鮮やかな南国の海のような発色が魅力のパライバトルマリン。希少性が高く、非常に高価な宝石として知られています。 当記事では、パライバトルマリンの価値が決まる理由について解説します。お手持ちのパライバトルマリンの価値を知りたい方はぜひ参考にしてください。
目次
1 パライバトルマリンの価値は発色で決まる
パライバトルマリンの魅力といえば、なんといっても鮮やかなネオンブルーの色合いです。発色がよく、鮮やかで濃いブルーのパライバトルマリンほど、価値が上がります。 蛍光性の高い独特の色はパライバトルマリンならではの魅力で、ほかの宝石にはない特徴です。パライバトルマリンに含まれる銅の含有量によって、色の濃さや鮮やかさが変わります。 ネオンブルーが強く発色の良いパライバトルマリンは今はほとんど産出されておらず、質のよいパライバトルマリンの価値は年々上がっています。
2 パライバトルマリンの価値は産地も重要
パライバトルマリンがとれる鉱山は世界でも限られており、産出量も減り続けています。 パライバトルマリンの産出地は、主に以下の地域です。
- ブラジル バターリャ
- ブラジル リオグランデ・ド・ノルテ
- ナイジェリア
- モザンビーク
このうち、もっとも価値の高いパライバトルマリンが産出されるのはブラジルのバターリャ鉱山です。バターリャ鉱山のパライバトルマリンは深みのある濃い青色が特徴です。しかし、バターリャ鉱山は1年ほどでほとんどの原石を採掘してしまったため、現在はごくわずかな量しか産出されていません。 現在、パライバトルマリンの産地のメインはモザンビークです。ナイジェリアやモザンビークのパライバトルマリンは、ブラジル産と比べて色が淡く、価値は多少下がるものの、色の美しさや大きさによっては十分高値がつくでしょう。
3 パライバトルマリンでもっとも価値の高いものとは?
パライバトルマリンの中でも、バターリャ鉱山で採掘された特に質の高いものは「エイトリータ」や「オールドネオン」と呼ばれ、最高級の価値がつきます。 バターリャ鉱山でエイトリータが採掘できた期間はごくわずかで、幻の宝石といわれています。発色が強く色の濃いパライバトルマリンをお持ちでしたら、ぜひ一度価値を調べてみてはいかがでしょうか。
4 パライバトルマリンの価値はダイヤモンドより高い
宝石の中でもっとも高価なものといえばダイヤモンドというイメージがありますが、実は1カラットあたりの価格は、パライバトルマリンの方が価値が高いです。 ダイヤモンドは確かに高価な宝石ですが、パライバトルマリンに比べて産出量が多く、世界各地に鉱山があります。 それに対して、パライバトルマリンは質のよい原石がとれる鉱山がもうほとんどありません。現在も採掘を行っている鉱山も少なく、質のよいパライバトルマリンはどんどん市場に出回らなくなっています。 そのため、パライバトルマリンの価値はどんどん値上がりしています。今後も、ダイヤモンドとの価値の差はますます開いていく可能性があります。
5 パライパトルマリンは高価買取が期待できる
パライバトルマリンは美しく希少性の高い石としてメディアで取り上げられることも多く、非常に人気の高い石です。しかし、需要に対して供給が追いついていないため、パライバトルマリンは中古市場でも盛んに取引されています。 現在多く流通しているのはモザンビークやナイジェリアのパライバトルマリンですが、大きさや発色のよさによっては高価買取が期待できます。 さらに、ブラジル産のものやエイトリータなど、特に高品質なパライバトルマリンには、かなりの値段がつくでしょう。 パライバトルマリンにもランクがありますが、色が濃く内包物がほとんどないSランクのものなら、1カラットあたり50万円以上するものも珍しくありません。 パライバトルマリンの価値はさまざまな要素で決まりますので、まずは専門家に査定してもらうことをおすすめします。
6 高品質なパライバトルマリンはとくに価値が高い
今回はパライバトルマリンの価値について解説しました。高品質なパライバトルマリンは年々減っているため、もしパライバトルマリンをお持ちでしたら、今が売りどきです。 パライバトルマリンは非常に希少価値が高い宝石のため、当社では積極的に買取しております。ご自宅に眠っているパライバトルマリンのアクセサリーをお持ちの方は、ぜひお気軽にご相談ください。