでも「ポロ ラルフ ローレン」は、ラルフ ローレンを象徴する主力のカジュアルラインという位置づけです。
ここからは、「ポロ ラルフ ローレン」、「パープル レーベル」、「ラルフ ローレン コレクション」の3ラインに絞って、それぞれの特徴や違いを比較していきます。
| | コンセプト | ロゴ・タグ | ラインナップ | 価格 | ターゲット層 | マーケティング | 生産国 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ポロ ラルフ ローレン | カジュアルで日常使いできる | ネイビー地のタグに黄色の大文字で「RALPH LAUREN」 | ポロシャツ、Yシャツ、セーターなどが中心 | 中価格帯 | 若年層~シニア層まで幅広い | SNSや若者に人気の芸能人の起用 | アジア諸国中心 |
| パープル レーベル | フォーマル向けの高品質さを追求 | 紫のタグに白文字で「Ralph Lauren」 | テーラードスーツやラグジュアリーな日常着 | 高価格帯 | 30代以上のエリート層 | ストーリー性やラグジュアリー感重視の広告戦略 | イタリア中心 |
| ラルフ ローレン コレクション | フォーマル向けの高品質さを追求 | 紫や黒のタグに「RALPH LAUREN COLLECTION」 | ドレスやレザーバッグなど | 高価格帯 | 30代以上のエリート層 | ストーリー性やラグジュアリー感重視の広告戦略 | ヨーロッパ諸国中心 |
コンセプトの違い

創業者であるラルフ・ローレンは、ブルックス・ブラザーズでネクタイ売り場を担当していた経験を活かし、アメリカのクラシックなライフスタイルと、イギリスの伝統的なファッションをうまくミックスさせました。
カジュアルだけど上品で、動きやすさも兼ね備えたアイテムはたちまち人気になり、アメリカントラディショナルの代表的ブランドに。現在はアメリカ代表のユニフォームを手がけるなど、ファッションの枠を超えて「アメリカ合衆国を象徴するブランド」のひとつとしても認知されています。
日本では1980〜90年代のアイビーブームやアメカジ人気に乗って、ラルフ ローレンが一気に広まりました。シンプルで上品、トレンドに左右されにくいデザインは学生から社会人まで幅広く支持され、今でも「きちんと感のある定番ブランド」として高い認知度を誇ります。

「パープル レーベル」は、イタリア製中心のスーツやテーラードアイテムを揃えたメンズ最上位ラインで、イタリア仕立ての技術を取り入れつつ、ラルフ ローレン流のエレガンスさを表現。
「ラルフ ローレン コレクション」は、ウィメンズ向けのラグジュアリーラインで、素材・縫製・シルエットのすべてで最高品質を追求。
日常に寄り添う「ポロ ラルフ ローレン」と、最高品質を突き詰めた「パープル レーベル」や「ラルフ ローレン コレクション」。ラインによって目指す世界観や役割が違うところが、ラルフ ローレンを知る上で興味深いポイントです。
ロゴやタグの違い

ブランドタグは年代やアイテムによって異なりますが、「ポロ ラルフ ローレン」の現行タグは、ネイビー地のタグに黄色の文字が特徴。大文字で「POLO RALPH LAUREN」と表記されており、ポロ競技の選手を描いたロゴが施されている物も多いです。
これは、ラルフ・ローレン自身が上流階級のスポーツ文化やライフスタイルに影響を受けていたことに由来します。ポロ選手のデザインを配置することで、ひと目で“アメリカントラディショナルの象徴”であることがわかるようにという意味が込められているのです。
なお、「ポロ ラルフ ローレン」はとくに偽物が多いレーベルでもあります。タグの見方など、偽物の見分け方は以下の記事をチェックしてください。

いっぽう「パープル レーベル」は、紫のタグに白文字で「Ralph Lauren」、「ラルフ ローレン コレクション」は、紫や黒のタグに「RALPH LAUREN COLLECTION」と記載されています。
紫はヨーロッパでは高貴さの象徴。ブランドのラグジュアリーラインであることを強調するため、この色が選ばれました。ロゴを目立たせない控えめなデザインにすることで、さりげなくも高級感のあるステータスを演出しています。
商品ラインナップ・価格帯の違い

「ポロ ラルフ ローレン」は、ポロシャツやYシャツ、セーターなど普段使いでも使えるラインナップ。高品質な素材を使っていますが、ポロシャツが2万〜3万円ほどの中価格帯です。

「パープル レーベル」と「ラルフ ローレン コレクション」は、ラルフ ローレンの中でも最上級ラインのため、価格はハイエンド。テーラードスーツやタキシード、ドレスなども販売されており、フォーマルなシーンでの着用にも向いています。
パープル レーベルのスーツは50~100万円を超えるものまで。また、ネクタイは4万円からと高価格帯です。
ラルフ ローレン コレクションのバッグは約30〜400万円、ドレスは約70〜150万円とアイテムごとに差はありますが、こちらも高価格帯のものが揃っています。
ターゲット年齢層の違い
「ポロ ラルフ ローレン」は、カジュアルでスポーティなデザインが中心。若年層~シニア層まで、幅広い年齢層から支持されています。アイドルやポップスターを広告に起用したりSNSで見かけたりと、若者層との親和性も高いラインです。
「パープル レーベル」や「ラルフ ローレン コレクション」は30代以上のエリート層など、上質な素材や仕立てを重視する大人層に、一部を表示ビジネスやフォーマルなシーンで映えるスタイルを提案しています。
マーケティング戦略の違い
近年「ポロ ラルフ ローレン」は、SNSでブランドの世界観やライフスタイルを紹介しつつ、若者に人気の芸能人を広告に起用して、トレンド感や親しみやすさをプラスしています。
スケートボーダーの四十住さくら選手がアンバサダーを務めるなど、スポーツマンへのアプローチも積極的です。
対して「パープル レーベル」や「ラルフ ローレン コレクション」は、ストーリー性やラグジュアリー感重視の広告戦略をとっています。
EXILE・AKIRA氏がパープル レーベルのモデルに起用され、大人のシックな着こなしを見せることで、「本物のラグジュアリー」を体現しています。
生産国の違い
「ポロ ラルフ ローレン」はブランドの中でも大規模に展開しているカジュアルライン。商品供給量を安定させるために、主にアジア諸国で生産されることが多いです。
「パープル レーベル」は職人レベルの縫製・仕立てを行う必要があるため、生産国は主にイタリアです。また、「ラルフ ローレン コレクション」の生産もイタリアやヨーロッパを中心に行われています。
ただし、ラルフ ローレンは世界各地に工場を持っているため、アイテムによって生産国が異なる場合があります。
中古相場の違い
「ポロ ラルフ ローレン」と「パープル レーベル」「ラルフ ローレン コレクション」では、買取相場にも違いがあります。
ポロ ラルフ ローレンは流通量が多く、ポロシャツやシャツ、ニットなどの定番アイテムは数百円〜数千円台で取引されるケースが多い傾向にあります。ただし、人気デザインや状態の良いバッグ、アウター、90sアイテム、限定品などは、相場より高く評価されることも。
「パープル レーベル」や「ラルフ ローレン コレクション」は、ラルフ ローレンのラグジュアリーラインに位置づけられるため、素材・仕立て・希少性の面で評価されやすいです。とくにレザー、カシミヤ、テーラードジャケット、スーツ、コート、ドレス、バッグなどは高額買取につながる可能性があります。
そのため、日常的な知名度や流通量ではポロ ラルフ ローレンに強みがありますが、買取価格の上がりやすさという点では、パープル レーベルやラルフ ローレン コレクションの方が優位になりやすいです。
※買取価格は、アイテムの種類、素材、年代、状態、サイズ、需要、付属品の有無によって変動します
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自分に合うブランドの選び方
「ポロ ラルフ ローレン」がデイリーで気軽に使える万能ラインなら、「パープル レーベル」や「ラルフ ローレン コレクション」は「特別なときに着たい大人の一着」。
着たいシーンを想像してみると、自分に合ったブランドが見つかります。
「ポロ ラルフ ローレン」のTシャツやポロシャツ、ニットなどの定番アイテムは、年齢を問わず取り入れやすく、若者から大人まで幅広く支持されています。普段着としてはもちろん、アウトドアシーンや週末のお出かけなど、TPOを問わずどんな場面でも使いやすいのが魅力。
また、「ポロ ラルフ ローレン」はコーディネートの汎用性が高いのもポイント。カジュアルなスタイルに合わせれば程よく上品に見え、逆にジャケットやスラックスなどフォーマル寄りのアイテムに合わせれば、ラフさをプラスして抜け感を演出する“外しアイテム”としても活躍します。
「パープル レーベル」や「ラルフ ローレン コレクション」は、素材や仕立てにこだわる大人向け。ビジネスパーソンやラグジュアリーファッションを好む層を中心に支持されています。
フォーマルなスーツやドレス、洗練されたテーラードアイテムは、ビジネスシーンはもちろん、結婚式やパーティーなど特別なイベントでも映えるデザインです。
ポロというブランドは他にもあるので注意!

スポーツの“ポロ”を冠したブランドは他にもあり、ラルフ ローレンとはまったく関係のない別ブランドも混同されがちです。
代表的なのが「US POLO ASSN.(ユーエス ポロ アッスン)」。ロゴは「ポロ ラルフ ローレン」に似ていますが、運営会社やブランドの歴史はまったく別物です。
「ユーエス ポロ アッスン」は、ポロ競技の統括団体である「United States Polo Association」が公式ライセンスを持つブランドで、ポロ選手のロゴが使われています。
カジュアルシャツやポロシャツ、スウェットなど、日常使いしやすいアイテムが多く、「WEGO」や「しまむら」などのファストファッションとコラボ商品を展開したことも。
「ラルフ ローレン」はフォーマルなシーンにも使えるブランドなのに対し、「ユーエス ポロ アッスン」はかなりカジュアル寄りのファッションのイメージが強いです。
「ポロ」と「ラルフ ローレン」の違いはブランド内の“ライン”
「ラルフ ローレン」はブランド全体のことをさし、「ポロ ラルフ ローレン」はその中でも中心となるメインライン。
ほかにも、「パープル レーベル」や「ラルフ ローレン コレクション」といった別ラインも存在し、コンセプトやデザイン、ターゲット層、人気アイテム、ロゴやタグなどに違いがあります。
こうした違いを知ることで、自分のライフスタイルや好みに合ったラインを選びやすくなるはずです。ぜひ比較しながら、自分にあったアイテム選びの参考にしてください!




